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【Jリーグ観戦記】『サガン鳥栖 vs 浦和レッズ』(’16 1st 第14節)

 5月29日の日曜日。Jリーグ1stステージの第14節。
 浦和レッズは、サガン鳥栖と、アウェイ・ベストアメニティスタジアムでの対戦です。

 浦和は前節、アルビレックス新潟とスコアレスのドロー。勝ち点1を分け合いました。
 連勝は止まりましたが、2試合少ないにもかかわらず、首位・川崎フロンターレとの差は、わずかに「2」。
 1st優勝に向けて優位な立場にいます。
 
 対する鳥栖は、前節、 大宮アルディージャに接戦で敗れました。得点力不足が響き、16位と降格圏に沈んでいます。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 遠藤 槙野
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 李 武藤
 FW:興梠




 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは、右から順に森脇君、遠藤君、槙野君。
 ボランチは、柏木君と阿部君のコンビ。ワイドは、右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは、右に李君、左に武藤君。
 1トップは、興梠君。

 鳥栖の守備は、5バック。しっかりブロックを形成し、人数をかけて守ります。
 攻撃は、しっかりパスをつなぎながらサイドへ展開、ターゲットの豊田選手に合わせます。

 立ち上がり、リズムをつかんだのは、アウェイの浦和。
 積極的なプレスからボールを奪い、比較的薄くなっている両サイドを起点に鳥栖ゴールに迫ります。

 浦和は、最終ラインを高い位置で保ったまま、セカンドボールをことごとく拾い、二次攻撃を繰り返します。
 ほとんどの時間帯を鳥栖陣内でプレーが行われる、一方的な展開となります。

 この日の浦和は、前線のコンビネーションに、いつものテンポの良さがありません。
 圧倒的にボールは支配するものの、鳥栖のゴールを脅かすような効果的な攻撃が影を潜めます。

 結局、前半は0−0、スコアレスの同点で折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が2本、鳥栖が2本。
 この数字の通り、お互いに消化不良の、低調な45分でした。
 浦和は、持ち前の攻撃的な守備が機能し、鳥栖にほとんど攻撃をさせませんでした。
 問題は、攻撃です。前線の選手たちの意思の疎通が思うようにいかないことが多く、攻撃のスイッチを入れるパスにミスが目立ちました。
 時間が経つにつれて、力づくで鳥栖のゴールをこじ開けようと、攻撃が中央に偏ってしまった印象があります。
 後半は、前半の反省点を生かして得点を奪いたいところ。
 球際に激しくぶつかってくる鳥栖の守備をかいくぐるような、アイデアあふれる攻撃を期待したいです。

 後半開始。
 立ち上がりから、両チームが攻撃的な姿勢を強め、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となります。
 浦和の前線の連携は、相変わらずうまくいきませんね。

 なかなかリズムに乗れない浦和。1枚目の選手交代のカードを切ります。

 58分、関根貴大選手に代わって、駒井善成選手。
 駒井君は、そのまま右ワイドに入ります。

 しかし、選手交代効果は見られす、こう着した状態のまま、時間だけが過ぎていきます。
 前線に攻撃の起点をつくりたい浦和は、2枚目の選手交代のカードを切ります。

 71分、興梠慎三選手に代わって、ズラタン・リュビヤンキッチ選手。
 ズラタンは、そのまま1トップに入ります。

 フレッシュな選手を入れて、圧力を高めて攻めこむ浦和ですが、この日はゴールが遠かったです。

 アディショナルタイムは4分。
 両チームの選手たちは、最後の力を振り絞り、球際でぶつかり合いますが、決定機は作れず。
 レフェリーの長い笛が鳴り、タイムアップ。0−0のスコアレスドローに終わりました。


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 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が5本に対し、鳥栖が3本。
 雨のなか中盤で激しくぶつかり合った試合は、両チームが勝ち点1を分け合いました。

 凡ミスが多く、ゴール前の迫力あるシーンは数えるほど。
 内容の乏しいゲームとなりました。

 浦和の選手たちは、コンディション不良が深刻でしたね。明らかに体が重かったです。
 ACLのラウンド16、延長でも決着がつかず、PK先にまでもつれこんだ、FCソウルとのアウェイでの死闘。
 それからわずか中3日での試合です。
 万全のコンディションで臨めというほうが無理なのでしょう。

 疲れの影響は、とくに攻撃陣に顕著でした。
 ボールを奪ってからの攻めに、いつもの切れ味が見られませんでした。
 守から攻への切り替えが遅いだけでなく、パスやトラップの精度もいまひとつ。
 前線で起点がつくれず、攻撃の形すら、満足に作ることができませんでした。
 おそらく今季最低のシュートの数が、出来の悪さを示しています。

 パスにしても、トラップにしても、距離にして数十センチ程度のわずかなズレです。
 それでもボールがまったく繋がらなくなってしまうのは、いかに浦和のサッカーが高度な技術を要求され、緻密に組み立てられているかということですね。

 雨でスリッピーなピッチも、この日は裏目でした。
 本来、パススピードが上がり、パス交換のテンポも上がり、浦和のサッカーにはプラスに作用するはずでした。
 しかし、この日は選手たちの足が止まりがちだったので、速いパスに追いつけずにボールを失うシーンが目立ちました。

 ミシャにとっても、選手たちのコンディションの悪さは予想以上だったのではないでしょうか。
 もちろん、試合開始当初は、勝ち点3を獲得するために勝ちにこだわっていました。
 しかし、後半、足が止まった選手たちを見て、「この試合、引き分けでよし」と方向転換をします。
 3枚目の選手交代カードを切らなかったことは、「無理に攻めるな」というミシャからピッチ上の選手たちへのメッセージと受け取れます。

 試合後の監督インタビューでの、淡々としたミシャの話し方や表情が印象に残っています。
「負けなくてよかった」
 それが、ミシャや選手たちの本音なのでしょう。

 満身創痍のなか、アウェイで積み上げた勝ち点1。その価値は、大きいです。
 内容はともかく、選手たちが死力を尽くして次につながる結果を残した、印象深い一戦でした。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
 次節は、2週間後の土曜日、鹿島アントラーズと、ホーム・埼スタでの試合です。

 1stステージもそろそろ大詰め、ここから強豪チームとの戦いが続きます。
 たまった疲れを癒し、リフレッシュして、万全の態勢で臨んでほしいものです。

 選手、スタッフ、サボ一丸となり、悲願の優勝に向けて突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!


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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs サガン鳥栖』(’15 2nd 第13節)

 10月3日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第13節。
 浦和レッズは、サガン鳥栖と、ホーム・県埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は前節、鹿島アントラーズを相手に接戦をものにし、リーグ戦3連勝を飾りました。
 年間最多勝ち点へ向けて視界良好。ホームでさらに連勝を伸ばしたいところ。

 対する鳥栖は、前節、ヴァンフォーレ甲府との残留争いの直接対決に敗れました。
 残留を確実なものにするためにも、勝ち点を積み上げたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 鳥栖は3−4−3の布陣。最終ラインの3人が中央を固めます。
 浦和の両ワイドに対して両ウイングバックが最終ラインまで下がって対応するため、守備のときは5バックのような状態となります。

 ボールを奪うと、すぐにサイドに展開。
 3トップの両ウイングアタッカーがワイドに開いて待ち構えています。
 浦和の弱点である両サイド裏のスペースを狙って速攻を仕掛けます。

 立ち上がり、ボールが足につかずに押し込まれた浦和でしたが、徐々に落ち着きを取り戻します。
 ボールを支配して分厚い攻撃を仕掛ける、いつものパスサッカーを展開します。

 23分、左からコーナーキックを得た浦和。
 キッカーは柏木君。左足で放たれたボールを中央の那須君が頭で落とし、ファーサイドに待ち構える武藤君へ。
 武藤君、うまくバウンドを合わせ、右足ダイレクトでシュートを打ちます。
 相手ゴールキーパーが体に当てて弾きますが、そのこぼれ球が興梠君の足元へ。
 興梠君、右足で難なく押し込み、ゴールネットを揺さぶりました。1-0、浦和が先制点を奪います。

 幸先よく得点を奪った浦和でしたが、鳥栖に一瞬のスキを突かれます。

 31分の鳥栖、右サイド吉田選手が水沼選手のスルーパスに反応、最終ラインの裏に抜け出します。
 吉田選手、ディフェンダーと競り合いながら中に切れ込み、そのまま左足を思い切りよく振り抜いてシュート。
 西川君が必死に体に当てますが、シュートの勢いが勝り、バウンドしてそのままゴールの中へ。1−1、鳥栖が同点に追いつきます。

 追いつかれた浦和ですが、試合の主導権は掴んだまま。
 次々と鳥栖ゴールに迫りますが、鳥栖ディフェンスの体を張った守備に阻まれ、ゴールを割ることはできません。

 結局、前半は、1−1のまま同点で折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が11本、鳥栖が2本。
 この数字通り、浦和が圧倒的に優位に試合を進めた45分でした。
 ただ得点はイーブンで、鳥栖がうまく守り切られた印象が強いです。
 浦和は、11本のシュートを放ったものの、決定的なチャンスはそれほど多くありませんでした。
 攻撃の起点となるボールが、思うように前線に入らなかったことも原因の一つでしょう。
 浦和は、前半の勢いそのままに、攻撃の質を上げて相手を突き放してしまいたいところ。

 後半開始。
 鳥栖は、前半にも増して、前線からのプレッシャーを強め、浦和の最終ラインに圧力を掛けます。
 その影響か、浦和のパスワークに乱れが生じます。
 鳥栖は、浦和のミスパスを拾ってカウンターを仕掛け、浦和ゴールを脅かせるようになります。

 流れを引き戻したい浦和は、いつもより早めに1人目の選手交代のカードを切ります。
 56分、関根貴大選手に代わってズラタン選手。
 ズラタンは1トップに入ります。
 興梠君が右シャドーへ。梅崎君が右ワイドへ。

 相手陣内にクサビのパスを打ち込みたいミシャの意図ですが、有効に機能しません。
 浦和はボールは保持するも、パスの出しどころに困り、攻撃は停滞したまま。

 浦和は、2人目の選手交代のカードを切ります。
 73分、那須大亮選手に代わって青木拓矢選手。

 青木君はボランチの一角に入ります。
 阿部君が3バックのセンターへ。

 76分の鳥栖、ゴールキーパーからのロングフィードから速攻、早坂選手がディフェンダーと入れ替わり、裏に抜け出します。
 ゴールキーパーと1対1になった早坂選手、右足でシュートを放ちます。
 このボールに西川君が冷静に反応、左足1本で弾き出します。
 浦和は絶体絶命の大ピンチでしたが、西川君のスーパー・ファインプレーにより救われます。

 両チームの中盤が間延びし、お互いにショートカウンターを撃ち合う、激しい展開に。

 どうしてもホームで勝ち点3がほしい浦和は、リスクを負って攻撃を仕掛けます。
 しかし、鳥栖はゴール前に人数を掛けて守り、これを跳ね返し続けます。

 浦和は3枚目の交代カードを切り、最後の勝負に出ます。
 84分、梅崎司選手に代わって高木俊幸選手。

 アディショナルタイムは4分。

 90+2分の浦和、左サイドの高木君がゴール前に右足クロスを送ります。
 このボールにファーサイドの武藤君が飛び込みます。
 武藤君、目の前でバウンドする難しいボールでしたが、うまく合わせてダイビングヘッド。
 しかし、この渾身のヘディングシュートは、無情にもクロスバーを叩きます。
 浦和、千載一遇の好機をあと一歩で逃してしまいました。

 結局、試合はそのままタイムアップ。1−1の引き分けに終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が15本。鳥栖が4本。
 浦和は、終始攻め続けて相手の4倍近くのシュートを放ちながらも勝ちきれず、悔しさが残る一戦。
 鳥栖は、攻撃の核となる豊田選手を欠いていたこともあり、最初から「勝ち点1でも御の字」という守備的な意識で試合に臨んでいました。
 結果的には、鳥栖の思い通りの展開になってしまいましたね。

 何よりも悔やまれるのは、失点の場面。
 浦和の選手たちの間に、先制したことで、「これでもう大丈夫」という油断があったのでしょう。
 それまでほとんど何も仕事をさせていなかった鳥栖の攻撃陣に、簡単に裏を取られてしまいました。

 前半、あれだけシュートチャンスがありながらも、1点しか奪えなかった攻撃も問題です。
 鳥栖は、中央の守備を固め、さらにワイドの選手にもマークをつけ、攻撃の起点となるパスの受け手を徹底的に封じてきました。
 浦和は、その策略にまんまとはまりましたね。
 1トップを狙った単純な縦パスを繰り返しては、相手に跳ね返される。
 同じパターンの攻撃を繰り返しました。

 相手の球際に厳しい守りに合わせてしまったのでしょうか。
 むきになって、中央をこじ開けようとする意識が強かったように思います。
 浦和の選手たちには、攻撃のアイデア、工夫が足りませんでした。
 猛進する牛をヒラリとかわす、闘牛士のような気持ちの余裕がほしかったです。

 いつもは後半にギアを一段、二段と上げていく浦和でしたが、この日は逆にギアが下がってしまいました。
 交代カードも起爆剤にはなりませんでしたね。
 10月に入り、夏場の疲れが出て、体力的に厳しい時期なのでしょう。
 後半に入ってからの運動量の落ち具合、ミスの多さは、目を覆いたくなるほどでした。
 今後の戦いに向けて、不安を感じますね。

 この試合でも、チームを救ったのは守護神・西川君。
 相手との1対1を制してシュートをブロックしたシーンは、まさに神がかっていました。
 最後尾に彼がいてくれて、浦和はどれだけ助けられたことでしょうか。
 本当に心強い存在です。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、二週間後の土曜日、ガンバ大阪とアウェイで対戦します。
 2ndステージの優勝を目指す上ではもちろん、チャンピオンシップを見据えても、絶対に負けてはいけない相手です。
 コンディションを整えて、最高の状態で大一番に臨みたいですね。

 昨季、ここから力尽きて優勝を逃した悔しさは、選手たちが一番感じていることでしょう。
 リーグ戦も残り4試合、どれも厳しい戦いになることは間違いないです。
 ただ、この壁を越えないことには、目的の場所にはたどり着けません。
 今季の浦和がチャンピオンに値するチームであることを、自らの手で証明してほしいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『サガン鳥栖 vs 浦和レッズ』(’15 1st 第14節)

 5月30日の土曜日。
 この日、J1リーグ・1stステージの第14節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、ナイトゲームでサガン鳥栖と、アウェイ・ベストアメニティスタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、宿敵・鹿島アントラーズを鮮やかな逆転で下しました。
 開幕からの無敗記録は「12」まで伸びています。

 対する鳥栖は、前節、アウェイで川崎フロンターレに点の取り合いの末に惜敗。
 痛い星を落としています。

 13節終了時点で、首位に立つ浦和と7位の鳥栖。
 両チームの勝ち点差は「11」ですが、そこまでの実力差はないでしょう。

 ホームでは圧倒的な強さを誇る鳥栖。しかも、浦和にとって“鬼門”といわれている場所です。
 厳しい戦いになることは覚悟しなければなりません。

 好対照なスタイルのサッカーを志向する両チーム。
 お互いの強みをぶつけ合う熱戦を期待したいです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 李 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に李君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 鳥栖は、4人―4人の2ラインを敷き、しっかりブロックを作って守ります。
 ボールを奪った後はサイドに展開し、高さとフィジカルに優れる2トップ(豊田選手、池田選手)をターゲットに早めのクロスを放り込んできます。

 序盤は、ホームの鳥栖のペース。
 前線から激しくプレッシャーを掛けて浦和のミスを誘い、カウンターから何度か決定機をつくります。

 22分、鳥栖の吉田選手が李選手を後ろから倒し、この試合2枚目のイエローカードを受けて、退場となります。
 一人少なくなった鳥栖は、前から圧力をかけることができなくなります。

 一方、浦和は普段通りに相手を自陣に押し込む展開となります。
「さあ、これから」と意気込んだ矢先に、思わぬ形で先制点を奪われます。

 31分の鳥栖、浦和陣左サイドでフリーキックを得ます。キッカーは、水沼選手。
 右足から放たれたボールは壁を越え、西川君が必死に伸ばした手をすり抜け、ゴール左上に飛び込みました。0−1、鳥栖が先制します。

 水沼選手、距離はかなりありましたが、ここしかないというコースにコントロールしましたね。ファインゴールでした。

 その後は、浦和がボールを支配しますが、チグハグな攻撃に終始します。
 結局、お互いにチャンスをつくることができないまま、0−1で鳥栖がリードして前半を折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が3本、鳥栖が3本。
 早い時間帯に相手が一人少なくなった浦和でしたが、それを活かす戦いができませんでした。
 逆に、鳥栖がセットプレーのワンチャンスを生かしました。

 鳥栖は、人数が少なくなってから、中盤を省略して前線にボールを放り込む“空中戦”を全面に押し出し、浦和のパスサッカーを封じ込めました。
 球際の守備もかなり厳しかったですね。数的不利を感じさせませんでした。

 浦和は、とにかく焦らないことです。
 相手のサッカーに合わせることなく、自分たちのやり方を貫けば、かならずチャンスが来ます。
 数的優位を活かし、これまで通り、粘り強く相手に圧力をかけ続けたいところ。

 後半開始。
 立ち上がりから、リードを許した浦和が前掛かりになり、鳥栖陣内に攻め続ける展開となります。

 47分の浦和、左サイド、阿部君が右足で放ったミドルシュートのこぼれ球が、武藤君の足元へ。
 武藤君、ワントラップして右足でシュート。
 ボールは左ポストを当たり、そのままゴールに吸い込まれました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 調子のいい選手には、チャンスが転がり込むものですね。
 見事に決め切った武藤君、ゴール前でのポジショニングの良さに加えて、決定力の高さも見せつけました。

 勢いづいた浦和。さらに追い打ちを掛けます。

 59分の浦和、鳥栖陣内右サイドで相手クリアを拾った柏木君。
 武藤君とのワン・ツーで抜け出し、再びゴール前の李君に預けて、自らゴール前に侵入します。
 柏木君、李君からのヘディングでのリターンをゴールキーパーと競り合いながら頭で押し込み、ネットを揺らしました。2−1、浦和が勝ち越します。

 柏木君、武藤君、それに李君。
 浦和の前線3人による見事なコンビネーションからの得点でした。
 堅い守りの中央を強引にこじ開ける、ある意味、浦和らしさが凝縮した攻撃でしたね。

 止まらない浦和の怒涛の攻撃。

 63分、右のスローインを柏木君が素早くリスタート。ボールを受けた関根君が中央の興梠君にグラウンダーのパスを送ります。
 後ろ向きでボールを受けた興梠君、トラップをしながらターンし、左足で強烈なミドルシュート。見事、ボールはゴール左隅に吸い込まれました。3−1、浦和が追加点を奪います。

 ボールがタッチラインを割り、戻りが遅かった鳥栖守備陣のスキを見事に突きました。
 興梠君、ボールを受けてからシュートまでの流れがとてもスムーズで素早かったです。
 さすがストライカーという美しいゴール。見事でした。

 2点差となって余裕の出た浦和は、立て続けに3枚の選手交代のカードを切ります。

 69分、興梠慎三選手に代わってズラタン選手。
 74分、関根貴大選手に代わって梅崎司選手。
 76分、李忠成選手に代わって高木俊幸選手。

 ズラタンは、ワントップに。梅崎君は、右ワイドに。
 高木君が左のシャドーに入り、武藤君は右のシャドーに回ります。

 その直後の77分、浦和は、相手のゴールキックを那須君が直接ヘディングで前線にフィード。
 このボールがディフェンスライン裏を狙っていたズラタンへの絶好のパスになります。
 ズラタン、マークする相手を体で押さえ込みながらドリブルで突破。
 最後は、右足でゴールキーパーのニアサイドを射抜きました。4−1、浦和が突き放します。

 すでに戦意喪失気味の相手に、浦和は攻撃の手を緩めません。

 84分の浦和、自陣からのカウンター。
 ポスト役となったズラタンの落としから梅崎君が右サイドを抜け出し、そのままドリブルで独走。最後は右足で強烈なシュートを放ちます。
 ボールはゴールキーパーのニアサイドを抜き、そのままゴールに突き刺さりました。5−1、浦和がダメ押しの1点を奪います。

 梅崎君の突破力が存分に生かされた、狙い通りの得点です。
 シュートはゴールキーパーに触られましたが、球威が勝りました。
 気迫でねじ込んだ、という感じですね。素晴らしいゴールでした。

 88分の浦和、右サイドの武藤君がファーサイドの柏木君へクロスを送りますが、相手ディフェンダーが途中でカットします。
 しかし、そのボールがゴール前中央に陣取るズラタンの足元へこぼれます。
 ズラタン、細かいステップで相手ディフェンダーとゴールキーパーを翻弄し、右足で狙いすましたシュート。
 見事、ゴールネットを揺らしました。6−1、浦和がトドメを刺します。

 途中出場で2得点と、大活躍のズラタン。
 1点目は、裏への飛び出しの鋭さと相手に当たり負けしない体の強さ。
 2点目は、足元の技術の高さとゴール前での冷静さ。
 どちらも圧倒的な個の強さを見せつけた得点シーンでした。
 周囲との連携がさらに高まれば、その破壊力はさらに増すでしょう。楽しみです。

 アディショナルタイムは4分。
 浦和は貪欲にゴールを狙いますが、鳥栖も体を張って必死に守り、これ以上のゴールは許しません。
 そのまま、レフェリーの長い笛が鳴り、試合終了。
 6−1、浦和の圧勝に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 小雨が降る中行われた一戦は、予想外の大差をつけた浦和の勝利で幕を閉じました。

 先制点は奪われたものの、後半早々に追いつき、その後は浦和のゴールショー。
 後半だけで6ゴールを奪う、絵に描いたようなワンサイドゲームでした。

 この試合トータルのシュート数は、浦和は14本、鳥栖は3本。
 浦和は、後半だけで11本のシュートの雨を浴びせたことになります。
 逆に鳥栖は、後半はシュートなし。
 この数字からも、浦和が一方的に攻め込んでいたことがわかります。

 浦和は、一人多い優位な状況になりながらも、1点リードを許して前半を折り返す展開。
 後半は守りを固めてくるであろう相手に相当手を焼くのでは・・・・という不安がよぎります。

 しかし、今の浦和にそんな心配は無用でしたね。
 後半開始早々から、エンジン全開で鳥栖ゴールに襲いかかり、瞬く間に相手を呑み込みました。
 前半は、球際の強さをみせ、なんとか耐えていた鳥栖守備陣でしたが、持ちこたえることはできませんでした。

 浦和は、後半開始直後に同点に追いつけたことが大きかったですね。
 あの1点が相手に与えたダメージは、相当だったでしょう。
 両チームの精神的、体力的なスタミナを考えれば、その後の展開は必然だったのかもしれません。

 まさに、激しい濁流がダムを丸ごと押し流したというイメージ。
 固い壁の表面に生じた小さな亀裂を足がかりに、一気の攻撃で“決壊”に追い込みました。

 浦和が奪った最後の3点は、いずれも途中出場の選手が挙げたもの。
 チーム全体に、フレッシュな選手を使って点を取ろうという意思統一がはっきりある証拠ですね。
 なにより、途中出場の選手たちの「結果を出してやる!」という意気込みが半端ないです。
 彼らの活躍は、スタメンの選手にとって大きな刺激になります。

 激しいポジション争いが、全体のレベルアップにつながる。
 そんな好循環がチームの成長をうながし、今の浦和の好調さを支えています。
 
 相手チームからみれば、体力的に最もきつい時間帯に、スタメンと遜色ない選手が、高いモチベーションを保って次々とピッチに送られてくるのですから、これほど嫌なことはないでしょう。

 浦和の「必勝パターン」は盤石。簡単には、崩れそうにありません。
 これからの戦いにも、大いに期待したいです。

 スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 またしても“鬼門”を突破し、優勝への視界がさらに開けてきました。
 次節は、ミッドウィーク(水曜日)に柏レイソルとアウェイで戦います。
 今季のACLでベスト8に勝ち残っている勝負強いチームが相手ですが、あまり意識する必要はないでしょう。

 今の浦和には、どんな相手にも、自分たちのサッカーをして勝ち切るだけの強さがあります。
 この試合でも浦和スタイルを貫き、勝ち点3を持ち帰りたいですね。

 選手・スタッフ・サポが一丸となって優勝に向けて突き進みましょう!
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【Jリーグ観戦記】『サガン鳥栖 vs 浦和レッズ』(’14 第33節)

 11月29日の土曜日。関東ではかなりしっかりした雨が降りましたが、西へいくほど天気は回復し、九州は晴れ。

 全国的に、この時期としては気温が高めの1日でした。

 この日、JリーグJ1の第33節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、サガン鳥栖とデーゲームでアウェイ・ベストアメニティスタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、2位につけるガンバ大阪との天王山に敗れて痛い星を落としました。

 対する鳥栖は、ここ2試合連勝して調子を上げてきています。

 首位の浦和と勝ち点差「5」の4位につけ、優勝への希望をつないでします。

 浦和は、鳥栖のアウェイ戦はここ2年、完敗を喫している“鬼門”です。

 しかし、ここまできたらそんなことはいってられませんね。

 過去は過去、ぜひとも勝ち点「3」を持って帰りたいところ。

 どちらも優勝のために負けられない試合。力の入った熱戦を期待したいです。
 
 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 青木 阿部 宇賀神 柏木 梅崎 
 FW:李


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは阿部君と青木君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに李君。

 3分の浦和、右からのクロスを李君が頭で逆サイドに流したボールを宇賀神君がダイレクト右足で強烈なミドルシュートを放ちますが、惜しくもバーを叩きます。

 鳥栖の最終ラインの4人とボランチの2人でブロックをつくって中央の守備を固めます。

 攻撃では、持ち味の手数をかけないシンプルな攻めを徹底しています。

 サイドから速攻を仕掛けて、早いタイミングから長身の1トップ豊田選手をターゲットにどんどん放り込んできます。

 立ち上がりから、アウェイの浦和がペースを握ります。

 高い位置を取ろうとする鳥栖のSBの裏のスペースを有効に使って、チャンスをつくり出します。

 33分の浦和、ハーフウェイラインあたりでロングフィードのボールに反応した李君が相手ディフェンダーと入れ替わって抜け出します。

 さらに1人をフェイントで交わしてドリブルで突進、カバーに入ったディフェンダーと競り合いながら左足でシュートを放ちますが、わずかに左ポストの外に外れます。

 試合が進むとともに、鳥栖が徐々に盛り返します。

 ダイナミックな縦への攻撃の繰り返しが、浦和の守備陣へのボディーブローとなります。

 鳥栖の圧力を受けて、浦和の重心が後ろに下がり、守から攻への切替が遅くなります。

 40分の鳥栖、右からのスローインの流れから菊池選手の強烈な右足ミドルシュートが枠をとらえます。

 しかし、このボールは西川君がしっかりとキャッチ。ことなきを得ます。

 結局、前半は0−0、スコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は浦和は3本、鳥栖も3本。

 内容もほぼ互角といってもいいでしょう。

 お互いの持ち味を出し合った、密度の高い45分でした。

 浦和は、ボールを支配し、サイドを起点に相手ゴールに迫りました。

 相手の最終ラインの背後をうまく突いてチャンスをつくりましたが、最後の精度を欠き無得点。

 鳥栖も数は少ないながらも、時折みせるカウンターは鋭いものがありました。

 左右から繰り出される正確なクロスに、前線の選手が体ごと飛び込んでいく。

 わかっているのに止めるのが難しい、そんな怖さが鳥栖の攻撃にはあります。

 お互いに守備の集中を切らさない緊迫した戦い。

 ミスをしたほうが負け。一瞬のスキが勝敗を分ける、そんな試合になりそうですね。

 後半開始。

 開始早々、浦和にビッグチャンスが訪れます。

 46分、右サイドを突破した森脇君がドリブルで最終ラインを突破、深い位置からマイナスに折り返します。

 逆サイドまで流れたボールを宇賀神君がシュートを打つと見せかけて、中央の李君にパス。

 フリーで受けた李君が左足でシュートを放ちますが、わずかにバーの上を超えていきました。

 51分の鳥栖、豊田選手が頭で落としたボールが池田選手の足元へ。

 池田選手が至近距離から右足でシュートを放ちますが、ボールはバーを越えていきました。

 65分、勝たなければならない浦和が2枚同時に選手交代のカードを切ります。

 梅崎司選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。平川忠亮選手に代わって関根貴大選手。

 マルシオは2シャドーの一角に、関根君は左WBへ入り、宇賀神君が右WBへ回ります。

 あくまでも点をとりにいくミシャ。

 その指揮官の思いが選手たちに伝わったのか、その直後、浦和に待望の先制点が入ります。

 68分、右サイドから斜めに走りこんだ李君が、ロングフィードに反応して最終ライン裏のスペースへ抜け出します。

 ペナルティエリアに入ったところで、相手ディフェンダーの後ろからのスライディングで倒されます。

 レフェリーの判定はファール。浦和がPKを獲得します。

 キッカーは、キャプテンの阿部君。

 プレッシャーのかかる場面でしたが、冷静に右足でゴール右隅に沈めました。1-0、浦和が先制します。

 この試合、味方がボールを持つたびに、相手の最終ラインの裏を狙う動きを繰り返していた李君。

 その献身的な動きが、この大事な場面でようやく実を結びました。

 この緊迫する場面でPKを決めた阿部君、さすがです。

 過去に多くの修羅場をくぐり抜けてきた経験がものをいいましたね。

 プレーでも精神面でも、なくてはならない存在。本当に頼りになるキャプテンです。

 このプレーで鳥栖の菊池選手が一発退場となり、浦和は、残り時間を1人多い状態で戦うことになります。

 浦和は数的優位を生かしてボールをキーブし、圧倒的に攻め続けます。

 決定機を何度もつくりましたが、鳥栖の体を張った守備にゴールを割ることはできません。

 残り時間10分を切ったところで、浦和は最後の交代カードを切ります。

 83分、宇賀神友弥選手に代わって永田充選手。

 長身の永田君を入れて、鳥栖のストロングポイントである「高さ」を封じる意図です。

 浦和は、ロングボールを放り込んでくる相手のパワープレーをはね返しつつ、数的優位を生かしてボールをキープして試合を閉めにかかります。

 このまま浦和がプラン通りに逃げ切るかと思われたアディショナルタイムにドラマが生まれます。

 90+4分、鳥栖は左コーナーキックを獲得します。

 キッカーの蹴ったボールが中央の小林選手の頭にピタリ。

 狙いすましたヘディングシュートがゴール左隅に吸い込まれました。1−1、鳥栖が土壇場で同点に追いつきます。

 ヘディングの強い選手がそろえた鳥栖のセットプレーは、浦和の選手たちは最も警戒をしていたはずですが、最後の最後にやられてしまいました。

 鳥栖がゴールキーパーの林選手まで参加させて執念でもぎとった同点ゴール。見事でした。

 その直後、試合終了のホイッスルが鳴り、結局、1−1の引き分けに終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 お互いに持てる力を出し切った熱戦は、痛み分けのドロー。

 両チームの選手たちのこの試合に賭ける気持ちが伝わるナイスファイトでした。

 ロングパスを主体に空中戦に持ち込もうとする鳥栖。あくまでパスをつないでゴールを目指す浦和。

 志向するサッカーのスタイルが正反対なため、やりにくさはあったでしょう。

 それでもお互いの良さを出し合った、見ごたえのある内容でした。

 浦和は、過去2年痛い目にあってきた鳥栖をしっかり研究していましたね。

 相手のエース豊田選手を那須君中心に徹底マーク、決定的な仕事をさせずに封じ込めました。

 攻めても、ラインコントロールが甘い鳥栖の守備の弱点を見事に突いて得点を奪うことに成功します。

 浦和は、主力選手を何名か欠いてベストのパフォーマンスを見せることができないなかでも、プラン通りに試合を進めていきました。

 残り数十秒、最後のワンプレーが本当に悔やまれます。

 しかしそれ以上に悔やまれるのが、数々の決定機を外し続けたこと。

 とくに先制点を奪った後、10人になって気落ちした相手に決めきれなかったことが勝ち切れなかった最大の原因です。

 1点リードで相手が1人少ないシチュエーションとなり、「もう大丈夫」と選手たちの気持ちが少しゆるんでしまったのでしょう。

 その甘さが命取りとなりました。

 優勝を狙うには、引き分けという結果は残念ですが、内容的には、この1年のチームの成長が感じられるものでした。

 昨季、同じ33節での対戦では鳥栖に完敗でした。

 浦和は、長いシーズンの戦いで体力的にも精神的にもスタミナを切らせてしまい、ミスを連発してカウンターから失点を重ねた苦い思い出があります。
 
 この日の浦和は、鳥栖のロングボールにも粘り強く対応し、集中を切らすことなく走り続けました。

 層が厚くなり、戦術理解もさらに深まったことで、選手たちがいつでも自分たちのサッカーをやり切れる自信を身につけたことが大きいですね。

 今季は今まで以上に、ベンチメンバーを含めた18人全員で戦っているという印象が強いですが、それを象徴する試合といえるかもしれません。
 
 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだ皆さん、本当にお疲れ様でした。

 浦和はこの引き分けで、ガンバ大阪と勝ち点で並びましたが、得失点差で2位転落となりました。

 自力での優勝は消えましたが、優勝の灯が消えたわけではありません。

 最終節は、ホームで名古屋グランパスとの対戦です。

 今季を締めくくる集大成となる大事な試合。

 最終的な順位はどうあれ、浦和らしいサッカーをやり切って、勝って今年を締めくくりましょう。

 あきらめない気持ちが奇跡を生みます。

「人事を尽くして天命を待つ」

 可能性がある限り、ベストを尽くすだけです。

 閉じかけた優勝への扉を再びこじ開けるためには、下を向いている時間はありません。

 選手、スタッフ、サポが一丸となって、最後の最後まで全力を尽くしましょう!

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs サガン鳥栖(’14 第2節)

 3月8日の土曜日。関東は一日爽やかな青空が広がりました。
 日中は風もだいぶ柔らかくなってきましたが、日が暮れると冷たい風に逆戻りです。本格的な春は、もう少し先でしょうか。

 この日、JリーグJ1の第2節が各地で行なわれ、浦和レッズは、デーゲームでサガン鳥栖とホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。

 浦和は前節、J2から昇格組のガンバ大阪を内容で圧倒し、開幕白星を飾りました。
 ホーム開幕戦も制して、スタートダッシュを飾りたいところです。

 対するサガン鳥栖。
 前節、こちらも、昇格組の徳島ヴォルティスを大差で一蹴し、J1先輩の貫禄を見せつけました。
 前線の個の強さを活かしたサッカーは今年も健在です。

 優勝候補チーム同士の今季を占う大事な一戦。どんな展開になるのでしょうか。注目です。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:濱田 永田 槙野 
 MF:森脇 阿部 柏木 宇賀神 梅崎 原口 
 FW:興梠

 今季から浦和に復帰した濱田水輝選手の名前がありますね。
 久しぶりの浦和のユニフォームでのプレー、成長した姿を見せてほしいです。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 永田君が3バックの中央に、水輝は右ストッパーの位置に入っています。
 前節右ストッパーの森脇君が一列上がって、右WBに入っていますね。
 
 試合は、いきなり動きます。

 9分の鳥栖、左サイドのスベースに抜け出した安田選手がセンターリング。
 このボールが、中央で待ち構えていた豊田選手の頭にピタリと合いました。
 豊田選手、強烈なヘディングシュートをワンバウンドで浦和ゴールに叩き込みました。0−1、鳥栖が先制です。

 鳥栖の左サイドでの崩しは見事でした。
 豊田選手、ゴールキーパーの逆を突いたシュートはもちろん、ディフェンスの視界から消える動きが絶妙でした。
 
 点を取られた浦和は、気持ちは早るけれど、体がついていかない状態です。
 なかなか前線で起点をつくれず、攻撃のリズムがつくれません。
 鳥栖のカウンターを警戒しているのでしょう。前線に人数をかけられず、思いきりのいい仕掛けが影を潜めていますね。

 それでも、20分過ぎ位からは、落ち着きを取り戻し、浦和らしいピッチをワイドに使うサッカーが徐々に展開されるようになります。
 鳥栖を自陣に押し込んで、一方的に攻め続ける時間帯が続きます。

 惜しいシュートも何本か放ったものの、鳥栖ゴールを脅かすまでには至りませんでした。

 結局、前半は0−1で鳥栖リードのまま終了です。

 前半のシュート数は、浦和が8本に対し、鳥栖は2本。
 このデータが示す通り、ボールを保持して試合の主導権を握っていたのは浦和でした。
 ただスコアは、鳥栖が少ないチャンスをものにした鳥栖が1点上回っています。

 鳥栖の戦い方には、まったくブレがありませんね。
 攻めも守りも、「高さ」という武器を最大限に活かしたサッカーを展開します。

 浦和も、内容は悪くはありませんが、若干、中央からの攻めに固執し過ぎている気もしますね。
 鳥栖がゴール前を固めてきているのですから、単純なクロスや縦パスは狙われてしまいます。工夫が必要でしょう。

 浦和は、点を取らなければならない状況です。多少のリスクを覚悟で攻めて、逆転勝利をものにしてほしいところです。

 後半開始。

 前半の流れを引き継ぎ、浦和が試合の主導権を握ります。
 52分、槙野君が相手クリアボールを拾って、そのまま持ち込んでシュートを放ちますが、惜しくもバーを直撃します。

 追撃ムードが高まる浦和は、ここで選手交代のカードを切ります。

 55分、永田充選手に代わって李忠成選手が入ります。

 李君は、2シャドーの一角に入り、永田君の抜けた3バックの中央には水輝が入ります。
 梅崎君が右WBに、森脇君が右ストッパーにそれぞれスライドします。
 
 この交代によって浦和の攻撃がにわかに活気づきます。
 ショートカウンターから、何度か決定的なチャンスを作りますが、決めきれません。

 チャンスは作ってシュートは打つけれども、決めきれない。
 そんなもどかしい展開を打破したい浦和は次々と交代カードを切ります。

 70分、梅崎司選手に代わって関口訓充選手。
 79分、濱田水輝選手に代わって鈴木啓太選手がそれぞれ入ります。
 関口君は右WBの位置に、啓太はボランチにそれぞれ入っています。
 阿部君が一列下がって最終ラインに入ります。

 85分過ぎの浦和、コーナーキックからの混戦から、ゴールキーパーがファンブルしたボールを詰めますが、押しこむことはできませんでした。

 アディショナルタイムは4分。
 前線に人数をかけて最後の反撃をしますが、こちらも人数をかけて必死に守る鳥栖のディフェンスをなかなかこじ開けられません。

 元気からの左からのクロスに李君が左足ダイレクトボレーで合わせますが、これもポストの左に外れ、反撃もここまで。
 そのままタイムアップのホイッスル。

 結局、0−1でアウェイの鳥栖が勝利を収めました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 浦和の放ったシュートは17本、対する鳥栖はわずか3本、ボールポゼッションも圧倒的に浦和が上回っていました。
 それでも勝ったのはアウェイの鳥栖でした。

 鳥栖は、前半最初のワンチャンスをものにし、その後は中央の守りを固めて、浦和の攻撃を跳ね返し続けて勝利を呼び込みました。
 前線にクサビのパスを入れさせない、ゴール前での体を張った守備が光りました。
 チームとしての戦術が、選手一人ひとりに浸透していましたね。

 浦和は、ボールを支配してはいたものの、なかなか決定的なエリアまでボールを運ばせてもらえませんでした。

 スキのない鳥栖の守備に手詰まりになり、安易なクロスボールを上げては跳ね返されてカウンターを浴びる。
 試合中、そんな場面が何度も見られました。

 それでも浦和は、カウンターからの決定的なチャンスを何度か作りました。
 それを決め切れなかったことが、最大の敗因になってしまいました。

 シュート数が多かった割には、鳥栖の守備陣を慌てさせるようなシーンがあまり見られませんでした。
「何が何でも、点を取ってやる」。そんな気迫がピッチにいる選手たちからは感じることができなかったのは残念です。

 ボールを失うことを恐れて、ドリブルで突っかかるべきところで横パスを選択する。
 相手のカウンターを気にし過ぎて、押し上げるタイミングが遅れる。

 選手のそんな消極的なプレーの一つひとつが積み重なって、「ノーゴール」という結果につながってしまったのだと思います。

 優勝を狙うためには余計な失点を減らすことが必要不可欠であるのは理解しています。
 しかし、この試合では、守備を意識するあまり、昨季まであった攻撃の思い切りのよさがなくなってしまいました。

 WBに本来デフェンスの選手入れるという、守備偏重の選手起用も、選手たちのマインドを「後ろ」に向けさせるものでした。

「点を取られたくない」という、“呪縛”に捕らわれて思うような動きができなくなってしまった浦和。

 監督も選手も、この試合を振り返って反省してほしいですね。
 そして、よく考えてほしい。自分たちのサッカーのスタイルは、何なのかを。

 攻撃が売りのチームが、守備を気にするあまり、思い切ったプレーができなくなってしまうのは本末転倒でしょう。

 リードを許して点をとるしかないのに、まだ、後ろに重心をかけたまま、おっかなびっくりパスを回している。
 そんな浦和のサッカーは、誰も見たくないでしょう。

 試合終了後、多くのサポがブーイングで選手を迎えていましたね。
 埼スタのサポも、選手たちの消極的な姿勢を感じとっていたのでしょう。
 試合に負けたことより、相手選手に「気持ち」で負けていたことが許せなかったという人も多かったのでは。

 勝っても負けても、「1対0」というスコアは、浦和らしくはありません。
 シーズンはまだ始まったばかりです。この敗戦をバネに、より高いレベルを目指して頑張ってほしいです。

 スタジアムに駆けつけた4万人を超えるサポの皆さん、選手の皆さん、寒い中本当にお疲れ様でした。

 次の相手は、昨季の覇者、サンフレッチェ広島。
 中途半端な覚悟では、勝てる相手ではありませんね。

 監督や選手たちが口にする「優勝を狙う」という言葉の本気度を、ピッチの上で証明しましょう。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『サガン鳥栖 vs 浦和レッズ』(’13 第33節)

 11月30日の土曜日。全国的に晴天が広がり、爽やかな一日になりました。
 降り注ぐ日差しは柔らかいですが、冷たい風が肌を刺します。いよいよ、冬の到来でしょうか。

 この日、JリーグJ1の第33節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、デーゲームでサガン鳥栖とアウェイ・ベストアメニティスタジアムでの対戦です。

 浦和は、前節、フロンターレ川崎との決戦に敗れて痛い黒星を喫しました。
 まだかすかに残る優勝の可能性を最終節まで持ち越してJの灯を消さないためにも、勝ち点「3」をしっかり確保したいところ。

 対する鳥栖は、シーズン途中で行なった補強が功を奏して、強豪を相手に公式戦4連勝中と勢いに乗っています。
 今季ホーム最終戦、しかも相手が優勝を争う浦和ということで気合十分でしょう。

 浦和のスタメンは前節から変更あります。
 右WB平川忠亮選手に代わり、梅崎司選手が入っています。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。

 鳥栖は、4バックに1トップ、中盤を厚くしっかりブロックをつくって守ります。
 中盤で網を張り、ボールを奪ってから、素早くサイドにボールを送って速攻を仕掛けてきます。

 15分、鳥栖が右からのコーナーキックを得ます。キッカーは藤田選手。
 右足からのクロスにニアサイドの池田選手が右足でダイレクトで合わせます。
 このボールはバーを叩きましたが、その跳ね返ったボールにゴール前に詰めていた早坂選手が素早く反応。
 早坂選手、ディフェンダーと競り合いながらも頭でねじ込みました。0−1、鳥栖が先制します。

 またしても、浦和の不得意なセットプレーからの失点でした。
 浦和のディフェンスは、最初にシュートを打たれた場面でも、その跳ね返りを押し込まれた場面でも、鳥栖の選手に球際の攻防で負けていました。

 この日の浦和は、序盤からパスミスが目立ちました。
 特に、鳥栖の守備の読みが良いこともあり、前線で起点をつくるためのクサビのパスがことごとくカットされ、攻撃の形をまったく作ることができません。
 苦しまぎれのサイドチェンジのパスも成功率が低く、チグハグな攻撃が続きます。

 23分の浦和、柏木君がかなり遠い位置から左足の強烈なシュートを放ちます。
 しかし、これは惜しくもバーを叩いてゴールはならず。
 浦和は、これがこの試合の初シュート。いかに苦しい展開に陥っているかを如実に表しています。

 このあたりから、浦和はようやく落ち着きを取り戻します。
 しかし、いつものサッカーが戻ってきた、と安堵したのもつかの間。鳥栖に一瞬のスキを突かれます。

 37分の鳥栖、浦和のクリアボールを拾って、素早く左サイドのキム選手につなぎ、折り返しを受けた豊田選手がディフェンダーと競り合いながらも右足でシュート。
 ボールは点々と転がり、無情にも左ポストに当たって浦和ゴールに転がり込みました。0-2、鳥栖が突き放します。

 浦和が攻撃に移ろうとして、前に重心をかけていましたから、サイドが完全に無防備になってしまいました。
 キム選手はそのスキを見逃してくれませんでしたね。難しい体勢でもシュートを打ち切った豊田選手もさすがでした。

 結局、0-2で鳥栖がリードのままハーフタイムへ。

 浦和のシュートは5本、対する鳥栖は7本。
 スコア通り、完全な鳥栖ペースの前半となりました。
 鳥栖は、浦和の戦い方を徹底的に研究してきましたね。

 しっかり引いて待ち構えて、浦和が繰り出す前線への起点のパスをカットして、素早くカウンター。
 浦和の両WBが上がったサイドのスペースを突き、手数をかけずに、ターゲットの中央の豊田選手にボールを預ける。
 シンプルでしたが、素早く迫力のある攻撃です。

 浦和は、前線で起点となるパスの受け手が狙われていることは明らかです。
 それを逆手にとって、相手ディフェンスをつり出し、スペースをつくるなどの工夫したいところです。
  
 後半開始。

 浦和の攻撃のチグハグさは相変わらずですね。
 ボールは保持するものの、攻撃のスイッチとなる前線へのパスを入れることができずに右往左往する展開。

 重苦しい雰囲気を変えたい浦和は選手交代のカードを切ります。
 63分、梅崎司選手に代わって、関口訓充選手が入ります。

 関口君、期待に応えて右サイドで豊富な運動量で、浦和の攻撃を活性化させます。

 65分の浦和、槙野君がドリブルでペナルティエリア内で足を掛けられて倒れますが、ノーファールの判定。

 さらに66分、左サイド、元気が抜け出して切り返しからの右足のクロス。興梠君が頭で合わせますが、これもバーに嫌われてゴールならず。

 ようやくエンジンが掛かってきた浦和は、さらに前掛かりに攻め込みますが、人数をかけてブロックを形成する鳥栖の守備を崩すまでには至りません。

 90分の鳥栖、再びカウンターから左サイドのキム選手がフリーで持ち込み、豊田選手にパス。
 豊田選手がドリブルで突進し、ゴールキーパーと1対1になったところで、ディフェンスに後ろから倒されてPKの判定となります。
 PKのキッカーは豊田選手。冷静にゴールキーパーの動きを見切って右足でゴール右隅に沈めました。1−3、鳥栖がトドメの3点目を奪います。

 アディショナルタイムは5分。

 90+2分の浦和、柏木君の右からのクロスに中央で飛び込んだ那須君が執念のヘディングシュートを決めます。1−3、浦和が一矢を報います。
 
 しかし90+6分の鳥栖、再びカウンターからシュートのこぼれ球を豊田選手にダイレクトで右足で突き刺されて、万事休す。
 
 試合は結局、鳥栖が1-4で勝利を収めました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 スコア通りの完敗。鳥栖が思い描いていた通りの試合展開となってしまいました。

 第一の敗因は、開始早々に先制点を奪われてしまったことです。

 前節と同じ展開ですね。
 セットプレーからの失点があまりにも多過ぎます。早急に手を付けなければならない課題です。
 ミシャも選手たちも、一人ひとりが失点シーンを振り返って、何が悪かったのかを反省して来季への糧としてほしいです。

 第二の敗因は、点を取ることができなかったこと。

 この日も4失点と守備が崩壊してしまったようにみえますが、実際にはそうではありません。
 鳥栖の2点目以降は、浦和が前がかりになってリスクを承知で攻めていったスキを突いたものばかりです。
 それよりも問題なのは、リスクをとったのに点を取ることができなかったことです。

 この日の鳥栖は、中央に人数をかけてブロックをつくり、スペースを消すことで浦和のパスの出しどころを徹底的に潰してきました。
 浦和の攻撃は、完全に手詰まりとなり、攻撃の形をほとんどつくることができませんでした。
 苦しまぎれのパスや個人での突破を余儀なくされて、ボールを失ってカウンターをくらう・・・
 そんな悪循環にハマりこんでしまいましたね。

 自分たちの形が出せるときには、爆発的な攻撃力をみせるけれど、それを封じ込められたときは手の打ちようがない。
 それが、現時点での浦和の実力なのでしょう。

 この1年で、他チームの「浦和対策」がほぼ固まりました。
 来季は、ほとんどすべてのチームがこの日の鳥栖のような戦術をとってくると考えておいたほうがいいかもしれません。
 
 浦和は、それらの壁を一つひとつ打ち破っていかなければ、今季同様、タイトルを手にすることはありません。
 今の攻撃型のスタイルを貫くなら、相手がどんな守備をしてきても、点を取る必要があります。

 スペースがないなら、自分たちでつくり出す工夫がほしいし、狭いスペースの中でもワンタッチのパスをつなげるスキルも身につけてほしいです。

「失点が怖いから」といって、相手ゴールから遠いところでパスを回し続ける、見せかけだけのポゼッション・サッカーなんて誰も見たくありません。

 ある程度の失点は計算のうち、攻めて攻めて攻めきって勝つのが浦和のスタイル。
 そんな「肉を切らせて骨を断つ」豪快な攻撃サッカーを見せてほしいです。
 
 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、寒さの中、本当にお疲れ様でした。

 この日の敗戦で、1節を残して浦和の優勝の可能性は消滅しました。
 悔しいですが、まだ、優勝できるほどの実力がなかったということです。
 その現実から目を背けるわけにはいきません。
 
 最終節は、ホーム・埼スタでの試合です。来季のACL出場の可能性もまだ残しています。
 そして、20年間浦和を支え続けたレジェンド、暢久のラストマッチになります。
 気持ちよく、送り出してあげたいですね。

 山あり谷あり、色々な経験を積んだ今季の浦和の集大成となる試合。
 浦和らしいサッカーで締めくくってほしい。選手たちの意地とプライド、見せてもらいたいです。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs サガン鳥栖』(’13 第12節)

 5月18日の土曜日。関東は一日、五月らしい爽やかな晴空が広がりました。

 この日、JリーグJ1の第12節が行なわれ、我が浦和レッズは、ナイトゲームでサガン鳥栖とホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は前節、鹿島アントラーズとの上位対決を制して、3試合ぶりの勝ち点「3」を勝ち取りました。
 勝った次の試合は大事です。ホームで連勝し、再び上昇気流に乗りたいところです。

 対する鳥栖は、J2降格圏ギリギリの15位と低迷し、厳しいシーズンを送っています。
 「ここで浦和を叩いて流れを変えよう」と必死に向かってくることでしょう。油断は禁物です。

 浦和のスタメンは前節から変更あり。前節右足首のケガで途中退場した宇賀神友弥選手に代わって、梅崎司選手が入っています。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。

 立ち上がりから、ホームの浦和がボールを支配し主導権を握ります。
 長短のパスを織りまぜて、テンポよく鳥栖ゴールに迫ります。
 
 鳥栖は、ボールを奪ったあと素早くサイドに展開し、手数をかけずに中央に陣取るエース・豊田選手に合わせてきます。
 
 18分の浦和、梅崎君が左サイドを切り裂きセンターリング、中央で興梠君がバックヘッドでシュートを狙いますが、惜しくもバーの上。
 前節ゴールを決めて気分よくこの試合に入れているのでしょう。この二人の動きの良さが目を引きます。
 
 26分、右サイド深くでパスを受けた興梠君がドリブルでペナルティエリアに侵入、相手ディフェンダーに倒されてPKを獲得します。

 キッカーは阿部君、ゴールキーパーの動きを冷静に見極めて、右足で真ん中に蹴りこみました。1-0、浦和が先制です。

 興梠君の切れ味するどい突破は見事です。大きな切り返しでひとつで相手ディフェンダーを翻弄したところで勝負ありでした。

 40分の浦和、オーバーラップした森脇君が、中央ペナルティエリア外からグラウンダーの強烈な右足ミドルシュートを放ちますが、わずかにポストの外。

 前半は1-0のまま終了。

 前半のシュート数は浦和と鳥栖とも7本ずつ。
 ボールの支配率や内容ではかなり浦和が上回っていましたが、チャンスの数はそれほど変わりませんでした。

 鳥栖はブロックをつくって中央の守備を固めていましたが、浦和の最前線の3人(興梠君、柏木君、元気)がプレッシャーに負けずに精度の高いプレーをしてボールを失うことが少なかったです。

 そのおかげで両WBやボランチ、さらには両ストッパーまでかなり自由に攻撃参加できていました。

 守備でも、鳥栖の得点源である豊田選手のところはきっちり抑えていました。

 浦和は、辛抱して前半のサッカーを続けていきたいところです。

 後半開始。

 49分の浦和、左サイド深くでキープした梅崎君がオーバーラップした槙野君にマイナスのパス。

 ペナルティエリアの外からの右足の強烈なミドルシュートが、ゴールキーパーのニアを抜いて鳥栖のゴールネットを揺らしました。2−0、浦和が突き放します。

 この得点で後がなくなった鳥栖が捨て身の反撃に出ます。かなり前がかりに前線からボールを奪いにいきます。

 56分の鳥栖、左サイドからロングボールをゴール前中央で受けた岡田選手が胸トラップからディフェンダーをかわして左足で沈めました。2−1、鳥栖が追撃します。

 65分の浦和、右サイド森脇君からライン際フリーの平川君にパスが出ます。平川君、中央の状況を確認してクロス、興梠君が強烈なヘッドを鳥栖ゴールに叩きこみました。3−1、再び浦和が2点差に突き放します。

 この日の平川君はかなり切れてました。一対一で果敢に勝負して好機を演出していましたね。

 興梠君もヘディングに入る前のポジショニングが絶妙でした。

 しかし、鳥栖も簡単には諦めません。すぐさま反撃します。

 66分、カウンターから豊田選手がシュートしたボールはゴールキーパー順大が体を張って弾きます。

 そのこぼれ球を、高橋選手が浦和ディフェンダーから奪い返して、そのまま左足で強烈なミドルシュートをゴールに突き刺しました。3−2、鳥栖が再び1点差に迫ります。

 その後も鳥栖は、体力的に苦しい終盤に前線からのプレスを強めて、試合を優勢に進めます。
 
 流れを変えたい浦和は選手交代のカードを切ります。
 78分、右WBの平川忠亮選手に代わって、マルシオ・リシャルデス選手。

 右WBには森脇君が上がり、阿部君が右ストッパー、柏木君がボランチ、マルシオは2シャドーの一角に入り、攻撃的なシステムに。

 前がかりの鳥栖に対して、リードを守り切るのではなく、あくまで攻め合いを挑みます。

 「ここで追加点がほしい」そんなミシャとサポの思いはすぐに、選手達に通じました。

 80分、鳥栖陣深く右サイドでスルーパスを受けたマルシオがグラウンダーのセンターリング。

 そのボールを中央の興梠君がスルー、ファーサイドの元気がスライディングで押し込みました。4−2、鳥栖を再び突き放します。

 オフサイドポジションにいると自ら判断してボールに触らずにスルーした興梠君の判断も素晴らしかったですし、しっかりファーに詰めていた元気もさすがですね。

 85分、柏木陽介選手に代わって山田暢久選手が入ります。

 89分の浦和、左サイドラインを割ろうとしていたボールを森脇君が残し、興梠君へつなぎます。興梠君は中央をしっかり見て浮き球のクロス。

 流れでゴール前に残っていた那須君の頭にピタリと合い、見事なヘディングシュートが決まりました。5−2、浦和が勝利を決定づけました。
 
 那須君は、二人のディフェンダーに挟まれながらも体勢を崩さずしっかりミートしていましたね。さすがです。

 これでリーグ戦3戦連続、しかもすべてヘディングでの得点。

 今年浦和に加入したばかりですが、すでにセットプレーでの大きな武器です。本当に頼りになる存在ですね。

 アディショナルタイムは4分。この時点で3点差をつけて勝負は決まっていましたが、浦和は攻撃の手を緩めません。

 90+4分、森脇君の右からのクロスに合わせたのは、途中出場で入ったばかりの矢島君でした。ワンバウンドしたボールにダイビングヘッドで合わせて、嬉しいJ初得点をゲットします。6-2、浦和がダメを押しました。

 矢島君は5分程度の短い出場時間でしたが、しっかり結果を出しましたね。
 それも、裏のスペースを果敢に飛び出しての得点ですから、彼の特長が十分生かされていました。これからも期待できそうですね。

 試合は結局、6-2で浦和の勝利となりました。
 
 スコア的には浦和が圧勝した試合でしたが、鳥栖もしっかり攻撃を組み立てていましたし、内容的には、そこまでの開きはありませんでした。
 勝負を分けたのは、やはり決定力の差です。

 鳥栖は浦和を上回る16本のシュートを放ちながらも決定機を決めきることができず、逆に浦和は14本のシュートで6点と得点効率の良さが際立っていました。

 浦和は、シュートの決定率もさることながら、試合を通してのパスの精度が素晴らしかったです。

 プレッシャー厳しい前線でボールを失わずにしっかりパスを繋ぐことができたため、鳥栖の守備が押し下げられ、後方の選手たちが余裕を持ってプレーをすることができました。

 恩恵を一番受けていたのが啓太でした。攻撃の際に、ディフェンスラインと前線の5人をつなぐリンクマンの役割を担うことが多い彼が、気持ちよく前を向いてプレーできたことが大きかったです。

 緩急織り交ぜ、左右、中央をバランスよく使った浦和の攻撃は見応え充分でした。

 ACLやゴールデンウィークがあり、試合間隔が久しぶりに1週間空きました。おまけに2試合連続ホームゲーム。そのおかげもあったのでしょう。選手達のコンディションは抜群によかったです。

 試合通してのパフォーマンスとしては、今季一番だったのではないでしょうか(もちろん、相手チームがミッドウィークに試合をしていることは割り引いて考えなければいけませんが・・・)。

 問題は、このコンディションを年間通してどれくらい維持できるのか。

 再び連戦の続く夏場に、失速して優勝争いから脱落しないように対策を練りたいところです。

 ケガなどを含めた選手の体調管理、控え選手のレベルアップなど課題はいろいろです。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 あと2試合、連勝で気分よく1ヶ月の中断期間を迎えたいですね。

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ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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