ホーム   »  サンフレッチェ広島
Tag | サンフレッチェ広島

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【Jリーグ観戦記】『サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ』(’16 1st 第16節)

 6月18日の土曜日。Jリーグ1stステージの第16節が各地で行われています。
 浦和レッズは、サンフレッチェ広島と、アウェイ・エディオンスタジアム広島での対戦です。

 浦和は前節、ガンバ大阪に競り負け、痛すぎる連敗を喫しました。ここ4試合、無得点の試合が続いています。
 対する広島は前節、FC東京相手に、引き分けました。すでに1stステージの優勝の可能性は消えています。

 ともに、年間王者を狙う実力チーム同士の対戦。熱戦に期待したいです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 遠藤 槙野
 MF:関根 駒井 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:興梠

 ミシャは、攻守の要、柏木君をスタメンから外す決断をしました。




 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは、右から順に森脇君、遠藤君、槙野君。
 ボランチは、駒井君と阿部君のコンビ。ワイドは、右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは、右に梅崎君、左に武藤君。
 1トップは、興梠君。

 広島は、浦和と同じ、3−6−1のシステム。いわゆる、「ミラーゲーム」になります。

 試合は、早々に動きます。

 6分の広島、カウンターからゴール前中央のウタカ選手にボールが渡ります。
 ウタカ選手、最終ラインの隙間に、右足アウトサイドで鮮やかなスルーパスを通します。
 このボールに柴崎選手が反応。裏に抜け出し、見事なトラップから左足でシュート。
 飛び込んでくる西川君の右脇を抜き、ゴールネットに突き刺しました。0−1、広島が先制します。

 両チーム、中盤で激しくプレスを掛け、ボールを奪い合う展開。
 とくに浦和は、かなり高い位置から圧力を掛け続けていますね。失点をしてから、さらに前掛かりの姿勢が強まります。

 22分の浦和、ショートカウンターから、興梠君が左サイドのゴールライン付近からセンターリング。
 ファーサイドの武藤君が頭で折り返したボールに飛び込んだのは、ボランチの駒井君。
 ワンバウンドしたボールに上から右足をかぶせて、ゴール正面からダイレクトボレー。
 ボールは枠をとらえましたが、相手ゴールキーパー・林選手の好守に阻まれ、ゴールならず。

 26分の浦和、中央から右サイドへロングフィードを相手ディフェンダーがカットし、頭で落とそうとします。
 そのトラップが少し大きくなり、ボールが離れたのを、関根君が見逃しませんでした。
 関根君、胸トラップで落とし、そのままペナルティエリア内に斜め一直線に進入。
 最後は滑り込みながら右足シュートで、ゴールキーパーのニアサイドをこじ開けました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 広島も黙っていません。
 27分、ロングフィードに左サイド柴崎選手が抜け出し、見事なトラップから左足の強烈なシュートを放ちます。
 しかし、守護神・西川君が見事な反応で弾き出し、ゴールを割らせません。

 この攻防で、スイッチが入った両チーム。お互いに攻めの姿勢を全面に出し、一進一退の攻防を繰り広げます。

 40分の浦和、ゴール前右サイド、クサビ役となった興梠君がフォローした森脇君に落としのパス。
 ボールを受けた森脇君、中央に向かって横に切れ込みながら、逆サイドに待ち構える宇賀神君へ横パス。
 宇賀神君、中央のスペースに走りこみながら、ダイレクトで強烈な右足シュート。
 グラウンダーのボールがゴール左隅に吸い込まれました。2−1、浦和が勝ち越しに成功します。

 結局、前半は2−1、浦和のリードで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が10本、広島が3本。
 お互いのよさを出し合った、内容の濃い45分。この数字の通り、浦和が優勢に試合を進めました。
 前節同様、開始早々に失点をしたときは、どうなることかと思いましたが、その後、しっかり立て直しましたね。
 攻めの姿勢を崩さず、前半のうちに逆転して終えたのは良かったです。

 後半、広島はより前掛かりに攻めてくることでしょう。
 それでも、前半同様のサッカーを展開できるか。浦和の真価が問われる45分になりますね。

 後半開始。
 案の定、リードを許している広島が前掛かりに攻め込み、主導権を握ります。
 浦和は、前半ほど前から行けなくなり、カウンター攻撃が頼りとなります。

 56分の広島、右からのコーナーキック。ニアサイドに飛び込んだ森崎(和)選手がヘディングシュートを放ちますが、クロスバーに嫌われ、得点ならず。

 64分の広島、再び、右からのコーナーキック。キッカーのボールに合わせたのは、塩谷選手。
 フリーで中央からニアサイドに走り込み、右足を思い切りよく振り抜きます。
 ドライブ回転の掛かった強烈なシュートが西川君の頭上を打ち抜きました。2−2、広島が同点に追いつきます。

 ここで手を緩めない広島。

 69分の広島、ウタカ選手のポストプレーから柴崎選手のシュート。ボールは右ポストを直撃します。
 しかし、その跳ね返ったボールが逆サイドに詰めていた塩谷選手の目の前に。
 塩谷選手、頭から飛び込み、ダイビングヘッドでゴールネットに突き刺しました。2−3、広島が再逆転に成功します。

 再々逆転を狙うミシャは、選手交代のカードを3枚同時に切る荒業で勝負に出ます。

 73分、梅崎司選手に代わって、李忠成選手。
 73分、武藤雄樹選手に代わって、柏木陽介選手。
 73分、関根貴大選手に代わって、ズラタン・リュビヤンキッチ選手。

 柏木君は、ボランチの一角に、李君は右シャドーに、ズラタンは1トップに、それぞれ入ります。
 駒井君が右ワイドへ、興梠君が左シャドーへ、それぞれ回ります。

 この交代で、勢いを取り戻した浦和。
 広島ゴール前に迫るシーンが、しばしば見られるようになります。
 さあ、これから・・・・と思ったとき、広島に一瞬のスキを突かれてしまいます。

 83分、浦和の最終ラインで西川君からボールを預かった柏木君が左隣りの遠藤君へ横パスを送ろうとします。
 それを狙っていたのが、途中出場の佐藤選手。ボールをかっさらい、そのままゴールキーパーと1対1となり右足シュート。ゴールネットを揺らしました。2−4、広島が突き放します。

 2点差になっても諦めず、積極的に仕掛ける姿勢を崩さない浦和ですが、ゴールが遠いです。

 87分の浦和、左からのコーナーキックからの流れで、右サイド、相手クリアボールを拾った阿部君がゴール前にクロスを送ります。
 中央で待ち構えていたズラタンが、オーバーヘッドから渾身の右足シュート。しかし、これもクロスバーに阻まれ、惜しくもゴールなりません。

 アディショナルタイムは4分。
 浦和は、最後まで捨て身の反撃を試みますが、最後の部分で合わず、ゴールに結び付きません。
 レフェリーの長い笛が鳴り、タイムアップ。2−4で広島の勝利に終わりました。


スポンサーリンク


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が15本に対し、広島が14本。
 お互いに攻撃的な持ち味を存分に出し合う、まれにみる熱戦は、決定力に勝ったホームの広島に軍配が上がりました。

 似たようなチーム同士の対戦は、お互いのよさを消し合う神経戦になりがちです。
 しかし、この日の両チームは、違いました。
 中盤から激しくボールを奪い合い、ショートカウンターの応酬。ゴール前での迫力あるシーンが数多く見られました。
 早い時間帯で試合が動いたこともあり、どちらも、点を取りにいく気持ちを全面に押し出して戦い抜きました。

 システムが同じでマッチアップする相手がはっきりしているため、随所で見応えのある1on1の駆け引きが繰り広げられました。
 球際を巡る攻防も迫力がありました。当たりは激しかったけれど、正当でクリーンなプレーがほとんどでした。

 浦和のリーグ戦5試合ぶりの得点を記録したのは、関根君。
 この試合でも、ゴールに向かう強気な姿勢は、浦和の選手の中でもずば抜けていました。
 得点シーンでは、自分へのパスが短くなり、相手ディフェンダーにカットされると判断すると、すかさず、前に回り込み、相手がトラップした後のボールを狙う。その抜け目なさは見事でした。

 この日初スタメンで、ボランチの一角を任された、駒井君。
 運動量豊富に中盤を動き回り、最終ラインと前線のつなぎ役として奮闘しました。
 一本のパスで流れを変えるような展開力はありませんが、機をみて前線まで上がり、決定機に絡む働きが多かったです。
 ここ数試合の浦和に足りなかった「縦への推進力」をつくり出せた要因のひとつに、駒井君の活躍がありました。
 ボランチとして初めての実戦としては、十分合格点の働き。今後も楽しみです。

 内容では、互角に戦いながらも、決定力の差で敗れた浦和。
 自分たちのリズムで攻めていた前半に、もう1点決めていれば、また結果も変わったでしょう。
 点を取るべき前線の選手に、ゴールが生まれないのが心配です。

 こういう時こそ、セットプレーから点を取りたいものですが、それもだめ。
 柏木君がいないときは、得点のニオイすらなかったです。

 2つの得点が生まれたこと。それに、選手が90分間攻撃的な姿勢を貫けたこと。
 その点に関しては、ポジティブに受け止めていいでしょう。一歩前進ですね。

 もちろん、4失点を含めて、いろいろ修正しなければならない部分は多いです。
 ただ、最近の試合では感じられなかった、選手たちの勝利に対する気迫は、はっきりと伝わりました。

 真っ暗なトンネルの中で、遠くにかすかな希望の光が見えた。そんな試合。
 完全に抜けだすには、まだ、「何か」が足りません。
 それが見つかるまで、この日のような気持ちの入った試合を続けていく。
 それが、今の浦和にとって、一番重要なこと。温かく見守りたいところです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
 次節は、来週の水曜日、FC東京とホーム・埼スタでの試合。
 まだ連戦は続きますが、残りはホームでの2試合。選手たちは、移動がないのでそのぶん楽になりますね。
 心も体もフレッシュし、心機一転、新しい気持ちで臨んでほしいです。

 選手、スタッフ、サボ一丸となり、悲願の優勝に向けて突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!


(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押してもらえると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs サンフレッチェ広島』(’15 2nd 第3節)

 7月19日の日曜日。朝から気温が上がり、厳しい暑さとなりました。
 梅雨も明けて、これからいよいよ夏本番です。

 この日、J1リーグ・2ndステージの第3節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、ナイトゲームでサンフレッチェ広島と、ホーム・埼玉スタジアム2002での対戦。

 浦和は、前節、モンテディオ山形との消耗戦をスコアレスのドローで切り抜けました。
 シーズン開幕から続く無敗記録も「19」まで伸びています。
 得意のホームでさらに1つ、勝利を積み重ねたいところ。

 対する広島は、前節、松本山雅FCに大量得点で完勝。
 2ndステージ唯一の連勝で首位と、勢いに乗っています。

 2ndステージの優勝、さらには、年間最多勝ち点の行方を左右する大一番。
 それにふさわしい熱戦を期待しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 永田 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 高木 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、永田君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に高木君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 広島は、浦和と同じシステムを採用しています。
 両ワイドが最終ラインまで下がる5バックでの守備。

 攻撃時には、逆に両ワイドが最前線まで上がって5人が横一列に並びます。
 ボランチの1人が最終ラインに入る形の4バック。両ストッパーがサイドバックの役割をこなします。
 最終ラインの上にボランチを1人配置し、前線とのつなぎ役を務めます。
 
 立ち上がりから、両チームが最終ラインからテンポよくボールをつないで、攻め合う展開。
 
 23分の浦和、右サイドからペナルティエリア内に斜めに切れ込んだ高木君に浮き球のパスが通ります。
 高木君が胸トラップで抜け出したところで、後ろから足を掛けられて倒されます。
 レフェリーは、このプレーにファールの判定。
 浦和はペナルティキックを獲得します。

 キッカーは高木君。
 右足でゴール右隅を狙いますが、相手ゴールキーパーに読まれて弾かれます。
 リバウンドを槙野君がヘディングで押し込もうとしますが、これも左ポストの外。
 浦和は、絶好の先制のチャンスを逃します。

 このプレーをきっかけに、浦和が広島ゴールに迫るシーンが多くなります。

 35分の浦和、ゴール前中央、相手のクリアボールを拾った高木君が、ダイレクトで素早く右サイドへ展開。
 関根君がフリーでボールを受けて切れ込んで右足でクロス。
 このボールが、必死に戻った相手ディフェンダーの足に当って、そのままゴールネットを揺らします。1-0、浦和が先制です。

 先制点を奪った浦和ですが、攻撃の手を緩めず、次々と広島ゴールにシュートを浴びせます。
 しかし、広島も必死の守りでゴールは割らせません。

 45+2分の浦和、宇賀神君がループシュートを放ちます。
 しかし、必死に戻った相手ゴールキーパーが何とかクロスバーの上に逃れてゴールはなりません。

 そのまま1-0、浦和のリードで前半を折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が11本、広島が4本。
 浦和が終始、押し気味に試合を進めた前半でした。
 同じシステムで戦う、ミラーゲーム。
 マッチアップする選手同士の1対1の攻防が、試合を大きく左右します。
 とくに、サイドでのポジションの引っ張り合いは激しく、見応えがありました。

 浦和は、前半同様、サイドでのポジション争いを制して、早々に追加点を奪って勝負を決めたいところ。

 後半開始。
 前半の勢いそのまま、浦和がボールを支配し、広島を自陣に押し込む展開。

 60分の浦和、カウンターから抜け出した武藤君が、ゴール前中央、ファールを受けフリーキックのチャンスを得ます。
 キッカーは柏木君。
 左足から放たれたボールは、ゴール右隅を鋭く狙いますが、相手ゴールキーパーが横っ飛びして弾き出します。

 その後も、立て続けに決定的なチャンスを得ますが、追加点は奪えず。

 流れを変えたい広島は、選手交代のカードを切ります。
 65分、佐藤寿人選手に代わって浅野拓磨選手。

 この采配がずばり的中します。

 67分の広島、カウンターからドウグラス選手が右サイドを持ち上がって絶妙なスルーパスを送ります。
 このパスに反応したのは、入ったばかりの浅野選手。
 裏に抜け出してゴールキーパーと1対1となり、最後は冷静に左足で流し込みました。1−1、広島が同点に追いつきます。

 追いつかれた浦和は、2枚の選手交代のカードを立て続けに切って反撃します。

 70分、高木俊幸選手に代わってズラタン選手。
 73分、永田充選手に代わって鈴木啓太選手。

 ズラタンは1トップに入ります。啓太はボランチの一角に入ります。
 阿部君が1列下がって3バックの中央へ。興梠君が1列下がって右のシャドーへ。

 84分の広島、最終ラインからビルドアップ、センターサークル付近でボールを受けた浅野選手が単騎でドリブル突破を仕掛けます。
 浦和ディフェンダーが浅野選手の突破を何とか止めますが、フォローした青山選手がこぼれ球をダイレクト右足でシュート。
 ボールはゴール右隅に飛び込みました。1−2、広島が逆転に成功します。

 点を取らなけばならない浦和は、最後の選手交代。
 86分、宇賀神友弥選手に代わって李忠成選手が入ります。

 88分過ぎ、浦和のサポからは大きな「We are Reds」の大合唱が湧き上がります。

 アディショナルタイムは4分。
 サポの後押しを受けた浦和は、最後の力を振り絞って広島ゴールへ迫ります。
 しかし、広島の体を張った守備は崩れません。

 90+2分、槙野君の左からのクロスにズラタンがヘディングで合わせるも、クロスバーの上を越えていきます。

 結局、1-2で広島の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 両チームの気迫とプライドがぶつかり合った熱戦は、アウェイの広島が見事な逆転劇を演じて勝利しました。
 ゴールへ向かう意識が高く、最後まで攻め合った見応えのある攻防。
 年間優勝を争う両チームにふさわしい好ゲームでした。
 
 試合通じてのシュート数は、浦和は23本、広島は12本。
 この数字が示す通り、終始、試合の主導権を握ったのはホームの浦和でした。

 浦和は、得点シーン以外でも数多くの決定機を演出し、いつ追加点を奪ってもおかしくない状況でした。

 風向きが変わったのは、広島の浅野選手がピッチに投入されてから。
 スピードのある突破で、最終ラインの裏を突く動きを繰り返し、浦和の守備を混乱させました。

 勝敗を分けたのは、やはり決定力の差。
 決めるべきところで決めないと、最後に痛い目を見る。
 浦和にとっては、その教訓どおりの試合展開となってしまいました。

 両監督の采配をめぐる駆け引きも、見応えがありました。

 広島の森保監督は、「残り20分からが勝負」と考えていたのでしょう。
 後半、勢いを増した浦和の攻撃を耐えに耐え、最小失点で切り抜け、満を持して浅野選手を投入、流れを変えることに成功しました。

 一方のミシャは、チームの出来にかなり手応えを感じていたのでしょう。
 選手交代のタイミングが、いつもより遅くなりました。
 結果的には、広島が同点に追いついてから、慌てて交代カードを切る形になりました。

 浦和のこれまでの戦いぶりから、60分過ぎに運動量が急激に落ちることは、ある程度予測できていました。
 結果論になりますが、先手を取って前線にフレッシュな選手を投入し、広島が動く前に一気にケリをつける、「先手必勝」の選択もありましたね。

 至近の浦和の戦いをしっかり研究し、対策を怠らなかった広島。
 劣勢に立たされても、慌てずに勝負どころを冷静に見極めて、最善の手を打った森保監督の采配は素晴らしかったです。

 浦和は、開幕から続けてきた無敗記録が「19」でストップしました。
 残念ですが、記録はいつかは途切れるもの。
 次の試合から、今季最大の目標である年間チャンピオンに向けて、心機一転、頑張ってほしいです。

 敗れたとはいえ、この猛暑の中、これだけの内容の試合を見せることができたのは、大きな収穫です。
 選手たちも、かなり手応えを感じたのではないでしょうか。
 今後の戦いが楽しみですね。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 この日の敗戦で、2ndステージの勝ち点差が、首位の広島と「5」に広がりました。
 それだけではなく、年間最多勝ち点の争いでも、広島に「2」差まで迫られています。
 ここからが正念場ですね。

 次節は来週の土曜日、名古屋グランパスとアウェイで対戦します。
 負けた次の試合こそ大事。連敗は避けなければなりません。

 真夏の連戦は、まだ続きます。選手たちは、しっかりコンディションを整えて、次なる戦いに備えてほしいです。

 頑張れ!浦和レッズ!!

(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ』(’15 1st 第3節)

 3月22日の日曜日。全国的に穏やかな一日。曇りがちでしたが気温はこの時期にしては高く、体を動かしていると汗ばむくらいの陽気でした。

 この日、JリーグJ1の第3節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、デーゲームでサンフレッチェ広島と、アウェイ・エディオンスタジアム広島にて対戦。

 前節、浦和はJ2からの昇格組のモンテディオ山形の挑戦を退け、開幕2連勝を飾りました。
 内容的には、まだまだ物足りないですが、しっかり勝ち点3を積み重ねているのは評価すべきでしょう。

 対するサンフレッチェ広島は、前節、同じく松本山雅FC相手にアウェイで白星を飾っています。
 こちらも開幕2連勝、勝負強さは今季も健在です。

 ちょっと気が早いですが、注目の“首位対決”となったこの一戦。それにふさわしい熱戦を期待したいです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:梅崎 柏木 阿部 橋本 石原 李
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもと同じ3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 WBは右に梅崎君、左に橋本君。2シャドーは石原君と李君のコンビ。1トップに興梠君。

 広島は、守備のときはボランチの一角が最終ラインに入る変則4バック。
 攻撃のときは両WBまで最前線に上がり、5人が横並びになる形。
 浦和と瓜二つのフォーメーション。いわゆる、「ミラーゲーム」です。
 お互いに手の内を知り尽くしているため、難しい試合になりそうです。

 10分の広島、左サイド縦パスに抜け出した柏選手が、ペナルティエリア内に侵入し、マイナスのグラウンダーで折り返し。
 ゴール前中央で待ち構えていた森崎(浩)選手が左足ダイレクトでシュートを放ちますが、浦和ディフェンダーが触ってコーナーキックに逃れます。

 20分の浦和、広島ゴール前中央で石原君とパス交換をした森脇君が右足で強烈なミドルシュートを放ちます。
 ボールは枠をとらえましたが、相手ゴールキーパーが横っ飛びでこれを弾き出し、惜しくもゴールならず。

 広島は思ったほど前からプレッシャーを掛けてきません。
 浦和がボールを保持すると、しっかり引いてブロックをつくります。
 ただ、ボールを奪ったあとのカウンターは相変わらず鋭いですね。

 浦和はボールは支配するものの、前線でのコンビネーションがいまいちかみ合わず、フィニッシュまで持ち込めません。
 広島の守備の網に引っかかってカウンターをくらい、危ないシーンも何度かつくられました。

 43分の広島、佐藤選手が左サイド、茶島選手からスルーパスに反応し最終ラインの裏に抜け出してダイレクト左足でシュート。
 ボールは右ポストをわずかにかすめてゴールラインを割りました。

 前半はそのまま0-0、スコアレスで同点のまま折り返します。
 シュート数は、浦和が5本、広島が9本。
 シュート数だけでなく、決定機の数や内容からも、広島が優位に進めた前半。
 広島は、少し引き気味でカウンター狙いを徹底していました。
 とくに、左サイド(浦和の右サイド)の裏のスペースを執拗に突いてきましたね。
 浦和は相手のカウンターをきっちりケアしつつ、攻撃のミスを減らしてフィニッシュまでやり切るようにしたいところ。
 
 後半開始。
 攻撃のギアを上げたい浦和は、早めの選手交代で勝負をかけます。
 56分、李忠成選手に代わってズラタン選手。
 56分、石原直樹選手に代わって鈴木啓太選手。

 ズラタンは1トップの位置に、啓太はボランチの位置に入ります。
 一列下がった興梠君と一列上がった柏木君が2シャドーのコンビを組みます。

 61分の広島、左サイド柏選手からのグラウンダーのクロスを受けた青山選手が右足で強烈なシュートを放ちます。
 ボールは枠をとらえましたが、ここは西川君が左に跳んでブロック。ゴールを割らせません。

 ここで浦和は最後の交代カードを使います。
 64分、橋本和選手に代わって加賀健一選手が入ります。

 加賀君は右ストッパーに入ります。梅崎君が左WBに回り、森脇君が一列上がって右WBに入ります。

 65分の浦和、ゴール前中央でディフェンダーを背負ったズラタンが右足で強引にシュート。
 相手ディフェンダーに当たった山なりのボールが広島ゴールを襲いますが、相手ゴールキーパーがなんとか弾き出します。

 その後も、浦和がボールをキープして広島を自陣に押し込んだまま優位に試合を進めます。

 広島は、前半から徹底してカウンター狙い。
 しかし、その頼みのカウンターも疲れからか精度を欠いてチャンスすらつくれません。

 アディショナルタイムは3分。
 浦和は、最後まで人数を掛けて一方的に攻め続けるも、1点が遠く、そのままタイムアップ。
 0−0のスコアレスドローに終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 実力チーム同士、似たチーム同士の対戦は、痛み分けに終わりました。
 前半は広島、後半は浦和と試合の流れは変わりましたが、両チームともチャンスを生かせませんでした。
 
 浦和は過去2試合同様、前線で起点がつくれずに苦戦しました。

 広島は前半、あえて浦和にボールを持たせ、しっかりブロックをつくって守っていましたね。
 浦和に攻め疲れをさせたところを、一気に片を付けようという意図からでしょう。
 0-0で折り返した前半は、まさに広島の狙い通りの展開。

 広島に傾いていた流れを変えたのは、浦和の選手交代でした。
 ミシャは、後半早々に2枚の交代カードを切って、攻撃のテコ入れをします。
 前線の3枚、1トップと2シャドーをまるごと入れ替える荒療治が功を奏しました。

 とくに効いたのは、ズラタンを1トップに入れたことです。
 ズラタンは高い足元の技術と大きな体を生かして、最前線でボールをしっかり収めていました。

 浦和はそれまで広島の堅いマークに苦しんで、クサビのパスを通すことができませんでした。
 ズラタンを入れたことで攻撃のスイッチが入り、最終ラインを高い位置でキープして、浦和らしい攻撃の形が出せるようになりました。
 得点こそ奪うことはできませんでしたが、後半は終始、広島を押し込み、アウェイで価値ある勝ち点1を得ました。

 この日の広島のように、前半はあえてボールを持たせて、疲れの見え始めた後半に勝負をかけることが浦和対策の常套手段となりつつあります。
 いいときの浦和なら、それでもお構いなく相手の守備をこじ開けてゴールを奪って自分たちのペースで試合を進めることができます。
 しかし、今の浦和は選手間で意思の疎通があまりとれていないため、攻撃がちぐはぐになり、フィニッシュにいく前にボールを失い、カウンターをくらってピンチを招くことシーンが多く見られます。
 それでも、後半選手交代をきっかけに立て直すことができるのは、戦力が豊富で地力のあるチームである証拠ですね。

 オフの大量補強のいい面と悪い面がどちらも出る、今季の序盤戦を象徴する試合となりました。
 この試合を見る限り、選手もサポも、まだまだ我慢が必要な展開が続きそうですね。

 スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次のリーグ戦は、日本代表戦の関係で2週間空き、浦和は松本山雅FCとホーム・埼スタで対戦します。
 この日勝ち点1を加えて、首位のまま気分よく中断期間に入ることができます。

 浦和の課題ははっきりしています。「戦術の徹底と選手間の意思の疎通」です。
 この中断期間を利用して、その部分を徹底的に鍛え上げて、生まれ変わった浦和のサッカーを見せてほしいです。

 頑張れ!浦和レッズ!!

(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs サンフレッチェ広島』(’14 第20節)

 8月16日の土曜日。関東は日中はよく晴れ、真夏の暑さが戻ってきました。

 風が少し強め、大気が不安定で夕方突然の雷雨に見舞われた地域も多かったです。

 この日、JリーグJ1の第20節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ナイトゲームでサンフレッチェ広島とホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 前節、浦和は川崎フロンターレとの決戦に破れ、リーグ戦では10試合ぶりの敗戦を喫しました。

 埼スタに戻って仕切り直しです。
 昨季J王者の広島を叩いて勢いを取り戻し、再び無敗街道を突っ走りたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 永田 槙野 
 MF:平川 鈴木 阿部 宇賀神 梅崎 柏木   
 FW:興梠

 累積警告で今節出場停止の那須君に代わって永田君が入っています。



 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、永田君、槙野君。ボランチは、啓太と阿部君のコンビ。
 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに興梠君。

 広島のシステムも浦和と同じ3−6−1です。

 守備のときには両WBも最終ラインに入って5人が浦和の最前線の5人にマンツーマンで張りつく形になります。

 他のポジョンもマークする選手がきっちり重なるミラーゲームとなりました。

 球際に強く、1対1の勝負に負けないことがいつも以上に求められますね。

 立ち上がりから、ボール保持率で上回る浦和が優位に試合を進めます。

 浦和はディフェンスラインを高く保って、パスを回しながらチャンスをうかがいますが、しっかり引いて守る広島にパスコースを消されて攻撃の形をつくれません。

 試合が動いたのは20分過ぎ。

 22分の浦和、右サイド森脇君から興梠君へクサビのパスが通りますが、広島ディフェンダーがファールで阻止。

 浦和が中央少し右寄りの絶好の位置でのフリーキックを得ます。

 キッカーは柏木君。
 左足から放たれたボールがきれいな放物線を描いて広島ゴールを襲い、右ポストを直撃します。

 跳ね返ったボールがゴール前に詰めていた阿部君の足元へ。

 阿部君、ダイレクト右足で押し込んでゴールネットを揺らしました。1-0、浦和が先制します。

 柏木君、惜しくもゴールはなりませんでしたが、素晴らしいフリーキックでした。

 壁の中に入った味方選手の頭の上から鋭く落としてゴール右隅を狙う、イメージ通りでしたね。

 阿部君も、シュートコースがら空き状態でしたが慌てることなく冷静に押し込みました。

 リードを許した広島でしたが、前に出てくる様子はなくカウンター狙いを徹底します。

 浦和が後ろでボールを回しながらスキをうかがう展開は変わらず、いたずらに時間が過ぎていきます。

 結局、1−0で浦和リードのまま前半を折り返します。

 前半のシュート数は浦和は4本。広島は何と0本。

 得点こそ入っていますが、両チームともあまり動きのない、見ていて退屈な45分でした。

 広島は終始カウンター狙い、前からプレスをかけることもなく、自陣に引っ込んだままでした。

 浦和もボールを最終ラインで回すばかりで、広島の守備をこじあけようという意欲はあまりみられませんでした。

 マンツーマンでマークされている上、前線の選手の動き出しもあまり見られず、クサビのパスが入る回数が少なかったですね。

 浦和は最近、先に点をとっても後半に追いつかれてしまい、勝ち切れない試合が続いています。

 広島は、浦和が後半半ばに失速することを計算に入れて、後半勝負に賭けているのでしょう。

 浦和としては、早めに試合を決める追加点を奪い、集中力を切らさずにそのまま無失点で終わらせたいところです。

 後半開始。

 ハーフタイムに監督から激が飛んだのでしょう。

 両チームの意識が攻めにも向かうようになり、ボールをめぐる駆け引きが激しくなります。

 お互いにペナルティエリア内まで攻めこむシーンが増えてきました。

 69分の浦和、ここが勝負どころと見たミシャは、選手交代のカードを2枚同時に切ります。

 鈴木啓太選手に代わって青木拓矢選手。梅崎司選手に代わって李忠成選手。

 青木君はボランチ、李君は2シャドーの一角へ。

 74分の浦和、相手コーナーキックの流れから鋭いカウンター。

 最後は李君が右サイドから斜めに切り込み、左足で強烈なシュートを放ちますが、相手ゴールキーパーの好守に阻まれて惜しくもゴールならず。

 84分、浦和は最後の選手交代。

 柏木陽介選手に代わって関根貴大選手。

 点をとらなければならない広島は必死の攻撃を繰り返します。

 サイドにボールを散らしてセンターリング、中央で合わせようとしますが浦和の守備も粘り強く対応し、ゴールを割らせません。
  
 90分を過ぎ、アディショナルタイムに入った終了間際、広島にビッグチャンスが到来。

 ポストでボールを受けた皆川選手のヒールパスから柴崎選手が裏に抜け出し、ゴールキーパーと1対1となりシュートを放ちます。

 ここは西川君が体を投げ出しながらキャッチするスーパーセーブをみせて、この日最大のピンチを切り抜けます。

 そのまま試合終了のホイッスルが鳴ります。

 試合は1-0で浦和の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 主力選手の離脱、それに蒸し暑さや連戦の疲れの影響でしょう。

 全体的に見せ場の少ない、内容のとぼしいゲームでした。

 お互いに相手のカウンターを警戒しすぎるあまり、攻撃であと一歩が踏み込めませんでした。

 浦和は、マンマークで厳しくチェックされていたということもありますが、攻撃のスイッチとなる縦パスをなかなか入れられずに苦戦しました。

 せっかく入ったクサビのボールも、周りの動き出しが少なく、結局後ろに戻さざるをえなくなるというシーンが目につきました。

 元気不在の影響がまたしても浮き彫りになった試合でした。

 同じシステムで戦うチーム同士、お互いに相手の長所も短所もすべて把握しています。

 手の内が相手に見透かされているやりにくさが、両チームの選手たちから思いきりの良さを奪ってしまっていました。

 内容はともかく、浦和にとってこの日の勝ち点「3」は、とても大きな意味をもちます。

 ここ3試合勝ち星から遠ざかっていましたから、選手たちもやっと一息つけるのではないでしょうか。
 連敗しなかったことも大きいですね。

 今の時期、内容よりも結果。勝ち点をどれだけ積み上げられるかです。

 そういう意味では、浦和の選手たちは最悪のコンディションの中、それぞれの仕事をまっとうして最高の結果を残してくれました。
 
 選手の皆さん、スタジアムに足を運ばれた方々、本当にお疲れ様でした。

 次節はFC東京とのアウェイ戦です。
 またまた上位対決です。厳しい戦いは続きますね。

 チームとサポが一丸となって、この真夏の連戦を乗り切りましょう。

 頑張れ!浦和レッズ!!

(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ』(’14年 第3節)

 3月15日の土曜日。関東は一日爽やかな青空が広がりました。
 日差しはすっかり春の暖かさ。ひんやりとした風が気持ちいい、この時期らしいお天気でした。

 この日、JリーグJ1の第3節が各地で行なわれ、浦和レッズは、デーゲームでサンフレッチェ広島とアウェイ・エディオンスタジアム広島で対戦しています。

 浦和は前節、サガン鳥栖とのホーム開幕戦を落として連勝を逃しました。
 まだ始まったばかりとはいえ、優勝を狙うには、連敗は何としてでも避けなければなりません。

 対するサンフレッチェ広島。
 前節、強豪の川崎フロンターレを接戦の末に下して、開幕連勝スタートを飾っています。
 今季も混戦のJリーグですが、優勝候補の筆頭に挙げられるでしょう。

 優勝候補チーム同士、しかも因縁浅からぬ相手。白熱した試合になることは間違いありませんね。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 阿部 鈴木 宇賀神 柏木 原口 
 FW:興梠

 前節から大幅にメンバーを入れ替えています。啓太は今季初スタメンですね。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは、阿部君と啓太のコンビ。
 2シャドーは、柏木君と元気。WBは右に平川君、左に宇賀神君。
 
 それぞれ、慣れた昨季のポジションについていますね。
 
 立ち上がり、お互いにボールを丁寧に回しながら相手のスキをうかがう、予想通りの展開。
 中盤でのチェックが厳しいですね。ボールを奪われた後の守備への切り替えが早いです。
 どちらも、「まず守備から」という意識を強く感じます。

 両チーム、決定機どころか、シュートすらほとんど打てない時間帯が長く続きます。
 
 浦和は、前線で起点がまったく作れず、攻撃が組み立てられませんね。
 ボールは回るけれど、なかなか広島ゴールに近づけない苦しい状況。
 
 41分過ぎの浦和、槙野君が中央に切れ込んで、興梠君に絶妙のスルーパスを送ります。
 興梠君、後ろからのグラウンダーのボールに上手く合わせて、右足でダイレクトシュート放ちます。
 このシュートは相手ゴールキーパーの好守に阻まれて惜しくも得点ならず。

 42分の浦和、このプレーで得たコーナーキックの流れで、柏木君とのパス交換から平川君が右サイドを突破して速いセンターリングをニアサイドに上げます。
 このボールに興梠君が反応、角度のないところからヘディングシュートを放ちます。
 ボールは弧を描きながら、ゴールキーパーの頭上を超えてゴールネットを揺らしました。1-0、浦和が先制します。

 興梠君、少し無理な体勢でしたが、上体をひねって、よくボールを枠内にコントロールしましたね。
 技ありのゴールでした。

 興梠君はここまで広島のディフェンダー陣に挟み込まれて、目立った仕事をさせてもらえませんでしたが、巡ってきたチャンスをしっかりものにしました。さすがです。
 この得点で波に乗るでしょう。今季もゴールを量産してもらいたいですね。

 そのまま1−0で浦和がリードしてハーフタイムへ。

 前半のシュート数は、浦和5本に対し、広島が2本。
 シュート数の少なさは、両チームともいかに攻撃の組み立てに苦戦したことを裏付けています。

 同じ戦術、システムをベースに戦う両チーム。
 お互いに長所も短所も熟知しているというやりにくさは多分にあったでしょう。

 因縁の多い両チームだけに、「負けられない」という気持ちが強く出すぎたというのもありますね。

 ただ、均衡が破れたことで、後半は試合が動きだすのではないでしょうか。
 浦和は、失点をしないことはもちろん、前がかりになる相手のスキを狙い、追加点を奪って試合を決めてしまいたいところです。

 後半開始。

 案の定、リードを許した広島が前半より前がかりに攻めてきます。
 疲労も手伝って両チームの中盤のプレスも甘くなり、前線にスペースが生まれて、ゴール前のシーンが増えてきます。
 
 63分過ぎの浦和、興梠君の中央の落としから、槙野君が強烈なミドルシュートが枠を捉えますが、相手ゴールキーパーに弾かれてゴールラインの外へ。

 残り20分位になったところで、広島が攻撃的な選手を次々と投入し、さらに攻めの姿勢を強めて試合の主導権を握ります。

 浦和は、広島の迫力のある攻撃に最終ラインを押し上げられず、反撃の糸口をすらつかめません。

 そんな劣勢の状況を打破したい浦和は、続けざまに選手交代のカードを切ります。

 79分、興梠慎三選手に代わって李忠成選手。
 82分、柏木陽介選手に代わって梅崎司選手。

 しかし、その効果も出ず、浦和は広島の圧力に押し込まれたまま時間が過ぎていきます。

 90+0分、相手選手との競り合いで負傷した森脇良太選手に代わって坪井慶介選手が入るアクシデントも発生。
 浦和は虎の子の1点を守りにいきます。

 90+1分、左サイドをオフサイドラインギリギリで抜け出した元気に、絶妙なロングパスが通ります。
 元気は、左足トラップから鋭い切り返しで相手ディフェンダーを振り切って右足でシュート。
 強烈な弾道のボールは、ゴールキーパーの手をかすめて、逆側のサイドネットに突き刺さりました。2-0、浦和が貴重な追加点を奪います。

 元気、左サイドでボールを受けて中央に切れ込んで、右足のシュートという自分の形に持ち込んでの“らしい”得点でした。

 この試合を決める貴重なダメ押し点であり、背番号のプレッシャーやピッチ外でのチームを取り巻く雑音を封じ込めるかのような得点。
 元気の気迫がボールに乗り移った見事なゴールでした。

 アディショナルタイムは4分。
 浦和は、広島の捨て身の攻撃を体を張った守備でしのぎ切って、そのままタイムアップ。

 結局、2-0でアウェイの浦和が勝利を収めました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 決定的なシーンこそ少なかったですが、「この相手にだけは負けられない」という両チームの意地のぶつかり合いが随所に見られた迫力のある好ゲームでした。

 勝敗を分けたのは、課題の「守備」でした。
 浦和は、看板の攻撃力を犠牲にしてまでも、広島の攻撃の良さを徹底的に抑え込むことに成功しました。

 広島の攻撃を司る前の3人(佐藤選手、野津田選手、石原選手)にはマンマークをつけて動きを封じ込めていました。
 また、右WBのミキッチ選手については、宇賀神君と槙野君が連携をとりながら、ドリブルのスペースをうまく消して仕事をさせませんでした。

 久々スタメンの啓太も、中盤の底で大奮闘でした。
 時にはファール覚悟で、危険なスペースをきっちり埋めていましたね。
 広島に効果的なカウンターを許さなかったのも、彼の貢献による部分は大きかったです。
 
 攻撃が左サイドに偏る傾向のある浦和ですが、この試合では、右からの攻撃の比重がいつもより多かった気がします。
 右WBの平川君が働きが目立ちました。先制点のアシスト以外にも、切れ味鋭いドリブル突破が光りました。

 相手のストロングポイントを消すために、あえて「今日は右から」という戦略的な指示もあったのかもしれませんね。

 攻撃については、機能したとはまだまだ言えませんが、しっかり2点を取ったことは評価したいです。

 興梠君と元気。取るべき人がきっちりゴールを奪ったことは、今後に向けて、大きなプラス材料といえます。

 浦和がこの試合を落とすと、広島との勝ち点差は「6」に広がるところでした。
 まだ、シーズン序盤とはいえ、このままズルズルといってしまう可能性もあります。
 選手たちの危機感が、なりふり構わない「負けないためのサッカー」の徹底につながったのでしょう。

 選手たちのこの試合に懸ける気持ちが、相手を上回った結果ともいえるかもしれませんね。
 
 選手の皆さん、広島まで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 新聞やニュースでも取り上げられている通り、前節の鳥栖戦において、浦和のサポーター数名がスタジアムで人種差別的な横断幕を掲げていたことが発覚しました。

 この問題を重くみたJリーグ側は、ホームゲーム1試合を無観客試合で行うという前例のない厳しい処置を浦和に与えています。

 次節の清水エスパルスとの一戦が、その対象試合となります。

 Jリーグの下した判断は、浦和レッズの社会的な影響力の大きさや、人種差別的な行為に対して厳しい態度で臨む現在の世界的な趨勢から考慮すると妥当なものといえるでしょう。

 一部の心ない人たちのおかげで、浦和の選手たちはいつも得られるサポーターからの圧倒的な後押しなしに戦わなければならない状況に追い込まれました。
 
 サッカーはスポーツです。スポーツには、必ず、守らなければならないルールがあります。
 今回の一件は、浦和がそのルールを破ったことに対するイエローカード(警告)と受け取るべきでしょう。
 
 規律を守れない選手は、どんなに優秀でも、チームを足を引っ張ります。
 自分勝手でワガママなプレーが、チームの和を乱してしまうからです。

 サポーターも同様ですね。
 選手たちに、規律のあるプレーを望むのならば、サポーター自身にも規律を課すべきです。

 最低限の規律を守れないサポーターは、もはやサポーターではありません。
 チームの力になるどころか害を与えることが、今回に身に沁みて感じさせられました。

 選手たちにも、それぞれ役割があるように、サポーターにも役割があります。

 選手たちが最大限の力を発揮できるように、スタジアムの雰囲気を作ること。
 選手のプレーに対する叱咤激励で、選手たちを鼓舞すること。
 
 それ以外の行為は、すべて単なるスタンドプレーであり、必要のないものです。

 サポーターはサポーターの本分を全うすること。その原点に立ち返ってやり直すしか、失った信頼を回復する方法はありません。
 
 自分たちのすべきことは何なのか、すべてのサポーターが考え直すきっかけにできれば、今回の一件は、とても有意義な機会となり得ます。
 
 チームを取り巻く環境は相変わらず厳しいものがありますが、ここが踏ん張りどころです。

 選手とスタッフ、サポーターが一丸となって、この試練を乗り越えたいです。
 より成熟した強いチームに生まれ変わることを信じて。

 頑張れ!浦和レッズ!!

 (↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs サンフレッチェ広島』(’13 第19節)

 8月3日の土曜日。関東は夏らしい青空が広がりました。気温もかなり上がりましたね。

 この日、JリーグJ1の第19節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、夕方からサンフレッチェ広島とホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は、前節、苦しみながらジュビロ磐田に逆転勝ちしました。
 前節の勝利をムダにしないためにも、今節も勝ち点「3」を確保し、首位争いに踏みとどまりたいところ。

 対する広島は、リーグ戦5連勝中と絶好調。攻守がきっちりかみ合って首位を快走しています。
 強敵・浦和をアウェイで倒して、首位固めといきたいところ。

 両チームの勝ち点差は「5」。1位と4位の上位対決。今シーズンの優勝争いを左右する注目の一戦です。
 
 浦和のスタメンは前節から変更があり。原口元気選手と鈴木啓太選手が復帰しています。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。

 試合は早々に動きました。

 5分の浦和、左サイドのタッチライン際からのフリーキック。キッカーは柏木君。
 左足から放たれたボールはゴールから少し離れた位置の興梠君の頭にピタリと合いました。
 上体を反転させてジャストミートしたボールは、必死に伸ばした相手ゴールキーパーの手をかすめてゴールに飛び込みました。1-0、浦和が先制します。

 興梠君、角度のないボールにジャンプしながら、ほぼ真後ろにヘディングする技術的に難しいシュートでしたが、よく決めました。さすがです。

 両チームともカウンターを警戒して、前からプレスを掛けることなく、守備のときにはしっかり引いて陣形を整えます。
 同じシステム、同じ戦術のチーム同士、お互い手の内は知り尽くしています。
 ちょっとしたミスが命取りになることが、両チームの選手たちは十分理解しているでしょう。

 28分の浦和、前線でクサビのボールを受けた興梠君が後方から上がってきた元気にバックパス。
 元気はそのままドリブルで持ち上がり、右サイドを駆け上がった柏木君へスルーパス。
 柏木君はゴールライン際からダイレクトでグラウンダーのセンターリング。
 逆サイドの興梠君が合わせて放ったシュートは相手ディフェンダーに弾かれます。
 しかしクリアは小さく、そのボールを元気がスライディングしながら左足でシュートして押し込みました。2−0、浦和が貴重な追加点を奪います。

 前線の3人のコンビネーションだけで崩しての得点、1タッチ2タッチで素早くボールを回して広島守備陣を完全に翻弄しましたね。お見事です。

 その直後に広島の逆襲。浦和の右サイドをえぐった山岸選手からゴール前の高萩選手に絶妙の折り返しのパスが通ります。
 しかし、高萩選手の至近距離の決定的なシュートはゴールキーパー順大が体を張って何とかセーブ。
 
 前半は2−0、浦和リードのまま終了です。

 前半の浦和のシュートは4本、広島のシュートは2本。
 浦和は、守備がしっかり機能して、そこから効率的に得点を重ねることができました。
 広島のパスコースをしっかり切って、広島に前線のクサビのパスをほとんど通させませんでした。
 相手の1トップで得点源の佐藤選手にまったく仕事をさせずにうまく封じ込めました。
 浦和は、先制点を奪ったことで、自分たちから前に出ていく必要がなくなったのは大きいです。
 広島の出方を見ながら、カウンターからさらに得点を重ねたいところです。

 後半開始。
 
 55分の浦和、右WBの平川君が右サイドを突破し高い位置からのセンターリング。
 ターゲットは中央に待ち構えていた興梠君。
 ディフェンスラインの裏に抜け出し、左足を目一杯伸ばして直接押し込みました。3−0、浦和がさらに突き放します。

 平川君、相手が対応しづらいゴールキーパーとディフェンスラインの間に絶妙のクロスでした。
 興梠君、ディフェンスラインのすき間にうまく入り込んでボールに触りましたね。

 余裕の出た浦和は1枚目の選手交代のカードを切ります。
 63分、怪我から復帰したばかりの鈴木啓太選手に代わって、山田暢久選手が入ります。
 
 66分の広島、右サイドからのセンターリングに佐藤選手がドンピシャのタイミングでヘディングシュートを放ちます。
 枠を捉えていましたが、順大が横っ飛びで右手一本で弾き出しました。

 69分の浦和、今日2得点と大活躍の興梠慎三選手に代わって、阪野豊史選手が入ります。

 広島は、何とか得点を奪おうと前掛かりに攻めますが、焦りと疲れで集中力を欠き、ミスが多く攻撃の形がなかなか作れません。
 逆に浦和は、カウンターから効果的な攻撃を何度も仕掛けて決定機も作りますが、こちらも得点には至らず。

 アディショナルタイムは4分。
 
 93分の広島、コーナーキックから水本選手が豪快にヘディングシュートを決めました。3−1、広島が一矢を報います。
 しかし、広島の反撃もここまで。試合は結局、3−1で浦和の勝利に終わりました。
 
 スコアを見れば浦和の完勝ですが、両チームの実力にそれほどの差があったわけではありません。
 やはり、開始早々に先制点を奪えたことが、第一の勝因です。
 リードした後の浦和は、無理に前掛かりに攻めることなく、カウンター狙いを徹底することができました。
 この暑さの中、ムダな体力を使うことなく、効率的に得点を重ねることができたことは、次節に向けて大きなプラスです。

 ここ数試合、浦和が苦戦し続けた最大の原因も、相手に先制点を与えてしまったことです。
 先制点の重要性を改めて感じさせてくれるゲームでした。
 
 この試合、浦和の守備は終始安定していました。ビルドアップもほとんど問題ありませんでしたね。
 やはり、啓太の存在は絶大ですね。守備だけでなく、攻撃でも効いていました。
 一人の選手が入るだけで、チームはここまで変わるものか、と思い知らされました。
 替えの効かない選手です。怪我だけには気をつけてもらいたいです。

 試合後は、埼スタ恒例の選手も交えた「We are Diamonds」の大合唱。
 選手たちお手製のTシャツには、黒字に黄色く「Jを盛り上げるのは俺達だ主役は譲らん」の文字が書かれていました。
 
 選手の皆さん、蒸し暑い中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 まだまだ暑い夏は続きます。ここを乗り切ったチームだけが優勝の挑戦権を得ます。
 コンディションが悪いなら、悪いなりの戦い方を身につけて、しっかり勝ち点を積み重ねてもらいたいですね。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

 (↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ』(’13 第1節)

 いよいよ、待ちに待った2013年のJリーグが開幕しました。
 実力伯仲の近年のJリーグ。毎年、シーズン終盤まで優勝争いも降格争いも予断を許さない展開が続いています。
 今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。楽しみですね。
  3月2日の第1節、我が浦和レッズは、デーゲームでサンフレッチェ広島とアウェイ・エディオンスタジアム広島との対戦です。
 昨年の開幕戦も同じ場所で同じ相手、スコアこそ最少得点差でしたが、内容的には完敗ともいえるものでした。
 チームとしての戦術的な理解度の違いをまざまざと見せつけられましたが、1年経った今、両者の実力関係はどのようになっているのでしょうか。興味深いところです。
 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)を見据えた大型補強を行ない、戦力アップを図った浦和の新たな戦いに注目しましょう。

 記念すべき開幕戦の浦和レッズのスタメンは以下の通り。

 GK 加藤順大 
 DF 森脇良太、永田充、槙野智章
 MF 梅崎司、阿部勇樹、鈴木啓太、宇賀神友弥、柏木陽介、原口元気
 FW 興梠慎三

 試合開始。
 浦和のフォーメーションは、昨年に引き続いて3−6−1。
 新戦力の二人、森脇君は右のストッパー、興梠君は1トップの位置に入っています。
 立ち上がりからアウェイの浦和がペースを握ります。
 浦和の前線の選手のプレッシャーが厳しく広島に自由にパスを回させません。
 1トップの佐藤寿人選手への苦し紛れの縦パスもしっかりDF陣がケアして、広島に攻撃の形を作らせません。
 逆に、浦和はパスカットからのショートカウンターが効果的でした。
 広島とは対照的に、WBも含めた前線の5人の間でパスが面白いようにつながります。右から左から、効果的な分厚い攻めも何度か見られました。

 34分の広島、カウンターからゴール前でパスを受け森崎浩司選手が左足で決定的なシュートを放ちますが、ボールはバーを越えます。

 待望の先制点は浦和に入りました。
 37分、元気が左サイドでフリーでボールを持ってドリブルで中央へ切れ込んでいき、相手DFともつれながらも、後ろからフォローに入っていた柏木君に絶妙なパスを出します。
 柏木君がそのボールを右足で広島ゴールに蹴り込みました。1−0、浦和が先制です。

 元気の思い切りのいい仕掛けが生んだ先制点です。柏木君のフォローの動きもよく見ていましたね。柏木君のニアを抜いたシュートも見事でした。
 浦和が優勢のまま前半終了です。

 前半のシュート数は浦和の5本に対して、広島は2本。
 内容もシュート数に比例したもので浦和の思い通りの展開といえるでしょう。
 浦和が立ち上がりからかなり飛ばした印象です。
 先手必勝、浦和にとって狙い通りの展開といえるでしょう。このサッカーを後半も続けることができるかが勝敗のポイントになりそうですね。

 後半開始。
 立ち上がりから浦和のペースです。
 51分、センターサークル付近で相手ファールを受けた浦和がフリーキックを獲得し、素早くリスタート、右サイドでボールを受けた元気がそのままフリーで持ち込み、右足で強烈なシュートを放ちます。ボールをゴールキーパーの手を弾いてそのままゴールの中へ。2−0、浦和が突き放します。
 元気の気迫がボールに乗り移った執念のゴールです。スリッピーなピッチも浦和に幸いしましたね。これは浦和にとって大きな追加点でした。

しかし、広島もすぐさま反撃。
 55分、浦和ゴール前のフリーキックで森崎浩司選手が見事な左足のフリーキックを沈めて2−1、広島が再び1点差に迫ります。
 これは完璧なフリーキックでした。打った森崎選手を褒めるべきでしょう。

 この1点で広島が息を吹き返します。広島の前線でのパスがつながり始め、広島の時間帯が続きます。
 浦和は前半から前線のプレスをかけ続けていましたから、疲れもできてきたのでしょう。

 なんとか流れを引き戻したい浦和は続けざまに選手交代のカードを切ります。
 66分、この日1得点1アシストと大活躍の原口元気選手に代えてマルシオ・リシャルデス選手。
 73分、興梠慎三選手に代わり、阪野豊史選手。
 前線の運動量を増やして圧力を掛けることとボールを収めて起点を作りたいという狙いでしょう。

 しかし、思ったような効果はあまりなく広島の攻勢は続きます。浦和がDF陣を中心に体を張って水際でしのぐ苦しい時間帯です。
 85分、浦和は最後に守備的なカードを切って試合を締めにいきます。
 柏木陽介選手に代わり、那須大亮選手です。

 その直後、Eスタの浦和サポから大きな「WE ARE REDS!」のコールが鳴り響き、浦和の選手たちを強烈に後押しします。
 遠く広島まで駆けつけた浦和サポの開幕戦に賭ける熱い気持ちが伝わってきますね。
 ロスタイムは3分。なんとか広島の必死の攻撃を跳ね返し続けてそのまま試合終了。
 2−1、浦和の勝利に終わりました。

 注目の新加入選手、興梠君のパフォーマンスもまずまずでした。後ろの2シャドーの二人(柏木君、元気)との相性は良さそうですね。これから練習や実戦でコンビネーションを高めていけば、このトライアングルはかなり強力なオプションになりそうです。楽しみですね。

 今日の試合では、前線からの守備が機能し、そこからのショートカウンターが有効に機能しましたが、いつもそう上手くいくとは限りません。
 この試合ではあまり出番のなかった最終ラインから両WBへのロングフィードを起点とした攻めにも磨きを掛ける必要があります。
 浦和に対しては、守備的な戦い方をしてくるチームが増えると予想されますから、攻撃のバリエーションをもっと増やしていかないと厳しいです。

 昨年のチャンピオンを破っての久し振りのJ開幕白星となった浦和。まだまだ始まったばかりとはいえ、幸先の良いスタートをきることができました。
 昨年築いた土台にどれだけものを積み重ねていくことができるか、選手たちこれからの奮闘に期待したいですね。
 頑張れ!浦和レッズ!!

(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)

にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ にほんブログ村 サッカーブログへ
プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

宜しくお願いします!

スポンサーリンク
訪問者数
カテゴリーツリー
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ご意見はこちらから
何でも結構です。お気軽にコメントして下さいね!

名前:
メール:
件名:
本文:

Jリーグ順位表
カレンダー+最終更新日
01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -
全記事表示リンク
Google 検索はこちら!

Google

WWW検索 ブログ内検索

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
試合予定と結果
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。