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【Jリーグ観戦記】『セレッソ大阪 vs 浦和レッズ』(’14 第26節)

 9月27日の土曜日。関東は朝は晴れていましたが、だんだん雲が多くなっていく下り坂のお天気。

 台風の影響でしょうか、風が強い一日でした。

 この日、JリーグJ1の第26節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ナイトゲームでアウェイ・ヤンマースタジアム長居にてセレッソ大阪と対戦。

 前節、浦和はアウェイでアルビレックス新潟を退け4連勝。首位を快走します。

 相手のセレッソ大阪は降格圏に沈んでいますが、もともと実力のあるチームです。

 とくに、前線に若く活きのいい選手がそろう攻撃は注意が必要ですね。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 鈴木 阿部 宇賀神 李 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と李君。1トップに興梠君。

 大阪は、4−4−2のコンパクトな陣形を敷いて、中盤で激しいプレスを掛けてきます。

 開始早々、大阪にいきなりのビッグチャンス。

 4分、カカウ選手とのワン・ツーから抜け出した杉本選手がゴールキーパーと1対1になります。

 しかし、至近距離から放った右足シュートは、西川君が体を張って弾き出し、得点にはなりません。

 勢いづいた大阪は、2トップの2人、杉本選手とカカウ選手が起点となって、サイドからの切れ味鋭い攻撃を繰り出してきます。

 浦和は、アグレッシブな大阪の守備にリズムを狂わされ、なかなかパスが前線までつながりません。

 相手の素早いパスワークに辛抱強く対応しながら、カウンターのチャンスをうかがう苦しい展開が続きます。

 25分過ぎくらいからようやく、浦和のエンジンがかかり始め、パスが回るようになります。

 43分の浦和、右からのコーナーキックの流れから、ペナルティエリアの中から森脇君が右足で強烈なシュートを放ちますが、わずかにポストの外をかすめていきました。
 
 前半は0−0。スコアレスのまま折り返します。

 前半のシュート数は浦和、大阪ともに4本ずつ。

 スコアやシュート数が示す通り、内容的にはほぼ互角の展開。

 ただ、狙い通りのサッカーができていたのは大阪の方です。

 中盤の激しいチェックで浦和のパスを分断して速攻を繰り出す。

 大阪は、何度もそんなシーンをつくり出していました。

 浦和の選手たちは、全体的に動きが重そうですね。

 連戦疲れでしょうか。気合で乗り切ってほしいです。

 どうにかして大阪の高い最終ラインの裏のスペースを突き、勝機をつかみたいところ。

 選手交代のカードも有効に使ってほしいです。

 後半開始。

 試合の流れを自分たちに引き寄せたいミシャは、いつもより早めの選手交代で勝負をかけます。

 54分、宇賀神友弥選手に代わって関根貴大選手。

 56分、李忠成選手に代わって梅崎司選手。

 関根君はそのまま左WBへ、梅崎君は2シャドーの一角へ。

 65分の浦和、興梠君とのパス交換から柏木君が左足で強烈なミドルシュートを放ちますが、わずかに枠の外。

 選手交代が功を奏し、少しずつ攻撃のリズムをつかみつつあった浦和でしたが、大阪に一瞬のスキを突かれます。

 68分の大阪、左サイドのスローインから杉本選手がヒールで落としたパスを、カカウ選手が右足でミドルシュート。

 西川君が左に横っ飛び、両手でブロックしようとしましたが、シュートの勢いが勝りました。

 手を弾いたボールがポストに当たり、そのままゴールイン。0−1、大阪が先制します。

 カカウ選手、ゴールまではかなり遠い位置でしたが、思い切りよく振り切りましたね。

 J1残留に懸ける大阪の執念が乗り移ったような素晴らしいシュートでした。

 浦和は、最後の選手交代にすべてを託します。

 71分、平川忠亮選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。

 梅崎君が右WBへ、マルシオが2シャドーの一角へ。

 攻撃的なオプションで、なりふり構わず点を取りにいきます。

 前掛かりになった浦和は、大阪を自陣に押し込み、数多くの決定機をつくりますが、大阪の体を張った守備にゴールを割ることができません。

 アディショナルタイムは4分。

 スタジアムの浦和サポからは「Pride of URAWA」の大合唱も始まり、選手たちの必死の反撃を強力に後押しします。

 際どいシーンもありましたが、相手ゴールキーパーの好守に阻まれてしまいます。

 最後は、マルシオのフリーキックが壁に弾かれ、万事休す。タイムアップの笛が鳴り、試合終了。

 0−1で大阪の勝利に終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 両チームの「負けられない」という意地がぶつかりあった熱戦は、ホームの大阪に軍配が上がりました。

 大阪は、浦和のサッカーをよく分析して、良さを消していました。

 最終ラインを高く保ち、全体をコンパクトにして、浦和のボール保持者に対し素早くプレスをかけてミスを誘いました。
 
 浦和の中央の3人をセンターバック2枚とボランチでケア、両WBは両サイドバックがしっかりフタをし、浦和に攻撃の起点をつくらせませんでした。

 浦和は、大阪の高い最終ラインの裏をとろうと、サイドチェンジやダイレクトパスも交えながら攻撃を繰り返しましたが、あと一歩が遠かったです。

 大阪の選手たちの1対1でのしぶとさ、球際の強さが印象に残りました。

 とくに、ゴールキーパーのキム・ジンヒョン選手のボールへの反応の良さは際立っていましたね。
 
 ただ、大阪の守備が良かったことを差し引いても、浦和の攻撃はいまいちでした。

 いいときの浦和ならば、プレスの網をかいくぐって、もっと相手ゴールを脅かしていたことでしょう。

 この試合での選手たちのパフォーマンスは、調子のよかったここ数試合と比べると、明らかに落ちていました。

 1週間に3試合のハードな連戦、加えて新潟から大阪の遠距離移動も重なり、選手たちに疲労が溜まっていたのでしょう。

 夏場の連戦の疲れが出てくるこれからの時期は、いかに選手たちのフィジカル・コンディションを整えるかがチームの成績を大きく左右します。

 しっかりリフレッシュして、万全の態勢で臨んでほしいです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 リーグ戦での敗戦は7試合ぶり。

 無失点での敗戦は、第2節のサガン鳥栖以来です。

 長いシーズン、こんな試合もあります。

 大事なのは、悪い流れを引きずらないこと。

 次節、浦和はホームで徳島ヴォルティスとの対戦です。

 相手は最下位に沈んでいるチームですが、もちろん油断は禁物。

 優勝のためには、連敗は許されません。

 今節の二の舞いだけは何としても避けたいところです。

 気持ちを切り替えて、残り試合を一つひとつ全力で勝ちにいきましょう!
 
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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs セレッソ大阪』(’14 第14節)

 5月17日の土曜日。関東は気持ちのいい青空。
 日中は半袖一枚で十分なくらいの暑さでした。季節はすっかり初夏の趣ですね。

 この日、JリーグJ1の第14節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、デーゲームでセレッソ大阪とホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は前節、大宮アルディージャとのダービーを制しました。
 至近4試合無失点、3勝1分と勢いに乗ってきました。
 この試合も勝って、気分よく中断期間を迎えたいところ。

 対する大阪は、前節ホームでベガルタ仙台に接戦の末破れています。
 開幕から勝ち切れない試合が多く、いまいち調子が上がりませんが、ウルグアイ代表のフォルラン選手を筆頭に代表クラスの選手を数多く揃えている実力のあるチームです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:梅崎 青木 阿部 宇賀神 元気 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは、青木君と阿部君のコンビ。
 WBは右に梅崎君、左に宇賀神君。2シャドーは、柏木君と元気。1トップは、興梠君。

 大阪のフォーメーションも3−6−1。
 守備のときには、両WBも下がって5バック気味になり、浦和の最前線の5人をケアしています。

 立ち上がりは、ホームの浦和がボール支配率で上回り、試合を優位に進めます。
 中盤でのボールへの寄せが速く、大阪のミスを引き出していますね。

 浦和は前線の選手がパスを引き出す動きを繰り返し、最終ラインやボランチがどんどんクサビのパスを狙っていきます。

 10分の浦和、右サイド興梠君のポストプレーを受けた梅崎君が右足でグラウンダーのシュートを放ちますが、ゴールキーパーにキャッチされます。

 その後も、一方的に攻め続ける浦和でしたが、最後の意思の疎通が合わず、なかなかシュートにまで持ち込めません。
 結局、前半は、0-0のスコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は浦和3本に対して、大阪は0本でした。

 攻め合いになるのでは、という予想を裏切り、一方的浦和ペースとなった前半。

 シュートが1本もなかった大阪はもとより、攻め続けた浦和も決定機をほとんど作ることができず、見どころの少ない低調な内容の45分でした。
 
 浦和は、問題なくボールを前に運べてはいるので、あとはゴール前でのプレーの「質」を上げてゴールに結びつけるだけです。
 必ず巡ってくるであろう数少ないチャンスをモノにしたいところ。

 後半開始。

 浦和がボールを持って主導権を握り、大阪が守りを固めてそれに対抗するという展開は変わりません。

 56分の浦和、元気の左からのカットインはディフェンダーの足に引っ掛かりますが、そのボールが柏木君の足元へ。
 柏木君、ダイレクト左足で柔らかいタッチで狙いますが、ボールは惜しくもクロスバーを叩きます。

 69分の大阪、カウンターから南野選手が強烈な右足ミドルシュートを放ちますが、これは西川君の正面でした。

 何とかして大阪の壁を崩したい浦和は選手交代のカードを立て続けに切ります。

 70分、梅崎司選手に代わって関根貴大選手。
 75分、興梠慎三選手に代わって李忠成選手。
 関根君は、そのまま右WBの位置へ。興梠君は、1トップの位置に。

 その直後、ようやく試合が動きます。

 77分の浦和、右サイドでボールを受けた関根君がドリブルで大阪陣深くまで侵入。
 関根君、柏木君とのワンツーでマークしていたディフェンダーを交わして、ワントラップして左足でシュート。
 横っ飛びしたゴールキーパーが手に触れましたが、ボールの勢いが勝り、ゴールネットを揺らしました。1-0、浦和が先制します。

 関根君らしい、積極的なプレーからの思い切りのいいシュートでした。
 柏木君からの返しのパスを受けた右足でのトラップが見事でしたね。
 トップスピードでもしっかりシュートしやすい位置にボールを置きました。

 右サイドでボールを受けたとき、行く手を阻んでいた相手のディフェンダー2人。
 単独でのドリブル突破ではなく、ワンツーでの突破を選んだ冷静さが光りました。

 柏木君も、関根君の意図をしっかり汲んで、最高のリターンを返しました。

 79分の浦和、李君が右サイド、ゴール前のスペースに出したパスに柏木君が飛び込み、左足で強烈なシュートを放ちますが、またしてもクロスバーに阻まれてゴールならず。

 後半のアディショナルタイムは4分。

 5万人を超える大観衆で赤く染まったスタジアムは、「Pride of URAWA」の大合唱で選手たちを後押しします。
 勇気づけられた浦和の選手たちは、最後の力を振り絞った大阪の攻撃を体を張った守備で防ぎ切り、そのまま試合終了のホイッスル。

 結局、1-0で浦和の勝利で終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 ゴールデンウィーク連戦後の試合で疲労が溜まっていたこともあるでしょう。
 しかも、日差しが強烈な暑い午後からの試合ということで、両チームともコンディション的に厳しく内容面ではかなり物足りない試合でした。

 疲労という面では、前節から中1週間空いた浦和に対して、ミッドウィークにACLの試合を挟んだ大阪の選手たちへの影響の方が大きかったでしょう。

 大阪は、体力面でのハンデに加えてアウェイでの戦い、最初から「引き分けで上等」という考えがあったのかもしれません。
 最初から、かなり守備を意識した戦い方をしていました。

 浦和は、そのような相手から得点を奪って、しっかり勝ち点「3」を積み上げることができたことは評価できますね。

 浦和が優位に試合を進められた大きな要因のひとつは、左サイドでの攻防を制することができたことが挙げられます。

 元気や宇賀神君だけでなく、左ストッパーの槙野君も再三にわたってオーバーラップし、大阪の守備を脅かしました。

 逆に大阪は、本来、攻撃的な選手である柿谷選手がディフェンスラインまで下がって守備に追われることがしばしばありました。
 その結果、1トッブのフォルラン選手を前線で孤立させ、大阪の攻撃の連携を寸断することに成功しました。

 得点に関しては、浦和の選手層の厚さが生きましたね。
 個人技で局面を打開できる攻撃の切り札、関根君を試合後半に投入し、その関根君が見事期待に応えてくれました。
 まだ19歳ですが、5万人を超える観客の前でも物怖じせず、堂々とプレーする姿には頼もしさを感じます。
 今後さらに伸びていって、浦和を支える選手になってほしいですね。

 関根君に限らず、スタメンと遜色ない多種多様な選手がベンチに控えていることは、ミシャも本当に心強いことでしょう。

 選手のコンディションや対戦相手との絡みで、スタメンをうまくローテーションさせながら連戦を乗り切ることができた経験は、これからの戦いに生かされます。
 
 これからの「勝負の夏」に向けて抜かりなしというところでしょうか。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運ばれた方々、本当にお疲れ様でした。

 リーグ戦はここからワールドカップによる2ヶ月の中断期間に入ります。

 弱点を着実に克服しつつ結果を残し、首位で後半戦を迎える浦和。
 この中断期間で更なるステップアップを図って、万全の体制で悲願のリーグ優勝を目指したいですね。

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs セレッソ大阪』(’13 第34節)

 12月7日の土曜日。関東は日中、気持ちのよい青空が広がりました。
 風も穏やかで、とても過ごしやすい一日でした。

 この日、JリーグJ1の最終節、第34節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、デーゲームでセレッソ大阪とホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。

 浦和は、前節、サガン鳥栖に自分たちのサッカーをさせてもらえずに完敗。今シーズンの優勝の可能性が完全に消えました。
 ただ、この試合に勝利すれば、他チームの結果にかかわらず、来季のACL出場権を獲得することできます。

 対する大阪は、前節、鹿島アントラーズに接戦の末に敗れましたが、6位につけています。
 こちらも、ACLの可能性もわずかですが、残っています。

 勝ったほうが上の順位にいく上位チーム同士の対戦。ACLとプライドを賭けた熱戦に期待したいです。

 浦和のスタメンは前節から変更あります。
 右WB梅崎司選手に代わり、平川忠亮選手が2試合ぶりに復帰しています。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。
 大阪は4バックの最終ラインに1トップの布陣。フィジカルの強いセンターバック2枚を中心に、しっかりゴール前を固めています。
 
 お互いにカウンターを警戒し、攻撃的な両チームにしては静かな立ち上がり。
 
 先手を取ったのは、ホームの浦和でした。
 24分、相手のクリアボールを拾い、中央の柏木君から前方の元気に絶妙のタイミングでスルーパス。
 元気、至近距離から右足で強烈なシュートを左サイドネットに突き刺しました。1-0、浦和が先制します。

 元気は、柏木君に手でパスの出しどころを指示していました。柏木君もそれをしっかり見ていましたね。
 全体重を乗せたかのような強烈なシュート。体制を崩しながらも、浮かさずに枠内にしっかり決め切ったのはさすがです。

 その後も、浦和が得意のピッチをワイドに使った攻撃で、大阪ゴールに何度も迫ります。
 しかし、最後の部分で精度が悪く、得点には至りません。

 40分の大阪、右サイドの酒本選手からの低いクロスに中央の杉本選手がワントラップして、そのまま左足のシュート。
 そのボールがディフェンスに当たり、ゴールキーパーの頭上を越えて、ゴールに吸い込まれました。1-1、大阪が同点に追いつきます。

 杉本選手、右足アウトサイドで足元にピタリと止めたトラップが見事でした。

 気落ちした浦和に大阪がさらに追い打ちをかけます。

 45+1分の大阪、右サイド深くえぐった酒本選手がゴールラインギリギリからセンターリング。
 ギシがかろうじて手で触れますが、そのボールを中央の杉本選手が拾い、前方の柿谷選手ヘディングでつなぎます。
 柿谷選手、背中越しの浮き球を左足ダイレクトでシュート。
 ディフェンスに跳ね返ったボールを逆サイドの南野選手が左足で押し込みました。1−2、大阪が逆転に成功します。

 柿谷選手、難しいボールでしたが、ダイレクトで打つというひらめき、それを実行できる技術力、さすがです。
 南野選手も基本通り、きっちり逆サイドに詰めていました。
 
 結局、1-2で大阪がリードのままハーフタイムへ。

 浦和のシュートは4本、対する大阪は5本。
 立ち上がりは静かなスタートでしたが、浦和が1点を先制してから動き出しました。
 
 浦和は、ここ2試合の反省を踏まえて、中央からの攻めに固執せずに、両サイドをうまく使っていました。
 とくに、フリーになることが多かった右WBの平川君にサイドチェンジのパスを起点にした攻撃が目立ちましたね。
 リードは許しましたが、やっているサッカー自体は悪くありません。
 浦和としては、早い時間帯に追いついて、打ち合いの展開に持ち込んみたいところ。
 
 後半開始。

 53分の大阪、左サイドで細かくボールをつなぎ、最後は柿谷選手がペナルティエリアの左隅付近から右足でシュート。
 ボールは逆サイドのポストを当たって、ゴールネットに吸い込まれました。1−3、大阪が突き放します。

 ゴールキーパーの手から逃れるようにカーブをかけて、外側から巻きながら逆側のゴールの隅に置きにいった右足のコントロールショット。
 シュートした柿谷選手を褒めるしかない、スーパーゴールでした。

 追い詰められた浦和は、劣勢を挽回しようと、交代カードを2枚同時に切ります。
 54分、宇賀神友弥選手に代わって関口訓充選手、平川忠亮選手に代わって梅崎司選手がそれぞれ入ります。

 しかし、選手交代も功を奏さず、浦和の攻撃のリズムは悪いまま。

 せっかく、両WBにフレッシュな選手を入れたにもかかわらず、サイドからの攻撃が機能しません。
 悪いときの浦和が顔を出し、中央からの攻めに偏りがちになります。
 単調な攻撃を大阪の守備陣に読まれて、ボールを奪われて鋭いカウンターを浴びる場面もしばしば。

 63分、浦和は3枚目の選手交代で最後の賭けに出ます。
 ディフェンスの那須大亮選手に代わって、オフェンシブな山田直輝選手。
 浦和は、さらに失点のリスクを負って、がむしゃらに得点を取りにいきます。

 運動量豊富でボールを引き出せる直輝が中盤に入ったことで、浦和の攻撃にリズムが戻ります。

 72分の浦和、右からのコーナーキックを獲得します。
 キッカーの柏木君の左足クロスをニアの森脇君が頭で後ろに反らし、さらに元気が頭で前方にフィード。
 そのボールを槙野君が拾ってシュート。相手ディフェンダーにブロックされますが、こぼれ球を興梠君が拾ってシュート。
 これもゴールキーパーに弾かれますが、興梠君自らこぼれ球に反応して右足でゴールにねじ込みました。2-3、浦和が追いすがります。

 興梠君、最後は角度のないところから難しい体勢でのシュートでしたが、よくコントロールしました。まさに、意地の一撃でした。

 1点差に迫り、反撃ムードが高まった浦和。
 それに冷水を浴びせたのが、またしてもこの人。大阪の背番号「8」柿谷選手でした。
 
 76分の大阪、左足からのクロスにニアサイドの枝村選手がヘッドで合わせますが、ポストを直撃。
 そのこぼれ球を柿谷選手が拾って、冷静に右足で押し込みました。2−4、大阪がダメ押しの1点を取りました。

 柿谷選手、ここぞという場面で得点を決められるメンタルの強さ、エースの証明ですね。

 86分の大阪、カウンターから最後は、左サイドドリブルで切れ込んだ南野選手が、切り返して左足でシュート。
 グラウンダーのボールが左ポストをかすめてゴールに飛び込みました。2-5、大阪がトドメの1点を取りました。

 南野選手、「ファーサイドに打ってくる」と読んでいたギシの逆を突いて、鮮やかにニアサイド蹴りこみました。
 18歳という年齢に似合わない冷静なプレーぶり。将来が楽しみな選手です。

 アディショナルタイムは4分。
 浦和は最後の力を振り絞って攻撃を仕掛けましたが、ゴールは遠く、そのまま試合終了のホイッスル。
 
 試合は結局、大阪が2−5で勝利を収めました。
  
 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 試合通じてのシュート数は、浦和が14本、大阪が18本。
 攻撃が持ち味の両チームらしく、ゴール前の迫力あるシーンの多いスペクタクルな試合でした。
 決まったゴールはどれもハイレベルなものばかりで、見応えがありました。

 浦和は、またしても3点差の大敗。
 点差こそ前節と同じですが、意味合いはまったく違います。
 前節は、早い時間帯に失点し、相手に引かれて、カウンターから失点を重ね、相手の術中にはまってしまいました。
 この試合では、浦和が先制し、得意の打ち合いのスタイルに持ち込みながらも、逆に大差をつけられてしまいました。

 完全な力負けですね。言い訳のしようのない完敗です。

 決めるべきところで決めきった大阪。決めるべきところで決めきれなかった浦和。
 決定力の差が、スコアにそのまま表れてしまいました。

 一番悔しいのは、ピッチで戦っていた選手たち自身でしょう。
 この敗戦を糧に、来季はさらにグレードアップした浦和のサッカーを見せてほしいです。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだ5万4千人以上の両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 試合終了後は、毎年恒例のセレモニー。

 橋本社長の挨拶の後、今季を最後にチームを離れる山田暢久、野田紘史、永田拓也の3選手の退団セレモニーが行われました。

 入ってくる人がいれば、出ていく人も必ずいます。人の入れ替えは、チームが強くなるために必要不可欠なことです。
 頭では理解していても、気持ちの面ではなかなか受け入れられないものですね。
 毎年、毎年、最終節では身を切られる思いです。
 せめて、勝って気持ちよく送り出してあげたかった、というのが浦和サポ全員の気持ちではないでしょうか。

 暢久は、1994年に浦和に入団し、それから20年にわたって主力として浦和を支え続けてきました。
 J創設当初の「お荷物」と呼ばれたときも、J2陥落したときも、J初優勝を飾ったときも、アジアチャンピオンを勝ち取ったときも、すべてのシーンに暢久がいました。
 まさに浦和の「生き証人」といえる存在です。
 どんなときでもマイペースを崩さずにひょうひょうとプレーし、ファンから愛されるいじられキャラの暢久。

 20年間、本当にありがとう。新天地でのご活躍を願っています。

 ミシャが監督になって2年目の今季。
 浦和はリーグ戦を戦いながらも、ACLとのかけ持ちや鬼門だった夏場の連戦も乗り切り、ナビスコ杯は決勝まで進みました。
 それでも終盤まで優勝争いを続けることができたことは、昨季よりもチームの実力が着実に上がってきた証拠です。

 残念ながら、シーズンのラスト3試合で3連敗を喫して、ゴールを目前にして力尽きてしまいました。
 マラソンでいえば、常に先頭争いに加わりながらも、体力的にも精神的にも最も厳しい35キロ過ぎで突き放されてしまったというところ。

 1シーズン、フルに戦って優勝を勝ち取るだけの心身のスタミナが、チームとして備わっていなかったということでしょう。
 
 この1年で、浦和のサッカーが研究されて、その対策もほとんどのチームに共有されるようになりました。
 来季は、どのチームも浦和の長所を徹底的に消してくるでしょう。今季以上に厳しい戦いになることは間違いありません。
 
 浦和はそれらを打ち破って勝ち星を重ねるだけのチーム戦術、攻撃の引き出しの多さ、個の強さ、精神的な勝負強さを身につけて臨む必要があります。

 リーグ戦6位という結果に、満足している選手、サポーターは一人もいません。

 ミシャ体制になって3年目となる来季、内容はもちろんですが、求められるのは「結果」です。
 浦和サポを納得させる結果を残すことができるか、その真価が問われる1年になります。

 今のJリーグでは異色の、攻めて、攻めて、相手を圧倒する攻撃的な浦和のスタイルを貫き通し、かつ、タイトルを獲得すること。

 難しいけれど、価値のある挑戦。今の浦和に、それを成し遂げる可能性を感じているのは、僕だけではないはず。

 来季、さらに進化した浦和の攻撃サッカー、ミシャ・サッカーの完成型を観られることに期待しましょう。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『セレッソ大阪 vs 浦和レッズ』(’13 第10節)

 5月6日の月曜日。ゴールデンウィーク最後の日、関東は気持ちよい青空が広がり、この時期らしいすがすがしい天候となりました。

 この日、JリーグJ1の第10節が行なわれ、我が浦和レッズは、デーゲームでセレッソ大阪とアウェイ・長居スタジアムで対戦しています。

 浦和は前節、清水エスパルスに押し込みながらも、決定機を決め切ることができずに痛い敗戦を喫しました。
 前節まで2連敗と、開幕当初の勢いが影を潜めてしまいました。優勝を狙うには、これ以上の連敗は何が何でも避けなければなりません。
 ここでしっかり勝ち点「3」を確保し、悪い流れを断ち切り再び上昇気流に乗りたいところです。

 対する大阪は、ここ3試合負けなし。勝ち点「15」の6位と優勝も狙える好位置につけています。
 この試合も、若く才能あふれる攻撃的なタレントを前面に押し出して、真っ向勝負を挑んでくるでしょう。 

 攻撃型の両チームのスタイルががっちり噛み合う好ゲームを期待したいです。

 浦和のスタメンは前節から変更あり。前の試合の退場で出場停止となった阿部勇樹選手に代わって、矢島慎也選手が入っています。
 前節ケガで欠場した原口元気選手と梅崎司選手はベンチ入りし、サブからのスタートとなります。

 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。

 柏木君がボランチの一角、マルシオと矢島君が2シャドーの一角に入っています。

 開始早々、右サイドでボールを受けた右WBの平川君が中央に切れ込んで、左足の強烈なシュートが炸裂します。惜しくも、ゴールキーパーに弾かれてゴールはなりませんでした。

 この先制パンチが効いたのか、立ち上がりから、攻守の切り替えが早い浦和が主導権を握ります。
 前線の興梠君やマルシオにクサビのパスが次々に入り、周囲もそれに連動してリズミカルな攻撃を組み立てていきます。

 その中でも目立っていたのは、今季初スタメンの矢島君の動きの良さです。
 豊富な運動量を武器にボールによく絡み、簡単にはたいてはすぐに動き出し、スペースを狙うひたむきな姿勢が光りました。

 大阪は、中盤でボールを奪ってからのカウンターに活路を見出そうとしますが、なかなかボールを前線まで運ぶことができません。
 それだけ浦和の中盤の守備が効いていた証拠なのでしょう。

 25分の浦和、ロングフィードに反応して右サイドを突破した平川君がグラウンダーのセンターリング、中央で走りこんだ興梠君が合わせますが、わずかにポストの外。

 その直後、浦和が右サイドで得たフリーキックのチャンス、柏木君の左足のセンターリングに興梠君がヘッドで合わせてゴールネットを揺らしますが、惜しくもオフサイドの判定でノーゴール。

 その後も何度か決定機をつかみますが、決め切れない浦和。

 点が取れないときというのは、こういうものなのでしょう。本当にゴールが遠いです。

 39分のC大阪、カウンターから浦和の左サイドを破りセンターリング。そのボールにファーサイドで枝村選手がヘッドで合わせますが、ボールはバーを直撃して真下に跳ねてゴールには入らず。

 浦和は絶体絶命の大ピンチでしたが、ゴールマウスに救われます。

 前半は、両チーム無得点のまま終了です。

 前半の浦和のシュートは8本、大阪は4本。
 ほぼ浦和ペースで進んだ前半戦、決定的なチャンスもいくつかありました。

 浦和としては、前半のうちに先制点を取って、優位な展開に持ち込みたかったですね。

 ただ、敗れた直近の2試合とは違い、中央への縦パスもサイドへの起点へのパスもしっかり入って、そこからしっかり攻撃の形を作ることができています。

 あとはフィニッシュの部分だけなのですが、その「あと1歩」がとてつもなく遠いです。

 浦和のサッカーを焦らずに辛抱強く続けることができるかどうか、後半は精神力の強さが試される45分間となります。

 後半開始。

 浦和がボールを支配して主導権を握る展開は、前半と変わらずです。

 浦和の中盤の選手の動きの良さは相変わらずです。大阪に攻めの形すら作らせない厳しい守備が続きます。

 注目の先制点は、ホームの大阪に入りました。

 63分、浦和陣内での相手のバックパスをカットしたシンプリシオ選手が素早く中央へ。
 フリー待ち構えていた杉本選手が右足ダイレクトで豪快に浦和ゴールに突き刺しました。0−1、C大阪が先制します。

 シュートはもちろん素晴らしかったですが、浦和とすれば守備陣の連携ミスからの失点で、防げたものでした。

 自陣からでもボールを蹴りだすことなくパスを繋いでポゼッションを高めるのが、浦和のスタイルです。

 対戦相手も、もちろんそれを知っているので、インターセプトを狙ってプレッシャーを掛けてきますから、それを上回るテクニックと冷静さが要求されます。

 点を取らなければならなくなった浦和ベンチがすぐに動きます。立て続けに2枚の攻撃的なカードを切り、テコ入れを図ります。

 65分、矢島慎也選手に代えて、原口元気選手。67分、平川忠亮選手に代わって、梅崎司選手。

 残り20分ちょっと。「反撃の狼煙を上げるゴールを!」。

 そんな浦和サポの期待に応えたのは、エースの元気でした。

 71分、相手コーナーキックからの流れで順大からボールを受けた元気が自陣ゴール前から猛然とドリブルで相手陣内に突進し、そのままゴール前へ。

 元気、最後は細かいステップで追いすがるディフェンダー二人を振り切って左足でシュート。

 見事にゴールの右隅に沈めました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 自陣ゴール前から相手ゴール前へ、60〜70mはあるでしょうか。びっくりしました。

 さすが!としか言いようがないですね。サポの間でいつまでも語り継がれるであろう、美しい元気の“独走ゴール”でした。

 このスーパーゴールに力を得て息を吹き返した浦和。フレッシュな途中出場の二人を軸にさらに攻撃に迫力が生まれます。

 82分、浦和は左からのコーナーキック。キッカー・マルシオの右足のセンターリングに合わせたのは、那須君の頭でした。

 しっかりボールを見て叩きつけた渾身のヘディングシュートがC大阪ゴールに吸い込まれました。2−1、浦和が逆転に成功します。

 那須君は、前半のフリーでのヘディングのチャンスを力み過ぎて外したシーンがありましたが、その失敗を見事に挽回しましたね。素晴らしいヘディングでした。

 しかし、試合はこのまま終わりませんでした。ホームで負けられないC大阪の反撃で、試合はノーガードでの打ち合いとなります。

 87分のC大阪、浦和ゴール前での混戦からのこぼれ球を山口選手が右足で浦和ゴールに叩きこみました。C大阪が2-2の同点に追いつきます。抑えの効いた素晴らしいシュートでした。

 ロスタイムは4分。両チーム、最後の力を振り絞って攻め合います。もはや気持ちの勝負、意地と意地のぶつかり合いですね。

 ロスタイム1分過ぎには、C大阪のシンプリシオ選手の強烈なミドルシュートが浦和ゴールを襲いましたが、順大が右手一本で弾き出すビッグセーブ。浦和は九死に一生を得ます。
 
 試合は、そのまま両チーム得点は動かずに、2-2の引き分けに終わりました。

 浦和とC大阪ともに、力を出し切った素晴らしい試合。特に最後の30分は、お互いにガードを下げてのパンチの応酬で本当に見応えのある白熱したゲームでした。

 結果はともかく、両チームのパフォーマンスは今シーズン一番といってもいいものでした。

 両チームの選手の皆さん、スタジアムに足を運んだサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 終始押し気味だった浦和としては勝てた試合を引き分けた、という気持ちが強いかもしれません。

 しかし、ここは今後につながる勝ち点「1」を得た、と前向きにとらえたいですね。

 押しまくっていた前半に1点でも取っていれば、試合の展開は全く違ったものになっていたのでしょうが、今更そんなことを言っても始まりません。

 決めるべきところでしっかり決める決定力を身につけることが、これからの大きな課題であることは確かです。

 先制を許したけれど、そこから挽回して逆転することができたということは、大きな収穫です。

 失点に気落ちすることなく、自分たちのサッカーを貫き通せたことは自信を取り戻す大きなきっかけになったはずです。

 元気と梅崎君がケガから復活、阿部君も戻ってきます。矢島君にも使えるメドが立ちました。選手層も厚くなり、ポジション争いもますます激しくなります。

 チーム内で切磋琢磨して、さらにレベルアップしてほしいですね。
 
 ACLは予選リーグ敗退という残念な結果になってしまいましたが、今後はJリーグに専念できる、と前向きに考えたいですね。
 来年はJリーグチャンピオンとして、アジアの舞台に戻ってきたいものです。

 ゴールデンウィークの連戦もこれでひとまず終了です。これから、毎週末Jリーグのみの通常日程に戻ります。

 選手の皆さんは、ここで連戦の疲れをとってリフレッシュして、しっかりコンディションを整えて、次の戦いに臨んでほしいです。

 連敗こそ止まりましたが、「3試合連続勝利なし」という現実は続いており、しっかり向き合う必要があります。

 次節こそ、胸のすくような会心の勝利を飾り、埼スタに「We are Diamonds」の歌声を高らかに響かせましょう。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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