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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs ヴァンフォーレ甲府』(’16 1st 第5節)

 4月1日の金曜日、Jリーグ1stステージの第5節。
浦和レッズは、ヴァンフォーレ甲府と、ホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。

 浦和は前節、湘南ベルマーレに快勝。リーグ戦2連勝を飾りました。
 格下の甲府から、きっちり勝ち点3を奪って、開幕ダッシュを図りたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 遠藤 槙野
 MF:梅崎 柏木 阿部 宇賀神 李 武藤
 FW:興梠


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 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右のストッパーに森脇君、左のストッパーに槙野君、センターに遠藤君。
 ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 右のワイドに梅崎君、左のワイドに宇賀神君。
 右のシャドーに李君、左のシャドーに武藤君。
 1トップに興梠君。

 甲府の最終ラインは、3人。
 守備のときは、両ウイングが下がり、5バックで対応。
 その上には、中盤の選手が4人並び、ブロックを形成します。
 攻撃は、ロングボール主体。1トップのクリスティアーノ選手をターゲットに、カウンターを仕掛けます。

 立ち上がりから、ホームの浦和がボールを保持し、試合の主導権を握ります。

 12分の浦和、左からのコーナーキック。
 キッカーは柏木君。左足から放たれたボールが、中央でフリーになった槙野君の頭に合います。
 槙野君、強烈なヘディングシュートを放ちますが、クロスバーに阻まれ、惜しくもゴールならず。

 31分、甲府にトラブル発生。
 山本選手が、ペナルティエリアすぐ外で、ハンドの反則を犯します。
 レフェリーは、これを故意と判断、イエローカードを提示します。
 すでに1枚イエローカードをもらっていた山本選手は、退場処分となります。

 1人多くなり、有利になった浦和が、一方的に攻め込む展開に。
 しかし、ひたすらゴール前を固める甲府の守りを崩せず、得点は奪えません。

 結局、前半は0−0、スコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が8本、甲府が0本。
 このデータ通り、浦和が一方的に攻めた前半。
 早々に、甲府に退場者が出たこともあり、バランスの崩れたゲームとなってしまいました。
 浦和が、ゴール前に鍵をかける甲府の守りをこじ開けることができるか。
 こうなると、試合の興味は、その一点に絞られてきます。
 完全に引いて守る相手から点を奪うのは、容易ではないです。
 時間が経つほど、焦りも出てきます。
 交代選手も含めた、攻撃陣の奮起に期待したいです。

 後半開始。

 案の定、前半と同じく、浦和が主導権を握って攻め続けます。
 前半よりも、両サイドを使って、幅広い攻撃を狙います。

 残り30分を切ったところで、浦和は1枚目の選手交代。
 62分、武藤雄樹選手に代わって、ズラタン・リュビヤンキッチ選手。
 ズラタンは、1トップに。
 興梠君が一列下がって、左シャドーへ。

 68分の浦和、最終ラインの遠藤君からゴール前にクサビのパス。
 興梠君がスルーしたこのボールを李君に通ります。
 李君、ワントラップして間をつくってから、裏のスペースに走り込んだ興梠君へ落とします。
 興梠君、マーカーを引きずりながら、抜け出して右足でシュート。
 見事、ゴールネットを揺らしました。1−0、浦和が先制します。

 さらに畳みかけたい浦和は、両ワイドを同時に交代、中盤を活性化します。
 71分、宇賀神友弥選手に代わって、関根貴大選手。
 71分、梅崎司選手に代わって、高木俊幸選手。
 関根君は、右ワイドに。高木君は左ワイドに。

 81分の浦和、相手のクリアボールを胸でトラップした森脇君。
 ボールの落ち際を右足で叩き、強烈なミドルシュート。
 ドライブ回転が掛かったボールが、相手ゴールキーパーの伸ばした手をかすめ、クロスバーの下を叩き、そのままゴールマウスに吸い込まれました。
 2−0、浦和が貴重な追加点を奪います。

 その後も、手を緩めずに攻め続ける浦和は、シュートシーンを何度も作り出します。
 得点こそ奪えませんでしたが、意気消沈した甲府を完全に押し込み、相手陣内でボールを回します。

 アディショナルタイム3分。
 安全運転で、逃げ切りを図った浦和でしたが、甲府に一瞬のスキを突かれます。
 90+2分の甲府、右からセンターリングに、吉野選手がヘディングで合わせてシュート。
 このボールは、西川君がなんとか弾きます。
 しかし、そのこぼれ球を稲垣選手が詰めて滑り込みながら右足でシュート。ゴールにねじ込みました。2−1、甲府が一矢を報います。

 しかし、甲府の反撃もここまで。レフェリーの笛が鳴り、そのままタイムアップ。
 結局、2−0で浦和の勝利に終わりました。
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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が23本に対し、甲府が3本。
 浦和が90分を通じて攻め続けていたことが、この数字からもわかります。

 甲府は、試合開始から、専守防衛の戦術を徹底しました。
 ボールを奪われたら、すぐに戻って自陣に強固なブロックを形成し、ゴール前に鍵を掛ける。
 前半の早い段階で退場者を出してから、その傾向はますます顕著になりました。

 完全に引かれた相手を、どう崩すか。
 ポゼッションサッカーを志向する浦和が抱える永遠の課題ともいえます。
 この試合は、今季の浦和の実力が試される試合となりました。

 結果は、後半に2得点を入れての快勝。
 十分、合格点と言える内容でした。
 前半、甲府が5バックで守っていたため、両サイドにスペースがなく、中央から攻撃が中心。
 得点こそありませんでしたが、何度もクサビのパスを打ち込んで、甲府の守備を揺さぶりました。
 これが、ボディブローのように効きましたね。

 後半、甲府の中盤の人数が減り、最終ラインの前の両サイドにスペースできます。
 浦和は、それを見逃さず、両サイドにも起点をつくり、得点の足掛かりとしました。

 先制点は、まさに浦和の狙い通りの得点。
 最終ラインからのクサビのパスに、前線の選手が連動して、狭いスペースをこじ開けました。

 攻撃面で、昨季から最も成長を感じられる部分は、パスの出し手と受け手の意思の疎通です。
「ここでクサビのパスを出す」というタイミングが選手間でかなり統一されています。
 そのため、前線で複数の選手が、同時に動き出すことができています。

 さらに、パスが来なかった選手は、すぐ、“次”をイメージして、相手守備ラインの裏を取る動きをする。
 そして、クサビのパスを受けた選手が、1タッチ、2タッチでそれに反応してパスを送る。

 その一連の動きが、ほとんど自動的にできているのが、今の浦和の強さです。
 長い期間、同じ監督のもと、同じ戦術で戦い続けてきた成果ですね。

 浦和の攻撃の質が大きく変わった、一番の立役者は、柏木君です。
 得点には絡まなかったものの、不動の司令塔として、中盤に君臨し続けました。
 途中、なかなか得点が入らず、焦れた時間帯もあったでしょう。
 しかし、自ら前線に上がりたい気持ちを抑えて、中盤の底での采配に徹していました。
 ピッチの中央で、ボールを安心して任せられる、その存在感は絶大です。
 そして、その左足から繰り出されるパスは、正確かつ変幻自在。
 彼がボールを持つと、前線の選手たちは、迷わずに動き出すことができます。
 誰からも信頼される、真の「10番」といえる存在になりましたね。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、お疲れ様でした。

 これで、リーグ戦は3連勝。調子に乗ってきました。
 この調子で、一気に突っ走りたいところです。

 次節は、来週の日曜日、ミッドウィークのACL(ホーム、広州恒大戦)を挟んで、横浜F・マリノスと、アウェイで戦います。
 この日のような戦いを、強豪相手に、どこまで再現できるのか。注目したいです。

 選手、スタッフ、サボ一丸となり、悲願の優勝に向けて突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs ヴァンフォーレ甲府』(’15 2nd 第5節)

 7月29日の水曜日。立っているだけで汗が吹き出てくる、まるで、サウナにでも入ったかのような蒸し暑さの一日でした。

 この日、J1リーグ・2ndステージの第5節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、ナイトゲームでヴァンフォーレ甲府と、ホーム・埼玉スタジアム2002での対戦。

 浦和は、前節、名古屋グランパスとの接戦を落とし2連敗。
 長らく守ってきた、シーズン通算での勝ち点1位の座からも転落してしまいました。
 内容は悪くないけれど勝てない、そんな悪い流れを、ホームの大観衆の前で断ち切りたいところ。

 対する甲府は、前節、同じ昇格組の松本山雅FCに惜敗し、連勝を逃しています。
 監督交代後、持ち前の堅守が復活して上り調子です。油断は禁物ですね。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:岡本 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 高木 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、岡本君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に高木君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 甲府の守備は、5人並ぶ最終ラインの上に4人の中盤が横一線に並びます。
 まず、しっかり引いてブロックを作って守る、典型的なリトリート・サッカー。
 攻撃は、1トップのバレー選手にロングボールを当てて、サイドに展開する速攻が中心。
 
 序盤、お互いにボールが足につかず、落ち着かない展開となります。
 
 16分の浦和、中央でパスを受けた高木君が右に切り込みながら、コースを空けて左足ミドルシュートを放ちます。
 少し遠目でしたが、強烈なボールがゴールを襲いますが、クロスバーを直撃。絶好の先制チャンスを逃します。

 このプレーを境に、浦和が持ち前のパスワークを発揮し始め、試合の主導権を握り始めます。
 長短のパスを織り交ぜ、ガチガチに固めた甲府ゴールに迫るシーンが多くなります。

 38分の浦和、甲府ゴール前、相手のヘディングでのクリアが小さくなったところを右サイド、岡本君が拾います。
 岡本君、ワンバウンドしたボールを胸トラップで落とし、そのまま左足でシュートを狙います。
 これを防ごうと、相手ディフェンダーがスライディングを仕掛け、岡本君はペナルティエリア内で吹き飛ばされます。

 このプレーに対してレフェリーは、足の裏を見せてタックルをしたと判断し、ファールの判定。
 素早くペナルティスポットを指し示し、浦和がペナルティキックを獲得します。

 キッカーは、キャプテンの阿部君。
 ゴールキーパーの動きを冷静に見て、右足で右ポスト際に沈めました。1-0、浦和が先制します。

 その後も、浦和がボールを支配して、甲府陣内に攻め込む展開が続きますが、追加点を奪うまでには至らす。

 1-0、浦和がリードして前半を折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が4本、甲府が3本。
 浦和は、甲府のドン引きサッカーに苦しめられて、なかなかシュートを打たせてもらえませんでした。
 とはいえ、浦和の選手たちには想定内の状況だったのでしょう。
 慌てず騒がず、強引な攻めを控えて、試合をコントロールしていました。
 先制点が早い時間帯に入ったのは、ラッキーでしたね。

 後半も前半同様、我慢比べの展開となるでしょう。
 浦和は、相手を焦らすような試合運びを徹底すること。
 そして、相手が前掛かりにくるスキを突いて追加点を狙いたいですね。
 
 後半開始。
 前半の流れを引き継ぎ、浦和がボールを支配し、甲府を自陣に押し込む展開が続きます。
 何度もチャンスをつくり、決定機も何度かありましたが、得点には至りません。

 じりじりする展開が続き、時間が経過していきます。
 64分の浦和、スルーパスに反応した興梠君が最終ラインの裏に抜け出します。
 興梠君、ゴールキーパーと1対1になりシュートを放ちますが、好守に阻まれブロックされます。

 甲府が、そのプレーの直後、カウンターで反撃。
 65分の甲府、ゴールキーパーが弾いたボールが起点となります。
 ボールを受けた下田選手が自陣からロングフィード、左サイドに待ち構えていた伊東選手に通ります。
 伊東選手、スピードを生かしてゴール前中央にカットイン。
 最後は、マーカーの岡本君を振り切って、右足で狙いすましたグラウンダーのシュート。
 ボールは、必死に伸ばした西川君の左手をかすめて、ゴール左隅に飛び込みました。1−1、甲府が同点に追いつきます。

 同点に追いつかれた浦和は、弱り目にたたり目。
 岡本君がこのプレーで、右肩を痛めて負傷退場となります。
 浦和は、急きょ1枚目の選手交代のカードを切ります。

 67分、岡本拓也選手に代わって青木拓矢選手。
 青木君は、ボランチの一角に。
 阿部君は、一列下がって3バックのセンターへ。那須君は、右ストッパーへ。

 何が何でも点を奪いたい浦和は、攻撃的なカードを2枚立て続けに切ります。

 73分、柏木陽介選手に代わってズラタン選手。
 77分、興梠慎三選手に代わって梅崎司選手。

 ズラタンは、1トップに。梅崎君は、左シャドーに。
 武藤君は、一列下がってボランチの一角へ。

 浦和は、超攻撃的なオプションを使って、なりふり構わないパワープレー。
 失点のリスクを負って点を取りにいきます。

 アディショナルタイムは4分。

 90+1分の浦和、武藤君から梅崎君、ズラタン、槙野君とダイレクトで素早いパスがつながります。
 槙野君がダイレクト右足でシュートを打ちますが、相手ゴールキーパーが何とか触り、クロスバーの上に逃れます。

 攻め続ける浦和ですが、最後まで甲府の厚い壁を崩せず、そのままタイムアップ。
 1-1の引き分けに終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 “我慢比べ大会”となった真夏の夜の死闘は、どちらも譲らずドロー。勝ち点1を分けあいました。
 試合通じてのシュート数は、浦和は17本、甲府は11本。
 
 後半は、前半と打って変わって、オープンな打ち合いとなったことが、この数字からもわかります。
 甲府のチャンスは、ほぼカウンターからの攻撃のみ。
 前半リードして折り返した浦和としては、できるだけ長い時間、ラインを押し上げてコンパクトな陣形を保つことがポイントでした。
 その上で、相手に圧力をかけ続け、受けるカウンターの回数自体を減らしてリスク管理を徹底したかったところです。

 しかし、浦和の想定通りに試合は進んだのは、60分くらいまで。
 それ以降は、全体的に運動量が落ち、中盤でのプレスがかからない苦しい展開。
 結果、相手の狙いであるカウンター合戦に持ち込まれてしまいました。

 打ち合いになっても、相手以上にゴールを決めきることができれば、問題が表面化することもないのでしょう。
 しかし、ここ数試合を見る限り、状況は厳しいと言わざるをえません。
 
 2敗2分けと勝ち星がないここ4試合で、得点はわずかに「3」。
 この試合での得点は、ペナルティキックによるもの。
 さらに残りの2点は、どちらもクロスが相手に当って入った幸運な得点。
 意図した攻撃の中から、自分たちのシュートで奪った得点がまったくないのは問題です。

 暑さ、疲れ、相手の守備的な戦術・・・・
 原因を探せば、いくらでも出てきます。
 しかし、それらを割り引いても、今の決定力不足は酷すぎますね。
 厳しいですが、それが現在の浦和の実力なのでしょう。

 この地獄のような暑さの中でも、ボールを支配して攻め続けるサッカーを貫く。
 その揺るがない信念は素晴らしいもので、支持されるべきもの。

 しかし、サッカーは点を取り合うスボーツです。
 美しさや内容を競い合うものではありません。
 どんなに素晴らしいサッカーを展開しても、最後の部分、シュートを決めないことには勝つことはできません。
 点が取れないサッカー、勝てないサッカーは、賞賛されることもないし、人々の記憶に残ることもありません。

「サッカーは点を取るスボーツ」
 浦和の選手たちは、その原点に立ち返り、気持ちを引き締め直してほしいです。

 規律を守った美しいサッカーももちろん大事ですが、「自分が決めてやる!」という強引さもときには必要なのでは。
 甲府の選手たちがなりふり構わず、勝負にこだわる姿勢を前面に押し出していたので、余計に浦和の選手たちの“お行儀のよさ”目立った印象です。

 サッカーに限らず、勝負ごとは、最後はメンタルな部分で決まります。
 勝ち点への執念、得点への執念という面で、甲府の方が優っていたということ。
 ホームでの引き分けという、悔しすぎる結果は、妥当なものでした。
 
 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は2週間後の水曜日、アルビレックス新潟とアウェイで対戦します。
 この中断期間を有効に使って、再び、目の覚めるような「強い浦和」のサッカーを見せてほしいです。

 高い志を持てば、必ず高い壁にぶち当たります。
 今の浦和は、まさにそのような状況です。
 ここで逃げずに、乗り越えるかどうかで、浦和の将来が決まるといっても過言ではないでしょう。
 まさに正念場です。

 監督、選手は、いろいろ試行錯誤し、結果が出るまで挑戦し続ける。
 サポは、そんな選手たちを見守り続ける。
 例年以上に、忍耐力が問われる“勝負の夏”です。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
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【Jリーグ観戦記】『ヴァンフォーレ甲府 vs 浦和レッズ』(’15 1st 第8節)

 4月29日の水曜日。関東は、雲は多めでしたが、晴れの一日。
 ゴールデンウィークのスタートにふさわしい、気持ちのいい天候でした。

 この日、J1リーグ・1stステージの第8節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、ナイトゲームでヴァンフォーレ甲府と、アウェイ・山梨中銀スタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、名古屋グランパスを攻守ともに圧倒し、勝利を収めました。
 ホーム2連戦を連勝し、ここまで無敗。首位をきっちりとキープしています。

 対する甲府は、アウェイで川崎フロンターレに完敗。
 リーグ戦5連敗中で順位も最下位と苦しい状況が続いています。

 リーグの首位と最下位のチーム同士の対戦。
 今季の両チームの成績だけを見れば、浦和が圧倒的に有利です。
 しかし、必ずしも実力や過去のデータどおりに進まないのが、サッカーの面白さです。

 浦和が格の違いを見せつけることができるか。それとも、甲府が意地をみせ、大番狂わせを起こすのか。注目しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 梅崎 武藤 高木
 FW:ズラタン


 試合開始。浦和のシステムは、いつもと同じ3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に梅崎君。シャドーは右に武藤君、左に高木君。1トップにズラタン。

 甲府は5人+4人の2ラインで守備のブロックを形成、ゴール前をがっちり固めます。
 攻撃は、ボールを奪ってから、スピードのある前線の選手に素早く預けるカウンターにすべてをかけます。

 案の定、立ち上がりから、浦和がボールを支配して試合を優位に進めます。
 大小多彩なパスを織り交ぜ、甲府陣に空いたわずかなスキを突いてゴールに迫ります。

 浦和は、中盤の守備もいいですね。
 ボールを奪われた後、素早くボール保持者を2、3人で囲んで激しくプレッシャーを掛け、相手に速攻を許しません。

 前半8分の浦和、左コーナーキックを得ます。キッカーは柏木君。
 左足から放たれたボールは、相手ゴールキーパーがわずかに触ってファーサイドに流れます。
 そのボールを武藤君が右足アウトサイドでダイレクトで合わせてシュート。
 しかしボールはわずかにバーの上。

 その後も圧倒的に攻めこむ浦和。
 しかし、相手の体を張った守備にも手こずり、得点を奪うことができません。

 42分の浦和、左サイド武藤君から大外を駆け上がった梅崎君にパス。
 梅崎君が深い位置からクロスを送り、ニアに飛び込んだズラタンがヘディングシュートを放ちます。
 しかし、ボールは右ポストの外に外れて得点ならず。

 そのまま0-0、両チーム無得点のまま折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が4本、甲府が2本。
 ボール保持率、内容でも圧倒した浦和でしたが得点は奪えず。
 ラストパスやシュート、最後のところの精度がいまいちでした。
 前半は無失点で耐え、後半ワンチャンスを生かして勝ち点を奪おうという甲府の思い通りの展開となりました。
 浦和は、今の攻撃のいいリズムを崩すことなく、確実にチャンスをモノにしたいところ。
 焦りは禁物です。

 後半開始。
 下位相手に取りこぼしの許されない浦和が、前半にも増して前がかりに攻め込みます。

 52分の浦和、左サイドで阿部君からパスを受けた高木君が中央に切り込んで、右足で强烈なミドルシュート。
 しかしボールは惜しくもバーを叩き、ゴールならず。

 その後も一方的な浦和のペース。
 攻めても攻めてもゴールを奪えないもどかしい展開が続きます。

 浦和は、いやな流れを断ち切ろうと、1枚目の選手交代のカードを切ります。

 63分、高木俊幸選手に代わって李忠成選手。
 李君はそのまま左シャドーに入ります。
 
 74分の浦和、柏木君が右サイド大外の関根君から横パスを受けます。
 フリーでボールを受けた柏木君は、逆サイドを駆け上がる梅崎君にスルーパスを通します。
 梅崎君が左足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らしました。1-0、浦和が待望の先制点を奪います。

 柏木君、左足アウトサイドでカーブをかけての芸術的なパス。
 ここしかない、というところにピンポイントで合わせました。素晴らしかったです。
 梅崎君もゴールキーパーの動きをよく見て、冷静にニアサイドを抜きました。
 ゴール前中央でディフェンダーを引きつけてつぶれ役となったズラタンの貢献も見逃せませんね。

 押せ押せの浦和。2枚目の選手交代のカードを切り、さらに点を取りにいきます。

 77分、梅崎司選手に代わって橋本和選手。
 橋本君はそのまま左ワイドに入ります。
 
 79分の浦和、相手ディフェンダーのトラップが大きくなったところを見逃さなかった関根君が猛然とチャージ。
 ボールを奪いドリブルを仕掛けようとしたところで相手の足が掛かり、ペナルティエリア内で倒されます。
 レフェリーの笛が鳴り、浦和がペナルティキックを獲得します。

 キッカーを任されたのはズラタン。
 右足で蹴りこんだボールは相手ゴールキーパーが横っ飛びして弾きますが、そのボールが再びズラタンの足元へ。
 ズラタンはこれを冷静に押し込みました。2−0、浦和が追加点を奪います。

 関根君は、相手のスキを見逃さずに狙っていました。
 彼の積極的な守備の意識が貴重な追加点を呼び込みました。
 ズラタンも、一度は防がれましたが、慌てずに詰めましたね。さすがです。

 浦和は最後の選手交代を行ない、試合を閉めます。

 84分、関根貴大選手に代わって平川忠亮選手。
 平川君は右ワイドに入ります。

 アディショナルタイムは3分。
 ホームでなんとか一矢を報いたい甲府が最後の反撃に出ます。
 90+2分、カウンターからのスルーパスに抜け出した阿部翔平選手がゴールキーパーと1対1となります。
 甲府のこの日一番の絶好機でしたが、西川君の高い壁が立ちふさがります。
 大ピンチでも動じず、相手の動きを冷静に読んで、シュートを左足に当てて防ぎます。

 その後は、甲府の攻撃を危なげなくかわした浦和が逃げ切り、そのままタイムアップ。
 2−0で浦和の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 手を変え品を変え、攻め続けた浦和。それを体を張った守備で防ぎ続けた甲府。
 我慢比べとなった一戦は、浦和が終盤に地力を見せて勝利をつかみました。

 スコアこそ、2−0の快勝でしたが、浦和が先制点を奪うまでは、甲府の描いていた筋書き通りの展開。
 攻め続けながらもスコアレスで引き分けた、昨季の対戦の記憶が頭をよぎったサポも多いでしょう。

 その流れを断ち切ったのは、先制点を呼び込んだ柏木君の一本のパス。
 大事な場面、たった一つのプレーですべてを変えてしまいました。
 まさに、“浦和の太陽”の面目躍如ですね。

 今季は、ボランチでプレーしているため、下がった位置でのちらし役に徹することが多かった柏木君。
 前線で決定的なシーンに絡む場面は、昨季よりも少なくなりましたが、やはり、決めるべきところではきっちり決めますね。本当に頼りになる存在です。

 リーグ戦でここ3試合、失点を許していた守備もこの日は盤石。
 攻撃から守備への切り替えが早く、パスの出しどころをつぶすことで、甲府の攻撃を未然に防ぐことが出来ました。
 いくつかあった甲府の決定機も、守護神・西川君がシャットアウト。
 相手と1対1になっても慌てて動かずに、仁王立ちして相手のシュートコースをふさぐ様子は圧巻の一言。
 正確な前線へのフィードも含めて、日本を代表するゴールキーパーであることを改めて見せつける活躍ぶりでした。

 浦和はこれでリーグ戦開幕から8戦して負けなし。チームの開幕無敗記録に並びました。
 前回は初のリーグ優勝に輝いた2006年に達成しています。
 縁起のいい記録ですから、このまま継続して優勝まで突き進んでほしいです。

 浦和が負けない大きな理由のひとつは、忍耐強くなったこと。
 前半、同点もしくはビハインドを負って折り返し、後半の、しかも終盤になって逆転、同点に持ち込む試合が多いです。
 浦和と対戦する相手は、この日の甲府のように、徹底した守備的戦術をとって揺さぶりをかけてくることが多いです。
 それに対して、浦和の選手たちからは、攻め続けて点がとれなくても、「90分のどこかで取れればいい」という精神的な余裕を感じられます。

 実際、試合終盤に逆転、同点に持ち込む試合が多いですね。
 自分たちのやっているサッカーに対する自信の表れでしょう。
 昨季、先制しながらも、終盤に追いつかれて勝ち点を取りこぼし、優勝を逃した苦い経験も生きています。

 立ち上がりから、相手に圧力をかけ続けて相手を守備に追わせ、相手が精神的、体力的に落ちる終盤にスキを突いて勝負を決める。

 浦和は、勝者のメンタリティを持った、強い大人のチームに成長しましたね。
 これからも、選手間の連携をさらに高めながら、このサッカーを成熟させてほしいです。

 スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、いよいよ勝ち点1差で2位につけるガンバ大阪との直接対決です。
 中2日空けた土曜日にホーム埼スタでの決戦。
 浦和が本当に優勝するにふさわしいチームになったのか、その試金石となる重要な試合です。
 選手たちには、コンディションをしっかり整えて、ベストのパフォーマンスを見せてほしいです。
 選手・スタッフ・サポが一体となり、この優勝に向けた最大の難関を突破しましょう!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs ヴァンフォーレ甲府』(’14 第29節)

 10月22日の水曜日。関東は朝からずっと雨模様。気温もかなり下がって、上着が欠かせない1日でした。

 この日、JリーグJ1の第28節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ヴァンフォーレ甲府とナイトゲームでホーム・埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は、前節、格下のベガルタ仙台相手に痛い星を落としました。

 中3日で、しかも雨の中での戦いとなりますが、優勝のためには連敗は許されません。

 相手のヴァンフォーレ甲府は、前節の仙台同様、残留争いの当落線上にいるチーム。

 同じ失敗は繰り返さないように、気を引き締めて臨みたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 鈴木 阿部 梅崎 李 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に梅崎君。2シャドーに柏木君と李君。1トップに興梠君。

 立ち上がりから、ボールをキープして攻め続ける浦和が主導権を握る展開が続きます。

 甲府は、最終ラインに3人のディフェンダーを並べます。

 高い位置をキープする浦和の両WBにもマークをつけているため、ほぼ5バックともいえる布陣です。

 攻撃は、前線にスピードのある2トップ(キリノ選手と阿部(拓)選手)を配し、シンプルな中盤からの速攻が狙いです。

 甲府は、完全に引いて守るのではなく、前線からかなり厳しいプレスをかけてきます。

 浦和は、甲府の粘り強い守備にも手を焼き、パスがつながらず、前線で起点をつくれずに苦しみます。

 お互いにチャンスらしいチャンスをつくれないまま、時間が経過していきます。

 27分の浦和、カウンターから最後は、柏木君の絶妙なスルーパスに抜け出した李君が左足でスライディングシュートを放ちますが、ゴールキーパーに弾かれます。

 両チーム通じて、決定機といえるのはこのシーンぐらいでした。

 結局、前半は0−0、スコアレスで同点のまま折り返します。

 前半のシュート数は浦和と甲府ともに4本ずつ。

 浦和のシュート数が少ないですね。

 というよりも、シュートにつながるチャンス自体が少な過ぎました。

 ボール保持率では上回ったものの、相手のゴール前まで攻めこむシーンは少なかったです。

 浦和に思いどおりのサッカーをさせなかった甲府ペースの前半だったといえますね。

 点を取らないことには勝つことはできません。

 時間が経つほどに、得点へのプレッシャーが高まっていきます。

 浦和としては、早い時間に先制点を取って試合を動かしたいところ。

 後半開始。

 試合の流れは、前半と変わらず。

 両チームともミスが多く、ボールが落ち着かない不安定な展開が続きます。

 なんとしても点を取りたい浦和は、いつもより早めの選手交代を仕掛けます。

 62分、鈴木啓太選手に代わって青木拓矢選手。

 72分、梅崎司選手に代わって関口訓充選手。

 青木君はボランチへ、関口君は左WBへそのまま入ります。

 フレッシュな選手を相次いで中盤に投入したことで、浦和の攻撃に力強さが戻ります

 とくに、関口君の入った左サイドは活性化し、そこを起点にチャンスが生まれます。

 65分の浦和、横パスを受けた中央の槙野君が右足ダイレクトで強烈なシュートを放ちますが、惜しくも左ポストに弾かれ得点ならず。

 甲府守備陣に圧力をかけ、ゴールまであと1歩まで攻めこむ浦和ですが、決めきれません。

 浦和は、残り5分のところで最後の交代カードを切り、勝負をかけます。
 
 85分、平川忠亮選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。

 アディショナルタイムは4分。

 90+1分の甲府、カウンターからクリスティアーノ選手が抜け出して至近距離からシュートを放ちますが、ポストのわずかに外を抜けていきます。

 浦和は、ひやりとする場面でした。

 結局、試合はそのまま終了。0−0のスコアレスドローとなりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 雨の中、両チームの気迫のこもった熱戦は、勝ち点「1」をとり合う痛み分けという結果でした。

 終始押し気味に試合を進めたホームの浦和でしたが、甲府の体を張った守備に要所を締められて無得点。

『アウェイで最低でも勝ち点「1」を・・・・』という甲府のプラン通りの展開に持ち込まれてしまいました。

 中3日ということもあり、疲れもあったのでしょう。

 浦和の選手たちの動きがいつもより、少し重たく感じました。

 とくに、ボールを奪われた後、攻撃から守備への切り替えがスムーズにいきませんでしたね。

 中盤でプレスがかからず、浦和の選手たちは少しいらだっていたようです。

 気持ちの冷静さを失ったことで、攻撃にも悪い影響を与えてしまい、ミスが多い試合となってしまいました。

 逆にいうと、甲府が少ない中盤の人数で、マイボールを失わずに前線までうまく運んだということ。

 とくにマルキーニョス・パラナ選手とジウシーニョ選手の足元の技術の高さと存在感は光っていました。

 浦和にしてみれば、低調なパフォーマンスに終始し、勝ち点「2」を失ったという思いがあるかもしれません。

 しかし、やはり簡単に勝てるチームはありません。

 連敗しなかったこと、勝ち点「1」を奪えたことをポジティブに受け止めて、気持ちを切り替えたいところです。

 選手の皆さん、冷たい雨の中、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、再び中3日で、宿敵・鹿島アントラーズとのアウェイ戦です。

 厳しい戦いになるのは間違いありませんが、どこかで倒さなければならない相手。

 自分たちが優勝に値するチームであることを証明する絶好の機会でもあります。

 浦和というチームは、伝統的に実力のある強い相手との試合のほうが、実力を出しきれる傾向があります。

 なりふり構わずにくる残留争いのチームを相手にするよりも、しっかりと組み合う相手のほうがやりやすい部分もあるのではないでしょうか。

 堂々と真正面からぶつかって、勝利を持ち帰ってきてほしいです。

 いよいよ残り5試合。

 肉体的にも、精神的にも厳しい戦いが続きます。

 でも、条件はどのチームも一緒です。

 優勝に向けた最後の試練、チームとサポが一体となって乗り越えましょう!

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『ヴァンフォーレ甲府 vs 浦和レッズ』(’14 第12節)

 5月6日の火曜日。関東は曇りがちのお天気。
 気温は低めで風も冷たく、この時期にしては珍しい肌寒いほどの一日でした。

 この日、JリーグJ1の第12節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、デーゲームでヴァンフォーレ甲府とアウェイ・国立競技場で対戦しています。

 浦和は前節、FC東京との激闘を制して連勝、11節終了時点で首位に立ちました。
 あと3試合、勝ち点を積み重ねて、このままの順位でワールドカップの中断を迎えたいところ。

 対する甲府は、リーグ戦は2連敗中と調子は下降気味。
 11節を終えての順位は13位。降格圏もちらついてくる位置ですね。
 這い上がるために死に物狂いで向かってくることでしょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:梅崎 柏木 阿部 関口 興梠 
 FW:李

 怪我で戦列を離れていた槙野君は、4試合ぶりの出場となります。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは、柏木君と阿部君のコンビ。
 WBは右に梅崎君、左に関口君。2シャドーは、興梠君と元気。1トップは、李君。

 甲府の守備は、5−4−1の3つのラインを崩さず、自陣にしっかりブロックを作って浦和の攻撃を迎え撃つ作戦。
 自らが攻撃を仕掛けてボールを奪われたときだけ、フォアチェックして相手の攻撃を遅らせる、典型的なリトリートサッカーです。

 7分の甲府、右サイドのクロスからクリスティアーノ選手が右足ダイレクトでシュートを放ちますが、わずかに左ポストの外。

 12分の浦和、左サイド深くドリブルで切れ込んだ関口君がゴールライン際から中央のスペースにマイナスの折り返し。
 そのスペースに走りこんだ森脇君がワントラップして左足でシュートしますが、ボールは左ポストの外に外れました。
 
 そのあとは、甲府の守備的な戦術もあり、浦和がボールを支配して試合の主導権を握ります。
 ほとんど甲府陣ハーフコートでのプレー、浦和の攻撃練習のような展開となります。

 甲府が11人全員で自陣に引いて守っているため、スペースがほとんどない状態で攻め込まざるを得ない浦和。
 手を替え、品を替えボールを前線に運ぼうとしますが、青い壁に阻まれて思うようなパスがつながりません。

 35分の浦和、左サイド那須君のスルーパスに反応し、裏に抜け出した元気が左足グラウンダーのシュートを狙いますが、わずかに左ポストの外に外れます。

 結局、前半は、0-0のスコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和5本に対し、甲府が2本。
 浦和がボール支配率では甲府を完全に上回り、圧倒的に攻め込んでいた印象が強い前半。
 ただ、浦和ペースの前半だったのかというと、そうではないですね。

 お互いにシュート数の少ない中盤での潰し合い、スコアレスのままの時間をできるだけ延ばす。
 そして、数少ないチャンスを決めて勝利をものにする。

 それが、甲府の望むシナリオでしょう。

 浦和は、甲府が時折見せるほんの少しのスキを見逃さずに、決め切ることができるか。
 真価が問われる後半ですね。

 後半開始。

 膠着した状態は前半と変わらず。

 浦和は、何重にも蓋をされた甲府ゴールを何とかこじ開けようとしますが、なかなか開きません。

 この状況を打開したいミシャは、次々と選手交代のカードを切ります。

 63分、関口訓充選手に代わって関根貴大選手。
 73分、李忠成選手に代わって鈴木啓太選手。

 関根君はそのまま左WBの位置へ。
 興梠君が1トップへ、柏木君を2シャドーの一角へ、啓太がボランチの一角へ。

 ゴール前での迫力のあるシーンはほとんどありません。
 それでも、局面局面、とくに球際での争いは苛烈を極めています。

 両チームとも、ヘディングでの競り合いなどで出血する選手が続出していますね。
 接触プレーでのファールをあまり取らないレフェリーだったことも影響しています。

 少しでも集中を切らした方が負け。そんなジリジリする展開が続きます。

 後半のアディショナルタイムは3分。

 浦和は、ペナルティエリアのすぐ外で得た絶好の位置でのフリーキックを得ます。
 しかし、阿部君の右足から放たれたボールはクロスバーを越えていきました。

 そのまま試合終了のホイッスル。
 結局、0-0で引き分けとなりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 得点こそ生まれなかったものの、好対照なチーム同士の勝ちへの執念がぶつかり合った白熱の好試合でした。

 両チームにとって、この日得た勝ち点「1」という結果は、決して小さいものではないです。
 それぐらい、難しくてタフな試合でした。

 浦和は、昨季から大幅に改善された守備が、この試合も健在でした。

 攻撃の時間が長くなると、守備に対する集中力がどこかで切れてしまうことがよくありますが、この試合に関しては、そのような場面はありませんでした。

 得点が奪えずにイライラして、守備が疎かになってしまいがちな試合終盤でも、前掛かりな意識は感じられましたが、カウンターへの備えは常に頭に入っていましたね。

 攻撃に関しては、甲府が完全に引いて守ってきたため、なかなか突破口を開くことができませんでした。
 ここ数試合得点を奪っていたセットプレーも、不発に終わりました。

 連戦の疲れもあるのでしょう。前線の選手の動き出しもいつもより少なかったような気がします。
 
 それにも増して気になるのが、システム上の問題です。

 浦和の攻撃時は、4−1−5のフォーメーションを採用しています。

 最前線で5人がワイドに広がって横並びになり、そこにボールが収まることから攻撃がスタートします。

 最終ラインの4人から最前線の5人にいかにボールをつなげるかが浦和のサッカーの生命線です。

 最前線の5人にそれぞれマークがつき、ロングフィードによる中央もしくは両WBへの起点のパスを封じられた場合、ボールを運ぶ役割である「1」のポジションの選手の負担が増えます。

「1」のポジションは、この試合では柏木君が担当していました(途中から啓太が担当)。
 
 いくら運動量豊富な柏木君でも、これ以上の働きを求めるのは酷でしょう。

 個人というより、組織、戦術としてどうにかしなければならない問題ですね。

 今後も甲府のように、浦和対策として、極端な守備戦略を取ってくるチームは多くなるでしょう。

 最終ラインと前線の選手を結ぶラインが断ち切られたとき、どう対応すればいいのか。
 優勝を狙うためには解決しておくべき課題ですね。

 この試合で久しぶりに復帰した槙野君のオーバーラップが目立たなかったことも気になります。

 コンディションの問題なのか、チーム戦術の問題なのか。
 槙野君の大外からのドリブル突破は、膠着状態を打開するための強力な武器ですから、それを使わない手はないでしょう。

 点を取られないために、リスクを最小限にすることも大切です。
 しかし、点をとるためにある程度のリスクを負わなければならないことも事実です。

 もちろん、失点が少ない(12試合で9失点)ことはチームとして機能している証拠であり喜ばしいことです。
 ただ、12試合で16得点は、攻撃的なスタイルを掲げるチームとしては、少しさびしい数字であることも確かです。

 攻撃のオプションを増やすのはもちろん、リスクを取る、取らないの線引きの部分の選手間での認識をきっちり合わせて、メリハリのついたサッカーを見せてほしいものです。

 幸い、もうすぐワールドカップ開催による中断期間があります。
 この期間を有効に活用し、戦術を練り直して、再開後の戦いを優位に進めたいですね。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運ばれた方々、本当にお疲れ様でした。

 次は、アウェイの大宮アルディージャ戦。成績は関係なく、負けてはいけない相手です。
 連勝は止まってしまいましたが、さいたまダービーから、また新たな連勝を続けていきましょう。

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs ヴァンフォーレ甲府』(’13 第26節)

 9月21日の土曜日。関東は今日も朝から青空が広がっています。
 日中はまだまだ日差しが強烈ですが、朝夕は、風が涼しく過ごしやすくなっています。
 この日、JリーグJ1の第26節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、夕方のゲームでヴァンフォーレ甲府とホーム・埼玉スタジアム2002で対戦。

 浦和は、前節、FC東京に終了間際の失点で競り負けて、痛い黒星を喫しました。
 優勝を狙う上では、連敗だけは避けなければなりません。
 ホームで勝ち点「3」を奪い、再び勢いに乗りたいところです。

 甲府は、現在、降格圏ギリギリの15位と低迷しています。
 ここ2試合は、連続無失点で2連勝と調子を上げてきています。
 浦和としては、格下のチームとはいえ、楽な相手ではありません。油断禁物です。

 浦和のスタメンは前節から変更あり。ゴールキーパーに山岸範宏選手が入っています。
 ギシは久しぶりのリーグ戦スタメンですね。気合が入っているでしょう。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。

 ただ、攻撃のときの形が、若干変わっています。
 これまでは、両WBが張り出し、ボランチの一角がディフェンスラインまで下がることで、4−1−5の形をとっていました。

 この試合では、阿部君と那須君のボランチが2人とも最終ラインに入って、3バックの中央を務める暢久とともに3人で最終ラインを形成しています。
 さらに、左ストッパーの槙野君と右ストッパーの森脇君の位置が両サイドに高めに張り出して、3−2−5のような形になっています。
 相手のカウンターになった時に備えて中央の守備を固めることと、攻めの起点を両サイドに置きたいというミシャの意図でしょう。

 対する甲府は3バックのシステムを採用しています。
 守備の時には、両WBがディフェンスラインまで下がり、5バックとなってマン・ツー・マンで対応します。
 浦和にボールが渡ったときには、全員が一目散に自陣に帰り、10人でしっかりとブロックを形成していますね。
 完全なリトリート・サッカーです。
 
 浦和がボールを支配し、両チームの選手が甲府陣内でプレーする時間帯が長く続きます。
 まるで、ハーフコートを使った10対10の攻撃練習を見ているようですね。
 浦和は、スペースを埋められて、攻め手を失い、ボールは保持するもののなかなか前に進みません。

 19分の浦和、左サイド宇賀神君からのセンターリングに中央で興梠君が合わせます。
 興梠君の叩きつけたヘディングがワンバウンドで枠をとらえましたが、相手ゴールキーパーに弾き出されて惜しくもゴールならず。

 37分の甲府、後方からのフィードに浦和ディフェンダーに競り勝った長身のパトリック選手が浦和ゴール前に突進。
 ゴールキーパーと1対1となり右足シュートを放ちますが、ギシが体を張った守備でブロックし、事なきを得ました。

 スキを作るまいとする甲府とスキを見逃すまいとする浦和のジリジリするような神経戦はその後も変わらず。
 結局、前半は0−0のスコアレスのまま終了です。
 
 前半のシュート数は浦和が3本、甲府が5本。
 このデータ通り、打ち合いを避けて、1点勝負に持ち込もうとした甲府ペースの前半でした。
 浦和は甲府の規律を守った固い守備に手こずりました。
 マン・ツー・マンで守る甲府に対して、浦和はフリーの選手を作ろうと動きが少なかったです。
 ダイレクトのプレーやドリブルなどの個人技で仕掛けるプレーを増やすことが状況を打破するには必要になりそうですね。
 元気ら攻撃陣の奮起に期待したいです。

 後半開始。
 何とか膠着した流れを変えたい浦和は、ハーフタイムで選手を一人代えました。
 45分、山田暢久選手に代わって鈴木啓太選手が入ります。 

 51分、浦和が甲府ゴール前でファールを誘い、フリーキックのチャンスを得ます。
 キッカーの槙野君が右足で蹴ったボールが壁の中にいた甲府選手の手に当たってハンドの判定。
 浦和がPKを獲得します。キッカーは阿部君。
 阿部君、キーパーの動きを読んで、右足で冷静に逆サイドの隅に沈めました。1-0、浦和が待望の先制点を奪います。

 先制されて点を取りにいかなければならなくなった甲府は、相手ボールに積極的にプレスを掛けるようになります。
 これまでとは一転して、かなりオープンな展開になります。
 
 69分の甲府、左サイドのジウシーニョ選手がセンターリング、パトリック選手がファーサイドでヘディングを放ちますが、このボールをギシが横っ飛びで弾き出します。

 84分、浦和は2枚目の選手交代。
 柏木陽介選手に代わって梅崎司選手が入りました。
 梅崎君は、そのまま2シャドーの一角に入ります。

 87分の甲府、右サイドからのクロスに中央でフリーで待ち構えていたパトリック選手が合わせます。
 パトリック選手が放った強烈なヘディングシュートはゴールマウスを捕らえますが、これもギシが体を投げ出してこれをセーブ。
 絶体絶命のピンチを救ったギシが吠えました。
 集中力が緩んで、スキを作ってしまったチームメイトに活を入れたのでしょう。
 
 その直後、浦和は最後の選手交代。
 88分、宇賀神友弥選手に代わって永田充選手が入ります。
 浦和は、守備固めをして1点を守り切ろうという意図ですね。

 アディショナルタイムも表示された5分を過ぎて、あとは試合終了のホイッスルを待つだけ・・・
 勝利を確信していた浦和サポの前で、またしても信じられないドラマが土壇場で起こってしまいます。
 
 90+6分の甲府、左サイドからのセンターリングをパトリック選手がヘディングで落としたボールを途中出場の平本選手がシュート。
 このボールはポストを叩きますが、跳ね返ったこぼれ球を青山選手が右足で押し込み、ゴールネットに突き刺しました。
 
 試合はこのままタイムアップ。結局、1−1のドローに終わりました。
 
 浦和にとっては、99パーセント勝ちを手にしていた試合。
 埼スタで、しかも、前節と同じ、後半ロスタイムでの失点。悔やんでも悔やみきれない結果となってしまいました。
 甲府の選手の残留にかけた想いが、浦和の選手の優勝にかける想いを上回ったということでしょう。
 優勝を狙うには痛すぎる引き分けといえます。

 全員が自陣に引き、スペースを消して、苦し紛れのパスが前線に入ったところを2〜3人で取り囲んでボールを奪う。
 甲府の浦和対策は万全でした。浦和の良さが全て消されてしまいましたね。
 試合を通してのシュート数は浦和は7本(甲府は10本)でした。シュート数の少なさがすべてを物語っています。

 残り10試合を切って、優勝争いや残留争いがヒートアップしてきます。
 どのチームも内容より結果を求めて、徹底的に相手の弱点を突き、相手の良さを潰すようなシビアな戦術をとるようになります。
 この日の甲府のように、どのチームもなりふり構わず、生き残るために必死に向かってきます。

 自分たちのサッカーをさせてもらえなくても、勝ちを拾っていくことができなければ、とても優勝などはできません。
 相手のミスでもらったPKでも、1点は1点。価値は同じです。
 戦術にこだわり過ぎてきれいに勝とうと思うな。泥臭くてもいいから勝負に徹したサッカーを!

 先制したからには、勝たなければいけない試合でした。
 指揮官の意図は、「この1点を守り切る」というもので、選手たちにもそれは十分伝わっていたと思います。
 それでも、勝てなかった。
 逃げ切ろうとして、逃げ切れないのは、まだまだ本当の意味での強いチームになっていないということ。

 まだ終わったわけではありません。
 この試合での経験をバネにして、選手たちが甘さを捨て、より勝負にこだわるマインドを身につけてくれれば、失った勝ち点「2」以上のものをチームにもたらしてくれるに違いありません。
 「良薬は口に苦し」です。この引き分けは、最後に笑うために口にしなければいけなかった“良薬”であったと考えて、次節以降の選手たちの奮起に期待しましょう。

 両チームの選手の皆さん、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん。本当にお疲れ様でした。
 残り8試合、楽な試合なんてありません。
 どの試合も、最後の1秒まで気を抜かず、勝ち点を積み重ねて、優勝争いを勝ち抜きましょう。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『ヴァンフォーレ甲府 vs アルビレックス新潟』(’13 第14節)

 7月6日の土曜日。関東は青空が広がり、いいお天気でした。梅雨明け宣言は出て、いよいよ夏本番といったところです。湿度の高いねっとりとした空気はこの季節特有ですね。

 この日、JリーグJ1の第14節が各地で行なわれています。
 日本代表のW杯予選の関係で、1ヶ月以上の中断がありました。待ちに待ったJリーグ再開です。
 我が浦和レッズは、夕方のゲームでヴァンフォーレ甲府とアウェイ・国立競技場で対戦しています。

 浦和は、前節ホームでベガルタ仙台と引き分け。首位と勝ち点差「5」の2位で中断を迎えています。
 久しぶりのリーグ戦、勝利で弾みをつけたいところです。

 対する甲府は、中断前に3連敗しています。守備が機能せず、大量失点を繰り返した結果ですが、この中断期間で立て直してきたことでしょう。J1生き残りをかけて必死に向かってくるはず。要注意です。

 浦和のスタメンは、平川忠亮選手が怪我から復帰して、現時点でのベストメンバーとなりました。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。
 
 立ち上がりから、浦和がボールをキープして、試合の主導権を握ります。
 左サイドからの攻撃が目立ちます。特に左ストッパーの槙野君のオーバーラップでハツラツとした動きを見せていますね。

 13分の浦和、興梠君がペナルティエリア内で相手ディフェンダーにプレッシャーを掛けてボールを奪います。
 決定的なチャンスを作り、最後は元気が至近距離からシュートを放ちます。
 しかし、これは相手ディフェンダーにブロックされ、惜しくもゴールならず。

 その後は、お互いにパスを丁寧につなぎながら攻撃を組み立てようとしますが、ミスパスが多く、うまくいきません。
 中盤でのボールの奪い合いが続き、一進一退の落ち着いた試合展開となります。

 甲府の守備は4バック。センターバックの二人で浦和の中央へのクサビの縦パスをしっかりケアしています。
 やはり、浦和対策は万全のようですね。

 34分の甲府、短いパスをつないで浦和陣内に攻め込み、最後は柏選手が右足でミドルシュートを放ちますが、わずかにポストの外。

 前半はそのまま0−0で終了。

 浦和のシュートは4本、対する甲府は5本。どちらも決定機の少ない低調な前半戦でした。
 やはり、この蒸し暑さのせいでしょうか。
 浦和の得たコーナーキックは実に9本(甲府は1本)。
 しかし、浦和が圧倒的に攻めこんで奪ったという感じではありません。
 むしろ、甲府のゴール前での体を張った守備に手を焼いて、攻めあぐねた結果といえますね。
 後半も、前半同様、我慢比べの展開が続くのでしょうか。暑さに集中力を切らした方が負けです。
 注目しましょう。

 後半開始。
 浦和がボールの支配率で上回り、主導権を握る展開は前半と同様です。
 案の定、暑さで両チームとも、徐々に足が止まって中盤をコンパクトに保てなくなっていきます。

 先に動いたのは浦和です。
 停滞してしまった状況をなんとか打開しようと、選手交代のカードを切ります。

 60分、鈴木啓太選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手が入ります。
 69分、平川忠亮選手に代わって宇賀神友弥選手が入ります。

 マルシオがトップ下、柏木君がボランチに入る攻撃的なオプションに変更です。
 宇賀神君はそのまま右WBに入っていますね。

 二人のフレッシュな攻撃的な選手を投入したことで、他の選手も息を吹き返し、浦和の前線は活気づきます。
 徐々に攻撃にリズムが出てきて、シュートチャンスが増えていきます。
 しかし、相変わらずゴールが遠い今日の浦和。

 残り時間は10分足らず。「このまま引き分けか・・・」と思い始めたその時、ようやく試合が動きます。
 83分、左サイドからの梅崎君のクロスにファーサイドで合わせたのは、ディフェンダーの那須君でした。
 ファーサイド、頭で見事に合わせてゴールネットを揺らしました。1-0、浦和が先制します。

 興梠君がニアサイドで相手ディフェンダーを引きつけたおかげで、フリーで打つことができました。
 ボールをしっかり引きつけて地面を叩きつける、お手本のようなヘディングシュートは見事です。

 那須君はこれでリーグ戦4点目、すべて頭での得点です。
 どれも競った試合、厳しい場面での貴重なゴールばかり。本当に頼りになる選手です。

 その後も、攻撃の手を緩めない浦和は、甲府ゴールに襲いかかります。
 何度もゴールまであと一歩まで迫りますが、甲府のディフェンダーは体を張ったプレーでギリギリで防ぎます。
 元気の放った渾身の右足シュートも、ポストに阻まれてしまいます。

 アディショナルタイムは4分。動きの止まっていた甲府の攻撃を難なく抑えきって、そのまま試合終了。
 1-0で浦和の勝利に終わりました。
 
 どちらもミスが多く、レベルが高いとは言い難い試合。
 勝敗を分けたのは、交代選手の「質」でした。
 30℃を超える蒸し暑さの中では、スタメンの11人の選手だけで90分走り切るのは不可能です。
 当然、リザーブのメンバーも含めた総力戦となります。
 この試合では、スタメン選手と遜色のない実力の選手を複数、ベンチに温存しておける浦和と、そうでない甲府の差が、特に後半30分過ぎに如実に表れましたね。

 この日のような苦しい試合を総合力で勝ち切れたことは、昨年よりレベルアップした証拠です。
 これから猛暑の中の試合が多くなりますし、対戦相手はどこも「浦和対策」をしっかり立てて試合に臨んでくるでしょう。
 本来のパフォーマンスが見せられない試合でも、この日のように、泥臭く「勝ち点3」をモノにすることが優勝に近づく大きなポイントなりますね。

 選手の皆さん、蒸し暑い中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 ここから週2試合の厳しい連戦が続きます。
 ここでどれだけ勝ち点を積み上げられるかが最終的な順位にも大きく影響します。
 コンディションを整えて、チーム一丸となって、目の前の試合を集中して戦ってほしいですね。

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ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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