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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 柏レイソル』(’16 2nd 第2節)

 7月9日の土曜日。Jリーグ2ndステージの第2節が各地で行われています。
 浦和レッズは、柏レイソルと、ホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。

 浦和は前節、アビスパ福岡相手に苦戦しながらも下して、勝ち点3を確保しました。
 対する柏は前節、アルビレックス新潟に競り勝ち、こちらも勝ち点3を奪っています。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 那須 遠藤
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 李 武藤
 FW:興梠




 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは、右から順に遠藤君、那須君、森脇君。
 ボランチは、柏木君と阿部君のコンビ。ワイドは、右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは、右に李君、左に武藤君。
 1トップは、興梠君。

 柏の最終ラインは、フラットな4バック。選手間の距離を密にして、ボールサイドを固めます。
 ボールを奪うと、サイドへ送ってカウンター。前線のクリスティアーノ選手、オリベイラ選手をターゲットに速攻を仕掛けます。

 立ち上がりから、中盤で激しくプレスを掛け合い、一進一退の攻防を繰り返します。
 しかし、時間の経過とともに、ホームの浦和がボールを支配する時間が長くなり、優勢に試合を進めます。

 22分の浦和、相手クリアボールを拾った柏木君が右に落としたボールを、阿部君が後ろから走りこんで、右足で強烈なミドルシュートを放ちます。
 ボールは枠をとらえましたが、相手ゴールキーパーの中村選手が、横っ飛びで弾き出し、惜しくもゴールならず。

 28分の浦和、自陣深くでボールを奪ってカウンターを発動、右サイドでパスを受けた関根君が中央に向かって斜めにドリブルで持ち上がり、右サイド裏のスペースに走り込んだ興梠君へ絶妙のスルーパス。
 興梠君、ゴールライン付近まで切り込み、右足でセンターリング。ファーサイドに詰めていた李君につながります。
 フリーでボールを受けた李君、胸トラップで落とし、目の前に迫るゴールキーパーの頭上を越えるループシュートを放ちます。
 しかし、ボールはわずかにクロスバーの上を越えていきました。
 浦和は、絶好の先制のチャンスを逃します。

 32分、相手陣右サイドでファールを受け、フリーキックを獲得します。
 キッカーは、阿部君。右足を振り抜くと、ボールは黄色い壁のすぐ上を越えて美しい弧を描き、ゴール左上に吸い込まれました。1−0、浦和が先制します。

 36分の柏、浦和陣中央、相手ディフェンダーのクリアボールを拾った秋野選手が、かなり遠目の位置から左足で強烈なミドルシュート。ボールはクロスバーに弾かれます。

 前半は1−0、浦和がリードして折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が5本、柏が5本。
 両チーム、お互いの良さを出し合い、ミスの少ない集中した45分でした。
 そのなかで、浦和が、決定機をより多く作り出し、そのうちの一つをしっかりものにしましたね。
 後半、相手はより前掛かりに攻め込んでくることでしょう。
 その状況で、前半通りの自分たちのサッカーを貫き通せるか。
 交代選手も含めて、ミッションを完成させてほしいです。

 後半開始。
 50分の浦和、ポスト役の興梠君がヒールで落としたボールを受けた李君が、興梠君とのワンツーパスで相手ゴール前に切り込みます。
 李君、興梠君からのリターンパスを、体勢を崩しながらも、左足アウトサイドにうまく引っ掛け、ボレーシュート。
 ふわりと浮いたボールが、中村選手の伸ばした手の上を越えて、ゴールマウスに飛び込みました。2−0、浦和が貴重な追加点を奪います。

 59分の柏、相手陣でボールを奪ってカウンター。右サイドを駆け上がったオリベイラ選手が西川君と1対1となり、右足でシュート。ボールは右ポストを直撃、跳ね返ったボールは西川君の両手に収まります。

 このあたりから、中盤が間延びしてきて、両チームのカウンター攻撃により鋭さを増します。
 柏は、リスクを負って、かなり前掛かりな姿勢を強めます。
 2点リードしている浦和は、しっかり守備を固めて、カウンターで追加点のチャンスをうかがいます。

 浦和は、2枚の選手交代のカードを同時に切ります。

 78分、李忠成選手に代わって青木拓矢選手。
 78分、宇賀神友弥選手に代わって梅崎司選手。

 青木君は、ボランチの一角に。梅崎君はそのまま左ワイドに。
 武藤君が右のシャドーへ、柏木君が一列上がって左のシャドーへ回ります。
 梅崎君は、そのまま右ワイドに入ります。

 試合を締めにいく浦和は、最後の交代カードを切ります。
 85分、興梠慎三選手に代わって石原直樹選手。

 石原君は、そのまま1トップに入ります。

 試合の流れは、柏ペースのまま。
 浦和は、ゴール前に人数をかけて守り、カウンターのチャンスをひたすら狙います。

 アディショナルタイムは3分。
 守勢に回る浦和ですが、全員が集中を切らさずに、柏の捨て身の攻撃をしのぎ切りました。
 レフェリーの長い笛が鳴り、タイムアップ。2−0で浦和の勝利に終わりました。


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 試合通じてのシュート数は、浦和が12本に対し、柏が8本。
 雨上がりで蒸し暑さの残るなかでの熱戦は、ホームの浦和が地力で上回り、快勝しました。
 汚いプレーもなく、無駄なファールや凡ミスのほとんどない、集中した質の高い一戦。

 両チーム、最終ラインを高く保って、コンパクトな中盤を形成。
 どちらも攻守の切り替えの速いサッカーを志向しており、それをこの試合で存分に発揮していました。
 マイボールを大事にし、最終ラインからしっかりビルドアップをするのも同じでした。

 球際での強さ、選手個々の技術力には、大きな差は見られません。
 ただ、チームとしての完成度では、明らかに浦和が上回っていた印象です。
 とくに前線の選手のコンビネーション、意思の疎通には、歴然した差がみられました。

 柏が、個の突破に頼りがちだったのに対し、浦和は、両サイドから崩す本来の形ができていました。
 宇賀神君、興梠君、李君の3人が絡んで崩して奪った2点目のシーンは、その象徴ですね。

 今季の途中で監督が代わった柏と、長年同じ監督のもと、同じスタイルで戦っている浦和。
 その差が出たといえるのではないでしょうか。
 まさに「継続は力なり」ですね。

 先制点は、「お見事!」の一言です。
 久しぶりに見た阿部君のフリーキックでのゴールでしたが、その切れ味はまったく衰えていませんでした。
 相手ゴールキーパーは、柏木君の左足を警戒していたぶん、わずかに対応が遅れました。
 手には触れたものの、球威が勝って、そのままゴールに入りました。
 大事なところで、大きな仕事をしてくれるキャプテン。これからも頼りにしています。

 李君のゲットした2点目も、素晴らしかったです。
 興梠君とのパス交換で、狭い中央をこじ開けてのフィニッシュ。浦和らしい鮮やかな得点でした。
 体勢を崩しながらも、右足アウトサイドに引っ掛けて、キーパーの頭上をふわりと浮かせる技ありのシュート。
 李君の高い技術力と抜群のボディバランスが光りましたね。
 前半にあった絶好機でのシュートミスをしっかり取り返しました。

 局面、局面でも見応えのある攻防が多く見られたこのゲーム。
 とくに、両サイドでの裏の取り合いは、迫力がありました。
 右サイドでは、関根君とクリスティアーノ選手が、前後半を通して激しいバトルを繰り広げました。
 ドリブルで仕掛けて相手陣深くまで攻め込んだかと思えば、自陣まで戻って守備をする。
 両者の意地の引っ張り合いは、迫力がありましたね。

 そんな中、浦和は左サイドからの攻撃が効果的でした。
 森脇君と宇賀神君の関係性がよく、何度も決定機を作り出します。
 実際、浦和の取った2点は、左サイドが起点でした。

 右でジャブを放ってスキをうかがい、左ストレートで仕留める。
 そんな鮮やかなKOシーンを思い起こさせる、したたかな浦和の作戦勝ちでした。

 これで、リーグ戦は4連勝。しかも、久しぶりのシャットアウトゲーム。
 浦和は、いい雰囲気のまま、“勝負の夏”に突入できますね。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
 次節は、中3日空けての水曜日、ベガルタ仙台とアウェイでの試合。
 暑さの厳しいなかでの連戦となります。ここからが正念場となりますね。
 心身ともリフレッシュし、万全のコンディションで備えてほしいです。

 選手、スタッフ、サボ一丸となり、悲願の優勝に向けて突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!


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【Jリーグ観戦記】『柏レイソル vs 浦和レッズ』(’16 1st 第1節)

 2月27日の土曜日、Jリーグ1stステージの第1節が各地で行なわれています。
 待ちに待った2016年シーズンの幕開け。
 実力伯仲の戦国リーグ、今年はどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか。
 楽しみです。

 浦和レッズは、柏レイソルと、アウェイ・日立柏サッカー場での対戦です。
 浦和は昨季、1stステージを無敗で優勝しました。
 しかし2ndステージでの失速が響き、年間トータルの勝点では、サンフレッチェ広島に次ぐ2位。
 プレーオフでも、年間3位のガンバ大阪に敗れ、悲願のタイトル奪還はなりませんでした。

 今季は、ミシャが指揮して5年目のシーズンです。
 戦術も徹底され、戦力も整ってきました。
 足りないのは、「優勝」という結果のみです。
 選手たちの頑張りに期待しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:遠藤 槙野 森脇
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 興梠 武藤
 FW:李


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 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、遠藤君、槙野君、森脇君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に李君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 柏の最終ラインは4枚。
 フラットに並んで、ゴール前の中央を固めます。
 相手ボールのときは、全員が引いて守る、リトリート・サッカー。
 ボールを奪ってからのカウンターにすべてを懸けます。

 立ち上がりから、アウェイの浦和がボールを圧倒的に支配し、優位に進めます。
 中盤でリズムよくパスをつなぎ、柏ゴールに迫ります。

 30分の浦和、右サイドを抜け出した関根君が、右足でセンターリング。
 逆サイド武藤君がワンバウンドしたボールを胸で押し込み、ボールがそのままゴールへ・・・・。
 しかし、相手ゴールキーパーの中村選手が、間一髪でかき出します。
 惜しくも、ゴールならず。

 42分の柏、ゴール前右サイドでパスを受けた茨田選手が、振り向きざま、右足の強烈なシュート。
 ボールは枠をとらえましたが、西川君が横っ飛びで押さえ、ピンチを脱します。
 結局、前半はそのまま、0−0のスコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が8本、柏が3本。
 この数字通り、浦和が終始、ペースを握った45分でした。
 浦和の選手たちは、コンディションよさそうですね。
 シーズン緒戦とは思えない動きのよさ。
 ボールへの寄せも早く、パスも気持ちよくつながり、質のよい攻撃が展開されました。
 あとは、フィニッシュだけです。
 ここの部分は、試合勘がものをいいますね。
 選手交代も含め、なんとかぶ厚い黄色い壁を崩してほしいところです。

 後半開始。
 前半の流れを引き継ぎ、浦和ペースで進みます。

 52分の浦和、柏陣内でクリアボールを阿部君がカット。
 ルーズボールとなり浮いたボールを、ゴール前の李君が体を張って収めます。
 李君、ボールをキープしたままターンし、強引に左足でシュート。
 ボールは枠をとらえましたが、中村選手が横っ飛びで弾きます。

 こぼれたボールに飛び込んだのが、ファーサイドにいた武藤君。
 右足のシュートが、見事、ゴールネットを揺らしました。
 1−0、浦和が待望の先制点を奪います。

 リードした浦和は、選手交代のカードを切ります。
 62分、李忠成選手に代わってズラタン選手。
 ズラタンは1トップに入ります。
 興梠君が1列下がって、右シャドーへ。

 64分の柏、右サイドを相手陣からつないで、オリヴェイラ選手が粘ってシュート。
 西川君が弾いたボールを、田中順也選手がシュート。
 このボールも西川君が弾きますが、こぼれ球がファーサイドに詰めていた大谷選手の前に。
 大谷選手、フリーで右足で豪快にゴールに蹴りこみました。
 1−1,柏が同点に追いつきます。

 同点に追いついた柏は、勢いづいて浦和陣に攻め込みます。
 68分の柏、カウンターから右からのセンターリング。
 このボールに途中出場の山中選手がフリーで頭で合わせます。
 しかし、強烈なヘディングシュートはポストを直撃し、ゴールならず。

 流れを変えたい浦和は、次々と2枚の選手交代カードを切ります。
 73分、柏木陽介選手に代わって那須大亮選手。
 80分、関根貴大選手に代わって駒井善成選手。

 那須君は、ボランチの一角に、駒井君は、右のワイドにそれぞれ入ります。

 84分の浦和、右からのコーナーキック。
 キッカーの武藤君の右足から放たれたボールは、ニアサイドのズラタンの頭にドンピシャリ。
 狙いすましたヘディングシュートが、ゴール左隅に吸い込まれました。
 2−1、浦和が再び勝ち越しに成功します。

 アディショナルタイムは6分。
 柏の最後の力を振り絞っての反撃も、浦和が体を張った守備でしのぎ切りました。
 試合終了のホイッスルが鳴り、2−1で浦和の勝利に終わりました。
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 今シーズンの幕開けにふさわしい、緊張感のある、集中した好ゲーム。
 終始、主導権を握った浦和が、接戦をものにして見事、開幕戦を飾りました。
 攻守に柏を圧倒した浦和。

 とくに目立ったのは、守備の充実です。
 相手ボールへのプレッシャーが強烈で、自陣で相手に自由にボールを回させませんでした。
 マッチアップする相手と互角以上に渡り合い、球際の強さをみせてくれました。

 とくに光っていたのは、3バックの中央に入った槙野君。
 素早いカバーリングと高い危機察知能力で、相手のチャンスをことごとく潰しました。
 相手の1トップ、オリヴェイラ選手との1対1は、見応え充分でしたね。

 新戦力の遠藤君も、素晴らしかったです。
 右のストッパーをそつなくこなして、相手の左からの攻撃をほぼ完封。
 ビルドアップにも、積極的に関わって攻撃を陰から支えていました。
 右ワイドの関根君とのコンビネーションが高まれば、攻撃面でもさらに貢献してくれるでしょう。
 とても楽しみです。

 今年の浦和は、攻撃的な守備から試合をつくる。
 そのメッセージは、ミシャの采配に表れていました。
 同点に追いつかれた70分過ぎ。
 運動量の落ちた柏木君の代わりに入ったのは、守備的な那須君でした。
 運動量豊富で当たりの強い那須君を中盤の底に入れることで、中盤のプレスを高めようとの意図からでしょう。
 結果的に、この交代が柏に傾きかけた流れを引き戻し、勝ち越し点に結びつきました。

 攻守に、より攻撃的に進化し、レベルアップする5年目のミシャサッカー。
 試合をこなしていくことで、さらに磨きがかかることでしょう。
 さらなる新戦力の台頭も楽しみですね。 大いに期待したいです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 次節は、水曜日にACLを挟み、日曜日にジュビロ磐田と、ホーム・埼スタでの戦いです。
 ホーム開幕戦、快勝して一気に開幕ダッシュをかけたいところ。

 選手、スタッフ、サボ一丸となり、悲願の優勝に向けて突き進みましょう!
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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 柏レイソル』(’15 2nd 第10節)

 9月11日の金曜日、J1リーグ・2ndステージの第10節。
 浦和レッズは、柏レイソルと、ホーム・埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は、前節、横浜F・マリノスに完敗を喫しました。
 その後行われたナビスコ杯の準々決勝も、アルビレックス新潟とのホーム・アンド・アウェーに破れて敗退しています。

 対する柏は、リーグ戦至近4試合で3勝1敗、その間の失点はわずかに「2」と好調を維持しています。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 柏の最終ラインは4人、フラットに並びます。
 選手間の距離を密に保ち、中央をしっかり固めます。
 ボールを奪うと、素早くサイドへ展開し、ターゲットのワントップ、工藤選手に当てて攻撃を組立てます。

 3分の浦和、右サイドでボールを受けた柏木君から、裏のスペースに走り込む関根君にスルーパスが通ります。
 関根君、裏に抜け出してゴールライン際からマイナスの折り返し。
 このボールに中央の武藤君が飛び込みますが、わずかに合わず。

 立ち上がりから、ホームの浦和がボールを支配し、主導権を握ります。

 25分の浦和、右サイド、ペナルティエリア内に侵入した関根君から中央で待ち構える興梠君へ横パスが通ります。
 興梠君、トラップで相手ディフェンダーをかわし、至近距離から左足強烈なシュート。
 ボールは枠をとらえますが、相手ゴールキーパーの菅野選手の好守に阻まれ、惜しくもゴールならず。

 浦和は、攻守の切り替えが早いですね。
 とくに、ボールを奪われた後の、相手へのプレッシャーの掛け方が素晴らしいです。
 柏のボランチ2人に、前線へのパスをほとんど出させません。
 逆に、インターセプトからショートカウンターを発動し、多くのチャンスをつくり出しています。

 ラインを上げたまま、分厚い攻撃を仕掛け続ける浦和。
 柏ゴールに何度も迫りますが、最後の部分で正確性を欠き、ゴールには結びつきません。

 43分の浦和、梅崎君の左からのマイナスのクロスにファーサイドの宇賀神君が右足ダイレクトで合わせます。
 シュートは枠をとらえましたが、ここも菅野選手の厚い壁に弾かれます。

 結局、前半は、0-0のスコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が10本、柏が3本。
 このデータが示す通り、浦和が柏を押しまくった45分でした。

 浦和の選手たちからは、前節の屈辱を晴らそうという気迫が感じられました。
 出足の良さで柏を圧倒していました。
 得点が奪えなかったのは残念ですが、いいリズムで試合をコントロールしています。
 このよいリズムを保てば、必ず決定機は訪れます。
 選手交代もうまく活かして、柏の黄色い壁を突き破ってほしいです。

 後半開始
 前半の流れを引き継ぎ、ホームの浦和が優勢に試合を進めます。

 分の浦和、右サイド、後方からのフィードを受けた柏木君が、見事なトラップからペナルティエリア内に侵入、そのまま強烈な左足シュートを放ちます。
 しかし、またしても菅野選手のビッグセーブが飛び出し、ゴールラインの外へ。

 この日の浦和は、ゴールが本当に遠いです。

 時間が経つにつれて、両チームの中盤が間延びし、カウンターを仕掛け合う展開。
 71分の柏、右サイドペナルティエリアすぐ外でフリーキックを得ます。
 キッカーはクリスティアーノ選手。右足の強烈なシュートが浦和ゴールを襲います。
 しかし、ここは西川君がしっかり反応し、枠の外に弾き出します。

 74分の柏、カウンターからクリスティアーノ選手が頭で折り返したボールをディフェンダーがクリア。
 しかし、そのボールが小さく、工藤選手の足元へ。
 工藤選手、素早く右足でシュートを放ちますが、ボールは右ポストを叩きます。

 浦和は、攻撃的な選手を次々と投入し、前線を活性化します。
 
 73分、興梠慎三選手に代わって李忠成選手。
 79分、武藤雄樹選手に代わって青木拓矢選手。
 84分、関根貴大選手に代わって高木俊幸選手。

 李君は1トップに。青木君はボランチの一角に。高木君は左シャドーに。
 柏木君が、右シャドーへ。梅崎君が、右ワイドへ。

 88分の浦和、左サイド槙野君がボールを持ち上がり、内側の高木君に横パスを送ります。
 高木君、見事なトラップで抜け出し、細かいステップで内側に切れ込みながら、右足で狙いすましたシュートを放ちます。
 ボールは、菅野選手が必死に伸ばした手の目の前でバウンドし、そのままゴール右隅に吸い込まれました。1-0、浦和が土壇場で均衡を破ります。
 高木君は、嬉しい浦和移籍後の初ゴールです。

 アディショナルタイムは3分。
 スタジアムの浦和サポからは、「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こります。
 浦和は、柏の必死の反撃を体を張って守りきり、そのままタイムアップ。
 1-0、浦和が勝利しました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が18本。柏が6本。
 終始押し気味に試合を進め、柏の3倍のシュートを放った浦和が、最後の最後にチャンスを決めて、接戦を制しました。

 久しぶりに浦和らしさが存分に発揮されたゲーム。
 前線からの守備はプレッシャーが厳しく、相手の出足をしっかり止めることができました。
 相手ボールを高い位置で奪えたので、得意のカウンターが冴えを見せました。

 前節精彩を欠いた攻撃のキーマン、興梠君と柏木君。
 この日は抜群のパフォーマンスでした。

 興梠君は、攻撃のスイッチ役として前線でボールを収め続けてくれました。
 センターバック2人の厳しいマークも、動き出しの良さで翻弄しました。
 相手の守備ラインの裏を突く動きも鋭く、決定機を何度も演出しました。

 柏木君も、攻撃の組立て役として中盤に君臨。
 長短織り交ぜたパスで、ピッチを広く使った浦和らしい攻撃を指揮していました。
 時折みせたオーバーラップも、攻撃のアクセントとして効いていましたね。

 そして、決勝点を挙げた高木君。
 サポーターも待ちに待っていた初ゴール。
 この大事な場面で、ついに出ましたね。

 ゴールシーンは、高木君の高い技術が凝縮されたものでした。
 見事なファーストトラップで2人のディフェンダーを交わし、さらにステップを踏んで、シュートコースを見つけ出し、わずかな隙間からコントロールショットを打ち込みました。
 この日の高木君には、スリッピーなピッチも味方してくれました。

 高木君は、1点取って気分的にだいぶ楽になったでしょう。
 さらにゴールを積み重ねてくれるはず。強烈なフリーキックも楽しみです。
 今後の活躍に期待したいですね。

 一歩間違えば、ワンサイドの味気ない試合になっていた試合を引き締めたのは、両チームのゴールキーパーでした。
 とくに、柏の菅野選手の集中力は素晴らしかったです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、一週間後の土曜日、清水エスパルスとアウェイで対戦します。
 この日の勝利を活かすためにも、しっかりと勝ち点3を確保したいところ。

 気温も下がり、すっかり秋めいてきたこの頃。
 試練の夏も乗り切り、これから本当の勝負が始まります
 ぜひ、充実した“実りの秋”としたいですね。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『柏レイソル vs 浦和レッズ』(’15 1st 第10節)

 6月3日の水曜日。関東では、久しぶりにまとまった雨。
 雨は午後には上がりましたが、いよいよ梅雨が近づいてきた、そんなお天気です。

 この日、ACLの影響で未消化となっていたJ1リーグ・1stステージの第10節の2試合が行なわれています。
 浦和レッズは、ナイトゲームで柏レイソルと、アウェイ・日立柏サッカー場にて対戦。

 浦和は、前節、後半の怒涛のゴールラッシュでサガン鳥栖を粉砕、勝ち点3を奪いました。
 開幕からの無敗記録は、とうとう「13」まで伸びました。

 対する柏は、前節、FC東京に競り負けています。
 ACLではベスト8に進出するも、リーグ戦は15位と降格圏ギリギリの順位と苦戦しています。

 目標は違いますが、どちらも負けられない一戦です。
 気持ちの入った熱戦を期待しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 永田 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:ズラタン


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、永田君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップにズラタン。

 試合は、開始直後に動きます。

 1分の浦和、西川君のフィードを受けた宇賀神君が自陣から左サイドを持ち上がり、絶妙のタイミングでアーリークロスを上げます。
 このパスに反応した梅崎君が、スペースに飛び込み、最後はゴールキーパーを冷静に交わして、態勢を崩しながらも左足でゴールに流し込みました。1−0、浦和が先制です。

 梅崎君、柏の最終ラインの乱れを突く裏への飛び出し、見事でした。シュートも冷静でしたね。
 宇賀神君、梅崎君の動きをよく見て、オフサイドぎりぎりでのピンポイントパス。さすがです。

 しかし、ホームの柏もすぐさま反撃。

 6分の柏、浦和のゴールキーパーへのバックパスに、レアンドロ選手が猛然とチャージをかけます。
 あわてた西川君のキックが乱れ、柏・工藤選手へのパスになります。
 工藤選手、ディフェンダーを交わして右足でシュート。ゴール左隅に吸い込まれました。1−1、柏がすかさず同点に追いつきます。

 西川君らしくない不用意なプレーでした。プレッシャーがかかっていたとはいえ、中途半端なミスキック。
 パスかクリアか、早めに判断すべき場面でした。

 柏の守備は、フラットな4バック。
 中盤の選手と連携しながら、浦和の前線の5人をうまくカバーします。
 ボールを奪ってから、手数をかけずに1トップのレアンドロ選手に預けて、速攻を中心に攻撃を組み立てます。

 20分過ぎ、浦和にアクシデント発生。
 ズラタンが、ゴール前の競り合いで右足首を負傷し、退場を余儀なくされます。

 浦和は、1枚目の交代カードを切ります。
 23分、ズラタンに代わって興梠慎三選手。
 興梠君は、そのまま1トップの位置に入ります。

 お互いに中盤で激しくプレスを掛け合います。
 守から攻、攻から守への切り替えが速いですね。
 気の抜けない展開が続きます。
 
 32分の浦和、柏木君の後方からのフィードに興梠君がディフェンスライン裏に抜け出します。
 興梠君、ノートラップで飛び出してきたゴールキーパーの上を越す技ありのシュートを放ちます。
 しかし、菅野選手がジャンプ一番、右手一本でボールに触わるビッグセーブ。ボールは枠の外へ外れて惜しくもゴールならず。

 38分の柏、浦和陣中央、かなり遠い位置でフリーキックのチャンスを得ます。
 キッカーはクリスティアーノ選手。右足で直接ゴールを狙います。
 無回転の強烈なシュートは、西川君の正面へ。

 西川君、このシュートをキャッチしようと試みましたが、抑えきれずに前に弾きます。
 こぼれ球に詰めたのはレアンドロ選手。
 西川君よりわずかに早く右足で触り、ゴールに押し込みました。1−2、柏が逆転に成功します。

 レアンドロ選手、ブロックしようと体を投げ出した西川君の上をふわりと浮かせるテクニカルで見事なシュートでした。

 その後も、お互いに縦に速い攻撃を仕掛け合うも、守備陣が奮闘してゴールを割らせません。
 1−2で柏がリードして前半を折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が4本、柏が7本。
 早い時間帯に試合が動いたことで、予想以上に攻め合う展開となった前半。
 柏は、浦和の中央からの攻撃をうまく抑えていましたね。
 1トップにクサビのパスを入れさせず、浦和の攻撃力を半減させました。

 逆に、柏は、レアンドロ選手にボールが収まるシーンが多く、攻撃の形がしっかり作れていました。
 後半も、中盤でのつぶし合い、ショートカウンターの応酬が繰り広げられることが予想されます。
 浦和は、普段通り、気持ちを切らさずに自分たちのサッカーをやり続けること。
 いつも以上に我慢が試される45分になりそうですね。

 後半開始。
 ハーフタイムで、浦和は2枚目の選手交代のカードを切ります。
 HT、梅崎司選手に代わって李忠成選手。
 李君は、右のシャドーにそのまま入ります。

 前半からの流れを引き継ぎ、お互いに速攻を仕掛ける展開。
 時間の経過とともに、中盤が間延びてスペースが空き出すと、カウンターの鋭さが増します。

 67分の浦和、カウンターから李君が抜け出し、ゴールキーパーと1対1となります。  
 しかし、ここも菅野選手の好守に阻まれ、ゴールならず。

 追いつきたい浦和は、最後の選手交代のカードを切ります。
 68分、宇賀神友弥選手に代わって橋本和選手。
 橋本君は、そのまま右ワイドに入ります。

 その直後、68分の浦和、右からのコーナーキック。
 キッカーは柏木君、左足から放たれたボールに合わせたのは、中央に飛び込んだ槙野君。
 強烈なヘディングシュートはワンバウンドして、ゴールネットの天井に突き刺さります。2−2、浦和が同点に追いつきます。

 78分、柏のキム選手が右からアーリークロスを入れます。
 戻りながら対応しようとした永田君が足をつって転倒、クリアできずにボールが流れて中央のレアンドロ選手まで届きます。
 レアンドロ選手、右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らします。2−3、柏が再び突き放します。

 永田君、久しぶりのスタメン、蒸し暑さと緊張も加わり、体力的に限界だったのでしょう。
 少し前から予兆は見えていましたが、交代カードはすで使い切った後。
 最も心配していたことが、現実となってしまいました。

 それでもあきらめない浦和は、リスクを覚悟で、さらに前掛かりに攻め込みます。

 85分の浦和、森脇君からボールを受けた橋本君がダイレクトでゴール前に折り返します。
 反応した李君が左足で押し込みますが、またしても菅野選手の厚い壁。
 右に横っ飛びしてゴールマウスの外にかき出します。

 後半も残りわずかのところで、浦和サボの「Pride of URAWA」の大合唱がスタジアムに響き渡ります。

 アディショナルタイムは4分。
 サポの気持ちに、浦和の選手たちが応えます。

 90+1分の浦和、森脇君からの後方からのフィードを李君が大外の関根君に胸で落とします。
 関根君、早めのタイミングでゴール前にクロスを送ります。
 このボールに反応したのは武藤君。狙いすましたヘディングシュートを放ちます。
 ボールはワンバウンドして、ゴール右隅に吸い込まれました。3−3、浦和が土壇場で再び同点に追いつきます。

 決めたのは、やはりこの男でした。
 武藤君、大事なところで貴重な同点弾。
 これで4試合連続得点ですね。手がつけられないくらいに乗っています。

 独力で突破することもできますが、最大の長所は、ボールのないところでの動き。
 マークを外して相手守備ラインの裏を突く、動き出しのタイミングが絶妙です。
 守備もさぼらず、運動量は豊富。フィニッシャーとしての役割もピカイチ。

 まさに、浦和のシャドーに必要な能力をすべて備えている選手。
 今季加入したばかりですが、すでに浦和のサッカーにはなくてはならない存在となっています。
 これからの活躍にも期待したいですね。

 試合はこのままタイムアップ。3−3の引き分けとなりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 ゴール前での迫力あるシーンが多く、見応えのある大熱戦となったこの試合。
 両チーム、気持ちの入った攻め合いの一戦は、お互いに勝ち点1を取り合う痛み分けに終わりました。

 浦和は、後半ロスタイムになんとか追いついて、負けを逃れるという本当に厳しい試合。
 今季リーグ戦でここまで苦しんだ試合は初めてではないでしょうか。

 浦和が苦戦した理由はいくつかあります。

 まず、柏の守備が良かったこと。
 前線の選手は、浦和の最終ラインに圧力をかけ続け、思うようなビルドアップをさせませんでした。
 最終ラインと中盤の選手は、ボールホルダーへの厳しくプレスを掛けるとともに、鋭い読みで浦和のパスを何度もインターセプトしました。
 そして、ゴールキーパーの菅野選手は、神がかり的なセーブを連発しました。

 浦和は、いつものように前線にボールが収まらず、なかなか攻撃の形がつくれませんでした。
 結果、右ワイド関根君の突破とクロスだけが頼りというワンパターンな攻撃が多かったですね。
 迫力はあったとはいえ、柏としては守りやすい部分はあったでしょう。

 前半に早々とズラタンが負傷退場したことも想定外でした。
 中央でボールをキープできる選手がいなくなり、攻撃がサイドへ、サイドへと偏ってしまいました。
 前半に交代カードを1枚使ったことで、後半に次々と攻撃的な選手を投入して、試合を決める浦和の「勝ちパターン」に持ち込むことが難しくなりました。
 交代カードを早い時間帯で使い切り、試合終盤に足をつった永田君を代えられなかったことも痛恨でした。

 普段、3バックの中央を努める那須君の出場停止の影響もかなり大きかったです。
 最終ラインでのボール回しが不安定だったのも、彼の不在が響きました。
 選手が一人入れ替わるだけで、チーム全体の歯車が狂ってしまう。
 ミシャ・サッカーの緻密さ、難しさを改めて感じます。

 ワイドや前線の選手は、ある程度、選手を入れ替えて休養を取らせながら戦ってきました。
 一方、ボランチや最終ライン、それにコールキーパーに関しては、ほぼ固定メンバーで通してきました。
 守備陣を固定することで、コンビネーションを高め、より強固な守備の組織を形成することが狙いです。
 今季の失点の少なさは、それ成果が表れたものといっていいでしょう。

 ただ、固定メンバーで戦うということは、そのうちの誰かが抜けたときに、大きな戦力ダウンとなるリスクを抱えるということ。
 この試合では、リスクが表面化して失点にまでつながってしまいました。

 ここまで、順調にリーグ戦を戦ってきた浦和。
 守備陣のリスクマネジメントは、唯一の、しかし、大きな宿題です。
 長く厳しい夏場を無事に乗り越えるためにも、ぜひとも克服してほしいところです。

 さまざまな想定外のトラブルが起こったにもかかわらず、負けなかった浦和。
 勝つことはできませんでしたが、底力を見せつけた試合といえるでしょう。

 この日、浦和が手にした勝ち点「1」は、スタジアムのサポと選手が一体となって得たもの。
 優勝を大きくたぐり寄せる、貴重な勝ち点となりました。

 スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、週末(日曜日)に清水エスパルスとホームで対戦します。
 他のチームの結果次第では、優勝が決まる可能性もある大事な一戦ですが、そんなことは意識せずに、普段どおりのサッカーを見せてほしいです。
 目の前の試合に全力で取り組めば、結果は、おのずとついてきます。

 選手・スタッフ・サポが一丸となって突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 柏レイソル』(’14 第24節)

 9月20日の土曜日。関東は朝から曇り空。午後からは小雨もぱらつくすっきりしない天気。

 気温も低めで、半袖では肌寒いほどでした。

 この日、JリーグJ1の第24節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ナイトゲームでホーム・埼玉スタジアムで柏レイソルとの対戦です。

 前節、浦和はアウェイで清水エスパルスを攻守に圧倒して2連勝。再び上昇気流に乗ってきました。

 ホームで難敵・柏を下して首位固めといきたいところです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 啓太 阿部 宇賀神 李 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは、啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と李君。1トップに興梠君。

 柏は、最終ラインに3人が並んで中央をしっかり固めます。両WBにもマークをつけ5バック気味の守備。

 前線は1トップの工藤選手の裏にシャドー2人を配する布陣。
 
 立ち上がりからボール支配率に勝る浦和が試合の主導権を握ります。

 決定機も何度かつくりましたが、最後の詰めが甘く、得点には至らず。

 対する柏は、中盤でプレスをかけ、ボールを奪ってからのカウンターに活路を見出します。

 21分の浦和、相手陣内で得たフリーキックからチャンスをつくります。

 キッカーの柏木君の素早いリスタートから右サイドへ展開。ボールはフリーで待ち構えていた平川君へ。

 平川君、中を確認してから右足でセンターリング。このボールに飛び込んだのは那須君。

 那須君、勢いよく助走をつけてジャンプ一番、叩きこむような強烈なヘディングシュートを放ちます。

 ボールはピッチでワンバウンドし、勢いよく跳ね上がり、相手ゴールキーパーの手を弾き、ゴールネットの天井に突き刺さりました。1-0、浦和が先制します。

 平川君、絶妙のセンターリングでした。この得点シーンだけでなく、質の高いクロスを何本も上げて好機を演出していました。

 那須君、上から地面に叩きつける、ヘディングのお手本のような見事なシュートでした。

 後ろから飛び込んいったぶん、完全にノーマークでした。

 浦和はさらに追い打ちをかけます。

 28分、左サイド槙野君から中央の興梠君へロングフィードが通ります。

 興梠君、胸トラップでボールを浮かせながら体を反転し、右足ダイレクトで右隣りで待ち構えていた李君へパス。

 李君、中央へドリブルしてマーカーを引きつけてからヒールパス。

 パスを受けたのは柏木君。李君が動いてできたスペースに飛び込みます。

 柏木君、ドリブルでペナルティエリア内に切れ込み、相手ディフェンダーを2人を交わして左足を振り抜きます。

 強烈なシュートがゴールネットに突き刺さりました。2−0、浦和が突き放します。

 前線3人の絶妙のコンビネーションから生まれた得点。
 
 興梠君のキープ力の高さ、ボディーコントロールのうまさ。

 李君の視野の広さ、スペースをつくる動きの巧みさ。

 柏木君の裏に飛び出す動き鋭さ、ゴール前の冷静さ。

 すべてがうまくかみ合いましたね。

 流れの中での得点ということでは、今季一番のビューティフルゴールかもしれません。

 その後も、テンポよくパスをつないで攻撃のリズムをつくる浦和有利の試合展開は変わらず。

 前半終了間際、浦和の集中力が落ちたところを柏がつけ込みます。

 44分の柏、浦和ゴール前で細かいパスを何本もつなぎ、最後は右からのクロスを高山選手がヘディングシュートをゴール右隅に沈めました。2−1、柏が追いすがります。

 2点リードの余裕が「このまま前半を終えれば・・・」という油断を生みましたね。

 少しずつチェックが甘くなり、柏に自由にゴール前でパスを回されてしまいました。

 前半は2−1、浦和のリードで折り返します。

 前半の浦和はシュート数は6本。柏は2本。

 内容的には圧倒した浦和でしたが、得点差はわずかに1点。

 44分までは浦和の狙い通りの展開でしたが、そうそううまくはいきませんね。

 2点は取ったものの、決定機の数を考えれば、ちょっと物足りなかったです。

 後半は、攻める気持ちを忘れず、先に追加点をとって柏の戦意を喪失させたいところ。

 後半開始。

 51分、浦和が相手ゴールキーパーのパントキックのミスをからボールを奪い、素早く柏ゴール前に展開します。

 ペナルティエリア内、フリーでボールを受けた興梠君が相手ゴールキーパーと1対1になり、倒されてペナルティキックを得ます。

 このプレーで、柏ゴールキーパーの菅野選手は2枚目のイエローカードとなり退場となります。

 ペナルティキックのキッカーは興梠君。右足で冷静に沈めました。3−1、浦和が貴重な追加点を奪い突き放します。

 興梠君、わざとゴール前でドリブルのスピードをゆるめて、相手ゴールキーパーのファールを誘いましたね。

 あの場面で、瞬時に冷静な判断が下したのはさすがです。

 再び2点差。浦和はさらにフィールドプレイヤーが一人多いという圧倒的優位な立場に立ちます。

 浦和は省エネモードに切り替えて相手の出方をうかがいます。

 残り20分からは、今後の戦いも見据えて余裕の選手交代。逃げ切りを図ります。

 71分、李忠成選手に代わって梅崎司選手。
 75分、鈴木啓太選手に代わって青木拓矢選手。
 85分、柏木陽介選手に代わって山田直輝選手。

 なお、83分には柏・エドゥアルド選手が2枚目のイエローカードを受けて退場。

 柏は9人での戦いとなり、さらに苦しくなります。

 アディショナルタイムは4分。

 浦和は2人少ない柏を攻めて4点目を狙いにいきましたがかなわず、そのままタイムアップ。

 3−1で浦和の勝利に終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 内容、スコアともに浦和が柏を圧倒した試合。

 攻めては、前半からほぼ一方的にボールを支配し、多彩な攻撃で相手ゴールを脅かし続け、守っても、攻撃から守備への切り替えが速く、相手に速攻を許しませんでした。

 浦和の前線の3人の流動的な動きに柏ディフェンスはついてこれませんでしたね。

 とくに、興梠君のパフォーマンスの良さは光りました。

 最前線でボールを収め、簡単に左右にはたいてから、裏のスペースを狙う。

 この動きを繰り返すことで、柏守備陣にかなりのプレッシャーを与えていました。

 柏の2度の退場劇を影で演出したのは興梠君でしょう。それくらい相手にとって厄介な存在でした。

 4試合連続の4得点とはいきませんでしたが、それでも3得点。

 得点力の高さがキープできているのは、本当に心強いです。

 その要因は得点のパリエーションの豊富さ。

 セットプレーからでも流れの中からでも、速攻でも遅攻でも、中からでも外からでも得点が取れます。

 とくにショートカウンターから少ない人数で仕掛ける攻撃は、切れ味抜群ですね。

 ここにきて、ミシャのサッカーが完全に選手たちに浸透してきた感じです。

 得点者が特定の選手に偏っていないのもいいですね。

 全員で攻めて全員で守る、浦和のサーカーが体現できている証拠です。

 相手チームからすると、後ろから浦和の選手がどんどん湧き上がってくるような不気味さを感じることでしょう。

 リザーブも含めた選手たちのコンディションも良好のようです。

 気温が下がって動きやすくなるこれからの季節、さらにパフォーマンスが上がってくるでしょう。

 今後の戦いが、本当に楽しみです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節、浦和は中2日空けてアルビレックス新潟とアウェイで対戦します。

 いよいよリーグ戦も残すところ10試合。ここからが本当の戦いです。

 1試合1試合全力で勝ち点「3」を奪いにいく。その積み重ねが、優勝を引き寄せます。

 選手・スタッフ・サポが一丸となって突き進みましょう。

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【Jリーグ観戦記】『柏レイソル vs 浦和レッズ」(’14 第9節)

 4月26日の土曜日。関東は澄み渡った青空が広がりました。
 歩いているだけで汗ばむほど、初夏を思わせるような気候となりました。

 この日、JリーグJ1の第9節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、デーゲームで柏レイソルとアウェイ・日立柏サッカー場で対戦しています。

 浦和は前節、強豪の川崎フロンターレとの競り合いを制して、リーグ戦3連勝を果たしました。
 ゴールデンウィーク連戦の初戦を勝利し、さらに勢いに乗りたいところ。

 対する柏はここ2戦連続で引き分けと、開幕から調子に乗りきれていませんが、実力のある難敵であることには変わりありません。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 濱田 
 MF:梅崎 柏木 阿部 宇賀神 興梠 
 FW:李

 前節、負傷退場した槙野君に代わって水輝がスタメン入りしています。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、水輝。ボランチは、柏木君と阿部君のコンビ。
 WBは右に梅崎君、左に宇賀神君。2シャドーは、興梠君と元気。1トップは、李君。

 立ち上がりから、柏が鋭いカウンターを武器に浦和ゴールに迫ります。

 6分の柏、浦和の最終ラインを突破した太田選手が、ペナルティエリア内までドリブルで持ち込んでシュートを狙いますが、必死に戻った阿部君がスライディングで間一髪でクリア。

 14分の柏、工藤選手がディフェンダーに競り勝ってゴールキーパーと1対1となり、シュートを放ちますが、ここは西川君が体を張って防ぎます。

 浦和は、前線への起点のパスがなかなかつながらず、攻撃の形が作れません。
 スパイクが合わないためか、足を滑らせる選手も多いです。

 柏ペースで進んでいた前半ですが、先制点は浦和が奪います。

 24分の浦和、中央ハーフウェイライン付近から、柏木君から前線の元気にロングフィードのパスが出ます。
 元気、足元のトラップが少し乱れますが、うまくボールをキープし直し、体を反転させ、そのまま右足でシュート、見事、逆サイドのゴールネットを揺らしました。1-0、浦和が先制します。

 元気、ファーストトラップが少し流れましたが、うまくフォローしてシュートに結びつけましたね。
 背中でゴールマウスが見えていたかのようなスーパーゴール。
 ディフェンスは2枚ついていましたが、ドリブルでのカットインを警戒して間合いを詰めきれませんでしたね。
 元気は、そのわずかに空いたシュートコースを見逃しませんでした。

 柏木君も、元気のディフェンスライン裏への動き出しを感じて、最高のパスを出しました。

 先制点を奪って余裕が生まれた浦和は、カウンター狙いにシフトし、意識的にペースを落とします。
 カウンターが機能していた柏は、遅攻を選択せざるを得なくなり、攻め手を失います。

 お互いに攻撃の糸口を見つけられないまま、時間が過ぎていきます。

 44分の浦和、ゴール前で得たフリーキックを柏木君が左足で直接狙いますが、バーを直撃して惜しくもゴールならず。

 結局、前半は、1-0で浦和がリードして終了です。

 前半のシュート数は、浦和4本に対し、柏が5本。
 お互いに守備重視でミスパスも多かったこともあり、両チームともシュートは少なめでした。
 浦和は、起点となる前線へのパスの成功率が悪かったですね。

 データ的にも、内容的にも、どちらとも言えない前半。
 何回かあった決定機を外した柏と、数少ない決定機をモノにした浦和。
 その差がスコアに表れました。

 後半はプレーの精度を高めて、浦和らしい攻撃で追加点を狙ってほしいです。

 後半開始。
 
 点を取りにいかなければならないホームの柏が、前掛かりに攻め込んで試合を優位に進めます。

 60分の柏、左サイドからの浮き球のクロスに茨田選手が右足ダイレクトでシュート。
 ボールは、西川君の必死に伸ばした手の上を越えて、ゴールネットに突き刺さりました。1-1、柏が同点に追いつきます。

 茨田選手、フリーだったとはいえ、落ち着いていましたね。
 インサイドで少しドライブをかけた、イメージ通りのビューティフルゴールでした。

 同点になったことで、試合のペースが上がり、ゴール前での迫力あるシーンが増えます。

 63分の浦和、森脇君が李君とのワン・ツーで抜け出し、右足で強烈なシュートを放ちますが、ポストを直撃します。

 押せ押せの浦和でしたが、柏に一瞬のスキを突かれます。

 72分の柏、左サイドをワン・ツーで突破した橋本選手が梅崎君との競り合いでファールを獲得します。
 際どい位置でしたが、レフェリーの判定は、ペナルティエリアの「内」。
 柏がペナルティキックを獲得します。

 キッカーは、田中選手。ゴールキーパーの動きを冷静に読んで、左足でゴールに沈めました。1-2、柏が逆転に成功します。

 リードを許した浦和は、立て続けに2枚の選手交代のカードを切り、反撃の態勢を整えます。

 73分、濱田水輝選手に代わって鈴木啓太選手。
 74分、梅崎司選手に代わって関根貴大。

 啓太はボランチの位置に入ります。阿部君が一列下がって右ストッパーへ。
 関根君はそのまま右WBの位置へ。

 74分の浦和、左サイドを突破した宇賀神君が右足で、右ポストを巻くようなシュートを放ちますが、相手ゴールキーパーが辛うじて触って、ゴールラインの外に掻き出します。

 75分の浦和、そのプレーで得た左コーナーキック。
 キッカーは柏木君。左足から放たれたボールは、ニアサイドの阿部君の頭にピタリと合います。
 阿部君がヘディングで叩きつけたボールが柏ゴールに飛び込みました。2-2、浦和が再び同点に追いつきます。
 
 阿部君、ディフェンダーのマークを外した動きが絶妙でした。
 柏木君も、阿部君の動きをよく見て合わせました。

 この時間帯から、オープンな展開の打ち合いとなります。

 86分、浦和は最後の選手交代のカードを切ります。
 李忠成選手に代わって青木拓矢選手。

 後半のアディショナルタイムは3分。

 90+3分、カウンターからチャンスを得た柏が浦和ゴール前に攻め込みます。
 いったんは、クロスを浦和のディフェンス陣が跳ね返しますが、ペナルティエリアの外で拾った田中選手がダイレクトで右足を一閃します。
 ボールは右ゴールポストに当たり、無情にもゴールの中に吸い込まれました。2-3、柏が土壇場で勝ち越します。

 田中選手、利き足ではない右足でしたが、コースを狙った素晴らしいシュートでした。

 その直後、レフェリーのホイッスルが鳴りました。試合終了。
 2-3で柏が勝利を収めました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 両チームともパスミスが多く、技術的にはレベルの高い試合とは言えませんでした。

 しかし、両チーム持てる力を出し切ったナイスファイト。
 ドラマチックな試合展開にスタジアムも盛り上がり、手に汗握る熱戦でした。

 両チームの選手たちの「負けられない!」という気持ちがプレーの一つ一つに表れていましたね。
 負けたとはいえ、浦和の試合後の選手のサポーターへの挨拶でも、選手たちの奮闘を讃える拍手や声援が大きかったです。

 とはいえ浦和には、試合運びの面で、大きな課題の残る試合でした。

 前半をリードして終えた浦和でしたが、後半立ち上がりからの柏のギアチェンジについていくことができずに逆転を許してしまいました。

 5節のアウェイ・ヴィッセル神戸戦も同様の展開で逆転負けを喫しましたね。

 リードを奪ったことで、「これで大丈夫」という安心感からか、気持ちの面で受けに回ってしまったのでしょう。
 相手の捨て身の攻撃に慌ててしまい、すっかりペースを乱されてしまいました。

 一方の柏は、相変わらずの試合巧者ぶりです。

 前半、ハーフタイムでの選手交代を行ない、試合の流れを変えた柏・ネルシーニョ監督の采配はさすがでした。
 守備面でも、両センターバックと両ボランチを中心に、中央をしっかりケアして、浦和に効果的なクサビのパスを封じることに成功していました。

 45分間、相手の攻撃をいなし続けることができるほど、J1の世界は甘くないということです。

 リードをした後ペースを落とすのは、戦術として問題ないとは思います。
 しかし、相手のカウンターを怖がって、気持ちまで守りに入ってしまってはいけません。

 最後のアディショナルタイムでの失点は象徴的でした。
 ボール失いたくないばかりに、相手陣内で横パスをつなぎ続けた挙句、相手にボールを奪われてカウンターから失点してしまいましたね。

 浦和のスタイルはあくまで攻撃的なサッカーです。
 ガンガン攻めてこない浦和は、相手チームにとってまったく怖さを感じないでしょう。

 どんな場面でも、最後まで攻めきって、シュートで終わらせること。
 そして守備の陣形を整えて、相手をしっかり迎え撃つこと。

 それが基本です。何ごとも中途半端は一番よくないという教訓ですね。
 次節以降の戦いに、この日の屈辱を生かしてほしいです。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 
 まだまだ連戦は始まったばかり。
 落ち込んでいる暇はありません。気持ちを切り替えて、次の試合に臨みましょう。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 柏レイソル』(’13 ヤマザキナビスコ杯決勝)

 11月2日の土曜日。関東は、朝からあいにくの曇り空。風が肌寒い一日でした。

 この日、国立競技場で、ヤマザキナビスコ杯の決勝が行われました。
 今年の対戦カードは、浦和レッズと柏レイソルです。

 浦和が勝てば、10年ぶり2回目のナビスコ杯獲得となります。
 前回覇者となった2003年は、浦和にとって記念すべき国内初戴冠でした。
 このナビスコ杯獲得がターニングポイントとなって、チームが急成長を遂げ、2006年のJリーグ制覇、2007年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)獲得まで一気に駆け上がりました。

 今年も同じ舞台でナビスコ杯を勝ち取り、再びアジアの頂点を狙う足がかりにしたいところ。

 対する柏も、14年ぶり2回目のナビスコ杯王者を狙っています。
 Jリーグでの優勝の望みはほとんどなくなっていますから、ナビスコ杯に懸ける意気込みは相当なものでしょう。気持ちで負けないようにしないといけませんね。

 両チームは、ちょうど1週間前に、Jリーグの試合で顔を合わせています。
 そのときは、浦和が1点差で勝利を収めています。

 お互いに手の内を知り尽くしている実力チーム同士の対戦。白熱した試合を期待したいです。

 浦和のスタメンは先週のJリーグの試合から変更があります。
 リーグ戦出場停止明けの森脇良太選手と興梠慎三選手が復帰。現時点でのほぼベストメンバーが揃いました。
  
 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。
 
 柏も、先週と同じく、フラットな3バックのシステムを採用しています。
 お互いにラインを高く保って、中盤で激しくプレスを掛け合うのも、先週と同じ展開です。
 とはいえ、タイトルがかかった大事な試合、両チームとも、かなり守備にウェイトを置いて、静かな立ち上がりとなります。
 
 浦和は、柏のカウンターを許さない厳しい守備です。
 特に、相手の攻撃のキーマン、レアンドロ・ドミンゲス選手へのマークは、絶対に外しませんね。

 柏は、中央の守備を徹底的に固めています。
 ボールは持たせても、浦和の前線へのクサビのパスは絶対に入れさせない、そんな守備です。

 どちらも気が抜けない、一瞬のミスが命取りになるピリピリした神経戦が続きます。
 アディショナルタイムに入って、このまま前半終了か、と思った終了間際に試合が動きました。

 45+2分の柏、右サイドの藤田選手から強く速いボールのセンターリングが入ります。
 そのボールにピンポイントで頭で合わせたのは、ファーサイドに待ち構えていた工藤選手でした。
 狙いすましたヘディングシュート。ボールは、逆を突かれたギシが必死に伸ばした左手をかすめて、ゴールネットを揺さぶりました。0-1、柏が先制です。

 工藤選手のマークを外す動きとシュートはもちろん、藤田選手の右足クロスも絶妙でした。

 ここまで、ほとんど柏に攻撃らしい攻撃をさせていなかった浦和でしたが、最後の最後で見事に決められてしまいました。

 結局、前半は0−1で柏がリードしたまま終了です。

 浦和は、ボールを保持するものの、柏ゴールに近づいてシュートを放つシーンをなかなかつくることができませんでした。
 柏の守備は、浦和の攻撃に対して、ほぼマン・ツー・マンで対応しているため、必然的に5バックのような形になります。
 リードを奪った柏は、さらに守備に人数をかけて守ってくるでしょう。
 浦和としては、スペースを埋められ身動きがとれない状況を打開しなければなりません。
 そのためには、ワンタッチでのパスやドリブルでの仕掛けを多くしたり、ミドルシュートを積極的に狙ってみるなど攻撃に工夫が必要でしょう。
 中央に立ちはだかる「黄色い壁」をこじ開けて、何が何でも得点を奪いたいところです。

 後半開始。

 開始直後から、リードされている浦和が前掛かりに一方的に攻め続ける展開となります。
 58分の浦和、スルーパスに反応した柏木君が柏のディフェンスラインの裏に抜け出します。
 柏木君、トラップから至近距離で右足シュートを放つもジャストミートせず。相手ゴールキーパーの手の中に収まります。
 
 その後も、圧倒的にボールを支配して攻め続ける浦和。
 しかし、柏守備陣の体を張った守備もあって、ゴールを奪うまでには至りません。

 苦しい状況を打開したい浦和は選手交代のカードを切ります。
 69分、右WBの平川忠亮選手に代わって、関口訓充選手を投入します。

 その直後の浦和、左サイドをドリブルで切り裂いた元気が中央のスペースに走りこんだ阿部君に絶妙のタイミングでパスを出します。
 阿部君、このボールを滑り込みながらダイレクトでシュートしますが、わずかにバーの上。惜しいシーンでした。
 
 押せ押せの浦和は、2枚目の交代カードを切ります。
 77分、ボランチの鈴木啓太選手に代わって、マルシオ・リシャルデス選手を投入。
 柏木君を一列下げて、ボランチに入れて、攻撃的なシステムに変更です。

 残り時間15分を切ったところで、スタジアムの浦和サポからは「Pride of URAWA」のロングコールが始まります。
 サポの願いを乗せたこのコールは、試合終了まで続きました。

 柏は、守備的な選手を投入し、全員で1点を守り切る戦術を徹底し、自陣ゴール前に分厚い黄色い壁を築きます。
 浦和は、手薄な両サイドをえぐってから中央に合わせる攻撃を繰り返しますが、あと一歩のところで跳ね返され続けます。

 44分には、ゴール前の混戦から興梠君が右足でゴールに押し込み同点ゴールと思われるシーンもありましたが、興梠君のボールを受けた位置がオフサイドの判定で幻に。

 アディショナルタイムは4分。
 最後の気力を振り絞って攻める浦和でしたが柏の必死のディフェンスを最後まで崩せず試合終了のホイッスル。
 結局、試合は0-1で柏の勝利に終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 カウンターから先制点を奪い、守備を固めて守り切る。柏のゲームプランにハマり込んでしまいましたね。

 タイトルを賭けた大事な試合ということで、神経質になりすぎてしまったのでしょう。
 前半はとくに、浦和の攻撃面での良さがほとんど出せませんでしたね。
 左サイドの槙野君のオーバーラップを絡めた攻撃は目立ちましたが、逆サイドからの攻めは控えめでした。
 それに、ボランチの位置も、相手のカウンターを警戒してか、かなり低めのポジショニングでしたね。
 失点を恐れるあまり、自分たちの最大の武器である攻撃力を自ら封印してしまったのなら、もったいない話です。
 リードを許した後半は、いつもの迫力ある攻撃を見ることができましたが、あれだけ中央に人数をかけられてスペースを消されると、苦しいですね。

 柏には、先週のJリーグでの敗戦をきっちりお返しをされてしまいました。
 浦和の攻撃の良さを上手に消していました。
 柏は、1週間前の敗戦から得た教訓をしっかりこの試合に生かしましたね。ナビスコ杯優勝おめでとうございます。

 選手の皆さん、素晴らしい雰囲気を作ってくれたスタジアムの両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 この試合は、浦和にとって残念な結果に終わりましたが、まだ、Jリーグ優勝という今年一番の大きな目標が残されています。
 この試合の敗戦が、自分たちの強みは何か、浦和のサッカーを選手一人ひとりがもう一度思い返し、チームが一丸にまとまるきっかけになることを願っています。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 柏レイソル』(’13 第30節)

 10月28日の土曜日。台風一過、関東は青空が広がる秋らしい爽やかな晴天となりました。
 風もほとんどなく、スポーツをするにも観戦するにも、最高のコンディションでした。

 この日、JリーグJ1の第30節の残りゲームが各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、デーゲームで柏レイソルとホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は、前節、強敵鹿島アントラーズに1点差ながら内容的には圧倒し、アウェイで勝利しました。
 埼スタで連勝を伸ばし、優勝に向けて一気に加速したいところ。

 対する柏は、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)との両立に苦しんだこともあって、リーグ戦は波に乗り切れず、中位に沈んでいます。
 しかし、ACLで準決勝まで勝ち進んだ事実が示す通り、実力のあるチームであることは間違いありません。
 お互いの意地がぶつかり合う熱戦を期待しましょう。

 浦和のスタメンは前節から変更があります。
 警告の累積で、今節出場停止となった興梠慎三選手と森脇良太選手に代わって、阪野豊史選手と坪井慶介選手が入ります。
  
 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。
 
 柏は、フラットな3バックのシステムを採用。
 浦和の攻撃陣にマン・ツー・マン気味につく戦術をとっています。

 開始早々に試合は動きました。
 5分の浦和、左WBの宇賀神君がマーカーを釣り出してつくった左サイドのスペースに入り込んだ槙野君に、自陣からの絶妙なフィードが入ります。
 槙野君はそのボールを左足でダイレクトで折り返し、中央の元気にパス。
 元気が右足でグラウンダーの強烈な右足ミドルを放ちますが、これはゴールキーパーに弾かれます。
 しかし、そのボールに柏木君がしっかりと詰めていました。
 柏木君、冷静にヘディングで柏ゴールに押し込みました。1-0、浦和が先制します。
 
 左サイドを起点に、複数の選手が連動した流れるような見事な攻撃でした。
 
 動揺する柏に対し、浦和は攻撃の手を緩めずに畳みかけます。
 
 11分の浦和、再び左サイドから。槙野君がドリブルを仕掛け、相手ディフェンダーを交わしてグラウンダーのセンターリング。
 中央の宇賀神君と元気がスルーして流れたボールが柏木君に通ります。
 柏木君、ワントラップして冷静に右足で蹴りこみました。2−0、浦和が突き放します。

 先制点と同じような展開からの得点でした。
 センターリングを入れる時には、すでに中央ゴール前に4人の赤いユニフォームが陣取っていました。
 柏のディフェンスは、ニアサイドの元気や宇賀神君に気をとられて、その後ろの柏木君や阪野君はほとんどケアできていませんでした。
 これだけ前に人数をかけて攻めきれば、得点につながりますね。

 柏は、浦和の左サイドからの攻撃、特に槙野君のオーバーラップにうまく対応できていないようです。
 浦和としては、このミスマッチを上手に使いたいところです。

 14分の柏、センターライン付近でボールを奪って左サイドに展開して、カウンターを発動します。
 ゴールキーパーと1対1となった大谷選手が中央にフリーで待ち構えていた工藤選手にパス。
 工藤選手は冷静に右足で沈めました。2−1、柏が反撃のノロシをあげます。

 浦和はディフェンスラインで回しているボールを相手に奪われるというやってはいけないミスを犯してしまい、それが失点につながってしまいました。
 ディフェンスの選手が入れ替わるとビルドアップが不安定になる浦和の弱点が、ここでも出てしまいましたね。

 その後は、リードされているアウェイの柏のペースとなり、浦和はパスが思うようにつながらなくなり苦しい状況となります。

 30分過ぎの柏、左サイドからのセンターリングに大谷選手がダイレクトで右足でシュートを放ちます。
 このボールは、ポストを叩いてノーゴール。浦和はヒヤリとする場面でした。

 結局、2−1で浦和がリードのままハーフタイムへ。
 
 前半の浦和のシュートは5本、対する柏も5本。
 このデータ通り、拮抗した試合展開となりました。
 両チームとも、ディフェンスラインを高く保って、攻守の切り替えを早くし、相手の守備の態勢が整う前に攻めてしまおうという意図が強くみられます。
 浦和としては、マンマーク気味にくる相手の守備をいかに引きはがして、フリーの選手を作ることができるかがポイントになりそうですね。
 柏は、中盤でのプレスを強めて、ボールを奪ってからのカウンターを狙い続けるでしょう。
 どちらが、自分たちのやろうとしているサッカーを徹底できるかが勝負の分かれ目になりそうです。

 後半開始。

 立ち上がりから、1点ビハインドの柏が前掛かりに攻勢をかけます。

 47分の柏、浦和ゴールキーパーのギシにプレッシャーをかけ、苦しまぎれに出したパスを奪いそのままシュートを放ちます。
 この絶体絶命のピンチは、ギシが自ら体を張ってブロックして弾き出して事なきを得ます。

 柏は、ボランチを中心とした中盤での厳しいプレスから浦和のミスパスを誘い、速攻を仕掛けて浦和ゴールを度々脅かします。
 浦和は、ほとんど攻撃の形を作れず、シュートすら打てない厳しい時間帯が続きます。

 イヤな流れを変えたい浦和は、立て続けに選手交代のカードを切ります。

 65分、阪野豊史選手に代わって、関口訓充選手。
 69分、柏木陽介選手に代わって、梅崎司選手。
 77分、坪井慶介選手に代わって、山田暢久選手。

 1トップの位置には関口君がそのまま入っていますね。
 梅崎君は2シャドーの一角、暢久は右ストッパーそれぞれに入っています。
 
 時間が進むにつれて試合はヒートアップしていき、両チームの選手のぶつかり合いも激しさを増していきます。
 ファールで試合が止まるシーンが目立つようになりました。両チームに出されるイエローカードも増えていきます。
 
 浦和は、選手交代の効果もあまりなく、攻めてはボールを奪われてカウンターをくらう苦しい状況が続きます。
 必死で、相手ボールを跳ね返し続ける浦和の選手たち。

 アディショナルタイムは3分。
 埼スタに駆けつけた浦和サポからは「Pride of URAWA」の大合唱も始まります。
 サポの強力な後押しを受けた浦和の選手たちが、柏の攻撃を振り切ってそのままタイムアップ。

 試合は2−1で浦和の勝利に終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 浦和は最小得点差での際どい勝利でした。
 内容的にも僅差。むしろ、自分たちのサッカーをやり切るという点では柏が上回っていました。
 浦和の試合トータルのシュート数は6本(柏は7本)。
 結局、浦和の後半のシュートは1本のみということですね。思い通りのサッカーができなかったことがデータでも示されています。

 それでも浦和が勝ち点「3」を獲得できたのは、集中力の差。
 浦和は、試合開始直後、左サイドでオーバーラップを繰り返す槙野君を相手が捕まえきれていないことを察知して、そのサイドからの攻撃を徹底しました。
 思惑通り、左サイドからの攻撃で2点を奪うことに成功。その後の柏の反撃を1点に抑えて逃げ切りに成功しました。
 リーグ戦での目標がない柏と、優勝を争っている浦和のモチベーションの差も、少なからず影響したのでしょう。

 結果が何よりも優先されるシーズン終盤戦。
 内容はともかく、出場停止の選手や怪我を抱えている選手が多く、選手のやりくりが大変な中、勝ちきることができたということが最大の収穫です。
 優勝を狙う上で大きな意味を持つ「勝ち点3」。次につながる1勝です。

 試合後には、2点を奪ったこの試合のMVPの柏木君とともに、この試合の出場がJ1通算500試合出場のメモリアルゲームとなった暢久のインタビューもありました。
 サポからは、暢久のチャントの大合唱が起こりましたね。
 94年の高卒で入団して以来、20年にわたり、浦和一筋、主力として活躍し続けている暢久。
 すごいとしか言いようがないですね。まさに「浦和の鉄人」と呼ぶにふさわしい選手です。
 暢久のどこのポジションでもそつなくこなすユーティリティぶりと、豊富な経験は、今の浦和には不可欠なものです。これからも出場を積み重ねて記録を更新していってもらいたいですね。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次週はいよいよナビスコカップ決勝です。
 この日と同じ相手、柏レイソルと舞台を国立競技場に移して相まみえます。
 久しく手にしていない国内タイトルを獲得するまたとないチャンスです。ぜひ、柏を返り討ちにして、厳しい優勝争いが続くリーグ戦にも弾みをつけたいですね。

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【Jリーグ観戦記】『柏レイソル vs 浦和レッズ』(’13 第13節)

 5月26日の日曜日。関東は一日、5月らしい爽やかな晴空と風に恵まれて、格好のお出かけ日和でした。
 この日、JリーグJ1の第13節の残り試合が行なわれ、我が浦和レッズは、デーゲームで柏レイソルとアウェイ・国立競技場で対戦しています。

 前節ホームでサガン鳥栖に快勝し、2連勝と再び調子を上げてきた浦和。
 この試合も、しっかり勝ち点「3」を確保し、エンジン全開といきたいところ。

 対する柏は、リーグ戦は中位に位置し伸び悩んでいますが、ACLの厳しい予選リーグを見事勝ち上がってのこの戦績は十分立派です。まだまだリーグ戦の優勝も諦めていないでしょう。
 リーグを代表する実力チーム同士の白熱したゲームを期待しましょう。

 浦和のスタメンは前節から変更なしです。現時点のベストメンバーといってもいいでしょう。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。
 
 お互いに中盤でしっかりボールをつないで攻撃を組み立ててはつぶし合う静かな立ち上がりです。

 8分の柏、自陣からのロングフィードに反応した工藤選手が、ペナルティーエリアから飛び出してボールを処理しようとした順大を寸前でかわしてシュート、ボールは無人のゴール方向へ・・・。
 浦和サポの誰もがヒヤリとしました。しかし、ボールはわずかにポストの外。助かりました。

 17分の浦和、右サイドで啓太からボールを受けた元気が興梠君とワンツーで抜け出し、右足のトラップから左足に持ち替えてコースを狙ったシュート。見事サイドネットに突き刺しました!1-0、浦和が先制です。

 元気のシュートの前のトラップが見事でした。ディフェンスをかわしてコースを空け、自分の打ちやすい位置にボールを置いた時点で勝負ありでした。

 この先制点を境に、試合の流れはアウェイの浦和に傾いていきます。
 ショートカウンターを中心に流れるような攻撃で柏ゴールに迫るシーンが目立つようになります。
 決定機も何度かありましたが、柏の体を張ったディフェンスに阻まれて得点には至らず。
 
 前半も45分が過ぎ、アディショナルタイムに入り、「このまま終わる」と誰もが思い始めた時間帯に試合が動きました。

 45+1分の浦和、元気からのクサビのボールを受けた興梠君が左サイドに展開、梅崎君が相手ディフェンダーに競り勝ってセンターリング。
 このボールにゴール前で飛び込んだのは柏木君。思いっきり伸ばした右足に当てて柏ゴールに流し込みました。2−0、浦和が突き放します。
 
 この試合でも、興梠君のゴール前でのポストプレーが光りました。
 彼が確実にボールを確保してくれるから、周りの選手が信頼してボールを預けて、躊躇なくそのままゴール前に飛び出していけます。
 1点目も2点目に共通していたのは、浦和の攻撃の型がしっかり維持されていること。
 興梠君がクサビのボールを受けたときに右の元気、中央の柏木君、左の梅崎君という3つのパスの選択肢がある状態でした。選手間の意思の疎通がしっかりなされている証拠でしょう。
 柏のディフェンスは対応するのが難しかったでしょうね。
 
 前半は浦和のシュートは3本で、対する柏は2本と比較的おとなしい展開となりました。
 それでも、2点を取った浦和の集中力の高さは素晴らしいですね。
 シュートが少なかったのは柏のディフェンスがギリギリのところでしのいでいたということでしょう。
 ビハインドを追っている柏は、後半は前掛かりにならざるを得ませんから、浦和は、前半と同じサッカーを続けていけば、まだまだ得点のチャンスはありそうです。期待しましょう。

 後半開始。
 
 柏は4バックから、3バックにシステムを変えてきました。しかし、浦和が主導権を握る展開は前半と変わらずです。

 63分の浦和、自陣からのロングフィードに反応して抜け出した柏木君が相手ディフェンダーに倒されて、ゴール前でのフリーキックを得ます。
 キッカーは柏木君。左足から放たれたボールは、美しい放物線を描いてゴール右隅に沈めました。3-0、試合を決定づけました。

 柏木君、完璧なフリーキックでした。狙い通りだったでしょう。

 ここで、浦和は2枚同時に選手交代のカードを切ります。
 65分、トップ下の柏木陽介選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手、左WB平川忠亮選手に代わって関口訓充選手。
 さらに攻撃的でフレッシュな選手を投入して、柏の息の根を止めにいきます。

 そんなミシャの気持ちを選手たちが察したのか、浦和のゴールラッシュが止まりません。
 68分、興梠君がハーフライン付近での競り合いを制してディフェンスラインの裏を完全に抜け出します。
 残るはゴールキーパーのみで自らシュートも打てる状況でしたが無理はしませんでした。
 右側を並走していたフリーのマルシオへパス。マルシオが冷静に右足で流し込みました。4-0、浦和がダメを押します。

 4点差、勝負の行方はすでに見えましたが、それでも柏は戦意を喪失せずに反撃します。
 75分の柏、左サイドから上がったクロスにファーサイドの田中選手がヘッドで合わせてゴールネットに突き刺しました。4-1、柏が一矢を報います。

 このあたりから、試合はノーガードの打ち合いへ。

 79分の浦和、右サイドからのスローインを受けた森脇君が、ディフェンダーとは思えない鋭いカットインから左足で強烈なシュート。ディフェンダーの左足に当たってコースが変わる幸運もあり、そのままゴールイン。5-1、浦和が再び4点差とします。
 
 85分の柏、浦和陣左サイドからのコーナキックにニアでディフェンダーに競り勝った近藤選手が頭で合わせます。5-2、再び柏が追いすがります。

 87分の浦和、ハーフライン付近左サイドで相手パスをインターセプトした元気がゴール前を確認しながら持ち上がり、グラウンダーのセンターリングを送ります。
 そのボールに合わせたのはマルシオでした。ディフェンダーに倒されながらもしっかりゴールに沈めます。6-2、完全に柏の息の根を止めました。

 元気のパスを出す角度やスピード、マルシオの飛び込むタイミング、完璧でした。

 アディショナルタイム5分もお互いに攻め合いましたが、スコアに変化はなく、浦和が6-2で勝利を収めました。
 
 この試合の浦和のシュート数は11本(柏は12本)で6ゴールを挙げました。前節同様、超効率的な攻撃で相手を圧倒することができましたね。
 速攻にしても、遅攻にしても、攻撃の型がしっかり固まっているので、余裕を持ってシュートを打てることも大きいのではないでしょうか。選手達の戦術の理解が深まっている証拠ですね。

 週一ペースで試合をできる浦和の選手達のコンディションは素晴らしく、逆に柏の選手達は、先週、先々週と韓国の強豪と死闘を演じていてお疲れモードで体が重そうでした。
 おまけに湿度の低い晴天でピッチコンディションも最高、そのような条件が重なれば、浦和のサッカーの質は素晴らしく高いことを、選手達はここ2試合で示してくれました。

 これから梅雨に入り、梅雨が明けると蒸し暑い夏が始まります。
 ただでさえ、連戦が続き蒸し暑さで選手達のコンディションが落ちやすいこの季節、台風の影響で大雨が降ったり強風が吹き荒れたとき、このサッカーはどこまで再現可能なのか、心配なところではあります。

 コンディションを左右する様々な要因に一つひとつ対策を立てて、チーム全体のパフォーマンス低下を少しでも食い止めることが、チーム力の底上げにつながります。どんな状況でもしぶとく勝ち点を積み重ねていかなければ、優勝には届きません。
 
 選手の皆さん、スタジアムに駆けつけたサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 もう1試合、勝ち点「3」を積み上げて、気持ちよく中断期間を迎えて、来るべき「勝負の夏」に備えたいですね。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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