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【Jリーグ観戦記】『横浜F・マリノスvs 浦和レッズ』(’16 1st 第6節)

 4月10日の日曜日、Jリーグ1stステージの第6節。
 浦和レッズは、横浜F・マリノスと、アウェイ・日産スタジアムでの対戦です。

 浦和は前節、ヴァンフォーレ甲府に快勝。リーグ戦3連勝を飾りました。
 対する横浜も、同じく3連勝中と勢いがあります。
 首位と4位、好調なチーム同士の対戦。
 1stステージを左右する重要な一戦です。それにふさわしい好ゲームを期待したいです。

 浦和のスタメンは以下の通り。
 GK:西川 DF:森脇 遠藤 槙野
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 李 武藤
 FW:興梠



 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右のストッパーに森脇君、左のストッパーに槙野君、センターに遠藤君。
 ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。 右のワイドに関根君、左のワイドに宇賀神君。
 右のシャドーに李君、左のシャドーに武藤君。
 1トップに興梠君。

 横浜の最終ラインは、4人。
 センターバック2人とボランチ2人で、中央を固めます。
 攻撃は、司令塔・中村選手を経由し、能力の高い前の3人を生かして、相手ゴール前に迫ります。

 お互いにマイボールを大事にしながら展開する、ゆっくりとした試合の入り方。
 立ち上がりから主導権を握ったのは、アウェイの浦和です。

 ボールへの寄せが速く、相手のパスミスを誘い、ボールを支配。
 ロングフィードから、サイドを起点に横浜ゴールを脅かします。
 数多くのチャンスを得た浦和。
 しかし、ゴール前に人数を掛けて守る横浜の守備に、ことごとく阻まれます。
 結局、前半は0−0、スコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が8本、横浜が1本。
 この数字通り、浦和が内容で圧倒した45分でした。
 浦和は、積極的な守備が機能していました。
 相手の攻撃のキーマン、中村選手やカイケ選手、マルティノス選手を封じることに成功しましたね。
 攻撃も、薄い相手のサイドを積極的に突いて、しっかり形を作っていました。
 あとは、最後の部分、ゴール前に立ちはだかる、ぶ厚い“青い壁”を打ち破るだけ。
 相手のカウンターをしっかりケアしつつ、選手交代のカードも効果的に使い、ゴールを奪いたいところです。

 後半開始。
 前半と同じく、浦和が主導権を握って攻め続けます。
 しかし、“青い壁”は相変わらず、ゴール前に立ちはだかり、浦和の攻撃を跳ね返し続けます。

 残り30分を切ったところで、浦和は1枚目の選手交代。
 62分、柏木陽介選手に代わって、青木拓矢選手。

 青木君は、そのままボランチの一角に入ります。
 このあたりから、中盤が間延びしてオープンな展開になり、ゴール前での応酬が激しさを増します。

 何としても点を取りたい浦和。立て続けに攻撃的なカード切り、勝負を掛けます。
 79分、宇賀神友弥選手に代わって、梅崎司選手。
 86分、武藤雄樹選手に代わって、駒井善成選手。

 梅崎君は左ワイドに、駒井君は左シャドーに。

 90分の浦和、右サイドでボールを受けた関根君がカットインし、そのまま左足で強烈なシュートを放ちます。
 ボールは枠をとらえましたが、相手ゴールキーパー、飯倉選手が横っ飛びでこれを弾き、惜しくもゴールならず。

 アディショナルタイム3分。
 最後の最後まで、圧倒的にボールを支配し、攻め続ける浦和。
 しかし、この日の横浜守備陣の集中力は途切れることはなく、そのままタイムアップ。
 結局、0−0のスコアレスドローで終わりました。


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 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 意地とプライドを懸けた戦いは、お互いに譲らず。痛み分けに終わりました。
 試合通じてのシュート数は、浦和が15本に対し、横浜が5本。
 浦和が90分を通じてペースを握っていたことが、この数字からもわかります。

 両チームとも、相手のカウンターへの備えは万全。
 「守」から「攻」への切替えの意識が高く、引き締まったゲームでした。
 その中でも、しっかり攻撃の形作っていたのは、アウェイの浦和の方。
 いつ通りの攻撃スタイルが展開されましたが、最後の部分の精度を欠いて無得点。
 浦和からすると、勝ちたかった試合。勝ち点2を失ったといっていいでしょう。

 結果は残念でしたが、パフォーマンスで、横浜を大きく上回っていたのは、誰の目から見ても明らか。
 浦和の熟成された前線の連携は、堅守を誇る横浜相手にも、しっかり機能しました。

 攻撃において、両チームの差は歴然。最も大きな違いは、スイッチを入れられる選手の数。
 横浜は、中村選手に頼る部分が非常に大きかったです。
 中村選手さえ抑えておけば、横浜の攻撃力は、半減以下にすることができます。

 それに対し、浦和は、司令塔の柏木君以外にも、阿部君、遠藤君、槙野君などからも、クサビのパスを入れることができます。
 この日も、最終ラインから、両サイドへ精度のよいロングフィードが何回も通っていました。
 誰がボールを持っていても、受け手側が感じて、しっかり動き出せる。
 それが、浦和の攻撃の良さです。

 ラストパスやシュートに精度を欠いたのは、連戦の疲れから。
 コンディションからくる、一時的なもので、心配はいらないでしょう。
 むしろ、身を投げ出して防いだ、横浜の守備陣の奮闘を褒めるべき。
 なかでも、中澤選手の存在感は、他を圧倒するものがありました。
 また、中村選手は、攻撃だけでなく、守備でも、要所要所で好プレーを連発しました。さすがです。

 守備に関しては、ほぼ満点の出来でした。
 最も警戒していたのはセットプレー。とくに、中村選手の左足からのフリーキックです。
 しかし、浦和の守備陣は、直接狙える危険な位置でのファールせず、集中して守り切りました。

 守備の安定感は、昨季からもっとも上積みされた部分ですね。
 相手にシュートを打たせない、ファールを犯さない。
 今季浦和が身につけた「超攻撃的な守備」は、JリーグやACLのチャンピオンを狙ううえで欠かせない、大きな武器です。
 さらに磨きをかけていきたいですね。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
 ACLの長距離移動をこなしながらの、過密日程のまっただ中。

 勝ち切れなかったとはいえ、強豪相手のアウェイでの引き分けは御の字。そう前向きにとらえたいです。

 次節は、来週の土曜日、ベガルタ仙台と、ホーム・埼スタでの一戦です。
 一週間しっかりコンディションを整えて、再び連勝街道を駆け上がりところ。

 選手、スタッフ、サボ一丸となり、悲願の優勝に向けて突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!


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【Jリーグ観戦記】『横浜F・マリノス vs 浦和レッズ』(’15 2nd 第9節)

 8月29日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第9節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、横浜F・マリノスと、アウェイ・日産スタジアムで対戦。

 浦和は、前節、ベガルタ仙台に快勝し、3連勝を飾りました。
 対する横浜は、前節、サガン鳥栖に競り勝って、こちらも3連勝です。

 連勝を続けている好調なチーム同士の対戦。
 勝ち点を積み上げ、連勝を伸ばすのは、どちらのチームでしょうか。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:興梠




 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 横浜の最終ラインは4人、フラットに並びます。
 中央をしっかり固めて、浦和に攻撃の起点を作らせない守備。
 ボールを奪うと、中村選手が起点となり、突破力のある前線の選手を活かした速攻を仕掛けます。

 立ち上がりから、横浜のペース。
 横浜は、積極的な守備から、浦和のパスをカットしてカウンターを仕掛け、何度か決定機をつくりましたが、浦和の守備陣も体を張った守備で対応し、ゴールを割らせません。
 
 28分の横浜、ペナルティエリアすぐ外の中央、中村選手がファールを受け、フリーキックのチャンスを得ます。

 フリーキックのキッカーは中村選手。
 左足から放たれたボールは、壁のすぐ上を越えながら鋭く落ち、ゴール右隅に吸い込まれました。1-0、横浜が先制します。

 33分の横浜、右サイドに流れてボールを受けた伊藤選手がゴール前にクロス。
 このパスがスペースに走りこんだ齋藤選手に通り、ゴールキーパーと1対1となります。
 齋藤選手、右足でワントラップし、西川君の動きを見て左足でシュート。
 ゴール右隅に冷静に沈めました。0−2、横浜が追加点を奪います。

 45分の横浜、右サイドでボールを受けた中村選手が、左足でクロスを送り、伊藤選手がヘディングシュートを狙います。
 このボールは、西川君がかろうじて触り、クロスバーの上に弾き出します。

 前半は、2−0で横浜リードで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が2本、横浜が10本。
 このデータが示す通り、横浜が浦和を圧倒した45分でした。

 横浜は、守備が素晴らしかったです。
 浦和の攻撃のスイッチとなる縦パスをことごとく封じていました。
 攻撃の起点をつくれない浦和は、焦りからパスのリズムが悪くなり、相手にボールを奪われては、カウンターを受けてしまいました。

 浦和は、サイドからの攻撃がほとんどありませんでしたね。
 横浜に、あれだけ中央を固められているのなら、もっとサイドを起点に攻撃を組立ててもいいのではないでしょうか。
 とくに、出場停止明けで元気な関根君には、期待したいですね。

 後半開始
 ハーフタイムで、浦和は早くも1枚目の選手交代。
 HT、宇賀神友弥選手に代わってズラタン選手。
 ズラタンは、ワントップに。梅崎君は、左ワイドへ。興梠君は、右シャドーへ。

 立ち上がりから、リードを許している浦和が、前掛かりに攻め込む展開。
 ピッチを広く使った、本来の浦和のサッカーが繰り広げられるようになります。

 59分の横浜、中村選手からパスを受けたアデミウソン選手が右サイドを突破し、マイナスのグラウンダーのクロスを送ります。
 このパスを受けた齋藤選手、ワントラップし、左足を振り抜きます。
 ボールは見事、ゴール右隅に吸い込まれました。0−3、横浜が突き放します。

 64分の横浜、左からのコーナーキック。
 キッカーの中村選手が放ったボールは、ゴール前中央に後ろから飛び込んだファビオ選手の頭にドンピシャで合います。
 ファビオ選手、強烈なヘディングシュートを叩き込み、ゴールネットを揺らしました。0−4、横浜がダメを押します。

 浦和は、2枚目の選手交代。
 65分、興梠慎三選手に代わって青木拓矢選手。
 青木君は、ボランチの一角に。柏木君が、右シャドーに。

 攻撃的なオプションを使って、諦めずに点を取りにいく浦和。
 しかし、中央を分厚く守る横浜の守備を崩すまでには至りません。

 アディショナルタイムは5分。
 浦和は、最後の選手交代。
 90+分、関根貴大選手に代わって高木俊幸選手。

 浦和は、最後の力を振り絞って得点を狙いますが、青い壁を崩すことはできず、そのままタイムアップ。
 0−4、横浜が勝利を手にしました。

 


☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が14本。横浜が11本。
 0−4というスコアが示す通り、横浜がすべてにおいて、浦和を圧倒した、ワンサイドゲームでした。

 守っては、センターバック2枚とボランチ2枚で強力なボックスをつくって中央を固め、浦和の攻撃を跳ね返し続けました。

 攻めては、やはり、中村選手。圧倒的な存在感を放っていましたね。
 先制点となった直接フリーキックは、見事という他ない、スーパーゴールでした。
 それ以外でも、司令塔としてピッチを縦横無尽に駆け回り、前線にパスを配給し続けました。

 一方で、浦和の心臓部、柏木君はプレーの精度がいまいちで、低調なプレーに終始しました。
 両チームの要である、この2人のレフティーの出来が、そのままこの試合の結果となって現れてしまいましたね。

 浦和は、とにかく、パスミスが多過ぎました。
 前線にボールが収まらず、攻撃の糸口がつかめないまま、いたずらに時間を潰してしまいました。

 後半、ズラタンを前線に入れ、興梠君と2トップに近い形にして、強引に中央で起点をつくり、主導権を握りかけました。
 しかし、その時間帯にも得点を奪うことができず、横浜に3点目を奪われ、試合を決められてしまいました。

 横浜の浦和対策は、はっきりしていました。
 浦和に攻撃の起点となるクサビのパスを入れさせないこと。

 センターバックの2人がターゲットとなる興梠君を徹底マーク。
 前線な選手たちが、柏木君を始め、パスの出し手にプレッシャーを掛け、ボランチが縦パスのインターセプトとシャドーの飛び出しをケア。
 サイドバックがつねにワイドの選手をマークし、バスが通ってもカットインを許さないよう、粘り強く対応する。

 浦和は、横浜の術中にはまって、いつものサッカーを見失い、自滅した格好です。
 まさに、「完敗」という言葉がふさわしいゲームになってしまいました。

 対戦相手は、浦和対策として、浦和の前線の人数と同じ5人を最終ラインに並べるシステム(3バック+左右のウイングバック)を採用するチームが比較的多いです。

 ただ、浦和が実際に苦戦しているのは、この日の横浜のように、4バックで、中央の守りを固めてくるチームが多い気がします。

 ワントップの選手にクサビのパスが入らなければ、浦和の攻撃の威力は半減する。
 モンバエルツ監督も、そう考えて、この試合に臨んだに違いありません。

 今後、浦和と対戦するチームは、この日の横浜の戦術を参考にしてくるでしょう。
 浦和としても、この敗戦を糧として、対策を練る必要があります。
 ミシャの戦略家としての手腕に期待したいです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、ナビスコ杯準決勝2試合を挟み、二週間後の金曜日、柏レイソルとホームで対戦します。
 この日のワンサイドゲームだと、逆に、後を引かないのではないでしょうか。
 気持ちをしっかり切り替えて、自分たちのサッカーを思い出し、勝負の9月以降の戦いに向かってほしいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 横浜F・マリノス』(’15 1st 第6節)

 4月18日の土曜日。関東は、朝から気持ちのいい青空が広がりました。
 吹く風も心地よく、「春らんまん」という言葉がふさわしい爽やかな一日。

 この日、J1リーグ1stステージの第6節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、デーゲームで横浜F・マリノスと、ホーム・埼玉スタジアム2002での対戦。

 前節、浦和は、川崎フロンターレ相手に終了間際に追いついてアウェイで引き分け、貴重な勝ち点「1」を手にしました。
 対する横浜も、後半ロスタイムに劇的な同点弾を決めて、ベガルタ仙台と引き分けました。

 同じように苦しみながらも、土壇場で勝ち点をもぎ取った両チーム。
 この試合もしっかりものにして、勢いに乗るのはどちらか。注目しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:ズラタン


 試合開始。浦和のシステムは、いつもと同じ3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に武藤君、左に梅崎君。1トップにズラタン。

 横浜は最終ラインに4人のディフェンスを並べています。
 中盤ではかなり激しくプレッシャーをかけていますね。
 攻撃では、相手ボールを奪ってから素早くスピードのある前線の選手につなぎ、カウンターを狙う戦術を徹底しています。

 10分の浦和、左サイドからオーバラップした槙野君がカットインし、ゴール前のズラタンのパス。
 ズラタン、ワントラップから右足で强烈なグラウンダーのシュートを放ちますが、ボールは左ポストのわずか外。

 立ち上がりから、ホームの浦和がボールを支配し、優位に試合を進めます。
 ボールを奪うと素早くサイドに展開し、攻撃の起点をつくり、リズムよく横浜陣に攻め込みます。
 
 28分の横浜、カウンターから右サイドのアデミウソン選手が抜け出し、中央へグラウンダーのクロス。
 フリーで待ち構えていた伊藤選手が右足ダイレクトでシュートを放ちます。
 この絶体絶命のピンチは西川君が横っ飛びして防ぎ、ことなきを得ます。

 しかし34分、横浜が自陣でボールを奪ってカウンターを発動。三門選手がドリブルで持ち上がり、そのままスルーパスを放ちます。
 伊藤選手が反応して裏のスペースに抜け出し、トラップから右足でシュート。
 西川君が反応して必死に体に当てましたが、無情にもそのままゴールイン。0−1、横浜が先制します。

 浦和のディフェンスは、伊藤選手の裏に飛び出す動きについていけませんでした。
 トラップからシュートにもっていく動きはストライカーとしての能力の高さを感じさせました。
 三門選手のスルーパスも素晴らしかったです。

 42分の浦和、左サイドでキープした柏木君が大外を駆け上がった宇賀神君へパス。
 宇賀神君はダイレクトで中央へクロス、武藤君がワントラップして右足シュートを放ちます。
 このボールは右ポストに弾かれますが、こぼれ球に自ら反応した武藤君が左足で冷静に押し込みました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 武藤君、トラップして浮いたボールを地面に着く前にシュートを打った判断の良さが光りました。
 思わぬタイミングでのシュートに相手ゴールキーパーは意表を突かれたでしょう。
 シュートを打った後も、気を抜かずにしっかりゴール前に詰めていたのはさすがですね。

 キープしながら味方選手の上がりを待った柏木君のタメをつくる動き、宇賀神君のクロスの質、どちらも素晴らしかったです。

 武藤君は、これが移籍後初ゴールです。
 これからさらに得点を量産してくれるでしょう。

 追いついた浦和の勢いは止まりません。
 45+1分、左サイドを持ち上がった槙野君からパスを受けた宇賀神君がダイレクトでグラウンダーのクロス。
 ボールを受けたファーサイドのズラタンが、ワントラップから右足シュート。
 このシュートは相手ゴールキーパーの好守で弾かれますが、そのこぼれ球を右サイドの関根君が素早く拾ってゴールライン際からマイナスの折り返し。
 中央で待ち構えていた梅崎君がフリーで飛び込み、ヘディングシュートを叩きつけます。
 ボールは見事、ワンバウンドしてゴールに飛び込ました。2−1、浦和が逆転に成功します。

 浦和らしい、ピッチを幅広く使った連続攻撃からの得点。
 左右から揺さぶられた横浜の守備陣はついていくことができず、梅崎君にフリーでシュートを打たせてしまいました。
 梅崎君もこれが今シーズン初得点。このゴールをきっかけに乗っていてほしいですね。
 
 前半はそのまま2-1、浦和がリードして折り返します。
 シュート数は、浦和が9本、横浜が6本。
 予想に反して、お互いの攻撃の持ち味を出しあい見応えのある前半でした。
 横浜の守備は、センターバック2枚とボランチの2枚で中央を固めて、浦和のクサビのパスを奪う狙いですね。
 先制点は、まさにその形から生まれたものです。

 浦和は、横浜のストロングポイントである中央をあえて外し、サイドからの攻めを多用しています。
 この作戦が功を奏しましたね。サイドで圧倒した浦和がきっちり2得点を奪い逆転しました。
 いつになく攻撃に勢いのある浦和。このまま後半も守りに入ることなく、攻め切りたいところ。
 
 後半開始。
 試合は、前半から変わらず浦和のベース。
 前がかりにくる横浜のパスを奪って素早くサイドに展開、横浜ゴールを脅かします。

 52分の横浜、ゴール前でポストになった伊藤選手がワンタッチで落としたボールをアデミウソン選手が拾って西川君と1対1に。
 アデミウソン選手は西川君の動きを見て冷静に右足シュートを放ちます。
 ボールは西川君の足の下を抜け、無人のゴールへ転がります。
 誰もが失点を覚悟したそのとき、カバーに入った阿部君がゴールラインギリギリで右足に当ててクリア。なんとかゴールの外に弾き出します。
 浦和は絶体絶命のピンチでしたが、キャプテンのスーパープレーで間一髪で救われます。

 追加点を奪いにいく浦和は、立て続けに選手を投入します。
 77分、梅崎司選手に代わって高木俊幸選手。
 82分、ズラタンに代わって李忠成選手。
 高木君は左のシャドーに、李君はワントップに、それぞれ入ります。
 
 フレッシュな選手を前線に投入した浦和は、積極的にプレスをかけてカウンターを狙い続けます。

 87分、関根貴大選手に代わって加賀健一選手が入ります。
 加賀君は右ストッパーに入り、森脇君が一列上がって右ワイドに入ります。

 残り時間が少なくなったところで守備を固めて、試合を締めにかかる浦和。

 アディショナルタイムは4分。
 浦和は、横浜の最後の反撃を体を張った守備でしのぎ切り、タイムアップ。
 2−1で浦和の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 両チームの攻撃意識が強く、ゴール前でのスリリングなシーンが多かったこの試合。
 白熱した熱戦を制したのは、決定機を確実にものにした浦和でした。

 試合の流れを決めたのは、サイドでの攻防。
 横浜は強力な2枚のセンターバックを中心に、ゴール前で起点を作らせない守備を徹底していました。
 それに対して浦和は、中央を無理にこじ開けようとせず、手薄となったサイドを意識的に突くことで主導権を握りました。

 浦和のサイド攻撃が機能したのは、1トップとしてゴール前で体を張り続けたズラタンの活躍があってこそ。
 相手の徹底マークに遭いながらも、しっかりボールを収めてターゲットマンとしての役割をきっちりこなしたのはさすがです。
 また、ズラタンが両サイドに流れることで空いた中央のスペースに後ろの選手が飛び込んでチャンスをつくる場面も多く見られました。
 浦和の前線の動きがかなり流動的だったため、横浜の守備もかなり戸惑っていましたね。

 攻撃陣の頑張りが目立ったこの試合。そのなかでも関根君の存在は一際光っていました。
 ワイドに開いた位置から裏のスペースを狙い続け、ドリブルで相手ゴールへ切れ込んでいく様は圧巻でした。
 右のシャドーに入った武藤君とのコンビも絶妙。
 お互いにスペースを消し合うことなく、良さを引き出し合ってチャンスを量産していました。
 相手のサイドアタッカーを自陣に釘付けにし守備に追わせた、見えない貢献も大きいですね。

 これまで浦和のサイド攻撃は、左に偏る傾向がありました。
 関根君が右ワイドに入る今季は、右からの攻撃の頻度が明らかに増えています。
 左右バランスのとれた攻撃が可能となり、相手はマークを絞りきれずに対応が難しいでしょう。
 突破力のあるサイド攻撃は、浦和の生命線です。さらに磨きをかけていってほしいです。

 一方、真ん中の1トップと2シャドーのコンビネーションはまだまだ。
 シャドーのポジションが試合ごとに変わる現状もあり、一朝一夕に改善される部分ではないのでしょう。
 1トップのズラタンが機能し始めた今、彼を中心に誰を組み合わせるのがいいのか、そろそろ“最適解”がほしいところです。

 流れの中からの2得点、しかも攻撃的な選手が決めた得点で見事な逆転で勝利を収めました。
 内容的には、今季一番といえる試合。
 これまで個人の能力に頼っていた攻撃が、ようやく組織として機能し始めた感じ。
 これからの戦いに期待を抱かせる勝利でしたね。

 スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 次節は、水曜日にACL(ホーム・水原三星戦)を挟み、週末に名古屋グランパスとホーム・埼スタで対戦します。
 首位の座を譲ることなく、ゴールデンウィーク連戦を乗り切り、このまま優勝まで突っ走りたいところ。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『横浜F・マリノス vs 浦和レッズ』(’14 第31節)

 11月3日の文化の日。関東は1日秋らしい気持ちのよい青空が広がりました。

 この日、JリーグJ1の第31節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、横浜F・マリノスとナイトゲームでアウェイ・日産スタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、鹿島アントラーズとの熱戦を引き分けました。

 ここ3試合勝ちがなく、足踏みが続いています。

 優勝のプレッシャーでしょう。

 それを払いのけるためにも、強敵・横浜を倒して、優勝に王手をかける勝ち点「3」を勝ち取りたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 啓太 阿部 宇賀神 柏木 梅崎 
 FW:李

 不動の1トップの興梠君が前節の試合で腓骨骨折、長期離脱となりました。

 浦和にとっては痛い戦力ダウンですが、他のメンバーでなんとかカバーしてほしいです。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに李君。

 横浜の最終ラインは4枚。

 中澤選手と栗原選手の強力なセンターバックコンビとボランチが固める中央は相変わらずの堅さです。

 攻撃は、1トップの伊藤選手を起点に、ワイドに開いた両ウイングの素早い突破からチャンスを狙います。

 浦和は、立ち上がりからボール支配率は上回るものの、前線で起点をつくれず、相手ゴール前に攻めこむことができません。

 しっかり引いて人数をかけて守る横浜のプレッシャーが厳しいこともあるでしょう。

 横浜も、ボールを奪ったあと速攻を狙いますが、プレイに正確性を欠いてチャンスをつくることができません。

 お互いに重心を後ろにかけたまま、相手のスキをうかかう、そんなジリジリした展開が続きます。

 27分の横浜、右サイドのタッチライン際、佐藤選手が槙野君からボールを奪い、そのままドリブルで独走。

 ゴールキーパーと1対1となり、右足で強烈なシュートを放ちますが、西川君が必死に弾き出します。

 これが両チーム通じて前半唯一の決定的なシーンでした。

 結局、前半は0−0、スコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は浦和は4本、横浜は6本。

 浦和の慎重さは、シュート数の少なさにも表れていますね。

 優勝を狙うチームにかかる心理的な圧力でしょう。

 安全な横パスやバックパスばかりを選択し、ゴールに直結する縦パスやロングフィードが本当に少なかったです。

 負けたくない気持ちは分かるし、「最悪、引き分けでもいい」という気持ちも分かります。

 でも、ゴールに向かう姿勢を出さないと、勝ち点「1」も取れないという最悪の事態になりかねません。

 途中から出場する選手も含めた、ピッチ上のすべての選手たちの奮起に期待したいです。
 
 後半開始。

 攻撃のリズムを立て直したい浦和は、ハーフタイムで選手交代のカードを切ります。

 HT、鈴木啓太選手に代わって青木拓矢選手が入ります。

 青木君は、そのままボランチへ。

 この交代が功を奏して、徐々に浦和の攻撃にキレが見られるようになります。

 52分の浦和、スルーパスに反応した左サイドの槙野君が最終ラインを抜け出し、左足で強烈なシュートを放ちます。

 しかし、相手ゴールキーパーの好守に阻まれ、惜しくもゴールならず。

 さらに畳みかけたい浦和は2枚目のカードを切ります。

 64分、梅崎司選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手

 マルシオは2シャドーの一角に入ります。

 67分の浦和、森脇君のスルーパスに反応したマルシオが抜け出し、右足ダイレクトでシュート。

 ジャストミートはしませんでしたが、打ったコースがよく、ゴールキーパーのいない横浜ゴールに向かって転がっていきます。

 しかし、ゴールライン寸前で相手ディフェンダーがクリアされ、ゴールならず。

 69分の横浜、齋藤選手がドリブルでゴール前に切り込み、右足でグラウンダーのシュートを放ちます。

 枠をとらえていましたが、西川君が横っ飛び、かろうじて左手に当てて外に弾き出します。

 両チームの動きが活発になり、球際での攻防が激しくなります。

 そんななか、ミシャが最後の交代カードを切り、勝負をかけます。

 76分、平川忠亮選手に代わって関根貴大選手。

 関根君はそのまま右WBへ。

 すると、代わったばかりの関根君が大仕事をやってのけます。

 79分の浦和、右サイドでボールを受けた関根君が斜めにドリブルで切れ込み、中央の阿部君へ横パスを送ります。

 阿部君、右足で強烈なミドルシュートを放ちますが、ゴールキーパーの正面へ飛び、パンチングで防がれます。

 しかし、そのこぼれ球が、ゴール前に詰めた関根君の目の前に。

 関根君、ダイレクトで思い切りよく右足を振り抜き、ボールはゴール右隅のサイドネットに突き刺さりました。

 1-0、浦和が先制です。

 関根君は、このプレーがファーストタッチだったのではないでしょうか。

 ミシャからは、「積極的に仕掛けろ」と送り出されてきたに違いありません。

 自分の役割を十分に理解して、すぐさま実行に移して結果を出してしまうのですから、たいしたものです。

 この重圧のかかる場面で、しっかり枠をとらえるシュートを打てる精神的な強さも見事ですね。

 その後は、浦和が、前がかりに攻めてくる横浜に一方的に押される展開が続きます。
 
 アディショナルタイムは4分。

 スタンドからは「We are Reds!」のコールに続いて、「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こります。

 サポの願いが1つになり、疲れきった選手たちに最後のひと踏ん張りの力を与えます。

 横浜の必死の反撃を、全員守備の浦和が体を張って守りきり、そのままタイムアップ。

 試合は、1−0で浦和の勝利となりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 最小失点を争う守備の堅い両チームの行き詰まる熱戦は、ワンチャンスをものにした浦和が制しました。

 横浜は、浦和の戦術をよく研究していました。

 ワントップの李君を徹底的にマークし、クサビのパスを入れさせませんでした。

 浦和のストロングポイントである両サイドの攻撃も、SBとウイングが連携して、しっかりスペースをケアしていました。

 いつもは変幻自在な動きで相手を惑わせる2シャドーも、横浜のボランチコンビに消された時間帯が多かったです。

 普段のサッカーができないなかでも勝ち切れたのは、やはり、ベンチも含めた選手層の厚さが最大の要因でしょう。

 どんな展開になっても、それに対応できる交代カードを手の中に持っている。

 それが浦和の最大の強みです。

 この日も、ミシャが攻撃的な選手を次々と投入することで、後半、攻撃的な姿勢を取り戻して勝利を収めました。

 3人目の交代に関根君を使ったのは、少々リスクのある賭けでした。

 それまで、守備力のある平川君が横浜の左サイドに張っていたドリブルの得意な齋藤選手の突破を防いでいました。

 経験の少ない関根君では、齋藤選手を止めきることができないかもしれない。

 それを承知で勝負どころでピッチに送り込んだミシャ。素晴らしい判断でした。

 そして、それに応えた関根君。

 見事としか、言いようがありません。

 興梠君の負傷による長期離脱という大ピンチを見事に救ってみせました。

 まさに、救世主のような存在になりましたね。

 浦和らしいサッカーがほとんどできなかったこの試合。

 それでも勝つことができました。

 このような泥臭いゲームを勝ち切るチームが本当に強いチームです。

 浦和が優勝するに値するチームであることを証明した試合といえますね。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、いよいよ2位ガンパ大阪との直接対決です。

 この日の勝利で、勝ち点差は「5」に広がりました。

 残りは3試合、セーフティリードといえる大差です。

 そうなると、戦う相手は、対戦相手ではなく、自分自身ということになるかもしれません。

 最も怖いのは、チームのなかに油断やおごりが生まれること。

 次節まで3週間のインターバルが空きます。

 もちろん、体力的には“恵みの雨”ともいえる中断期間です。

 しかし、メンタルの面ではメリットとデメリットの両方あります。

 気持ちをリフレッシュさせることも大事ですが、緊張感は完全に切らさないこと。

「勝って兜の緒を締めよ」

 まだ何も手にしていません。

 最後の最後まで、挑戦者の気持ちを忘れないように。

 チーム、サボ一丸となって目の前の試合に全力を尽くすだけですね。

 次、決めましょう!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 横浜F・マリノス』(’14年 第10節)

 4月29日の火曜日。関東は雲の多いすっきりしない下り坂の天気。時々小雨もぱらついていました。

 この日、JリーグJ1の第10節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、デーゲームで横浜・F・マリノスとホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は前節、柏レイソルとの熱戦を落として連勝がストップしました。
 ホームで横浜を下して、再び連勝街道を突っ走りたいところです。

 対する横浜は、リーグ戦は第4節以降、勝ち星から見放されて下位に低迷しています。
 得点力不足が深刻ですね。ACL参戦による過密日程も影響しているのでしょうか。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 永田 
 MF:平川 柏木 阿部 宇賀神 興梠 
 FW:李

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、永田君。ボランチは、柏木君と阿部君のコンビ。
 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーは、興梠君と元気。1トップは、李君。

 立ち上がりからホームの浦和が、ボールを支配して試合を優位に進めます。

 13分の浦和、柏木君のサイドチェンジのパスから、平川君が右サイドを深くえぐってセンターリング。そのボールに中央の元気の頭にピタリと合います。
 元気のジャンピングヘッドは枠を捉えましたが、ゴールキーパーが横っ飛びでキャッチするファインセーブを見せ、ゴールならず。

 横浜は、4−2−3−1のシステム。守備は4人のフラットなラインを敷いています。
 中澤選手と栗原選手で固める中央の守備は相変わらず堅いです。

 彼らとボランチの二人で、浦和の攻撃の起点となる中央へのパスをことごとくカットします。

 浦和は、相手の圧力の厳しい中央を避けて、ワイドに開いてフリーになっている両WBへボールを集めようとします。
 ただ、最終ラインからのロングフィードのパスの精度が悪く、なかなか攻撃の起点が作れません。
 
 お互いに攻撃の糸口が見いだせないまま、時間が過ぎていきます。

 結局、前半は、0-0のスコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和7本に対し、横浜が2本。
 シュートの数ほど内容に差は感じられない前半でした。

 うまくいった守備とは対照的に、攻撃は終始、チグハグで消化不良なままでした。

 浦和は、横浜の攻撃をほぼ封じることに成功しましたが、相手の攻撃のキーマンである中村選手を自由にさせなかったことが一番の要因です。

 横浜の攻撃は8割方、中村選手を経由します。
 後半も、中村選手に前を向いてボールを持たせないことを徹底してほしいですね。

 攻撃に関しては、いかに、強力な相手のセンターバック2枚を外して、クサビのパスを打ちこむことができるかです。 
 数的ギャップでフリーになりがちな両WBへのフィードを有効に使うのはもちろんですが、勇気を出してチャレンジすることも必要でしょう。

 後半開始。

 ハーフタイムでミシャの叱咤激励があったのでしょうか。
 立ち上がりから浦和が攻撃のリズムをつかんで攻め込みます。

 56分、左コーナーキックを得た浦和。
 キッカーは柏木君。左足から放たれたボールは、中央のスペースに飛び込んだ李君の頭にピタリと合います。
 李君の強烈なヘディングシュートがゴールネットに突き刺さりました。1-0、浦和が先制します。
 
 李君、ディフェンダーのマークをタイミング良く外しましたね。
 完全にフリーでヘディングシュートを打つことができました。

 この勢いに乗じて一気に突き放したい浦和は、立て続けに2枚の選手交代のカードを切ります。

 63分、興梠慎三選手に代わって鈴木啓太選手。
 65分、平川忠亮選手に代わって梅崎司選手。

 啓太はボランチの位置に入ります。柏木君が一列上がって2シャドーの一角へ。
 梅崎君はそのまま右WBの位置へ。

 フレッシュな選手を入れて、中盤を活性化させようとしますが、横浜の堅陣を崩すまでには至りません。
 
 85分、浦和最後の選手交代も攻撃的なカード。
 原口元気選手に代わって関根貴大選手。

 86分の浦和、その入ったばかりの関根君がみせます。
 左サイドフリーでボールをもらい、そのままドリブルで斜めに切れ込んで右足でシュート。
 残念ながら、ボールはわずかにバーの上を越えていきました。

 後半のアディショナルタイムは3分。

 アディショナルタイムに入るのとほぼ同時に、ゴール裏の浦和サポから「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こります。

 サポの後押しを受けた浦和は、横浜捨て身の攻撃を防ぎ切り、そのまま試合終了のホイッスル。

 1-0で浦和が勝利を収めました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 1-0という最小得点差での決着でしたが、浦和が終始危なげない試合運びで押し切ったゲームでした。
 
 数少ないチャンスをものにし、相手にスキを与えず逃げ切るという、大人のサッカー。
 うまくいかないときも、集中を切らすことなく、自分たちのスタイルを貫き通せましたね。

 この日の勝因はなんといっても、守備の安定です。
 
 無失点で終わらせることができたのは、相手のキーマンの中村選手を封じ込めて決定的なプレーをさせなかったことが大きいです。

 中村選手にボールが渡ったときは、つねに複数でプレッシャーを掛け続け、決定的なパスを出させませんでした。
 中村選手が左足で直接狙える位置でフリーキックを与えなかったことも大きかったですね。

 前線でのプレスもしっかり機能していました。
 浦和の目指す、「全員攻撃、全員守備」が体現できていましたね。

 攻撃では、相手の堅い守備もあって、流れの中での決定機は数えるほどでしたが、得意のセットプレーできっちり仕留めました。

 セットプレーのキッカー、柏木君の左足は本当に絶好調ですね。
 自分の蹴りたいところにしっかり蹴れているのでしょう。揺るぎない自信を感じさせます。
 
 フリーキックやコーナーキックは、いまや浦和の一番の得点源です。
 柏木君は、アシストだけではなく、そろそろ自分で直接決めたいと狙っていることでしょう。期待したいですね。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 
 前節、負けてしまっただけに、連敗だけは絶対に避けなければなりませんでした。
 その意味でも、この日の勝利は大きいですね。

 これでリーグ戦は10試合消化した時点で、浦和の戦績は、6勝3敗1分けの勝ち点「19」。
 首位と勝ち点差「2」の4位は、上々の滑り出しといえるのではないでしょうか。

 先はまだまだ長いです。本当の勝負はこれからですね。

 このまま先頭集団をキープし、5月末からのワールドカップ中断に突入したいところですね。

 連戦は続きますが、

【Jリーグ観戦記】『横浜F・マリノス vs 浦和レッズ』(’13 第23節)

 8月28日の水曜日。晴れ間の多い一日でしたが、空模様はすでに秋めいて、厳しい残暑もだいぶ和らいできました。
 
 この日、JリーグJ1の第23節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームで横浜F・マリノスとアウェイ・日産スタジアムで対戦しています。

 浦和は、前節、清水エスパルスにアウェイで快勝し、首位に手の届く位置まで再び這い上がってきました。
 対する横浜は、前節、鹿島アントラーズとの接戦を落とし、首位から陥落しています。

 勝ち点「1」差、2位と3位の直接対決、優勝を占う上で重要な一戦。それにふさわしい白熱した試合を期待したいですね。

 浦和のスタメンは前節から変更ありません。5試合連続で同じメンバーです。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。

 開始早々、浦和にアクシデント発生。
 右ストッパーに位置に入っている森脇君が、相手との空中での競り合いでバランスを崩し、ピッチに左腰を強く打ちつけて試合続行不可能となり退場となります。
 1枚目の選手交代のカードを切ることを余儀なくされました。
 7分、森脇良太選手に代わって坪井慶介選手。

 両チーム、自陣からしっかりボールを回して、丁寧に攻撃を組み立てようという意図が見えます。
 相手のカウンターも警戒しているのでしょう。ゴール前での決定的なシーンの少ない、静かな立ち上がりです。

 試合が動いたのは、27分でした。
 横浜は、小椋選手が自陣ゴール前でパスコースを探してモタつく浦和ディフェンダーにプレッシャーを掛けてボールを奪います。最後は、中村選手が左足を振り抜いてゴールネットを揺らしました。0−1、横浜が先制します。

 小椋選手、浦和が最終ラインから大きく前に蹴らずに繋いでくることを分かった上で、積極的にチャージしてボールを奪うことに成功しました。
 浦和は、自陣ゴールの目の前でディフェンダーがボールを奪われるというあってはならないミスを犯してしまいました。
 試合開始直後のアクシデントで、ディフェンス陣の変更があり、意思の疎通に若干問題があったのかもしれません。
 しかし、それを差し引いても、お粗末な失点でした。

 先制点を奪われて動揺する浦和に、横浜がさらに追い打ちをかけます。

 29分、ペナルティエリアすぐ外、中央でボールを受けたマルキーニョス選手がドリブルで切り込み、切り返して体を一回転。マークしていたディフェンダーを振り切って右足でシュート。逆サイドのポスト際に吸い込まれました。0−2、横浜が貴重な追加点を奪いました。

 マルキーニョス選手、切れ味の鋭い切り返しでした。
 ディフェンダーを弾き飛ばしてコースを空けながら、ボールをシュートを打ちやすい位置に置いたところで勝負ありでしたね。相変わらずの技術の高さです。

 後がなくなった浦和は、攻撃的にボールを前に運ぼうとしますが、前線へのパスがことごとくカットされて、起点を作ることができません。
 
 前半は結局0−2で横浜リードのまま終了します。
 
 前半のシュート数は浦和はたった1本、横浜は5本でした。
 横浜の守備は4バック。センターバックの中澤選手と栗原選手を中心に、中央をしっかり固めています。
 興梠君へのクサビのボールをことごとく潰されてしまいました。
 逆に、両サイドの守備はそれほど厳しくはありません。特に右WBの平川君はフリーでいる場面が多いです。
 中央に固執せず、サイドを起点にして活路を見出したいところです。

 後半開始。

 「早い時間に1点を!」と意気込む浦和に、横浜が冷水を浴びせます。
 48分の横浜、左サイドからのパスを、中村選手がペナルティエリアの外、中央で受けます。
 右へボールを動かしながらマークを引き離し、そのまま右足でミドルシュートを放ち、見事ボールは逆サイドのネットに突き刺さりました。0−3、横浜が決定的な3点目を奪いました。

 中村選手、スーパーな右足強烈ミドルでした。ゴールからかなり遠い位置でした。マークしていた選手も、ゴールキーパーの順大も左足に持ち替えてからシュートのイメージを持っていたのではないでしょうか。
 相手の意表をつく見事なシュートでした。さすがですね。

 浦和は2枚の選手交代のカードを立て続けに切ります。
 52分、鈴木啓太選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。56分、平川忠亮選手に代わって梅崎司選手。

 梅崎君は左WBに入ります。宇賀神君は左WBから右WBに。柏木君をボランチに下げて、攻撃的なオプションをとりました。
 このオプション変更でようやく目が覚めた感じの浦和の攻撃。立て続けにチャンスを作ります。

 61分の浦和、右サイドを抜け出したマルシオが横浜陣深くえぐってセンターリング。
 中央で興梠君が右足ダイレクトで合わせますが、惜しくもポストの外。サイドネットにかかりました。

 71分の浦和、興梠君振り向きざまに右足でボレーシュートを放ちますが、相手ゴールキーパーに弾き出されてゴールならず。

 さらに73分、宇賀神君の右からクロスを興梠君がワンタッチでゴール前の元気へ送ります。
 元気は背中越しから、しかも浮き球のパスをそのままダイレクトで右足で振り抜きます。
 枠を捉えていましたが、このシュートも相手ゴールキーパーのファインセーブにあって得点に至りません。

 しかし、浦和の反撃もここまで。
 その後は息切れを起こしてしまい、横浜にボールを回され続けます。
 浦和の選手たちは、ボールを追いかけていく体力も気力もすでに残っていない感じでした。

 アディショナルタイム3分もあっという間に過ぎてゲームオーバー。
 試合は0−3、横浜が勝利を収めました。
 
 スコア通り、横浜の完勝。浦和は為す術なしという感じでした。
 前半の早い時間帯に2点を取られて、その後は相手にうまくボールを回されて、反撃の糸口すら見出すことができませんでした。
 横浜の老練なサッカーにしてやられましたね。
 特に中村選手と中澤選手。横浜の攻守を支える二人の存在感の大きさを見せつけられてしまいました。

 浦和は、一方的にやられてしまったおかげで、現時点での弱点がくっきり浮かび上がりました。 
 守備では、ボランチを含む、ディフェンス陣のレギュラーが一人でも欠けると、とたんに連携がギクシャクしてボール回しが危うくなる弱点がこの試合でも露呈してしまいました。
 失点した直後に集中力をなくし、続けざまに失点を重ねてしまう悪いクセもなかなか治りません。
 バックアップも含めた、守備陣の全体的な底上げは大きな課題でしょうね。

 攻撃では、1トップの興梠君が完全に抑えられてしまったことで、攻め手を失ってしまいました。
 前線へのクサビのパスはことごとく横浜のディフェンス陣に読まれて、カットされていましたね。
 両WBのどちらかがフリーでいる場面が多かったですから、もっと思い切ってサイドチェンジを多用して、両WBを起点にして攻め続けてもよかったのではないでしょうか。
 各チームの浦和対策に対抗するためにも、攻撃の引き出しをもっと増やしておきたいところです。

 今の時期に隠れていた弱点が露わになったことを前向きにとらえ、この敗戦を糧にさらなるレベルアップを望みたいです。

 選手の皆さん、平日にもかかわらずスタジアムに駆けつけて応援したサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 優勝を争う相手に3点差の完敗。たしかに、痛い黒星であることは間違いありません。
 しかし、首位との勝ち点差はまだ「4」。リーグ戦は10試合以上も残っています。
 これからが本当の戦いといえるでしょう。
 2日後の土曜日には、夏の連戦最後の試合が控えています。落ち込んでいても何も始まりません。
 連戦と暑さで、選手たちの疲労もピークに達していることでしょうが、あとひと踏ん張りです。

 優勝するためには、とにかく連敗しないこと。結果にこだわってほしいです。
 このままズルズルといかないためにも、ホームで勝ち点「3」をしっかり確保して踏みとどまりたいですね。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

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プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

宜しくお願いします!

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