ホーム   »  鹿島アントラーズ
Tag | 鹿島アントラーズ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ』(’16 1st 第15節)

 6月11日の土曜日。Jリーグ1stステージの第15節。
 浦和レッズは、鹿島アントラーズと、ホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。

 浦和は前節、サガン鳥栖を攻めきれず、スコアレスのドロー。勝ち点1を分け合いました。
 対する鹿島は、前節、 ヴァンフォーレ甲府に完勝。リーグ戦3連勝と波に乗っています。

 現在、2位の鹿島と3位の浦和。両チームの勝ち点差は「3」。
 ただ、ACLとの絡みで、浦和のほうが鹿島より2つ消化試合が少なくなっています。

 1stステージの優勝を占う、上位チーム同士の直接対決。それにふさわしい、エキサイティングなゲームを期待したいです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 遠藤 槙野
 MF:梅崎 柏木 阿部 宇賀神 李 武藤
 FW:興梠




 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは、右から順に森脇君、遠藤君、槙野君。
 ボランチは、柏木君と阿部君のコンビ。ワイドは、右に梅崎君、左に宇賀神君。シャドーは、右に李君、左に武藤君。
 1トップは、興梠君。

 鹿島の守備は、フラットな4バック。統率の取れたラインコントロールで高い位置を保ちます。
 ボールを奪うと、司令塔の柴崎選手を経由し、サイドから素早い攻めを仕掛けます。

 立ち上がり、お互いに前線から厳しいプレスから、ショートカウンターを掛け合います。
 攻守が目まぐるしく入れ替わる、一瞬の気も抜けない展開です。

 両チーム、サイドバック(ワイド)が攻撃時に高い位置を取るので、その裏のスペースを狙う攻撃が多くなります。
 狭い範囲に選手がひしめき合う中、正確にパスを通す両チームの技術力の高さはさすがですね。

 36分の鹿島、右からのクロスに逆サイドのカイオ選手が右足ダイレクトボレーで合わせます。
 シュートは枠をとらえますが、西川君が素晴らしい反応で弾き出し、浦和はピンチを逃れます。

 40分の鹿島、カウンターから柴崎選手のスルーパスに右サイドの金崎選手が抜け出します。
 ドリブルで持ち上がり、右足で強烈なシュートを放ちますが、ボールは左ポストを直撃。ゴールならず。

 45+2分の鹿島、遠藤選手の右からのクロスに、ファーサイドにフリーで待ち構えていた金崎選手がヘディングで合わせます。
 しかし、またしても右ポストに嫌われます。弾かれたボールが西川君の両手に収まります。

 結局、前半は0−0、スコアレスの同点で折り返します。

 お互いの持ち味を出し合った、緊迫感のある質の高い45分でした。
 ボールの支配率では上回った浦和でしたが、決定機の数は鹿島が上回りました。
 ポストを叩いた鹿島の2本のシュートが得点にならなかったのは、ツキがあるということ。
 浦和は、この幸運を逃さないようにしたいですね。

 浦和の攻撃は、組み立ての部分は素晴らしかったですが、ラストパスがつながりませんでした。
 鹿島の両センターバック(昌子選手、植田選手)とボランチの小笠原選手に間一髪のところで防がれました。
 後半は、鹿島の堅い中央の守りを、どうやって乗り越え、ゴールを奪うのか。
 浦和の選手たちの奮起に期待したいです。

 後半開始。
 立ち上がり、浦和にパスミスが続き、鹿島が立て続けにカウンターからチャンスをつくります。

 52分の鹿島、自陣で相手のパスをカット、カイオ選手が持ち上がり、右サイドの柴崎選手に展開。
 柴崎選手、最終ラインとゴールキーパーの間に絶妙のクロスを送ります。
 このボールに、ファーサイドに詰めていた金崎選手が飛び込み、右足で合わせます。シュートはネットに突き刺さりました。0−1、鹿島が先制します。

 リードを許した浦和。選手交代のカードを2枚同時に切ります。

 58分、梅崎司選手に代わって、駒井善成選手。
 58分、宇賀神友弥選手に代わって、関根貴大選手。

 駒井君は右ワイドに、関根君は左ワイドに入ります。

 点を奪わなければならない浦和が、前掛かりに攻めこむ時間帯が続きます。
 両ワイドの運動量が上がり、ピッチを広く使った浦和らしい攻撃が見られるようになります。

 さらに攻め込みたい浦和は、最後の選手交代を行います。
 69分、李忠成選手に代わって、ズラタン・リュビヤンキッチ選手。
 ズラタンは、1トップに。興梠君が、一列下がって右のシャドーに。

 76分の浦和、ズラタンの落としから、右サイドの駒井君がキーパーの動きを見てループシュート。しかし、ボールはバーを叩き、惜しくもゴールならず。

 完全に押し込み、鹿島陣内でプレーを続ける浦和。
 何度となく、相手ゴールに迫りますが、相手の体を張った守備に跳ね返され続けます。

 リードをしている鹿島は、冷静にカウンターのみで反撃。
 88分の鹿島、浦和のペナルティエリア内で、鈴木選手が駒井君に押されて倒れます。
 レフェリーの判定は、プッシングのファール。鹿島にペナルティキックが与えられます。
 キッカーは、鈴木選手。冷静に右足で沈めて、ゴールネットを揺らします。0−2、鹿島が突き放します。

 アディショナルタイムは4分。
 浦和は、最後の力を振り絞って反撃を試みますが、鹿島の体を張った守備を最後まで崩せません。
 ここでレフェリーの長い笛が鳴り、タイムアップ。0−2で鹿島の勝利に終わりました。


スポンサーリンク


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が16本に対し、鹿島が13本。

 両チームのこの試合に懸ける意気込みが伝わってくる、白熱した一戦。
 決定機をしっかりものにした、アウェイの鹿島が制しました。

 個人のスキル、組織力、戦術の理解度などは、ほぼ互角と言っていいでしょう。
 勝敗を分けたのは、メンタル面の部分。

 浦和の選手たちは、重要な試合ということで、力が入り過ぎていたように感じます。
 大事な場面で、シュートが枠に飛ばなかったり、単純なミスパスが出たりしていました。

「今季こそ、優勝しなければならない」
 その想いが、無言のプレッシャーとなって、選手たちの動きを徐々に固くしたのでしょう。
 結果的に、優勝経験のない、現チームの弱点をさらけ出すことになってしまいました。

 一方の鹿島は、先制点に絡んだ金崎選手、柴崎選手、カイオ選手を中心に、普段通りのプレーを埼スタのピッチの中で披露していました。
 そのメンタル面での落ち着きの差が、スコアに表れましたね。

 鹿島の黄金時代を知るベテラン、小笠原選手と曽ヶ端選手。
 彼らの存在は、若手選手にとって、何よりも心強かったでしょう。
 とくに小笠原選手は、抜群の危機察知能力で、浦和の決定的なパスやシュートを何度もカットし、守備陣に大きな安定感を与えていました。
 この試合の影のMVPといってもいい、獅子奮迅の活躍でした。
 小笠原選手のこの試合でのプレーぶりは、鹿島に脈々と受け継がれてきた「勝者のメンタリティ」を体現するもの。

 Jリーグ創設当初から、ほぼ一貫したシステムと戦術を採用し、多くのタイトルを獲得してきた鹿島。
 3〜4年かけて多くの主力選手を入れ替え、ようやくスタイルが固まり、タイトルを狙える実力をつけてきた浦和。
 その差は、歴然としていました。

「経験の差」と言ってしまえば、それまでですが、まだまだチームとして足りない部分があるということ。
 本当に悔しいですが、この敗戦を糧に、さらに成長を続けてほしいです。
 いつの日か、浦和レッズが真の王者にふさわしい、伝統と風格を身につけることを信じています。
 この試合を、その道のりの第一歩にしたいですね。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
 次節は4日後の水曜日。強豪・ガンバ大阪と、アウェイでの試合です。

 自力での優勝は消滅したとはいえ、可能性がゼロになったわけではありません。
 何が起こるかわからないのがサッカー。とにかく、残り試合を全部勝って、他チーム結果を待ちたいです。
 年間最多勝ち点争いもありますし、落ち込んでいる時間はありませんね。

 連戦が続きます。選手たちは、心身ともに疲れをとって、しっかりリフレッシュして臨んでほしいです。

 選手、スタッフ、サボ一丸となり、悲願の優勝に向けて突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!


(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押してもらえると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

【Jリーグ観戦記】『鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ』(’15 2nd 第12節)

 9月26日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第12節。
 浦和レッズは、鹿島アントラーズと、アウェイ・県立カシマサッカースタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、清水エスパルスを相手に得点を積み重ねて快勝。
 リーグ戦2連勝とエンジンがかかってきました。
 年間最多勝ち点争いでも、再び首位に浮上しました。

 対する鹿島は、前節、ヴァンフォーレ甲府相手に競り勝ちました。
 ここ8試合で7勝(1敗)、失点はわずかに「6」と好調をキープしています。
 伝統の勝負強さが完全に復活してきましたね。手強い相手です。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 槙野 宇賀神 
 MF:関根 柏木 武藤 阿部 梅崎 高木
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、槙野君、宇賀神君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に梅崎君。シャドーは右に高木君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 試合は開始早々に動きます。
 3分の鹿島、金崎選手とのパス交換で左サイドを突破したカイオ選手が、左足でマイナスのクロス。
 このボールに中央のスペースに侵入した遠藤選手が、ダイレクトで左足を合わせます。
 狙いすましたシュートは、ゴール左隅に飛び込みました。0−1、鹿島が先制点を奪います。

 しかし、浦和もすぐに反撃。
 6分の浦和、左サイド裏のスペースに抜け出した宇賀神君に、武藤君から絶妙なスルーパス。
 宇賀神君、ダイレクト左足でセンターリング。このボールに飛び込んだのはファーサイドの高木君。
 左足でなんなく押し込み、ゴールを決めました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 鹿島はフラットな4バック。ラインの位置を高く設定し、4−4−2のコンパクトな陣形を築きます。
 ボールを奪うと、ボランチの小笠原選手と柴崎選手を起点に、流れるようなパスサッカーで浦和ゴールに迫ります。

 立ち上がりから、ホームの鹿島が押し気味に試合を進めます。
 鹿島の中盤でのプレスが厳しく、浦和は本来のパスワークを発揮できません。
 中盤でボールを失っては、弱点の両ワイドの後ろのスペースを執拗に狙われます。

 鹿島にゴールネットを揺らされ、「あわや」の場面も何度かありましたが、相手のファールやオフサイドの笛に救われます。

 防戦一方の浦和に、容赦なく攻め込んでくる鹿島。
 43分の鹿島、右サイドを突破した金崎選手がフリーになり右足で強烈なシュートを放ちます。
 しかし、西川君が右手1本でこれを弾き出し、ゴールを防ぎます。

 前半は、1−1のまま同点で折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が3本、鹿島が12本。
 この数字通り、鹿島が終始、試合を優位に進めた45分でした。
 浦和は、鹿島の出足の鋭い守備にパスの精度が乱れ、リズムがつかめないままでした。
 攻撃の起点となる前線への縦パスをことごとく封じられ、手も足も出ない状況。
 それでも、1対1のイーブンで前半を終えることができたのは、ラッキーでした。
 後半は、鹿島の厳しいプレスを支えている、高い最終ラインの位置も、徐々に下がるでしょう。
 前半同様、耐えるべきときは耐えて、必ず来るチャンスを確実にものにしてほしいです。
 切り札として投入される交代選手の活躍にも期待しましょう。

 後半開始。
 浦和は、ハーフタイムで2枚の選手交代のカードを切ります。
 梅崎司選手に代わってズラタン選手。
 高木俊幸選手に代わって青木拓矢選手。

 ズラタンは1トップに。青木君はボランチの一角に。
 阿部君が一列下がって、3バックの中央へ。槙野君が左ストッパーへ。
 宇賀神君が左ワイドへ。興梠君が一列下がって、右シャドーへ。

 さすがミシャですね。打つ手が早いです。
 2枚替えで勝負をかけた浦和でしたが、流れを変えるまでには至りません。
 鹿島の流れるようなカウンター攻撃に苦しめられます。

 55分の鹿島、左からのコーナーキック、金崎選手のヘディングシュートがクロスバーを叩きます。

 押され続けた浦和でしたが、思わぬ形で勝ち越し点が転がり込みます。
 72分の浦和、左サイドを突破した宇賀神君が相手陣の深い位置からセンターリング。
 相手ゴールキーパーが直接キャッチしようとしましたが、ファンブル。
 ボールは興梠君のちょうど足元へ。
 興梠君、ダイレクトで右足を一閃、見事ゴールマウスの天井に突き刺しました。2−1、浦和が勝ち越しに成功します。

 浦和は、3人目の選手交代のカードを切ります。
 77分、興梠慎三選手に代わって李忠成選手。
 李君は、そのまま右シャドーに入ります。

 リードを許した鹿島は、さらに前掛かりに攻め込みます。

 79分の鹿島、左からのコーナーキックにカイオ選手がダイレクト右足で合わせ、強烈なボレーシュートを放ちます。
 しかし、ここも西川君がしっかり反応してボールを弾き出し、ゴールを許しません。
 
 アディショナルタイムは5分。
 スタジアムの浦和サポからは「Pride of URAWA」の大合唱も始まります。

 90+1分の鹿島、左からのコーナーキックのチャンスに西選手がヘディングシュート。
 ボールは枠に飛びますが、またしても西川君。右手一本で弾き出し、ことなきを得ます。

 浦和は、体を張った守備で鹿島の捨て身の反撃をしのぎきり、そのままタイムアップ。
 2-1、浦和が勝利しました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合を通じてのシュート数は、浦和が10本。鹿島が27本。
 内容では、浦和の約3倍のシュートを打った鹿島が圧倒しました。
 しかし、勝ったのは終始押され続けたアウェイの浦和の方。
 少ないチャンスを確実にものにして、見事な逆転勝ちを収めました。

 浦和の勝利の立役者は、何といってもゴールキーパーの西川君です。
 鹿島が雨のように降らせたシュートをことごとくセーブし、最少失点に抑えました。
 まさに、“守護神”という言葉がぴったりの圧倒的な存在感を示してくれました。

 鹿島は対照的に、ゴールキーパーのキャッチミスから、痛恨の失点。
 両チームのゴールキーパーのパフォーマンスが、勝敗に直結したゲームでした。

 敗れたとはいえ、鹿島は浦和のサッカーを研究し、素晴らしいサッカーを展開しました。
 つねに高い最終ラインを維持し、中盤をコンパクトにしてのプレッシング・サッカー。
 複数の選手がボールホルダーに圧力を掛けることで、浦和のパスワークを分断しました。

 特に効いていたのが、ボランチの小笠原選手。
 浦和の攻撃のキーマン、柏木君を徹底的に抑えこみました。
 ボールを奪ったあとも、長短効果的なパスを放って、速攻の起点として機能していました。

 鹿島の両サイドバックの果敢なオーバーラップも、迫力がありましたね。
 両サイドハーフだけでなく、両サイドバックまでも前線まで上がったことで、浦和の両ワイドとシャドーの2人がかなり自陣に押し込まれた形になりました。
 浦和の攻撃が、思うように機能しなかったのは、鹿島に両サイドの主導権を渡したことも要因のひとつです。

 浦和は、内容では圧倒されながらも、勝ち点3を得ることができました。
 2ndステージの優勝や年間最多勝ち点を狙う上では、大きな勝利です。

 浦和の選手たちは本当に忍耐強く戦ってくれました。
 どこかで緊張の糸が切れてもおかしくないタフな試合でしたが、最後まで集中力を保って戦い切りました。
 この精神面での逞しさは、昨季までは感じることができなかったものです。
 劣勢の試合でいかに勝ち点を獲得するかは、優勝を狙うために大切な要素です。
 この日の浦和の勝利は、真の“勝者のメンタリティ”を身につけ、優勝に値するチームにまで成長した証といえるかもしれません。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、一週間後の土曜日、サガン鳥栖とホーム・埼スタで対戦します。
 リーグ戦の残りは5試合。相手は強豪ばかり。
 本当の戦いがいよいよ始まります。
 ここまできたら、問われるのは内容より、結果です。
 最後に息切れをして優勝を逃した昨季の苦い経験を活かし、頂点まで一気に走りきってほしいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ』(’15 1st 第13節)

 5月23日の土曜日。関東は、おおむね晴れのお天気。
 真昼の夏のような暑さも夕方には気温も下がり、風も涼しく過ごしやすくなりました。

 この日、J1リーグ・1stステージの第13節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、ナイトゲームで鹿島アントラーズと、ホーム・埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は、前節、FC東京との上位対決に完勝し、首位を盤石なものとしました。
 開幕からの無敗記録も「11」まで伸び、優勝に向けて視界良好です。

 対する鹿島は、前節、ホームでサンフレッチェ広島と痛い引き分け。順位を落としています。

 1位と8位。両チーム勝ち点差は「12」。
 鹿島が1stステージで優勝する可能性は、限りなくゼロに近いです。
 しかし相手が浦和となれば、そんなことは関係なく、いつも以上の力を出してくるでしょう。

 Jリーグを代表する名門チーム同士の一戦。お互いのプライドをかけた戦いに期待です。
 
 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 李 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に李君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 鹿島はフラットな4バック。
 最終ラインを高く、コンパクトな陣形を保ちます。

 ボールを奪ってから素早く長身のワントップ、ジネイ選手にボールを預けます。
 ジネイ選手のポストプレーに2列目からの鋭い飛び出しでゴールを狙います。

 立ち上がりは、ボールが落ち着かない一進一退の攻防が続きます。
 お互いに、攻撃から守備への切り替えの意識が高く、ボールへの寄せが速いです。

 時間が進むにつれて、攻撃のリズムをつかんだのは、アウェイの鹿島。
 ジネイ選手にボールが収まり、浦和ゴールに迫る場面が多くなります。

 35分の鹿島、右サイドを突破した柴崎選手が中央のジネイ選手にマイナスのグラウンダーのパス。
 ジネイ選手、トラップで相手ディフェンスを交わして右足でシュート。
 しかしこのボールは、西川君が右足でかろうじて弾き出します。

 鹿島の選手の前線からのプレッシャーが激しいですね。
 浦和はビルドアップに苦労し、前線までなかなかボールを運ぶことができません。

 結局、前半は0−0でスコアレスのまま折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が3本、鹿島が11本。
 このデータ通り、鹿島がペースを握った前半でした。

 中盤でボールを奪ってから手数を掛けずにゴール前に迫る、ショートカウンター主体の両チーム。
 お互いに狙いは同じでしたが、パスの精度の部分で大きな差がありました。

 鹿島は、浦和のサッカーをよく研究して、対策を練っています。
 1トップと両ワイドをしっかり抑え、浦和に攻撃の起点を作らせませんでした。
 左サイドバックにセンターバックが本職の昌子選手を入れ守備力を強化。
 浦和の武器である関根君のカットインをブロックすることに成功しました。
 攻撃では、浦和の両ワイドの裏にできるスペースを徹底して狙い、サイドに素早く展開してチャンスを量産しました。

 浦和は、とにかく、攻撃のスイッチを入れる起点となるパスが入るらないと、お話になりません。
 後半は、パスの精度を上げることはもちろんですが、鹿島の戦術の上をいくアイデアで積極的に仕掛けてほしいです。

 後半開始。

 ハーフタイムでミシャから激が飛んだのか、浦和の攻撃が前半よりスムーズになります。
 ゴール前までボールを運び、シュートを打つシーンが増えました。

 浦和は、攻撃のテコ入れを図るため、1枚目の交代カードを切ります。
 61分、李忠成選手に代わってズラタン選手。

 ズラタンはワントップに。興梠君は一列下がって右シャドーに。

 62分の鹿島、柴崎選手が中央のゴールからやや遠い位置で、左足強烈なミドルシュート。
 ボールは枠をとらえましたが、西川君が横っ飛びで弾き出します。

 63分の鹿島、右サイド自陣から、柴崎選手がゴール前中央にクロスボールを送ります。
 森脇君がヘディングでクリアしたボールが、飛び出した西川君の頭上を越えて、無人のゴールに吸い込まれました。0−1、鹿島が先制します。

 浦和は、まさかのオウンゴールでの失点。
 森脇君、長身のジネイ選手を背負いながらの難しいプレーではありましたが、もっとセーフティに行く場面。
 ゴールキーパーに戻そうとしたのでしょうが、結果的に、西川君との意思の疎通がうまくいかず、自陣のゴールに“シュート”してしまいました。
 浦和にとって非常にもったいない失点となりました。

 しかしこれで意気消沈しないのが、今の浦和の強さ。
 さらに攻撃の姿勢を強め、鹿島ゴールに迫ります。

 71分の浦和、那須君からパスを受けた中央の興梠君が、右サイドのスペース走りこむズラタンへ絶妙のスルーパス。
 ズラタン、ゴールライン際からダイレクトで右足のセンターリング。
 ファーサイドで待ち構えていた武藤君が强烈なヘディングシュートを叩き込みます。1−1、浦和がすかさず追いつきます。

 武藤君、相手のマークを外してフリーになる動きは見事。2列目のお手本のようなプレーでした。
 ズラタン、際どいタイミングで、しかも強い球足のスルーパスでしたが、よく反応しました。最後は長い足が生きましたね。
 
 押せ押せの浦和。2枚目の交代のカードを切って勝負をかけます。

 77分、宇賀神友弥選手に代わって梅崎司選手。
 梅崎君は右ワイドへ。関根君は右ワイドから左ワイドへ回ります。

 83分の浦和、相手ボールを奪った柏木君から森脇君へパス。
 森脇君、左サイドを駆け上がる関根君を見逃さず、絶妙なスルーパスを送ります。
 関根君、右足ワントラップで相手ディフェンダーを交わし、シュートコースをこじ開けて右足を一閃。
 シュートはバーを叩きますが、跳ね返ったボールはそのままゴールイン。2−1、浦和が逆転に成功します。

 普段から右サイドでコンビを組む森脇君と関根君のホットラインから生まれた素晴らしい得点でした。

 関根君、コースが空いたと見るや、躊躇せずに右足を振り抜きましたね。
 右足に全体重を乗せたような強烈なシュート。気迫でねじ込んだ執念のゴールでした。

 森脇君、オウンゴールの失敗を取り戻す値千金のスルーパス、さすがです。お見事でした。

 ここで浦和は最後の選手交代。
 84分、柏木陽介選手に代わって青木拓矢選手。
 青木君は、そのままボランチの一角に。

 試合時間もわずかになったところで、スタジアムの浦和サポからは、大きな「We are REDs」の大合唱。
 続いて「Pride of URAWA」のロングコールを送り、選手たちを強力に後押しします。

 アディショナルタイムは4分。
 鹿島は長身選手を前線に入れ、最後の反撃の反撃を試みますが、浦和が体を張った守備でしのぎ切ってタイムアップ。
 2−1、浦和の勝利となりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 実力伯仲の両チームによる熱戦は、ホームの浦和が鮮やかな逆転で勝利を収めました。
 システムに違いこそありますが、目指すサッカーは似ている両チーム。
 お互いの良さを出し合った、レベルの高いナイスファイトでした。

 中盤での球際の激しさ、ゴール前でのポジション取りの駆け引き、両サイドの引っ張り合い。
 まさに両チームの意地のぶつかり合いでしたね。本当に見応えがありました。

 浦和は、自分たちのミスから先に失点を許してしまいましたが、慌てずに「お得意のパターン」に持ち込みました。
 選手たち全員が、自分たちのサッカーに自信をもってプレーしている表れでしょう。

「絶対に、逆転できる」。
 サポも含めて、浦和の逆転を信じる雰囲気がスタジアムに生まれています。

 この試合では、ミシャの采配が見事に的中しました。
 前線で起点が作れていないと見るや、ズラタンを1トップに入れて攻撃のリズムをつくり出しました。
 また、右サイドで封じ込まれていた関根君を左に移すことで、本来の突破力を取り戻すことに成功しました。

 もちろん、ミシャの起用に応えた選手たちの活躍も見事。
 スタメンの選手だけでなく、ベンチ入りメンバーが自分の役割をきっちり理解し、実際にピッチの上で表現できているのは、浦和の最大の強みです。
 どんな難しい展開になっても打開するための武器が用意できます。
 対戦相手から見ると、これほどやっかいな相手はいません。

 この試合は、浦和のチームとしての総合力の高さが際立った一戦といえますね。
 勝負強さが伝統の鹿島のお株を奪う、見事な逆転勝ちでした。

 今節の勝利で、開幕からの無敗記録は「12」に伸びました。
 独走状態に入り、自分との戦いになった今の状況では、このような記録は、選手たちにいい緊張感を与えてくれます。
 気を引き締めて、無敗のまま1stステージ優勝のゴールテープを切ってほしいです。

 スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、週末土曜日にサガン鳥栖とアウェイでの戦い。強敵が続きますね。
 1stステージ優勝までの正念場。
 しかし、ここを乗り切れば、もうゴールは目の前です。

 選手・スタッフ・サポが一丸となって優勝に向けて突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ』(’14 第30節)

 10月26日の日曜日。関東は1日曇空。気温は比較的高め、日中は上着もいらないくらいの暖かさでした。

 この日、JリーグJ1の第30節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、鹿島アントラーズとナイトゲームでアウェイ・カシマスタジアムで対戦。

 浦和は、前節、下位のヴァンフォーレ甲府と痛み分け。勝ち点を取りこぼしました。

 このままずるずると失速しないよう、鹿島を叩いて勝ち点「3」を持ち帰りたいところ。

 対する鹿島アントラーズは、浦和と勝ち点差「7」の4位につけています。

 ここで勝たなければ優勝の可能性はほとんどなくなりますから、背水の陣で臨んでくるでしょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 青木 阿部 梅崎 マルシオ 柏木   
 FW:興梠

 マルシオは、今季初スタメンですね。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは青木君と阿部君のコンビ。

 WBは右に関根君、左に梅崎君。2シャドーに柏木君とマルシオ。1トップに興梠君。

 開始早々、浦和にビッグチャンスが訪れます。

 4分、マルシオのゴール前へ浮き球のクロスを受けようとした興梠君がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得します。

 PKのキッカーはマルシオ。

 右足でほぼ真正面に低く強いボールを蹴りこみますが、相手ゴールキーパーの足に弾かれてゴールならず。

 浦和は、絶好の先制のチャンスを潰してしまいます。

 鹿島の守備は、フラットな4バック。

 高い最終ラインで中盤をコンパクトに保ちながら、相手を囲い込んでボールを奪い、速攻を仕掛ける狙いです。

 対する浦和も、いつにも増して積極的なゴールに向かう姿勢を見せてくれます。

 両WBが、何度もドリブルで仕掛けことで、相手のSBを押し込んで試合を優位に進めます。

 鹿島は、逆に浦和のWBが上がってできたサイドのスペースを突き、カウンターからチャンスをうかがいます。

 攻守が目まぐるしく入れ替わる、動きの激しい展開が続きます。

 注目の先制点は、ホームの鹿島。

 39分、左サイドでパスを受けたカイオ選手が2人のディフェンダーのすき間を狙い、右足でシュートを放ちます。

 ボールは、必死に伸ばした西川君の手をかすめて、サイドネットに突き刺さりました。0−1、鹿島が先制します。

 カイオ選手、カーブをかけて左ポストを外から巻く、見事なコントロールショットでした。

 結局、前半は0−1、そのまま鹿島リードで折り返します。

 前半のシュート数は浦和と鹿島ともに7本ずつ。内容的にも、ほぼ互角でした。

 チャンスで決めきった鹿島と、決めきれなかった浦和の差が得点となって表れましたね。

 前半から激しくぶつかりあった両チーム。

 ビハインドを負った浦和は、さらに攻勢をかける必要があります。

 再三にわたってチャンスをつくり出したサイドから、鹿島の堅陣を突き崩したいところです。

 後半開始。

 点を取りにいく浦和は、いつもより早めの選手交代を仕掛けます。

 55分、関根貴大選手に代わって関口訓充選手。

 59分、マルシオ・リシャルデス選手に代わって李忠成選手。

 関口君は右WBへ。李君は2シャドーの一角へ。

 すると、代わって入った選手が早速、結果を出します。

 63分の浦和、相手ゴール前中央で横パスを受けた柏木君がディフェンダー2人を引きつけて、オーバーラップしてきた阿部君へ絶妙なスルーパス。

 最終ライン裏のスペースに抜け出した阿部君、右足でシュートを放ちます。

 ボールは相手ゴールキーパーが弾かれますが、そのこぼれ球に詰めたのは李君。

 右足で冷静に押し込んでゴールネットを揺らしました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 普段は、最終ラインでビルドアップに専念することが多い阿部君。

 しかし、この試合では、積極的に前線まで上がって攻撃に絡むシーンが目立ちました。

 ベテランのこの試合にかける気持ちが同点ゴールを呼び込みました。

 李君も、オフサイドに気をつけながらも、素早くこぼれ球に反応しましたね。

 同点になって、両チームの攻撃がさらに活発になります。

 中盤が間延びしてガードを下げての打ち合い状態となり、お互いのゴール前での迫力のシーンが増えます。

 83分の鹿島、コーナーキックの流れで左サイドからのセンターリングに豊川選手が左足で強烈なボレーシュートを放ちますが、ボールは西川君の正面でした。

 浦和は、ひやりとする場面でした。

 残り時間を見て「引き分けでも御の字」と考えた浦和は最後の選手交代のカードを切って、試合を閉めにいきます。

 86分、興梠慎三選手に代わって鈴木啓太選手。

 アディショナルタイムは5分。

 鹿島の必死の攻撃を、浦和が体を張った守備で何とかしのぎ切ってそのままタイムアップ。

 試合は、1−1の引き分けに終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 優勝に向けて負けられない意地とプライドを賭けた1戦は、両者譲らずドロー。

 お互いのゴールに向かう意欲が高く、テンポの早い引き締まった好ゲームでした。

 とくに、両サイドをめぐる攻防は見ごたえがありましたね。

 相手SBを押し込んだまま、攻撃の起点として、つねにWBを高い位置をキープしようとする浦和。

 それを逆手にとって、サイドからカウンターを仕掛けようと虎視眈々と狙う鹿島。

 局所、局所での球際のせめぎ合いは本当に激しかったです。

 両チームのこの試合に懸ける気持ちが伝わってきました。

 前半に先制されたものの、後半に追いついたことは、浦和にとって価値あるドローといっていいでしょう。

 点を取りにいって、取りきったところに、昨季からのチームの成長が感じられます。

 得点を決めたのは、交代出場の李君。

 ベンチにスタメンと遜色のない実力をもつ選手を置いている層の厚さが浦和の強みです。

 昨季は、リードされて相手に守られると、手のうちようがなくなっていましたが、今年は違います。

 これまでにも、何度も先制された試合を後半にひっくり返してきました。

 状況に応じてさまざまなオプションが使え、誰が入っても、高いクオリティのサッカーができるようになっています。

 浦和のサッカーが成熟し、完成に近づいてきた証拠といえますね。

 メンバーを固定して戦うこともなく、ポジションごとのローテーションもしっかり回しています。

 勝ち点差の余裕もありますが、優勝を争う他チームと比べて、かなり余力を残したまま最後の直線に突入できそうです。

 昨年のような急失速は、ありえないでしょう。
 
 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 残り4試合。対戦相手は、いずれも実力のある強豪チームばかり。

 ただ浦和のサッカーは、完全に引いてカウンター1辺倒のチームより、パスをつないで前に出てくるチームと戦う方が断然かみ合います。

 この試合をみても、それは明らかですね。

 次節は、横浜・F・マリノスとのアウェイ戦。

 浦和のスタイルを貫き、堂々と攻め合って、勝利をものにしたいですね。

 チーム、サポが一丸となって勝ち点「3」を積み上げ、ぐっと優勝を手元に引き寄せましょう。

 頑張れ!浦和レッズ!!(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ』(’14 第17節)

 7月27日の日曜日。関東は晴れて、日中うだるような暑さ。

 夕方に雷雨があっていくぶん和らぎましたが、蒸し暑さは夜になっても続きました。

 この日、JリーグJ1の第17節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ナイトゲームで鹿島アントラーズとホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 前節、浦和は最下位に沈む徳島ヴォルティスに快勝。リーグ戦の連勝を「4」に伸ばしてます。

 宿敵・鹿島をホームで下して連勝をさらに伸ばし、着々と首位固めといきたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 鈴木 阿部 宇賀神 梅崎 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは、啓太と阿部君のコンビ。
 WBは右に関根君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに興梠君。

 対する鹿島は最終ラインに4人、フラットに並べる布陣です。

 センターバックとボランチで中央を固めて、浦和の攻撃の3人(興梠君、柏木君、梅崎君)に簡単にボールを入れさせない守備。

 攻めては、ボランチの小笠原選手を起点に素早いカウンターを仕掛けます。

 11分の鹿島、柴崎選手が右サイド少し遠めの位置から右足で強烈なシュート。
 ボールは枠をとらえましたが、西川君が体を張ったセービングで弾き出します。

 20分の浦和、右サイドの森脇君から中央の梅崎君へグラウンダーのパス。

 梅崎君、ダイレクトでふわりとした浮き球をゴール前の興梠君へ送ります。

 興梠君、相手ディフェンダーと競り合いながらも、左足でフリーで待ち構えていた柏木君に落とします。

 柏木君、走り込んで左足ダイレクトで蹴りこみましたが、ボールはディフェンダーに当たってゴールの右に外れました。

 右からのコーナーキックを得た浦和。キッカーは柏木君。

 中央の那須君が頭でそらしたボールは、ファーサイドの森脇君の足に当たって興梠君の足元へ。

 興梠君が体を張りながらリターンしたボールを森脇君が右足でシュート。

 このボールはディフェンダーに弾かれますが、興梠君がしっかり詰めてゴールに押し込みました。1-0、浦和が先制です。

 興梠君のポストプレーヤーとしての能力の高さが光った得点。

 特に、コーナーキックにつながった柏木君のシュートを呼び込んだワンタッチパスは見事でした。

 那須君が頭でそらして、後ろの森脇君がシュートを放つというパターンは、練習で何度もやってきた形なのでしょう。
 
 見事にはまりましたね。セットプレーは相変わらず強力な武器ですね。

 鹿島もすかさず反撃。

 30分、カウンターからダビ選手のスルーパスを受けて右サイド抜けだした柴崎選手がゴール前フリーとなり右足で強烈なシュート。

 狭いニアサイドの上を射抜いてゴールに突き刺さりました。1−1、鹿島が同点に追いつきます。

 柴崎選手、キーパーの動きを冷静に見ながら視線でフェイクも入れて西川君の逆をつきました。心憎いほどの落ち着きです。

 その後も、ボールポゼッションで圧倒して攻める浦和に対して、ゴール前をしっかり固めてボールを奪ってからの速攻にかける鹿島とお互いに持ち味を出しながら、一進一退の攻防を繰り広げます。

 44分の浦和、ディフェンスラインからのクサビのボールが中央の興梠君に入ります。
 興梠君、ダイレクトで左に叩いてボールはフリーの柏木君へ。

 柏木君、素早く体を反転させて、左足ダイレクトでシュート。
 しかし、ここは相手ディフェンダーがかろうじて触ってボールは枠の外へ。

 前半は、1-1の同点で終わります。

 前半のシュート数は浦和は7本、鹿島は5本。

 得点も同じ、決定機の数もほぼ同数で、内容的には五分五分という印象です。

 鹿島に得点を許して無失点記録が途切れたあと、浦和の守備陣の集中力が途切れてズルズルと失点を重ねてしまうのでは、と心配しましたが、杞憂でしたね。

 気持ちの切り替えはさすがでしたね。

 浦和は狙い通り、最終ラインを高く保ってボールを保持しながら鹿島に圧力を掛け続ける攻撃ができています。

 後半も、相手のカウンターに注意しながらも攻める気持ちを忘れず、貪欲にゴールを狙ってほしいです。

 後半開始。

「なにがなんでも勝ちたい」というこの試合に懸ける気持ちの表れでしょう。

 立ち上がりから、両チームの攻防が激しさを増し、ゴール前での迫力あるシーンが何度も見られるようになります。

 後半も15分を過ぎたところで、ここが勝負どころとみたミシャは、攻撃的なカードを次々と切ります。

 63分、関根貴大選手に代わって関口訓充選手。梅崎司選手に代わって李忠成選手。

 73分、鈴木啓太選手に代わって青木拓矢選手。

 関口君が右WB、青木君がボランチの一角、李君が2シャドーへ。

 暑さで消耗した中盤に活力を入れます。

 77分の鹿島、左サイド、ディフェンスラインの裏に抜けだしたダビ選手がゴールキーパーと1対1となってシュートを放ちますが、西川君が右手一本で弾き出します。

 その後も両チームの意地と意地とのぶつかり合う激しい球際のプレーが続きます。
 
 両チームのサポの応援もヒートアップします。

 後半のアディショナルタイムは4分。

 両チーム死力を尽くして攻め合いますが、点を奪うまでには至らず。

 結局、1−1の引き分けに終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 両チームの意地とプライドがぶつかり合った死闘。まれに見る熱戦でした。

 お互いに持ち味を出した攻撃の応酬は、見応え充分。

 両チームの選手たちの技術力の高さ、戦術的な理解度、そしてメンタルの強さは、さすがJリーグを代表するクラブ同士の戦いだと思わせるものでした。

 真夏の蒸し暑い最悪のコンディションの中、これだけのレベルの高い試合を作り上げた選手たちには拍手を送りたいです。

 初のスタメン出場となった関根君。

 右サイドで攻撃のアクセントとして効いていました。
 不慣れな守備も粘り強く対応し、無難にこなしていました。

 足の速さと物怖じせずに果敢にドリブルで勝負を仕掛ける大胆さは、これからの浦和の大きな武器になりそうですね。

 元気が抜けて物足りなさが目立っていた、個での打開力を期待できる貴重な存在です。

 さらに経験を積んで、成長してほしい選手です。

 久しぶりのスタメン出場となった啓太も、運動量の多さと危機察知能力の高さは相変わらず。

 ボールを奪われた後スペースを消して、鹿島のカウンターの芽を何度も潰していました。

 関根君も後ろに構える啓太の存在は頼もしかったに違いありません。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運ばれた方々、本当にお疲れ様でした。

 次節以降も、上位陣相手の厳しい連戦が続きます。

 高温多湿のコンディションのなか、どれだけチームとしてのパフォーマンスを維持できるか。

 優勝を勝ち取るには、避けることができない試練です。

 選手全員が、これまでのトレーニングで積み重ねてきた成果を出し切って、乗り越えてほしいです。

 頑張れ!浦和レッズ!!

(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ

【Jリーグ観戦記】『鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ』(’13 第29節)

 10月19日の土曜日。関東は朝から雲の多い、すっきりしない一日。
 午後からは小雨もぱらつき、風も冷たく、薄手の長袖だと肌寒い気候となりました。

 この日、JリーグJ1の第29節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、デイゲームで、アウェイ・カシマスタジアムで鹿島アントラーズと対戦。

 浦和は前節、大宮アルディージャに快勝し、4試合ぶりの勝ち点「3」を獲得しました。
 前節の勢いそのままに、強敵・鹿島を敵地で倒して、優勝戦線に踏みとどまりたいところ。

 鹿島は現在リーグ戦3連勝中と、上位のチームを猛追中です。
 3位浦和と勝ち点差「1」の4位まで順位を上げてきています。
 今季無敗のホームで浦和を叩いて、優勝に望みをつなぎたいところでしょう。

 浦和のスタメンは前節から変更ありません。現時点でのほぼベストのメンバーが揃いました。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。
 
 立ち上がり、アウェイの浦和がボールポゼッションに勝り、ゲームの主導権を握ります。
 両サイドを起点に攻めこんで、鹿島ゴールを脅かす場面がたびたびありました。

 鹿島は、4バックの最終ラインを高くし、陣形をコンパクトにして、かなり厳しいプレッシャーを掛けてきます。
 中盤でボールを奪ってからの、鋭いカウンターが狙いです。
 ある程度、浦和にボールを回されることは、想定内ということでしょうか。

 20分の浦和、右からのコーナキックを得ます。
 キッカーの柏木君の左足からのボールにゴール前にニアで合わせたのは那須君でした。
 那須君は、ジャンプ一番、ヘディングで叩きつけたボールは、見事鹿島ゴールを捉えました。1−0、浦和が先制点を奪います。
 
 那須君、マーカーを背後から抑えこんで、絶妙なタイミングでジャンプしましたね。
 これで今季のリーグ戦8得点目。しかも、競った場面での貴重なゴールばかりです。
 那須君の空中戦での強さは浦和のセットプレーに欠かせない貴重な得点源となっています。
 ディフェンダーとして、上背はそれほどあるわけではありませんが、相手との駆け引きが抜群に上手いですね。
 本当に頼りになる選手です。

 先制点を奪って、精神的に余裕ができたのでしょう。
 浦和のパスが、さらにスムーズに回るようになってきました。

 逆に鹿島は、焦りとイライラからか大事な場面でパスが繋がらずに、なかなか攻撃の形が作れません。

 前半も残りがわずかになったところで、浦和にアクシデント発生です。
 プレー中に腰を負傷した柏木君がプレー続行不可能となります。

 43分、浦和は1枚目の選手交代のカードを切ります。
 柏木陽介選手に代わって、マルシオ・リシャルデス選手が入ります。
 マルシオは、そのまま2シャドーの一角に入っています。

 前半はそのまま1−0で浦和リードで終了です。
 
 前半のシュート数は、浦和が5本に対し、鹿島が6本とほぼ互角です。
 しかし、終始ボール支配率で上回り、自分たちのスタイルを出していたのは浦和の方でした。
 スコア通り、浦和が優勢に試合を進めた前半。
 鹿島は、プレッシャーをかけ続けたものの、なかなか中盤でボールを奪うことができず、カウンターも不発でした。
 浦和は、前半同様、ボールを支配しながら左右から揺さぶって、鹿島の焦りを誘い追加点を奪いたいところです。
 
 後半開始。
 
 浦和がボールを支配し、優位に展開する流れは、前半と変わらずです。

 60分、鹿島のダビ選手がこの試合2枚目のイエローカードをもらい退場となります。
 ダビ選手は、前半からマーカーの森脇君と度々やりあっていて、エキサイトする場面が多く見られました。
 この大一番に水を差す結果となってしまいました。
 
 一人多くなってさらに有利になった浦和は攻勢を強めます。

 71分の浦和、左サイドでボールを受けた元気が、ドリブルで鹿島陣内を切り裂きます。
 中央に切れ込んでいき、最後は右足で強烈なミドルシュート。グラウンダーのボールが鹿島ゴールの右隅に突き刺さりました。2−0、浦和が突き放します。
 
 ユニフォームの胸のエンブレムにキスをし、サポに向かって喜びを爆発させる元気。
 左サイドから中央に切れ込んで、右足でシュートを放つ元気のお得意の得点パターンに持ち込みました。
 ディフェンダーを引きつけ、元気のシュートコースを空ける動きをした興梠君も見事でした。
 
 2点リードし、試合をそのまま終わらせたい浦和は相次いで選手交代のカードを切ります。
 79分、森脇良太選手に代わり、坪井慶介選手。83分、興梠慎三選手に代わり、関口訓充選手。
 
 ピッチを後にする二人は、この試合すでにイエローカードを1枚ずつもらっています。
 もう一枚もらって退場となることを防ぐ危機管理のための交代という意味合いもあるでしょう。

 坪井君はそのまま右ストッパーの位置に、関口君が右WBの位置にそれぞれ入ります。

 2点リードした上に、人数的にも有利な浦和は、余裕を持って鹿島陣内でボールを回していきます。無理はしません。

 87分の鹿島、浦和ゴール前、大迫選手が高くバウンドしたボールをボレーで合わせ、ゴールネットを揺らしました。2−1、鹿島が追いすがります。
 大迫選手の身体能力の高さを示す素晴らしい得点でした。

 ロスタイムは5分。カシマスタジアムに「We are Reds」の大歓声が響き渡ります。
 さらに「Pride of URAWA」の大合唱がひたすら鳴り響きます。

 サポの強烈な後押しを受けて力を得た浦和が鹿島の反撃を振りきり、このままタイムアップ。
 結局、試合は2−1で浦和の勝利に終わりました。
 
 スコアこそ最小得点差でしたが、内容的には浦和の圧勝といえるものでしたね。
 勝敗を分けたのは、「冷静さ」でした。

 この日の主審は、接触プレーでのファールをあまり取りませんでした。
 そのせいもあって、両チームの選手が判定に対してイラつく場面がたびたび見られましたが、鹿島の選手の方がより冷静さを失ってしまっていました。
 特に、浦和が先制点を奪った後に顕著に表れましたね。
 
 厳しいチェックと読みで、相手のパスコースを塞いでカウンターを許さなかったボランチも含めた浦和ディフェンダー陣。
 彼らの粘り強さが最大の勝因です。最後は鹿島を自滅に追い込みました。
 
 もう一つ挙げたいのは、元気の成長です。
 前節の大宮戦に引き続いて、この日も試合を決定づける2点目を叩き出しました。
 一番欲しいところで点を決めるのがエースです。元気は「真のエース」に向けて、また一歩近づいている印象です。
 最近は、試合中にイライラを爆発させることもほとんどなくなりましたし、守備でも積極的なプレーが目立ちます。
 こだわりのある得点も、自身初めてシーズン10点の大台に乗せています。
 成長の成果は、しっかり結果にも表れていますね。これからの活躍にも期待したいです。
 
 この日は浦和がチームとして成長していること、成熟度が増していることをはっきり示した一戦でした。
 かつて「鬼門」だったカシマスタジアムで、このような内容の試合で勝ち点「3」を奪えたことが何よりの証拠でしょう。
 
 両チームの選手の皆さん、冷たい雨の中スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん。本当にお疲れ様でした。

 この日の勝利で、首位との勝ち点差は「2」のままですが、順位は2位に上がりました。
 リーグ戦の残りは5試合。いよいよ大詰めです。
 ここからは内容より結果がすべてです。
 一戦一戦がトーナメントのような気持ちで立ち向かわなければなりません。

 出場停止や怪我人でベストメンバーが組めない試合も多くなるでしょうが、ベンチ入りするメンバー全員一丸となって、総合力で勝利を掴んでほしいです。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

 (↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

宜しくお願いします!

スポンサーリンク
訪問者数
カテゴリーツリー
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ご意見はこちらから
何でも結構です。お気軽にコメントして下さいね!

名前:
メール:
件名:
本文:

Jリーグ順位表
カレンダー+最終更新日
01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -
全記事表示リンク
Google 検索はこちら!

Google

WWW検索 ブログ内検索

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
試合予定と結果
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。