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【Jリーグ観戦記】『FC東京 vs 浦和レッズ』(’15 2nd 第15節)

 10月24日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第15節。
 浦和レッズは、FC東京とアウェイ・味の素スタジアムにて対戦。

 浦和は前節、ガンバ大阪相手に競り負け、痛い星を落としました。
 ここ2試合勝利から見放され、年間最多勝ち点獲得に黃信号が灯りました。
 これ以上の足踏みは許されません。

 対する東京は、前節、湘南ベルマーレ相手に競り負けました。
 こちらも、チャンピオンシップ出場に向けて、負けられません。

 最多勝ち点争いの2位と3位の直接対決。
 今季を占う重要な一戦にふさわしい熱戦を期待しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 那須 槙野
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 興梠 武藤
 FW:ズラタン


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に興梠君、左に武藤君。1トップにズラタン。

 東京の最終ラインは4バック。中盤もしっかり引いてゴール前を固めます。
 選手間の間隔を密にし、ボールサイドに人数をかけます。
 攻撃は、ボールを奪ってからの速攻が主体。
 サイドに素早く展開し、正確なクロスからテクニカルな2トップを活かします。

 立ち上がりから、アウェイの浦和がボールを支配し、押し気味に試合を進めます。

 11分の浦和、左サイド槙野君のロングフィードから宇賀神君が最終ライン裏のスペースに抜け出します。
 ディフェンダーを振り切り、ゴールライン際から左足でふわりとしたセンターリング。
 相手ゴールキーパーがなんとか触りますがクリアが小さく、こぼれ球がゴール前に詰めていた柏木君の足元へ。
 柏木君、至近距離から思い切り左足を振り抜いてシュート。
 ボールは、見事、ゴールネットに突き刺さりました。1-0、浦和が先制します。

 浦和は、気落ちした東京に追い打ちをかけて、さらに攻め込みます。

 14分の浦和、右サイドを突破した関根君からパスを受けた柏木君が、逆サイドの武藤君へ横パス。
 武藤君、右足ダイレクトで振り抜き、ゴール右上を狙ったコントロールショット。
 ボールはゴールマウスに吸い込まれ、右サイドネットに収まりました。2−0、浦和が突き放します。

 しかし、東京も反撃します。
 17分の東京、米本選手からスルーパスを受けた東選手がドリブルで右サイドを突破。
 東選手、ライン際の角度のないところから右足でシュート、西川君のニアサイドを抜いてゴールネットを揺らしました。2−1、東京が追撃します。
 
 27分の浦和、左サイド宇賀神君からパスを受けた武藤君。
 ドリブルで持ち上がり、逆サイドの関根君へグラウンダーのパス。
 関根君は、ドリブルでカットインし、右足でシュート。
 このボールは、相手ディフェンダーに阻まれますが、こぼれ球が再び関根君の足元へ。
 関根君、ダイレクトで右足を思い切り振り抜きシュート。
 グラウンダーのボールが相手ゴールキーパーが伸ばした手をかすめて、ゴール左隅に吸い込まれました。3−1、浦和が再び突き放します。

 その後も、中盤でボールを奪い合う両チーム。
 攻守が目まぐるしく入れ替わり、ショートカウンターの打ち合いとなりますが、お互いの守備陣が踏ん張って得点は動かず。

 結局、前半はそのまま3−1、浦和のリードで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が5本、東京が3本。
 スコアやシュート数が示すように、浦和が押し気味の45分でした。
 浦和の両ワイドがフリーになる場面が多く見られました。
 浦和の選手たちは、東京の守備システムの弱点を見逃しませんでしたね。
 両サイドを起点に、何度もチャンスを作り出しました。
 後半、東京は前掛かりに攻めてくることでしょう。
 気持ちで受けに回らず、前半のいいリズムのまま、早めにとどめの1点を奪ってしまいたいところ。

 後半開始。

 前半同様、ボール際で激しくせめぎ合う両チーム。
 中盤が間延びしたぶん、ゴール前での迫力のあるシーンが増えていきます。

 62分の浦和、中央の槙野君から武藤君を経由し、ゴール前のズラタンへ。
 ポスト役のズラタンは、ダイレクトで再び槙野君に落とします。
 フリーで受けた槙野君、右足ダイレクトで狙いすましたシュート。
 ボールは見事ゴールネットを揺らしました。4−1、浦和が決定的な得点を奪います。

 点差が3点に開いたところで、浦和は1人目の選手交代を行います。

 71分、ズラタン選手に代わって李忠成選手が入ります。
 李君は、そのまま1トップに。

 74分の東京、左サイドをえぐった太田選手が左足でセンターリング。
 このボールにゴール前の高橋選手がジャンプ一番、頭で合わせます。
 強烈なヘディングシュートを放ち、ゴールネットを揺らしました。4−2、東京が追いすがります。

 この1点でスタジアムの雰囲気が大きく変わります。
 ホームの大声援を受け、東京が攻勢に出ます。

 2失点目を見届けたミシャ、両ワイドを替えて中盤を活性化し、流れを引き戻そうとします。

 75分、宇賀神友弥選手に代わって梅崎司選手。
 78分、関根貴大選手に代わって平川忠亮選手。

 梅崎君は左ワイドに、平川君は右ワイドにそれぞれ入ります。
 しかし、東京に傾いた流れを引き戻せません。

 攻勢を続ける東京。 
 84分の東京、右からのコーナーキックを得ます。
 キッカーは太田選手。左足から放たれた正確なボールがゴール前中央の高橋選手の頭へ。
 高橋選手、ヘディングシュートを狙いますが、西川君と交錯して阻まれます。
 しかし諦めず、体勢を崩しながらも、足元にこぼれてきたボールを右足で押し込みました。4−3、東京がさらに追撃します。

 この1点でますます勢いづいた東京は、捨て身の攻撃で、浦和ゴールに襲いかかります。
 一方の浦和は、全員が自陣に引いて守りきる覚悟です。

 アディショナルタイムは4分。
 スタジアムの浦和サポからは、「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こり、選手たちを強烈に後押しします。
 90+4分の東京、左サイドから、東選手が強烈なシュートを放ちます。
 ボールは枠をとらえましたが、西川君が横っ飛びで弾き出し、チームを救います。

 東京の猛攻をなんとかしのぎ切った浦和。
 試合終了のホイッスルが鳴り、4−3で浦和の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が8本。東京が13本。
 両チームの意地とプライドがぶつかり合った熱戦。
 迫力のある点の取り合いは、浦和が決定力の差でわずかに上回り、勝利を収めました。

 90分の中で、試合の流れが大きく変わり、とても劇的な一戦でした。
 前半は、浦和が東京のシステムの不備を突いて、リードを広げる展開。
 後半は、逆に陣形を立て直した東京が、一方的に攻め続ける展開が続きました。

 試合の流れが変わったターニングポイントは、浦和の4点目。
 点差が3点に広がったことで、浦和の選手たちに「これでもう大丈夫」と、気の緩みが生じたのでしょう。
 わずかなスキを東京につけ込まれて、反撃を許してしまいました。

 加えて、ズラタンをベンチに下げたことが、火に油を注ぎました。
 浦和は、前線でボールをキープできなくなり、完全に自陣に押し込まれる形に。
 イエローカード累積がリーチのズラタンを温存する意図の交代でしたが、完全に裏目に出ました。

 ズラタンは、久しぶりのスタメンでしたが、最前線での存在感の大きさは、やはり抜群です。
 東京は、人数をかけてズラタンを封じようとしましたが、それでもしっかり足元にボールを収めて、攻撃の起点として機能していました。
 時折みせた裏への飛び出しにも、鋭いものがありました。

 前半の浦和は、両ワイドがかなり余裕を持ってプレーし、得点を奪うことができました。
 それもズラタンがゴール前で複数のディフェンダーを背負ってくれていたおかげです。
 得点こそなかったものの、『影のMVP』といえる活躍ぶりでした。

 残り30分で3点差、「勝負あり」と誰もが思ったそのときから、“ドラマ”がはじまりました。
 楽勝ムードが一転してヒヤヒヤの展開へ、終わってみればわずか1点差の辛勝。
 サッカーというゲームの怖さ、面白さを改めて感じさせてくれる一戦でした。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、2週間後の土曜日、川崎フロンターレとホーム・埼スタで対戦します。
 泣いても笑っても、リーグ戦はあと2試合。
 浦和にとって両方ともホームで戦えるのは、大きなアドバンテージですね。
 どちらも勝利して、年間最多勝ち点を争う広島の結果を待ちたいところ。

 終盤に大失速して優勝を逃した昨年、一昨年の悔しさを誰よりも感じているのは、選手たちです。
「今年の浦和は、今までと違う」
 選手たちは、それを勝利という結果を出し、自ら証明しました。
 チャンピオンシップも含めた残り試合もすべてを出し切ってほしいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!


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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs FC東京』(’15 1st 第12節)

 5月16日の土曜日。関東は、一日曇り空。
 午前中には残っていた雨も午後にはやみ、風が涼しく比較的過ごしやすい一日になりました。

 この日、J1リーグ・1stステージの第12節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、デーゲームでFC東京と、ホーム・埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は、前節、ベガルタ仙台との壮絶な打ち合いを引き分け、アウェイで貴重な勝ち点1を獲得しました。
 開幕からの無敗記録も「10」まで伸び、首位をひた走ります。

 対する東京は、前節、鹿島アントラーズとの接戦を落とし、痛い黒星を喫しました。
 リーグ戦での連勝は、4でストップ。順位も2位のまま、半歩後退です。

 両チーム勝ち点差は「1」。浦和はACLの日程の都合上、消化試合が1試合少ないです。

 今季の優勝を占う、中盤戦の大きなヤマ場です。
 そんな試合にふさわしい、緊張感のあるハイレベルな戦いを期待しましょう。
 
 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 李 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に李君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 試合は早々に動きます。

 5分の浦和、中央でボールを受けた興梠君が左サイドの宇賀神君にパス。
 宇賀神君、ワントラップして最終ラインと相手ゴールキーパーの間のスペースに絶妙な左足クロスを送ります。
 このボールに李君が飛び込み、右足でコースを変えてゴールネットを揺らしました。1-0、浦和が先制します。

 李君、オフサイドぎりぎりの飛び出からの見事なゴール。
 つねに裏のスペースを狙って動いている李君らしい得点でした。

 東京の最終ラインは4人がフラットに並ぶ形。
 選手間の距離を短く保って中央を厚くし、サイドの攻撃にはライン全体がスライドして対応します。

 東京は、最終ライン前にアンカーを1人置いていますが、両サイドのスペースが埋めきれません。
 浦和がその東京守備の弱点をしっかり突きます。
 ロングフィードやサイドチェンジを多用し、素早くサイドに展開してチャンスを量産します。

 混乱気味の東京は、選手交代とシステム変更でこれに対応します。
 28分、三田啓貴選手に代わって高橋秀人選手。

 高橋選手はボランチに入り、アンカー1人からボランチ2人のシステムに変更。

 この選手交代で、東京はやっと落ち着きを取り戻します。
 その後は一進一退の攻防、激しい中盤でのプレスの掛け合いとなります。

 42分の浦和、中央の興梠君がクサビとなり左サイドの宇賀神君に落とします。
 宇賀神君、中を確認してファーサイドにクロスボールを送ります。
 このボールに関根君が詰めたのは関根君。
 右足ダイレクトのシュートが相手ゴールキーパーのニアサイドを抜いてゴールに突き刺さりました。
 2−0、浦和が突き放します。

 関根君、ボールの弾み際を叩く難しいシュートでしたが、上からかぶせてうまくコントロールしましたね。
 ナイスシュートでした。
 宇賀神君、ゴール前中央には浦和の選手が3人詰めていましたが、そこを狙わずにファーサイドにフリーでいた関根君にクロスを送りました。
 周りがよく見えていましたね。素晴らしいアシストでした。

 結局、前半は2−0で浦和がリードして折り返します。
 シュート数は、浦和が7本、東京が1本。
 この数字が示す通り、浦和が圧倒した前半。
 サイドでの攻防で優位に立った浦和が、決定機を確実にものにしました。
 東京は、浦和のサイド攻撃に相当手を焼いていましたね。
 システムを変更して対応しましたが、浦和の攻撃を防ぎきれませんでした。

 後半は、点を取らなければならない東京が前掛かりに攻めてくるでしょう。
 浦和は、前半以上に攻撃から守備への切り替えを速くして対応する必要があります。
 逆に、得意のカウンターから勝負を決めてしまいたいところです。

 後半開始。

 47分の浦和、右サイドを突破した関根君が、ゴールライン際からグラウンダーのクロス。
 ニアサイドに詰めていた武藤君が右足ダイレクトで合わせます。
 狙いすましたシュートはゴール左隅に吸い込まれました。3−0、浦和がダメ押しの3点目を奪います。

 関根君の突破力と武藤君の裏に抜けるスピードが重なり合った見事な得点。
 まさに“電光石火”の早業でした。

 この1点は、「これから!」と意気込んでいた東京の選手たちに大きなダメージを与えます。
 点差が3点になったことで、イライラするような場面が目立つようになります。
 
 一方の浦和は余裕の選手交代。
 65分、興梠慎三選手に代わって梅崎司選手。
 68分、森脇良太選手に代わって青木拓矢選手。

 梅崎君はシャドーの右へ。青木君はボランチの一角へ。
 李君が一列上がってワントップへ。阿部君が一列下がって右ストッパーへ。

 74分の東京、左サイド太田選手のクロスに途中出場の前田選手が中央でヘディングシュート。
 ボールは西川君の手をかすめてゴール右隅に決まりました。3−1、東京がようやく反撃します。

 この得点で息を吹き返しかけた東京でしたが、浦和がその反撃ムードに水を差します。

 76分の浦和、右サイド相手陣内でボールを奪った梅崎君が中央に切り込んで、コースを狙ったシュート。
 ボールは左ポストに当ってゴールに吸い込まれました。4−1、浦和が再び3点差とします。

 梅崎君、東京ディフェンダーの不用意なプレーを見逃しませんでしたね。
 果敢にチェックをしてボールを奪いました。さすがです。
 相手ゴールキーパーの位置を確認しながらの冷静なシュートも見事でした。

 浦和は最後の選手交代のカードを使って試合を閉めにいきます。
 80分、宇賀神友弥選手に代わって橋本和選手。

 橋本君は、そのまま左ワイドに入ります。

 再び3点差となり、浦和は、東京にボールを持たせてカウンターを狙う省エネモードのサッカーに完全に切り替えます。
 点差を縮めたい東京は前掛かりにはなるものの、集中力が切れてミスを連発してチャンスすらつくれません。

 アディショナルタイムは4分。
 大量リードを守られた浦和は、東京の攻撃をうまくかわしながら試合をコントロールし、試合終了。
 4−1、浦和の勝利となりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 今季の優勝を争う大一番は、ホームで攻守に相手を圧倒した浦和の完勝に終わりました。

 勝敗を分けたのは立ち上がり。
 開始5分で奪った浦和の先制点がこの試合のターニングポイントでした。

 浦和は、システム的にギャップが生じてできた両サイドの守備の穴を見極めて、徹底的にその弱点を突きました。
 相手に立ち直らせる間を与えずに決め切ったあたりに、今の浦和の強さを感じます。

 4得点はすべて流れの中から、しかもすべて違う選手が挙げたもの。
 サイド攻撃を中心に、ヴァリエーションに富んだ素晴らしい得点ばかりでした。

 1失点はしたものの、守備も素晴らしかったです。
 攻撃から守備への切り替えは相変わらず速く、相手の狙っていたカウンターをほぼ完璧に封じました。
 ここまで選手をローテーションしながらやりくりして、選手たちの疲労を最小限に抑えた成果が出ていますね。

 新しく入った選手たちがなじんで、戦術に多くのオプションが持てるようになったことも大きいです。
 チーム内での激しいポジション争いも、選手たちのモチベーションを上げている大きな要因となっています。
 昨オフの大量補強がここにきてようやく実を結びました。

 攻守の歯車が完全に噛み合った今の浦和。
 監督就任4年目にして、とうとうミシャ・サッカーが花開きましたね。
 あとは「タイトル」という結果を残すだけです。

 浦和はこの日の勝利でホーム戦6連勝。開幕からの無敗記録も「11」に伸びました。
 1試合少ない状態で、2位に勝ち点差4をつける独走状態で突っ走っています。

 眼下のライバルを次々と撃破し、悲願の優勝に向けて視界はさらに開けてきました。
 こうなると、怖いのは油断や慢心だけです。
 勝ち点で大きな差があっても気持ちを緩めず、これまで通り目の前にある一戦一戦を全力で戦ってほしいです。

 スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、週末土曜日に鹿島アントラーズとホーム・埼スタでの戦いです。
 またまた強敵との対戦ですが、気を引き締め直すには絶好の相手です。
 ライバルに強い浦和のサッカーを見せつけて、勝ち点3を勝ち取ってほしいです。

 ファーストステージも残り5節となりました。ここからが本番です。
 選手・スタッフ・サポが一丸となって優勝に向けて突き進みましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『FC東京 vs 浦和レッズ』(’14 第21節)

 8月23日の土曜日。関東は晴れたかと思えば、時おり雨もちらつくなど不安定な一日でした。

 この日、JリーグJ1の第21節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ナイトゲームでFC東京とアウェイ・味の素スタジアムで対戦しています。

 前節、浦和は粘るサンフレッチェ広島を振り切り、再び首位に返り咲きました。

 リーグ戦ここ5試合連続無失点と堅い東京の守備を崩して連勝といきたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 鈴木 阿部 宇賀神 梅崎 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは、啓太と阿部君のコンビ。
 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに興梠君。

 東京は最終ラインに4枚のディフェンスが並ぶ布陣。
 中央はセンターバック2枚とボランチでしっかり固ます。

 中盤でボールを奪ってからのカウンター攻撃が徹底していますね。

 1トップの平山選手にボールを預けて攻撃の起点をつくり、両サイドから鋭い突破を仕掛けます。

 試合は早々に動きます。

 6分の浦和、相手ボールを自陣で奪いカウンター。

 右サイドを平川君がドリブルで持ち上がり、中央の啓太へグラウンダーのパス。

 啓太はダイレクトで左サイドへはたき、梅崎君の足元へ。

 梅崎君、中央へ切り返して相手マークを動かしてから右足でシュート。

 グラウンダーのボールが相手ゴールキーパーの動きの逆をついてゴール左隅に吸い込まれました。1-0、浦和が先制点を奪います。

 梅崎君、中央に切り返す前に、いったん逆側にフェイクを一回入れたことでディフェンダーの動きが一瞬止まりました。
 そのスキを見逃さず、よく打ち切りましたね。

 東京もすかさず反撃します。

 9分、右からのコーナーキック。後ろから走りこんだ高橋選手がニアサイドで頭に当てて角度を変えたボールは西川君の伸ばした手の上を越えて、逆サイドネットの内側を揺らしました。1−1、東京が同点に追いつきます。

 東京はさらに追い打ちをかけます。

 15分の東京、左サイドで平山選手のスルーパスに反応した武藤選手が、最終ラインの裏に飛び出しゴールキーパーと1対1になり、右足でシュート。

 体を投げ出して防ごうとした西川君の脇を抜けてゴールに転がり込みました。1−2、東京が逆転に成功します。

 東京の勢いは止まりません。

 23分、徳永選手のゴール前へのクロスに反応した河野選手が、競り合った森脇君のショルダーチャージを受けて倒されます。

 東京にペナルティキックが与えられます。

 倒された河野選手が自ら決めて1−3、東京が突き放します。

 東京の前線からのプレスが強烈です。

 出しどころに困って後ろでパスをつないでいる浦和の選手たちに容赦なく襲いかかります。

 苦しまぎれに出した前線へのパスを東京の両ボランチ(米本選手、高橋選手)にことごとくカットされ、カウンターを浴びる苦しい展開が続きます。

 浦和は疲れもあるのでしょうか、前線の動きが少ないですね。

 焦れた柏木君がかなり下がった位置でボールを受けて攻撃を組み立てています。

 43分の浦和、左サイド深くまでドリブル突破した興梠君が相手ディフェンスのスライディングで足を引っ掛けられて倒れされます。

 主審の判定はファール。今度は浦和がペナルティキックを獲得します。

 キッカーは興梠君。右足でゴール中央に蹴り込みました。2−3、浦和が追い上げます。

 この1点は大きいです。後半に望みをつなぐことができました。

 前半は2−3のまま、東京のリードで折り返します。

 浦和は前半だけで3失点。
 ここまでの堅守からは考えられない低調さでした。

 中途半端な位置でボールを奪われては、ショートカウンターを浴びて浅い最終ラインの裏をとられる悪いときのパターンにはまってしまいました。

 簡単なパスミスやオフサイドの取り逃しなど、集中力を欠く場面も目立ちましたね。

 3点はとられましたが、まだ1点差。
 勝つチャンスは十分に残っています。

 気持ちを入れなおして後半に臨んでほしいです。

 後半開始。

 サポの気持ちが通じたのか、立ち上がりから浦和が前掛かりに攻め続けます。

 前線にボールが収まるようになり、攻撃に厚みが出てきました。

 60分の浦和、左サイドでオーバーラップした槙野君が東京の守備を強引にこじ開けて左足でシュート。

 相手ディフェンダーのブロックされますが、跳ね返りを梅崎君が拾いすぐさま右足でシュート。

 これも相手にブロックされますが、そのこぼれ球が中央にしぼっていた平川君の足元へ。

 平川君、スライディングしながら左足で合わせてシュート。

 回転のかかって弧を描いたボールが右のサイドネットに吸い込まれました。3−3、浦和がついに同点に追いつきます。

 選手たちの気迫のこもった波状攻撃でした。

 平川君、難しいバウンドでしたがよくダイレクトで合わせましたね。気持ちでねじ込んだゴールでした。

 しかしそのすぐ後、東京に一瞬のスキを突かれてしまいます。

 64分の東京、左サイドで横パスを受けた武藤選手が中央に切れ込みながら右足でシュート。

 マークについていた槙野君の足下を抜けたボールがゴール左隅に吸い込まれました。3−4、東京が再び突き放します。

 何とか追いつきたい浦和は、攻撃的な選手を立て続けにピッチに送り込みます。

 71分、平川忠亮選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手が入ります。
 78分、宇賀神友弥選手に代わって李忠成選手が入ります。

 マルシオと李君は2シャドーの位置に入ります。
 森脇君が右WB、梅崎君が左WB、阿部君が右ストッパー、柏木君がボランチへそれぞれスライドしています。

 なりふり構わず点を取りにいく、超攻撃的なオプションですね。

 そんな浦和の勝利への執念が実ったのは80分。

 東京陣左サイド深く、ヘディングのこぼれ球を拾おうとした李君の腹部に相手ディフェンダーの膝が入ります。

 審判の判定はファール。浦和はこの試合2回目のペナルティキックを獲得します。

 李君が自ら左足で豪快に蹴りこんで4−4。再び浦和が同点に追いつきます。

 李君、プレッシャーのかかる場面でしたが、古巣から強烈なブーイングにも動じることなく冷静に決めました。

 83分、浦和は最後の選手交代。

 梅崎司選手に代わって関根貴大選手が入ります。

 関根君はそのまま左WBに入ります。

 その後も両チームが攻撃を繰り出しますが、得点には至りません。

 アディショナルタイムは5分。

 スタジアムの浦和サポからは「Pride of URAWA」の大合唱が始まります。

 サポの声援が選手たちを強烈に後押ししますが、あと一歩及ばず、試合終了のホイッスル。

 試合は4−4の引き分けに終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 内容はともかく、スリリングで手に汗握る熱戦でした。

 両チーム4点ずつを取りあう大乱打戦は、まるで花火大会のようなでした。

 東京は浦和のサッカーを十分に研究していました。

 両翼の2人(武藤選手、河野選手)は浦和の“アキレス腱”ともいえる高い最終ラインの裏のスペースをつねに狙っていました。

 前線からのプレスも徹底していましたね。
 最終ラインから出た苦しまぎれのパスを出させて、両ボランチを中心にパスの受け手を挟み込んでボールを奪っていました。

 ボールを取りにいくポイントがチームで徹底されていたのでしょう。
 とくに前半、浦和は起点となるクサビのボールをほとんど入れることができませんでした。

 体力の落ちた後半にプレスが緩み、浦和がなんとか盛り返して同点に追いつくことができましたが、本当にきわどい勝負でした。
 
 浦和はもちろん、反省すべきことは反省して次節以降に生かさなければなりません。

 それはそれとして、一時は2点差をつけられていた試合を負けなかったことはポジティブに考えたいですね。

 この日勝ち点積み上げた勝ち点「1」は非常に価値があります。
 おかげで浦和は首位をキープすることができました。

 どんなに苦しい状況に追い込まれても、諦めずに勝ち点を積み上げられたのは、チームとして大きく成長した証拠です。

 勝ち点という「結果」が問われるこれからの時期。

 今日のような強いメンタリティを持って戦えることは、大きなアドバンテージになります。

 長期離脱していたマルシオも戻ってきました。

 混戦となった優勝争いがますます楽しみになりますね。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運ばれた方々、本当にお疲れ様でした。

 次節は大宮アルディージャとのさいたまダービーです。

 ダービーに順位やチーム状況は関係ありません。絶対に負けてはいけない試合です。
 相手も普段以上の力を発揮するでしょう。油断は禁物です。

 全力で戦い、取りこぼさずに勝ち点「3」をゲットしましょう。

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs FC東京』(’14 第11節)

 5月3日の土曜日。関東はすっきりした青空が広がりました。
 日差しは強く気温も高めですが、湿度が低くカラッとして過ごしやすい一日でした。

 この日、JリーグJ1の第11節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、デーゲームでFC東京とホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。

 浦和は前節、横浜・F・マリノスとの接戦を制しました。
 ホームで連勝し、勢いに乗ってワールドカップの中断まで突き進みたいところ。

 対する東京は、前節名古屋との接戦を落としましたが、公式戦ここ6試合で4勝2敗と上り調子です。
 新監督の戦術がここにきて浸透してき感じですね。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 永田 
 MF:梅崎 柏木 阿部 宇賀神 興梠 
 FW:李

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、永田君。ボランチは、柏木君と阿部君のコンビ。
 WBは右に梅崎君、左に宇賀神君。2シャドーは、興梠君と元気。1トップは、李君。

 4分の浦和、中央の興梠君が右サイドに流したボールを梅崎君がフリーで受け、そのままドリブルで持ち込みシュート。
 右足から放たれたボールはゴールの枠を捉えましたが、ゴールキーパーが左足で弾き出します。

 東京の守備は、マンツーマン気味の5バック。
 立ち上がりから、前線の3トップが浦和の最終ラインに積極的にプレッシャーをかけてきます。

 東京の攻撃は、中盤で浦和のパスをカットして、シンプルにゴール前の選手に合わせる速攻がほとんど。

 東京の前からの圧力に少し戸惑い気味の浦和でしたが、15分過ぎから落ち着きを取り戻し、いつものポゼッションサッカーが顔を出します。

 17分の浦和、カウンターからセンターサークル付近でボールを受けた元気が単騎でドリブル突破。
 ディフェンダーを引きずりながら、少し遠目の位置から強引に右足で強烈なシュートを放ちますが、ポストの外。

 両チームとも、中盤での球際の攻防が厳しいですね。
 攻守がめまぐるしく入れ替わり、カウンターの応酬となります。

 37分の東京、ペナルティエリアの少し外でボールを受けた渡邉選手が、反転して右足で強烈なシュートを放ちますが、ボールはポストをかすめて外へ。

 結局、前半は、0-0のスコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和4本に対し、東京が5本。
 ボール支配率では浦和が東京を完全に上回りましたが、決定機の数はほぼ同数、内容的に五分五分といえる前半でした。

 東京は、ディフェンスラインを深く引き、浦和をおびき出して、中盤で守備の網にかける作戦。
 そこから手数をかけずに、決定力のあるフォワードに預けてフィニッシュに持ち込んでいました。
 
 浦和は、東京の守備の網をかいくぐるための工夫が必要ですね。
 最終ラインから前線へどうやってボールを運び、攻撃の起点をつくるのか、注目したいです。

 後半開始。

 立ち上がり、ルーズボールへの反応の速さで勝る東京が試合の主導権を握ります。

 51分の東京、徳永選手が強烈な左足シュートを放ちますが、ボールは左ポストを叩きます。
 浦和としては、ヒヤリとした場面でした。

 その後も東京がボールを持つ時間が長くなり、試合を支配する展開が続きます。

 浦和は、東京の出足の鋭い守備にパスの精度を狂わされ、攻撃のリズムがつくれない苦しい時間帯です。
 
 不利な状況をなんとか打開したいミシャは、次々に選手交代のカードを切ります。

 64分、梅崎司選手に代わって関根貴大選手。
 73分、森脇良太選手に代わって鈴木啓太選手。

 関根君はそのまま右WBの位置へ。
 阿部君が右のストッパーへ、啓太がボランチの一角へ。

 中盤にフレッシュな選手を入れことで、浦和が徐々に押し戻し、試合は一進一退の膠着状態となります。

 こういう状況になると、試合を決めるのはセットプレーからの一発。

 79分、浦和は、左サイドのコーナーキックを得ます。
 キッカーの柏木君の左足から放たれたボールが、ニアサイド飛び込んできた阿部君の頭にドンピシャリ。
 見事、強烈なヘディングシュートをゴールネットに突き刺しました。1-0、浦和が先制します。

 阿部君、マークするディフェンダーをうまく外してのシュート。見事でした。
 上背はありませんが、本当にヘディングが強いです。ポジショニングとタイミングの取り方がうまいのでしょう。

 84分、浦和最後の選手交代のカードを切ります。
 原口元気選手に代わって濱田水輝選手。
 
 85分の東京、米本選手が右足で強烈なミドルシュートを放ちますが、ゴール前の宇賀神君が左足を伸ばしてなんとかクリア。事なきを得ます。

 後半のアディショナルタイムは6分。

 ゴール裏の浦和サポから「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こります。

 サポの後押しを受けた浦和は、東京の攻撃を落ち着いてしのいで、そのまま試合終了のホイッスル。

 1-0で浦和が勝利を収めました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆  

 またしても最小得点差の試合。
 内容的には、どっちに転んでもおかしくない、際どい勝負となりました。

 自分たちのやりたいことをやり切ったという意味では、東京に軍配が上がります。

 東京は、浦和の前線の5人を自由にせず、さらに最終ラインにプレッシャーをかけつづけることで、パスの受け手と出し手を分断させることに成功しました。

 浦和は、前線に起点をつくれず、得意のピッチを広く使った攻撃ができなくなったことで、手詰まりになり、カウンターに活路を見いだすしかなくなってしまいました。
 
 結局、中盤での球際のぶつかり合い、カウンターの応酬という東京のスタイルにお付き合いせざるを得ない状況に追い込まれましたね。

 浦和の勝因は、なんといっても守備です。

 ゴールキーパーの西川君を中心に、最終ラインの安定感は抜群でした。
 前線の選手たちも、手を抜くことなく、ボールに対してプレッシャーを掛け続けました。

 相手に打たれたシュートの数は13本、与えたコーナーキックの数は7本。
 それでも失点しなかったのは、全員が体を張って相手の攻撃を水際で食い止めた証しといえます。

 これで2試合連続で1-0での勝利、しかも、セットプレーから奪った得点を守り切ってのもの。
 こういうタフな試合で勝ちを拾っていけるチームが本当に強いチームです。

 どんなチームも、毎試合自分たちのやりたいサッカーをさせてもらえるわけではありません。
 自分たちのスタイルを封じられたとき、それでも相手ゴールをこじ開ける力があるかないかが、勝ち点の差として表れます。

 浦和のこのような勝ち方は、昨季では考えられないものですね。
 チームとしての成長を感じさせてくれます。

 それにしても、ホーム2連勝の立役者、柏木君の充実ぶりには目を見張ります。

 プレスキッカーとしての好調さは、言うに及びませんね。
 浦和の攻撃時のシステム、4−1−5の「1」のポジションで、最終ラインと前線のつなぎ役をしっかりこなし、守備でも豊富な運動量で相手ボールを追い続けました。

 得点につながったコーナーキックも、柏木君がドリブルで一人で持ち込んでシュートを打って獲得したものでした。

 縦横無尽の大活躍。まさに「浦和の太陽」の面目躍如ですね。
 これからもピッチの真ん中で輝き続けてほしいです。

 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 
 上位陣がそろって勝利を逃したことで、浦和が11節終了時点で首位に立ちました。
 シーズンはまだ3分の1が消化した時点なので、順位を気にする段階ではありませんが、うれしいものですね。

 先はまだまだ長いです。本当の勝負はこれからです。

 リーグ戦はワールドカップ中断まで残り3試合。全部勝って、気持よく後半戦につなげたいですね。

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【Jリーグ観戦記】『FC東京 vs 浦和レッス』(’13 第25節)

 9月14日の土曜日。日中は晴れ間が多く、この時期にしてはかなり暑さを感じる一日でした。台風が近づいていることもあって湿度も高めでしたね。
 
 この日、JリーグJ1の第24節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、夕方のゲームでFC東京とアウェイ・国立競技場で対戦。

 浦和は、前節、アルビレックス新潟に競り勝って、首位と勝ち点差「1」まで迫っています。
 相性のいい東京から勝ち点「3」を奪い、勢いに乗りたいところです。
 東京は、前節、サンフレッチェ広島との競り合いを制しています。
 同じく優勝争いをしている浦和を倒して連勝を飾り、上位進出に望みをつなぎたいところ。
 
 浦和のスタメンは前節から変更あり。マルシオ・リシャルデス選手と鈴木啓太選手に代わって原口元気選手と山田暢久選手が入っています。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。
 啓太のいないボランチの一角には那須君。暢久は3バックの中央に入っています。

 試合は早々に動きました。
 8分、東京が右サイドの少し遠い位置でFKを獲得。
 キッカーの太田選手が左足で蹴ったボールに頭で合わせたのは、DFのチャン・ヒョンス選手でした。
 マーカーの前にうまく体を入れて、長身から叩きつけるような強烈なヘディングシュートを決めました。0−1、東京が先制点を奪います。

 この1点で目を覚ました浦和。
 ボールをリズムよく回して、サイドを中心に東京ゴールを目指して攻め続けます。

 12分の浦和、クリアボールを拾った槙野君がドリブルで切れ込んで右足でシュートを打ちますが、惜しくもバーの上を越えていきました。

 27分、相手のクリアミスを拾った興梠選手が少し遠い位置から右足でミドルシュート。これもわずかにバーの上でした。
 
 しかし、次の1点も東京に転がりこみます。
 36分、再び右サイドでFKを得た東京。よりゴールに近く、角度のない位置からでした。
 キッカー東選手の右足から放たれたボールが、DFの森重選手の頭にドンピシャのタイミングで合いました。0−2、東京が突き放します。
 シュート自体も素晴らしかったですが、マークが完全にはがされて、ほぼフリーで打たれてしまいましたね。

 44分、ゴール前で興梠君がクサビとなり、ゴール前の柏木君に絶妙なラストパスを送ります。
 柏木君、左足ダイレクトで振り抜きましたがジャストミートせず、相手ゴールキーパーに難なくキャッチされます。
 結局、前半は0−2。東京リードで折り返します。
 
 前半のシュート数は浦和が6本、東京が4本。
 攻撃の形がしっかりできていたのは浦和の方でした。決定機の数やボールの支配率でも浦和が上回っていました。
 東京はチャンスらしいチャンスは、得点につながった2回のセットプレーのみ。
 少ないチャンスをことごとく決めた東京と、チャンスを逃し続けた浦和。
 その差が得点差として表れてしまいました。
 浦和としては、前半のよい流れを引き継いで、早い時間帯で追撃の1点を奪い、反撃体制を整えたいところです。

 後半開始。
 
 後半に懸ける気持ちの差か、浦和が一気にペースを握ります。
 
 51分の浦和、ゴール前ほぼ中央で相手ファールを誘い、FKを得ます。
 キッカーは柏木君。左足から放たれたボールは、ふわりとした浮き球。
 このボールにゴール前で合わせたのは槙野君でした。
 絶妙のタイミングでジャンプし、首を左に振りながらヘディング。
 コースを狙ったボールがゴールネットを揺らしました。1−2、浦和が追い上げます。
 槙野君、マーカーを抑え込みながら、合わせるのが難しいボールをよくコントロールしました。
 
 さらに攻撃の手を緩めない浦和。

 53分、右サイドを破った平川君からのセンターリングに、ゴール前ファーサイドで合わせたのはボランチの那須君でした。
 相手ディフェンダーと競り勝って、頭でゴールにねじ込みました。2-2、浦和が追いつきました。
 那須選手、気持ちの入った力強いヘディングでした。相変わらず、ここぞというところで頼りになる選手です。

 浦和が同点に追いついたことで、両チームがさらにヒートアップ。球際でのぶつかり合いも激しさを増します。

 59分の浦和、左サイドをワンツーで抜け出した元気。ゴール前で相手ディフェンダーをフェイントで交わし、そのまま右足でシュートを放ちます。
 しかし、これは相手ゴールキーパーの好守に弾かれ得点ならず。シュートまでの動きは完璧。
 決まっていればスーパーゴールでしたが、最後の詰めが甘かったですね、残念。

 その直後に、今度は東京に決定機。
 62分の東京、スルーパスで抜け出した東選手がゴールキーパーと1対1となります。
 しかしシュートは順大が体を呈して防ぎ、事なきを得ます。

 浦和は1枚目の選手交代のカードを切ります。
 72分、原口元気選手に代わって鈴木啓太選手が入ります。
 啓太はそのまま元気のポジション、2シャドーの一角に入っていますね。
 
 両チーム、攻める姿勢を前面に出して激しくぶつかり合いますが、なかなかゴールが遠いです。

 浦和は終盤に相次いで攻撃的な選手を入れて、最後の勝負を仕掛けます。
 84分、宇賀神友弥選手に代わって梅崎司選手。88分、興梠慎三選手に代わって阪野豊史選手。

 その直後、国立に駆けつけた大勢の浦和サポからは「Pride of URAWA」の大合唱も始まります。
 最後の力を振り絞って戦う選手たちの背中を押します。

 残り時間がほとんどなくなり、「このまま引き分けか・・・」と思い始めた試合終了間際。
 浦和に落とし穴が待っていました。

 90分の東京、右サイドからのFKのチャンスを得ます。
 キッカーは太田選手。左足から放たれたボールがフリーで待ち構えていた途中出場の平山選手に合います。
 平山選手、倒れこむように頭から飛び込んで、ゴールネットに突き刺しました。2−3、東京が土壇場で突き放しました。

 アディショナルタイムは4分。浦和の必至の反撃も実らず、そのままタイムアップのホイッスル。
 試合は2−3で東京が勝利を収めました。
 
 勝敗は抜きにして、両チームの選手たちのこの試合への思いが伝わってくるナイスゲーム。
 ムダにプレーが途切れることもなく、お互いの持ち味を十分に出し合ったレベルの高い試合でした。
 試合展開も含めて、このような試合が増えていけば、Jリーグの試合のレベルも上がっていくでしょう。

 この試合、両チームに入った5点すべてがヘディングでの得点。
 しかも、そのうち4点はセットプレーからのリスタートから生まれた珍しい結果になりました。

 浦和は、3つの失点すべてが同じパターン。
 右サイド(浦和の左サイド)でのセットプレーから長身選手にヘディングで決められてしまいましたね。
 前々からセットプレーでの守備は課題だと言われてきましたが、その弱点がモロに出てしまった一戦でした。
 ヘディングの弱い選手が揃っているわけではありませんし、マークを完全に外されフリーで打たれてしまうことが多いので、戦術的な問題が大きいのではないでしょうか。
 このまま放置してしまうと、優勝争いの致命傷になりかねません。早急の対処を望みたいです。

 敗因をセットプレーの守備のまずさだけに求めるのは簡単です。
 しかし敗因は、別のところにもありましたね。
 それは、決定力の問題。つまり、決めるべきところで決めきれなかったことです。

 浦和はこの試合で2点を取りましたが、どちらもディフェンダーのヘディングでの得点です。
 流れの中での得点チャンスがなかったわけではありません。というより、いつも以上にありました。

 攻撃陣が決定機を逃し続けた浦和に対して、東京も決定機を外し続けましたが、途中交代で入ったフォワードがしっかり結果を出しましたね。
 両チームの勝敗を分けたのは、最後の最後、ほんの少しの差でしたが、その差がすべてだったともいえます。

 終盤戦に差し掛かりつつあるリーグ戦。これからは楽な試合は1試合もないでしょう。
 この試合のように、競った試合の最後の最後で決めきれるか、決めきれないかが最後の順位を決めます。

 今の浦和は相手をゼロに抑えて、最小得点で勝ちを拾うようなチームカラーではありません。
 多少のリスクは覚悟の上、やられたらやり返す。それこそ、倍返しにしてやり返す。そんな攻撃的なチームです。
 実際に、圧倒的な攻撃力でひっくり返して勝ち点「3」を奪った。実際にそんな試合も多かったですね。

 それぞれ絶好の得点機を得ながらも、決めきれなかった前線の3人には猛省してもらい、次節以降の試合に活かしてもらいたいものです。
 少し厳しいかもしれませんが、浦和の攻めの看板を背負っているのならば、こういう厳しい試合で決めてナンボです。
 厳しい声はサポからの「愛のムチ」です。
 「彼らならば、必ずやってくれる」。そう期待しているからこそです。奮起してほしいですね。

 両チームの選手の皆さん、残暑が厳しい中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん。本当にお疲れ様でした。
 残り9試合、優勝を狙う上では、重要でない試合は一つもありません。
 一試合一試合、勝ち点を積み上げて、最後に笑顔でシーズンを終えたいものです。

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs FC東京』(’13 第15節)

 7月10日の水曜日。関東は今日も青空が広がりました。梅雨が明けたばかりの7月の中旬ですが、すでに蒸し暑さは「夏」全開モードです。

 この日、JリーグJ1の第15節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームでFC東京とホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は、前節、ヴァンフォーレ甲府に苦しみながらもアウェイで勝利し、勝ち点「3」をもぎ取りました。
 久しぶりの埼スタで勝って、更に勢いをつけたいところ。

 対する東京は、前節、サンフレッチェ広島に競り負けて、黒星先行となる苦しい戦いが続いています。
 好調の浦和を倒して、浮上のきっかけにしたいでしょう。

 浦和のスタメンは前節から変更ありません。現時点でのベストメンバーです。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。
 
 立ち上がりから、マイボールを丁寧につないで攻撃を組み立てようとする両チーム。
 相手のカウンターを警戒しているのでしょう。
 お互いに牽制しあうジリジリした展開が続くのかと思った矢先に、試合は動きました。

 11分の東京、中盤で浦和の不用意な横パスをカットし速攻へ。浦和の左サイドを崩し、最後は三田選手が中央にドリブルで切れ込み左足シュート。浦和ゴールに吸い込まれました。0−1、東京が先制です。

 ディフェンダーに当ってコースが変わる幸運も手伝いましたが、思いきりのよい見事なシュートが生んだゴールでした。
 浦和としては、やってはいけないミスが出てしまいましたね。暑さで集中力が途切れてしまったのでしょうか。

 東京の守備は4人−4人の2ラインを保ち、しっかり守ってからのカウンターという戦術を徹底していますね。
 特に中央の守備はかなり厳しいです。センターバック2人とボランチ2人が浦和の前線の3人(興梠君、柏木君、元気)をしっかり抑え込んでいます。

 浦和は、攻撃がチグハグでしたが、25分過ぎから徐々に落ち着きを取り戻して攻勢に出ます。

 35分の浦和、柏木君の左サイドからのクロスに興梠君が中央でヘディングシュートを放ちますが、これはゴールキーパーの正面。
 42分、右サイドからのコーナーキック。柏木君の左足センターリングに槙野君が頭で合わせますが、わずかにポストの外。
 ロスタイムには、元気の右足の強烈なシュートが枠に飛びましたが、相手ゴールキーパーに弾かれゴールならず。
 結局、0−1で東京がリードのままハーフタイムへ。

 浦和のシュートは7本、対する東京は5本。
 浦和は東京の統制のとれた守備に四苦八苦し、なかなか攻撃のリズムを作れませんでしたが、時間が経つにつれてパスの精度が上がってきました。
 浦和としては、選手交代のカードを有効に使って、東京にプレッシャーを掛け続けたいところです。
 前半終了間際の良い流れを断ち切らずに、早い時間帯に追いついてしまいたいですね。

 後半開始。
 追いつかなければならない浦和が、前がかりに攻め込んで試合の主導権を握ります。
 
 ここで、「さあ、これから!」と意気込む浦和にアクシデント発生。
 啓太が足を故障し、プレー続行不可能となってしまいました。

 55分、鈴木啓太選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手を投入です。
 マルシオがトップ下、柏木君がボランチに入る攻撃的なオプションに変更です。

 しかし、浦和は不意の選手交代で生じたスキを東京に突かれてしまいます。

 56分、中盤でボールを奪った東京は、浦和のゴール前で細かいパスをつなぎます。
 最後は長谷川選手がフェイクを一つ入れてディフェンダーを交わてから右足でシュート。
 ボールはゴールキーパーのニアを抜いてゴール隅に吸い込まれました。0−2、東京が突き放します。

 65分、渡邊選手の至近距離からのシュートは、順大が弾き出し、ことなきを得ます。

 何とか追いつきたい浦和は、立て続けに両WBを交代します。
 69分に平川忠亮選手に代わって宇賀神友弥選手、74分に梅崎司選手に代わって関口訓充選手が入ります。

 ミシャの意図通り、フレッシュな攻撃的な選手を続けて投入したことで、浦和の攻勢が活性化しました。

 81分、後方からのフィードを元気がダイレクトで前方の興梠君へパス。興梠君はドリブルでペナルティエリアに侵入、左足のシュートが見事にゴールの隅に吸い込まれました。1−2、浦和が追い上げます。

 浦和は追撃の手を緩めません。
 
 86分、元気が左サイドから中央にドリブルで切り込む得意のパターンに持ち込みます。
 右足でシュートを打つと見せかけてから切り返し、マークのディフェンダーを振り切ります。
 シュートコースをこじ開けて、持ちかえた左足から放たれた強烈なグラウンダーのミドルがゴール隅に突き刺さりました。2-2、浦和がとうとう同点に追いつきました。

 逆転を願うスタンドの浦和サポから「Pride of URAWA」の大合唱が始まります。
 アディショナルタイムは5分。
 お互いに攻め合うもゴールは生まれず、試合は2-2の引き分けに終わりました。

 この日の異常な蒸し暑さを考えれば、両チームの勝利に対する気迫が伝わってきた好ゲームでした。
 試合内容から考えても、勝ち点「1」を分け合う結果は妥当でしょう。
 
 浦和にとっては、0−2という苦しい状況から、引き分けに持ち込んだ大きな大きな勝ち点「1」です。

 この試合でもそうでしたが、多くの相手は浦和対策として、両WBをサイドバックがケアし、ボランチとセンターバックで中央を固めて、前線に起点を作らせない守備をします。
 それに対抗して浦和は、単純なクサビのパスだけではなく、相手ゴールに近い位置でダイレクトプレーを組み入れることで、スペースをこじ開けようとしていましたね。
 1点目の興梠君の得点は、それがうまくはまったパターンでした。

 このようなダイレクトプレーは、まだまだ選手の意思の疎通が足りずに成功することは少ないです。
 でも、引いて守られたときの攻撃のバリエーションはたくさん持っているに越したことはありません。
 これからも、失敗を恐れずにどんどんトライしてもらいたいです。

 選手の皆さん、蒸し暑い中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 厳しい猛暑の中の連戦、ここを凌がないと優勝は見えてきませんね。
 コンディションを整えて、選手全員の力でこの試練を乗り越えてもらいたいです。

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プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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