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サッカー・遠藤保仁の「マイペース力」 ~“替えの利かない存在”になるには?~

 スポーツ雑誌「Number」806号の印象に残った記事についてです。

 
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 7/5号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 7/5号 [雑誌]
(2012/06/21)
不明

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 今号は男子サッカー日本代表の特集でした。
 いよいよ2014年にブラジルで開催されるサッカーW杯のアジア最終予選が始まりました。
 日本は3戦を終えて2勝1分けの勝ち点「5」を獲得し、好スタートを切りました。

 初戦で見事な先制のボレーシュートを決めた本田圭佑選手や、イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まった香川真司選手ら“史上最強”との呼び声の高い現在の日本代表を支えるキーマン達のコラムが巻頭を飾っています。

 そんな個性的な実力派が揃うこのチームにおいても、この人の存在はやはり特別です。
 Jリーグ・ガンバ大阪に所属する遠藤保仁選手です。
 代表では、キャプテンである長谷部誠選手と不動のボランチコンビを組んでいます。

 遠藤選手は所属チームでも日本代表でも「替えの利かない選手」と言われて重宝されています。
 プレーが派手で分かりやすい本田選手や香川選手のすごさは、サッカーに詳しくない人が見てもすぐに分かります。
 しかし遠藤選手のすごさは、素人目にはなかなか理解できない部分が多いです。
 それでも、プロとして活躍する同じサッカー選手の目から見ると、遠藤選手のすごさは他とは比較できないもののようです。
 

 「一言でいえばスーパーですかね」と語るのはガンバの同僚、明神智和。
 「ぼくらは味方まで直線コースが見えたら、パスを出します。もう少し上手くいけば、コースを見ずにパスを出す。そこまではできるんですよ。でもヤットは、それができる上にパスコースの近くにいる敵の重心まで見えている。そこで危険を察知したら、パスを出さない。そういう選択もできるんです。」


  「Number 806号」に掲載のコラム 『“替えの利かない男”の謎を解く』 より  熊崎敬:文  文芸春秋社:刊


 目立たないところで、重要な仕事を事もなげにやってのけるのが、一流の仕事人です。常に監督や他のチームメイトから絶大な信頼を寄せられる理由の一つでしょう。

 遠藤選手(ヤット)は1980年1月に鹿児島県の桜島に生まれています。
 桜島は、九州でも指折りのサッカーどころとして知られている場所です。
 校区ごとに少年団があるため、小学3年生になるとそれに加わり本格的にサッカーを始める人が多いとのこと。
 その上サッカーの上手な歳の離れた二人の兄がいるという、日常にサッカーが溢れる恵まれた環境で育ちます。

 遠藤選手は幼い頃、家族でW杯や高校選手権の試合のビデオを何回も観ているうちに試合内容を隅から隅まで憶えてしまい、次の展開を口にするようになったそうです。
 小学校に上がると、みんなが団子のようにボールに群がる中、遠藤選手はひとり外にいて、どこにボールが出てくるのか探っていたといいますから、その頃からやはり「サッカーを理解する力」は桁外れだったといえるでしょう。

 遠藤選手を語る上で外すことができないのは「マイペースな性格」です。
 鹿児島実業高校時代の同級生であった石谷さんは、遠藤選手について以下のように語っています。
 

 「日本代表になることは想像できましたが、ここまでの存在になるとは想像できませんでした。でも、いまのヤットを創り上げたものはわかります。マイペースな性格、これしかないと思うんです」
 石谷はメンタルではなく、性格と表現した。メンタルは自らの意志によって身につけ、制御するもの。だがヤット独特のプレー振る舞いは、メンタルよりも奥深いところから滲み出るようなものだったからだ。


  「Number 806号」に掲載のコラム 『“替えの利かない男”の謎を解く』 より  熊崎敬:文  文芸春秋社:刊


 石谷さんは練習のパートナーであり、遠征のルームメートでもある相棒のような存在でした。その彼にしても、マイペースで飄々とした遠藤選手しか見たことがなかったとのこと。
 荷物はいつもコンパクト。1ヶ月の長期遠征に出かけるときでも、一泊旅行のような身軽さで現れたそうです。
 スパイクまで忘れて左右別々のものを履いたり、人から借りて試合に出たこともあるとのこと。
 

 マイペースで物事に動じないヤットは、大一番に臨んでも原っぱで遊んでいるかのように肩の力が抜けていた。プレッシャーや緊張とは無縁の相棒が羨ましくなり、石谷はあるとき真似をしようと試みた。だが、やるだけ無駄だということが、すぐにわかった。
 「周りの目が気になるし、真似している自分の不自然さが気になって仕方ないんです」
ヤットを知る人々は、ほとんど例外なく彼のことをマイペースと言う。彼のプレーの根底に流れている独特のペース、リズムは、真似しようと思って真似できるものではなかった。


  「Number 806号」に掲載のコラム 『“替えの利かない男”の謎を解く』 より  熊崎敬:文  文芸春秋社:刊


 一流選手は、周りの意見やペースに惑わされない意志の強さを必ず備えていますが、遠藤選手のマイペースぶりは群を抜いています。
 周りの目を全く気にしないからどんな重要な試合でも緊張することなくいつも通りのプレーができるのでしょう。長い期間に渡ってコンスタントに活躍できる理由はここにもあるのでしょう。
 幼い頃にサッカーという競技の「核心」をつかんでしまった遠藤選手は、小さい頃から自分のサッカーに対する信念のようなものが確立していったのでしょう。
 何が自分のプラスになるかを常に考えながら行動していたといいます。だから高校時代も、意味がある練習だと思えば真剣に取り組み、無駄だと思えば隠れて手を抜こうとしたとのこと。
 常に全力でプレーすることが美徳とされる日本のサッカーにおいて、遠藤選手は楽をして勝ちたいと考えていて、自らも常にシンプルに効率性を心掛けてプレーしていたそうです。

 「シンプルに、効率よく」その意識はプロに入ってからも変わることがありませんでした。
 その証拠に、Jリーグで5年間一緒にプレーしたブラジル人、シジクレイ選手は以下のように遠藤選手を評価しています。
 

 「サンガで初めて会ったとき、彼はまだ18歳だった。とても頭のいい選手だと思ったよ。日本人はよく走るけど、彼は少し違った。技術が高いから、彼自身が走らなくても、ボールを走らせてスピーディなサッカーを展開できるんだ。感心するのは、難易度の高いプレーを何気なくやってしまうところ。シンプレ・ボニート(シンプル・ビューティ)なんだ。ファルカンやトニーニョ・セレーゾを彷彿させる司令塔、いまならサントスのようなテクニカルなチームに合うと思うよ」

  「Number 806号」に掲載のコラム 『“替えの利かない男”の謎を解く』 より  熊崎敬:文  文芸春秋社:刊


 彼の飄々として安定したプレースタイルもプレーの正確さやキックの技術の精度の高さも、二人の兄たちと朝サッカーに明け暮れていた幼いころから、「どうすれば自分より速くて大きな相手に勝てるのか」、「試合で決定的な仕事ができる選手になるにはどうしたらいいか」そして「自分の長所は何か」を考え続けて、実践してきた結果得られたものです。

 「マイペース」に周りに惑わされることなく自らの道を突き進んだからこそ、誰もマネのできない“替えの利かない選手”として存在しているということ。
 個性を問われるこれからの時代を生き抜かなければならない僕らも、見習うべきところは大いにありますね。

 遠藤選手には、これからも日本代表の大黒柱としてチームを支えてほしいです。今後の活躍に期待してます!

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サッカー・菅野孝憲の「這い上がる力」~ハンデを乗り越える秘訣は?~

 スポーツ雑誌「Number」805号の印象に残った記事についてです。

 
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 6/21号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 6/21号 [雑誌]
(2012/06/07)
不明

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 今号の特集は、サッカー欧州選手権「ユーロ2012」でした。
 4年に一度の欧州チャンピオンを決める大会。欧州だけでなく世界中が注目する大会です。
 クリスティアーノ・ロナウド選手ら、世界を代表する名選手が誌上を賑わせています。

 そんな中、1人の日本人ゴールキーパーに関するコラムが目に留まりました。

 その選手とは、J1の柏レイソルに所属する菅野孝憲選手です。
 身長179cmと、ゴールキーパーとしてはかなり小柄です。
 しかし、一度試合が始まると、抜群の反射神経と接触プレーを恐れないガッツでゴールを守ります。
 その鬼気迫る姿がとても印象的です。

 そんな菅野選手には、プロのゴールキーパーになってからずっと、欠かせない“儀式”があるそうです。
 その“儀式”とは、試合を終えた夜に近所の焼き肉屋でカウンターテーブルの一番隅に座り、ひとり激戦を振り返ること。
  

  勝敗がどうあろうとも、携帯には出ず、メールも返さず、ただただプレーのことだけをひとり想うのだ。
 「見に来てくれた人や家族、選手と一緒に飯を食えば、サッカーの話にもなるし、感情的に人と話すのも嫌だし、その試合をひとりでゆっくり振り返りたい。そこで身心をクールダウンさせ、それをひとつのスイッチとして、全部切り替えるんです。次の日に持ち込まないように」


  「Number 805号」に掲載のコラム 『ゴールキーパーの孤独。』 より  一志治夫:文  文芸春秋社:刊


 今でこそ、Jリーグを代表するゴールキーパーに成長した菅野選手ですが、ここまでの道のりは決して平たんではありませんでした。

 菅野選手は、小学校4年生の時、ヴェルディ川崎のジュニアユースに入団します。
 初めてサッカー観を変えるような大きな転機が訪れたのは15歳の夏、スペインで行われた少年サッカーの世界大会「ナイキプレミアムカップ」に参加した時。ここでスペインの強豪バルセロナと対戦しています。
  

  この大会で得点王とMVPを獲得したバルセロナのアンドレス・イニエスタのゴールは、菅野にとって初めての海外で受けた洗礼だった。ワンツーから放たれたシュートはタイミング、強さとも完璧だった。インフロントで巻いてポストに当たって入った弾道をいまも鮮やかに覚えている。
 ~
 「世界のサッカー界での自分の立ち位置って、思っていた以上に下なんじゃないか。サッカーの実力だけではなくて、自覚や人間性も兼ね備えてないとトップにはいけない」


  「Number 805号」に掲載のコラム 『ゴールキーパーの孤独。』 より  一志治夫:文  文芸春秋社:刊


 その日から菅野選手は“世界”を意識することになります。そしてヴェルディユースに昇格後、ますます練習にのめり込み、ゴールキーパーという仕事に磨きをかけていきます。

 ヴェルディユースの当時監督を務めていたのは、元日本代表の都並敏史さんです。
 都並さんは、菅野選手の練習熱心ぶりだけでなく、物怖じせずに次々に進言してくる度胸の大きさに衝撃を受けるとともに、絶大な信頼を寄せたといいます。
  

  (都並)「何より自分で生きていこうとする力と、自分を出していくメンタリティがすごかった。日本人は心技体の心の部分が足りてない選手が多いんだけど、彼は技術、体力は申し分ない上に、心の部分がずば抜けて高かった」

  「Number 805号」に掲載のコラム 『ゴールキーパーの孤独。』 より  一志治夫:文  文芸春秋社:刊


 と語っています。

 都並選手も、周りも、もちろん本人も、高校卒業後はヴェルディのトップチームに上がっていくものと確信していました。
 しかし、彼のトップチームへの入団は認められることはありませんでした。
 理由は、やはり「背が低いから」。ここでも体格的なハンデが彼の前に立ち塞がります。
 180cmに満たない身長は、たしかにゴールキーパーとしては大きなマイナス評価の対象となります。
 プレーを見たことがない人は、その身長だけで不適であると判断してしまうのも仕方がないところもあります。

 しかし、菅野選手は大きなショックと挫折感を味わいますが、それでもプロになる夢を諦めませんでした。他のJリーグのチームに入団できないか、可能性を探り続けます。

 最初に声を掛けてきたのは、J2の横浜FCでした。
 当時、横浜FCのゴールキーパーコーチを務めていたのは、浦和レッズで同じくゴールキーパーとして活躍した田北雄気さんです。
 彼は菅野選手を一目見て、他選手と違う気迫を感じたと言います。
  

  田北が振り返る。
 「高校を出てプロに入ってきたときに、一番差のあるポジションがキーパーだと思うんです。だけど、菅野のキャッチングはすでにプロレベルだった。普通、高校出の子は、ポイントが決まってなかったり、不安定だったりするんだけど」


  「Number 805号」に掲載のコラム 『ゴールキーパーの孤独。』 より  一志治夫:文  文芸春秋社:刊


 やはり、見る人が見るとホンモノとそうでないモノの差はすぐに分かるのでしょう。
 
 続いてJ1のベガルタ仙台のセレクションを受け手応えを感じますが、結果は不合格。
 実力では絶対に自分の方が上である、という確信があったので、余計に悔しかったと言います。
  

  しかし、このとき同時に自己評価と他人の評価はこんなにも違うんだということにも気づいた。
 「あそこが転機だった。現実を受け止めて、自己評価と人の評価が一緒になるよう努力するしかないな、それが本当の評価なんだと18歳で気づけたことが大きかった。」


  「Number 805号」に掲載のコラム 『ゴールキーパーの孤独。』 より  一志治夫:文  文芸春秋社:刊


 と述べています。
 彼は、ゴールキーパーとしての実力が、必ずしも単純に自分自身の評価へ繋がる訳ではないことを思い知ります。
 そして、「背が低い」という体格のハンデも実力だし、「背が低いからゴールキーパーに不向きである」という偏見を打ち破り、そのレッテルを剥がすことも自分の実力なんだということに気づくことになります。
 「背が低いから・・・」という周囲の声を実力で封じ込めるべく、より結果にこだわるように意識が変わったのだと思います。

 菅野選手は03年春、横浜FCに入団します。その後順調に成長を続け、レギュラーを獲得します。
 そして、06年に横浜FCがJ2で優勝し、J1へと駒を進めます。
 この時、菅野選手は770分無失点というJ2新記録を打ち立てています。
 ゴールキーパーとして成長する上で田北さんとの出会いが大きかったと言います。
  

  「どれだけ過去の失敗や後悔、未来への不安を消し去って、いまのプレーに100%集中できるか。ミスをしない選手はいないのだから、ミスをしたあとが一番大事。気持ちを引きずらないことだ」
 「選手は他人の評価をするな。特に同じポジションのやつのことは言うな。自分のことだけを考えていればいい」
 「ゴールキーパーはリーダーじゃなくちゃいけない。グラウンド内でも外でもそれは同じ。グラウンドの外で信頼できないような行動をしている人間をグラウンドで100%信頼できるか」
 田北からの薫陶はいまなお菅野の中で息づいている。


  「Number 805号」に掲載のコラム 『ゴールキーパーの孤独。』 より  一志治夫:文  文芸春秋社:刊


 07年、横浜FCは1年でJ2へと降格しますが、菅野選手はその中で孤軍奮闘、新人王も獲得します。
 08年春、J1の舞台で更に飛躍すべく新天地に選んだのは、柏レイソルでした。
 このシーズンの途中で、レギュラーを勝ち取った菅野選手は現在まで、一度もレギュラーの座を守り続けています。
 11年には、柏レイソルはJ1リーグ優勝を果たしましたが、その原動力の一人は間違いなく菅野選手でした。
  

  「常に危機感を持っている。試合が終わったら、次の試合のレギュラー争いは始まっていると本当に100%思っている。きれいごとではなく。いままで10年間、レギュラーという気持ちでサッカーをやったことは一度もない」

  「Number 805号」に掲載のコラム 『ゴールキーパーの孤独。』 より  一志治夫:文  文芸春秋社:刊


 プロで試合に出場することの幸せと大変さを誰よりも身をもって知っている菅野選手ならではの厳しいコメントです。
 その厳しさは、ライバルの選手や相手チームに対しても向けられますが、それにも増して自分自身に対して向けられています。自分自身のプレーに決して妥協を許さない姿勢が彼の絶対的な守護神としてのポジションを支え続けています。

 今シーズン、ゴールデンウィークに入る直前、菅野選手は、練習中にチームメートとセットプレーで激しく接触し、骨打撲を負ってしまいました。完治するまで、試合には出られません。
 当然、ポジションを奪われるという焦りや危機感は感じているでしょう。

 しかし、菅野選手は「昔みたいに、自分が出ていないから負けてくれ、活躍しないでくれという感情はなくなった」と言い、ケガを治して、コンディションを整えることに集中しているとのことです。
 彼がケガを冷静に受け止められるようになったのは、「レギュラー争いになったら、絶対に負けない」という自信と、数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験から、より高く広い視点から全体を俯瞰できるようになった、心の部分の成長が大きいようです。
  

  「メンバー外の選手が下を向いているチームというのは、絶対にうまくいかないし、僕は勝っているチームのゴールキーパーでいたいんです。自分の評価を上げたければ、チームの評価を上げること。それによって、海外のチームへの扉や代表への可能性は広がっていくのだから」

  「Number 805号」に掲載のコラム 『ゴールキーパーの孤独。』 より  一志治夫:文  文芸春秋社:刊


 彼は、J1の強豪チームの正ゴールキーパーとなった今でも、向上心を全く失っていません。
 本気で、海外からのオファーを待っています。そして、そのための努力を怠ることはありません。

 体格や周りの偏見など、ある意味自分の力ではどうにもならない部分も含めて自分の実力であることを認め、全ての結果を自ら背負う覚悟を決めた時、初めて人は這い上がるきっかけを掴めるのかもしれません。

 サッカーの本場・欧州で、日本の小さなゴールキーパーが、大男相手にゴールマウスの前で奮闘する姿が見られる日が来るかもしれません。楽しみですね!

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サッカー・ロンドン五輪世代にみた『最近の若者』論

 スポーツ週刊誌「Number」803号の記事からについてです。

 
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 5/24号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 5/24号 [雑誌]
(2012/05/10)
不明

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 今号は、開幕まで数ヶ月に迫ったロンドン五輪に出場を決めている、男子サッカーU-23日本代表の特集でした。
 ドルトムントの主力としてドイツブンデスリーガ制覇に貢献した香川真司選手をはじめ、宮市亮選手、酒井高徳選手などすでに欧州の主要リーグで活躍している若手らのコラムが巻頭を飾っています。
 
 日本の男子サッカー界は、彼らに代表されるように、二十歳そこそこの選手の活躍が目覚しいです。
 海外組だけでなく、国内でもすでにJリーグで主力として欠かせない戦力となって選手ばかりです。

 彼ら90年代以降に生まれた世代はいわゆる「ゆとり世代」と言われ、一般的に上の世代から「言われたことしかやらない」とか「 怒られるとすぐに逆ギレする」とか何かと批判されがちです。
 
 しかし、彼らの活躍ぶりをみると、それは偏見であり意外と期待ができるのでは・・・という気もしてきます。
 コラムの中の彼らのコメントを読むと「ゆとり世代」の特徴が見えてきます。

 もちろん彼らのような若者だけではないでしょうが、「ゆとり世代」の一般論としては興味深いです。

 以下、この年代の選手の特徴を簡単にまとめてみました。

 情報化社会の申し子

 彼らは物ごころついた時から、身の回りにパソコンや携帯などの機器が揃ってインターネット環境が充実して、それらになじんでいます。「デジタルネイティブ」と言われる新世代の若者達です。
 CS放送やインターネットの動画サイトで簡単に海外のサッカーを観戦できます。つまり、実際に欧州まで足を運ばなくても、本場の超一流選手のプレーを観ることができるわけです。

 彼らとほんの数年しか歳の変わらない槙野智章選手ですら、以下のように述べています。
 

  「えー、まず活躍の理由として思うのは情報の豊富ですよね。今の若い選手は、CS放送でヨーロッパの映像を見られる。クラブワールドカップも10日間かけて日本でやる。僕らの頃は相当頑張らないと映像は見られなかった。Jクラブのユースにいてもです。
 ~」


 「Number 803号」に掲載のコラム 「槙野智章の主張」より 吉崎エイジーニョ:文  文藝春秋:刊 


 小さい頃から常に世界最高峰の選手のプレーをイメージして練習できるのですから、技術的に上手くなるのは当然かもしれません。
 それにしても、IT技術の進歩の早さに改めて驚かされますね。

 自己主張をしっかりする
 
 現在、ドイツでプレーする宇佐美貴史選手はインタビューで以下のように述べています。
 

  ―― 口が悪いというのは、練習で言い合う?
 「だって自分の意見があるヤツばかりだから。みんなメディアに出ても、ちゃんとしゃべれますしね。それは日頃から思っていることを、ただ言っているだけ。いいですよね、へんに謙虚じゃないのは」

―― 謙遜しすぎないと。
 「思っていることを、そのまま言えばいいだけ。嫌われようが、好かれようが、みんなそんな気にしないと思います」


 「Number 803号」に掲載のコラム 「オレらの世代は向上心がすごいんで」 より 木崎伸也:文 文藝春秋:刊 


 2月に行われたロンドン五輪最終予選の大一番、ライバルのシリアとの直接対決で痛恨の黒星を喫したU-23日本代表でしたが、その敗因を一人で背負い込んだがGKの権田修一選手でした。

 このチームのキャプテンでもある彼は、「2失点はいずれも自分のミスだ」と潔く認め、以下のように述べています。
 

  「間接的に伝えようとする人、いるじゃないですか。でも、そういうのが嫌なんです。ミスはミス。だから自分もはっきり言うし、相手にもはっきり言ってもらいたい」

 「Number 803号」に掲載のコラム 「なんかスゴイぜ若者たち。」より 蓮實重彦:文 文藝春秋:刊 


 周りを空気を気にして、なかなか思ったことを口にできない日本人が多いですが、彼らにはそんな中途半端な気遣いはないようです。
 思ったことを言うことで一時的にその場の雰囲気が悪くなったとしても、わだかまりを次に引きずらないことが大事ということでしょう。
 本音で言い合った方がお互いの信頼感は増して意志の疎通が図れることを理解しています。

 ツィッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)の普及も見逃せません。
 彼らにとって、自分の意思や考えを他人に伝えたり、外の世界に発信したりすることはごく自然なことなんでしょう。
 
 冷静な自己分析ができる
 
 人生の全てをバブル崩壊後の「失われた20年」と呼ばれている不景気の時代に過ごしてきた彼ら。
 上の世代が思うより冷静に自分自身と周囲の状況を分析し、自分達の置かれた立場や実力をしっかりわきまえているようです。
 
 香川選手についての以下のコメントが印象的です。
 

  瀬田はあるとき、香川とバルセロナのサッカーについて話す機会があった。瀬田が「(香川選手も)その中に入れるよ」と冗談ぽく言ったところ、香川はこう返してきたという。
「そりゃやれますよ。だって、周りがいい選手ばかりですもん。走ったら必ず足元に、いいパスが来るでしょ」


 「Number 803号」に掲載のコラム 「カガワシンジが持つ「新世代の価値観」。」より 木崎伸也:文 文藝春秋:刊 


 バルセロナは、サッカーの本場・欧州でも一二を争う最高峰のチームです。
 そのチームの中に入っても、自分は十分やっていける・・・人によっては「自惚れ」や「過信」と受け取るかもしれません。
 しかし、日本での評価はともかく、ドイツでの香川選手の評価は、すでにフランス代表の主力であるリベリー選手やオランダ代表で活躍しているロッベン選手と同レベルとのことですから、過大評価とは言い切れない。

 むしろ、客観的で妥当な自己評価を持っていると言えるではないでしょうか。

 彼らは共通して自分を過大評価せず、過小評価もしない冷静な視点を持ち合わせています。

 そして、あくまで自然体です。自分をよく見せようとか、変に力んだところが全くありません。
 雑誌にも載っていますが、私服を身にまとった彼らは普通の若者と全く変わりないほどナチュラルです。

 判断の基準が彼ら自身のあるから、周りから持ち上げられて調子に乗ることもなく、評価されなくても腐ることはなく、それに一喜一憂することはないのでしょう。

 自分の長所と短所をしっかり見極めて、自分が勝負できるストロングポイントを磨くことを怠りません。
 ピッチ上で見せる彼らの自信に満ちたプレーは「これは自分は絶対に負けない!」という武器を持っているという自負からでしょう。

  個人主義をチーム(集団)に活かす

 彼らに共通するのは「自分がサッカー選手としてどこまでやれるのか」が一番の関心事であるということ。
 チームとしてどうこうという以前に、一人のプレーヤーとして成長したいという強烈な向上心が伺えます。
 他との比較ではなく、あくまで「最高の自分」になるための挑戦という感じです。

 多くの選手が海外を目指すのも、このような高い意識の表れではないでしょうか。

 その一人宇佐美選手は、移籍当時所属していたガンバ大阪ではすでにレギュラーの座を確保していました。
 それを投げ打って海外に移籍した理由について以下のように述べています。
 

  「今までに味わったことのがない苦しさを感じるだろうと思った。そこにあえて飛び込んで、一皮むけたかった。あえて苦しい思いをしにきた。まあ、もしここで競争のい勝てば、いきなり世界のトップに出られる、というところにも魅力を感じていたんですけどね」

 「Number 803号」に掲載のコラム 「オレらの世代は向上心がすごいんで」 より 木崎伸也:文 文藝春秋:刊 


 あわよくば、世界のトップへ・・・と考えるところが、なかなかしたたかですね。
 うまくいかなくても、貴重な経験が積めます。自分のプラスになることは間違いないと判断したのでしょう。

 彼らの基本スタンスは「個々の力を高めることがチームを強くする一番の方法」ということ。
 それぞれがストロングポイントを磨き、それをいかに組み合わせ、補い合うかということに力を注いでいます。

 浦和レッズに所属する原口元気選手を例にとりましょう。コラムには以下のような記事が載っています。
  

  得意のドリブルで相手ゴールに突進していく様は、時にわがままな少年の印象さえ与える。チームメイトを活かすことは彼の課題だが、しかしそれはアタッカーとしての独占欲ではなく、チームに貢献したいと願う強い気持ちに起因している。その言葉にも、彼なりの責任感が伴っている。
 「呼ばれるって決まってからは、自分に思いっきりプレッシャーをかけました。僕自身、それまでずっと、あのチームの力になることができなかった。チームが苦しい時に助けることができなかったので、絶対に結果を残すということしか頭になかった。偶然が重なってもらえたチャンスだったので、これを逃したら次のチャンスはないと思って。そういう覚悟でシンガポールに行きました」


 「Number 803号」に掲載のコラム 「なんかスゴイぜ若者たち。」より 蓮實重彦:文 文藝春秋:刊 


 彼もただ自分のエゴでドリブルをしている訳ではないんです。
 自分がドリブルを仕掛けることにより、相手のマークが自分に集中するし、ファールをもらえる可能性もある。
 自分を長所を生かし、チームの力になるには、ドリブルの威力を更に磨いて決定的な仕事に絡むしかない、と自分でもよく分かっているんでしょうね。
 
 時にわがままに見える彼のプレーも、彼なりに責任感を感じているし、ちゃんと理由があってのことです。
 
 普段、あまり感情を表に出さずに「何を考えているのか分からん」と言われがちなゆとり世代の若者達。
 意外と何も考えていないようで、意外と冷静に自分や周りのこともしっかり考えているのでしょう。

 もちろん、将来のビジョンもしっかりして、自己研鑽に励む若者が多いと聞きます。
 不景気しか知らない彼らは、自分の身は自分で守らなければいけないという意識がもともと強いのでしょう。

 彼らの中には、会社などの組織には最初から頼らない、というような自立した考え方の人も多いです。もちろん、海外に視線が向いている人もね。

 僕ら団塊ジュニア世代ももうかうかしてられませんね。追いつかれないようにしなければ・・・
 彼らからも見習うべきところは見習わないと。

 それはともかく、若い選手が世界で活躍することは、今の日本の数少ない明るいニュースであるのは事実です。
 ロンドン五輪でも、日本の将来を明るく照らす「ゆとりの星」達の活躍にも期待したいですね!
 
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サッカー日本代表・香川真司選手にみる「天才」の定義は?

 ちょっと前になりますが、スポーツ週刊誌「Number」が800回目記念号ということで、サッカー日本代表特集を組んでいます。

 「日本サッカーの進む道。」というタイトルで、サッカー男子日本代表16人のインタビュー記事を一挙に掲載しています。

 
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 4/5号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 4/5号 [雑誌]
(2012/03/22)
不明

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 たまたま目にして、面白そうだったのでそのまま読ませて頂きました。
 我が浦和レッズから巣立ったキャプテン・長谷部誠選手や細貝萌選手の記事もありましたね。
 その他にも、遠藤保仁選手や本田圭佑選手、川島永嗣選手など国内外で活躍中の錚々たるメンバーのインタビュー記事が載っています。
 
 それらを押しのけて、記念すべき号の表紙を飾り、特集のトップで掲載されているのは、現在、ドイツ一部リーグの・ブンデスリーガで首位を走るドルトムントで大活躍し、欧州主要リーグでの日本人シーズン最多得点も更新した香川真司選手の記事でした。

 今や、「今後欧州で活躍が期待される若手」の一人として、本場・欧州でも「日本人」という枠を超えて人気と実力を認められた選手となりました。
 そんな香川選手がインタビューでどんな発言をするのか、やはり興味あります。

 インタビューの出だしからなかなか強烈で、引き込まれますね。
 あの温厚な香川選手が「言われるとムカつく言葉がある」と。
 

 「エリートとか、天才とか言われることがあるけど、それは逆に、ムカつきますね。自分がエリートだと思ったことはないし、まして天才というのは違う。そうやって言う人って、今だけしか見ていない人ですよ。むしろ天才って何なの!? って感じるし」

 Number 800号 掲載の独占インタビュー 「日本の香川でなく、世界のKAGAWAに」 より
  ミムラユウスケ:文 文藝春秋:刊


 確かに・・・香川選手の気持ちも分かります。僕もこの「天才」という言葉は嫌いです。

 「天才」という言葉には、人並みの努力でもそれなりの結果を残してしまう・・・みたいな響きがあります。
 普通の人が努力しても出来ないことを難なくやってしまうから、周りからはそう見えるのでしょう。

 しかし、それは違うと僕も思います。
 彼に限らず、世の「天才」と言われている人達は、例外なく、並外れた努力をした人です。
 しかも、短い期間ではなく何年もの長い期間途切れることなく・・・・です。
 
 香川選手からしてみれば、今の自分があるのは小さい頃から「いずれ、世界で活躍する選手に・・・」という思いを胸に、高い志を持ってサッカーに打ち込んだ結果です。
 それだけではありません。あの華奢な体で、どうしたら体格の大きい選手とやり合うことが出来るか、自分のストロングポイントは何か、を必死で考え続けてそれを伸ばそうとしたに違いありません。

 「天才」という賞賛は、彼のそんな血が滲むような努力の価値を軽薄なもの変えてしまいます。

 香川選手を「天才」という言葉で片付けてしまう人は、彼の言う通り『今だけしか見ていない人』なのでしょう。
 「天才」という言葉に「自分は天才ではないから、彼とは違う。だから、彼のようになれなくても仕方がない」という言い訳を知らず知らずに込めて、自らの努力を怠ってしまっている人なのではないでしょうか。

 香川選手を「天才」と呼ぶのなら、「天才」という言葉の定義を「自分を信じ、自分を見つめ自分の長所を探し出し、それを伸ばすために精一杯の努力を常にできる人」としたい。
 
 そういう意味では、彼はやはり「天才」です。見習いたいところです。

 もう一つ印象に残ったのは、香川選手が代表の『10番』を背負うようになった経緯です。

 彼は南アフリカW杯の後、中村俊輔選手が代表を引退して空いていた『10番』を引き受けるよう、打診されます。しかし、香川選手は最初戸惑います。
 

  嫌だな。
 初めはそんな印象を抱いた。
 「10番をつけてきた選手のプレースタイルを考えたときに、ふさわしいのは自分ではないような気がして・・・・」
 中村のプレーはもちろん、その前に10番を背負っていた名波浩の姿も頭に浮かんだ。
 彼らのような天才肌の選手ではない。上手くてパスの出せる選手が10番をつけるものだと思っていた。


 Number 800号 掲載の独占インタビュー 「日本の香川でなく、世界のKAGAWAに」 より
  ミムラユウスケ:文 文藝春秋:刊


 しかし香川選手は迷った末に、背番号『10』を引き受けることにします。
 理由は、セレッソ大阪時代に森島寛晃選手から、彼の背番号『8』を譲り受けた時の体験が決め手となった、と述べています。
 

  森島さんは8番を背負って、長い間戦ってきたよな。
 ファンからも、チームメイトからも愛されていたっけ。
 あんな素晴らしい人間性を持った人の背番号が、自分にふさわしいのかな。
 ただ、森島がユニフォームを脱ぎ、その背番号を引き継いでからは、責任と自覚が生まれた。
 そのおかげでそれまで以上にゴールを決められるようになったことも覚えていた。そして、築き上げてきたゴールの山が海を渡るという夢の扉を開けてくれたことも。
 だから、日本代表の10番を背負う意味を改めて考えるようになった。
 「(打診を受けた)当初は、プレッシャーしかなかったですよ」
 周囲の人にも相談した。一人で考えた夜もあった。
 ~
 「10番を背負って戦えるチャンスをつかめる人なんて、本当にひと握り。そのタイミングが今なんだ、チャレンジすべきなんじゃないか、って思ったんですよ」
 責任もプレッシャーも、期待も注目も、10番と一緒に背負うことにしたのだ。
 ~
 「トッププレーヤーって、そういうものじゃないですか? メッシにしろ、クリスティアーノ・ロナウドにしろ、世界で戦う一流選手は、どれだけ素晴らしい活躍をしていても、1試合悪いプレーを見せただけで強烈に叩かれるわけでしょ。
 そういう意味では、プレッシャーを受けるもの経験だし、挑戦だと思う。注目されることは成長するための要因でもあるから」


 Number 800号 掲載の独占インタビュー 「日本の香川でなく、世界のKAGAWAに」 より
  ミムラユウスケ:文 文藝春秋:刊


 さすがですね・・・彼にはしっかりとした将来のビジョンがあり、それに近付くためにはどういう決断を下したらいいか、常にそういう視点でものごとを考えている。

 『10番』が好きか嫌いかでも、自分にふさわしいかふさわしくないかでも、もちろん、プレッシャーがキツいかキツくないかでもありません。
 サッカー選手として『10番』を付けることで、自分がより成長できるか、という観点で判断しています。
 背番号の問題だけではありません。所属クラブを決める時はもちろん、たぶん、普段の日常生活でもそうなのでしょう。

 人生に対する姿勢が一貫していますね。だから、迷うことはあっても、ブレることがない。
 世界で活躍できる人はやはり、それだけ高い意識を持っているということです。

 香川選手に限らず、一流選手の考えを知れば知るほど、彼らが今の地位を築けたのは彼ら自身の努力以外にあり得ず、決して偶然の産物ではないということが分かります。
 「さらに上に・・・!」自分で自分の限界を決めることなく、常に向上心を持ち続ける彼らから見習うことはとても多いです。刺激にもなります。

 日本代表をテレビで応援して「ニッポン頑張れ!」と声援を送るだけで終わらせるのは、もったいないですね。
 このようなインタビューを読まれて、彼らの姿勢、意識の高さに触れてみるのも如何でしょう?

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サッカー・本田圭佑選手のコミュニケーション術の極意とは?

 帰りの駅のホームでフラリと入ったキオスクでふと目に留まったのがスポーツ雑誌の「Number」でした。

 表紙は男子サッカー日本代表本田圭佑選手とザッケローニ監督の2ショット。
 テーマはズバリ「心をつかむ対話術」です。

 
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 1/26号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 1/26号 [雑誌]
(2012/01/12)
不明

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 面白そうなので思わず買い求めて、電車の中で熟読してしまいました。

 一流のスポーツ選手にとってもコミュニケーション能力を磨くことは、その競技で必要なスキルを究めること同様に重要なことです。
 特に団体競技では自分の個性を活かすためにも周囲との意思の疎通は欠かせないものとなります。
 技術的なスキルは高いのに、チームにフィットしない・・・というのは大抵、このコミュニケーション不足が原因であることが多いです。

 日本で大活躍していた選手が、海外に移籍したとたんに実力を発揮できなくなってしまった・・・という例が多いですが、大抵はこのパターンですね。

 表紙を飾った二人以外にも、なでしこジャパンの面々、箱根駅伝で優勝した東洋大、女子バレーボールの日本代表の竹下佳江選手と木村沙織選手などなど、日本を代表するアスリートの「コミュニケーションの極意」が書かれていてなかなか興味深いものでした。

 この対話術、コミュニケーション能力が重要であるというのは何もスポーツの世界だけではありません。
 僕ら会社勤めのサラリーマンなどの一般人にも同様に必要なスキルです。
 
 ここでは、一際異彩を放っていた本田圭佑選手の「コミュニケーション術の極意」をご紹介です。

 本田選手は自分の主張を絶対に押し通す、一般的な日本人の感覚からすると「自分勝手な利己的な選手」というイメージがあります。
 実際に、所属チームの監督や選手達と揉めたこともありましました。

 しかし、「相手に言いたいことを言い、自分のスタイルを貫き通す」という彼の主張するコミュニケーション方法には彼なりの理由がありました。

 以下、本田選手のコメント。

 『 「まず言いたいのは、一般人にとって、“衝突”に見えたとしても、自分に取っては衝突でも何ともないこと。むしろオレにとって、衝突を避けるのは、相手に媚びていることにしか思えない。本音を言ったことで、何かが起こると恐れている・・・・・というようにしか見えへんから。それを言ったところで何も起こらへんのに、むしろ相手のためになるのに本当のことを言ってあげない。オレから見たら、そんなものは何も改善されへんコミュニケーションでしかないよね」

 ~
 「 ~ 人間関係を大事にするなら本音を言わないとあかん。むしろオレは、本音を言わない人は、逆に人間関係を大事にしていないように思える。それって冷たいでしょ?本音を言って相手がエキサイトするのを、メンドくさいと感じるのか、恐れているのか、なんなのかわからへんけど、無難にそつなくっていう風にみえてしょうがない。オレは衝突を好んで言っているわけではないから。たとえば『お前はこうした方がいいよ』って言っているだけ」


  「Number 2012年 1/26号」 コラム「対話はいつでも真剣勝負」 より 文:木崎伸也 』

 
 考え方が違って当たり前、それをぶつかり合わせることでお互いが納得するベストの解決法を模索する、という彼のコミュニケーション方法は、とても筋が通っています。
 意思の疎通の有無が直接勝負という結果に結びついてしまうシビアな環境である、プロサッカーの世界に身を置いた彼が身をもって体得した考え方であり、スキルといっていいかもしれません。

 彼がロシアのクラブチームCSKAに移籍した時のこと。
 監督と意見が食い違い、ベンチ外に干されるというニュースが流れました。
 その時の真相についても語っています。
 彼は監督から「ボランチ(守備的な中盤)をやってほしい」と言われたのですが、本田選手はそれを突っぱねったとのこと。「自分はトップ下の選手だから、ボランチでは持ち味が出ない。トップ下で出られないなら、使わないくていい。」と言ったようです。

 もちろん、監督も最初は「生意気で反抗的な奴だ」とかなりムッとしたに違いありません。
 実際に、試合にも出していない訳ですから・・・

 しかしその後、彼は自分の希望通りトップ下のポジションでしっかり結果を出して、監督の信頼を得て不動のレギュラーとして活躍を続けました。
 
 もし、彼が監督の意見に渋々従い、ボランチとして出場していたらどうなっていたでしょうか?

 彼くらい実力ある選手なら、ボランチとしても十分機能したかもしれない。
 ただ、本田選手の心の中にはスッキリしないものは残るだろうし、試合へのモチベーションも若干落ちるかもしれません。
 与えられたポジションで監督の期待に応えられずに、そのまま中盤の控え選手としてベンチを温めて一年を送り、シーズン終了後に放出されるという最悪のパターンも考えられました。

 「トップ下しかやらない」と宣言したことで、彼は自分が一番得意とするポジションでチャレンジする権利を得ることができました。もちろん、それでダメなら言い訳が効かないですから、プレッシャーは相当だったと思います。しかし、彼はしっかり結果で応えました。

 彼がこのチームで成功を収められた理由は、サッカーの実力以外に

 ①衝突を恐れずに監督に対してもチームメートに対しても自分の意見をぶつけたこと。
 ②自分の中で譲れない部分は絶対に譲らず、中途半端な妥協をしなかったこと。


 の二つが大きかったと思います。

 今の日本代表が急激に力を付けてきている理由も、主力である本田選手の存在が大きいです。
 日本代表でも、本田選手は日本代表のチームメートに対して自分の意見を隠さずにぶつけるスタイルは変わりません。
 長友佑都選手や岡崎慎司選手などは海外に進出するにあたって、彼から大きな刺激を受けて感化された部分が大きかった、とこのコラムにも書かれています。

 日本人は自分の意見を相手にしっかり伝えて、本気で相手と向かい合うことが苦手です。僕も人のことを言えませんが・・・

 本気で相手と向かい合い、時にはぶつかり合ってでもコミュニケーションを取り続ける。
 それが相手との信頼関係を得る一番の近道であり、確実な方法であると僕も思います。

 相手に自分をしっかり伝えること、そうすることによって相手も安心して自分を出してくれる。
 それがコミュニケーションの基本であることは、いつの時代もどこでも変わりません。

 そうなると、コミュニケーションを上手に取るための第一歩は、「自分自身を知る」ということになります。
 自分の性格はこうで長所はこういうとこ、短所はこういうとこ・・・といったことをしっかり押さえておかないと、「伝えるべき自分」があやふやなものになってしまいます。
 
 本田選手が自分がトップ下のポジションに最も適していて、ボランチには向いていないということをしっかり把握していなければ、監督にもああいう態度は取れなかったでしょう。

 人とのコミュニケーションが苦手な人は、自分を客観的に捉えられていないのかもしれませんね。

 自分を知った上で長所を伸ばしていく。それがどんな状況でも、どこでも活躍できる人になる秘訣かもしれません。

 本田選手の自信に満ちたピッチでの態度や言動の数々は、常に自分自身としっかり向き合い続けて自分なりの哲学や信念を培い続けてきたものが顕れているのでしょう。

 僕らも見習うべきところは多そうです。

 現在、膝の怪我で離脱しリハビリ中の本田選手。
 復帰後は、更に力強く逞しくなって戻ってきてくれることでしょう。
 
 W杯予選も山場を迎えますし、彼の活躍にはこれからも期待したいですね。

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サッカーW杯3次予選「ウズベキスタン vs 日本」観戦記

 9月6日、この日はサッカーW杯3次予選2戦目、ウズベキスタン戦、アウェイでの決戦です。

 中央アジアでのアウェイといえば、日本がW杯初出場を決めたあった97年の最終予選以来、幾多の死闘を繰り広げた舞台です。今日と同じく深夜にテレビにかじりついていたのを覚えています。懐かしいです・・・

 日本のスタメンは、先日の北朝鮮戦から柏木選手に代えて、阿部選手を入れてきました。
 
 さて、試合開始。
 
 システムは北朝鮮戦と同様、4-2-3-1。
 1トップは李選手。トップ下の3の真ん中は、長谷部選手が入りました。ボランチは遠藤選手と阿部選手のコンビです。
 アウェイなので、まずは守備をしっかり・・・というところでしょうか?

 6分過ぎにウズベクの選手にポスト直撃のシュートを打たれてしまいます。
 その後のスローインからの流れで、日本のDFがクリアしたボールをジェパロフ選手がダイレクトで押し込んで0-1、ウズベキスタンが早くも先制です。

 ちょっと集中が切れたのか、ボールホルダーへの詰めが甘かったように思えます。
 フリーでシュートを打たれてしまいました。
 
 日本は、ここでようやく目を覚ましたのか、左サイドを中心にいい攻撃を続けます。
 あとちょっとで得点という惜しいシュートも何本かありました・・・しかし、点にはならず。

 30分位に、ザックはシステム変更を指示。遠藤選手の位置を上げて、阿部選手を一人ボランチ(アンカー)として置き、前掛かりの布陣となります。しかし、あまり効果は見えなかったか・・・

 逆にウズベキスタンの堅守速攻を主体とした攻撃がハマっていました。
 日本の選手達が移動や連戦の疲れがあるのを抜きにしても、ウズベキスタンの中盤の守備が素晴らしかったのは確かです。そして、そこからのカウンターが鮮やかでした。ボールを奪った瞬間、日本の4バックの裏のスペースを狙っていましたね。
 特に、右SBの内田選手の上がって空いたスペースを上手く使われて、クロスを上げられるシーンがとても多かったです。

 先制点を取られた後、その弱点が更に顕著になってしまいました。今後の課題か・・・

 それにしても、ウズベキスタンが、日本をしっかり研究してきたのが分かりますね。

 日本では、単発ですが、1トップの李選手の裏を取る動きが素晴らしかった。香川選手があまり目立たなかったかな・・・

 そのまま、0-1で前半終了です。
 後半に期待しましょう。

 HTに阿部選手に代えて清武選手が入ります。

 左OHに入っていた香川選手が中央に、岡崎選手が右から左へ移動、左OHの位置に入ります。
 ボランチはいつもの遠藤選手と長谷部選手のコンビに。

 これで、生き返ったのか、日本の攻撃の連携が良くなります。
 李選手の動き出しに、中盤の選手が上手く絡むようになりましたね。新しく入った清武選手のキレのある動きも光っています。

 それが実ったのは、後半20分。カウンターから遠藤選手を起点に、長谷部選手を経由、右サイド抜け出した内田選手のクロスから、最後、頭から飛び込んだのはやっぱりこの人、岡崎選手でした!

 見事、ダイビングヘッドを叩き込み、1-1。日本同点に追い付きました!
 
 これは大きな得点です。彼の気迫が伝わってくるヘッド。
 2年前、ドイツ行きを決めたのもこの人の頭でした。しかも同じ相手、同じ場所・・・
 W杯出場に向けて縁起がいいです。

 更に、イケイケの日本。
 直後に、長身FWのハーフナー選手を、李選手に代えて1トップに投入して攻勢を強めます。
 
 ここからは、中盤でのプレスがなくなり、ゴール前からゴール前へ、お互いに攻め合いになります。

 後半36分、疲れの見えた駒野選手に代えて、槙野選手を投入です。

 日本にも惜しいシーンがいくつかありましたが、点には結びつかず・・・
 逆にウズベキスタンの強烈なシュートをいくつも打たれましたが、DF陣の体を張った守備で事なきを得ました。

 そのまま、試合は1-1で終了です。

 W杯予選は、やはり簡単には勝たせてくれません。このような試合展開は十分に予想できました。
 際どい試合でしたが、アウェイでの勝ち点1は悪くはありません。 
 チームの中心選手である、本田選手や長友選手を怪我で欠いた中、本当によくやりました。

 こういう厳しい試合で勝ち点を積み上げていくしか、道はありません。

 日本代表選手の皆さん、お疲れ様でした。疲れをしっかり癒して、次の試合に臨んで下さい。

 W杯出場へ向けて、頑張れ、ニッポン!! 


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キリンチャレンジカップ2011「日本 vs 韓国」観戦記

 暑い日が続く最近の日本列島、そんな真夏のミッドウィークの夜に、サッカー日本代表の国際親善試合が開催されました。

 場所は北海道の札幌ドーム、相手は宿敵・韓国です。

 9月から2014年ブラジルW杯アジア3次予選が始まりますが、その直前の大事な試合です。
 戦術の最終確認と、選手のコンビネーションを高める意味からもとても重要な試合となります。

 もちろん、勝ってW杯予選へ臨みたい。それは当然ですが、それよりも、これは日韓戦。
 選手ももちろんこの相手だけには絶対に負けたくないと思っているでしょう。

 それに、先日亡くなった松田直樹選手の追悼試合という意味合いも強いです。
 日本選手の腕には喪章がしっかりと巻かれています。試合前には観客も一緒に黙祷が捧げられました。
 
 モチベーションを高めるには事欠かないこの試合、天国で見守る松田選手が喜ぶようなナイスファイトを見せてほしいです。

 さて、スタメン。ザッケローニ監督は、思い入れの強い攻撃的な3-4-3ではなく、現実的な4-2-3-1を選択しています。

 GKは川島選手、DFは4バック、右から内田選手、吉田選手、今野選手、駒野選手。
 ボランチは、不動の2人。キャプテン・長谷部選手とベテラン・遠藤選手のコンビです。安定感抜群です。
 攻撃的MFは3人。右から岡崎選手、本田選手、香川選手。いずれも、海外で活躍する旬の選手、楽しみです。
 1TOPは李選手です。在日韓国人4世として生まれた李選手。日韓戦には思い入れも相当強いでしょう。
 期待したいです。

 試合開始。
 立ち上がりは一進一退の攻防が続きます。
 日本が中盤でパスを繋ぎながら攻撃を組み立てようとしますが、ミスが多く、逆に韓国に鋭いカウンターを浴びてピンチとなる場面もしばしば・・・

 しかし、前半20分過ぎ位から日本の猛攻が続くようになります。
 中盤でのパスが繋がるようになり、攻め切れるようになったのが大きいです。慣れてきたのかな?
 海外組が多いこともあり、なかなか主力メンバー全員での練習は多くはないとおもいます。でも、試合の中で修正が出来るのは、彼らの戦術理解度の高さと技術レベルの高さをまざまざと見せつけれられました。

 そして前半35分、相手陣深くでインターセプトをした遠藤選手が少しタメて、中央の李選手へ。
 李選手、そのボールをダイレクトで近くの香川選手へ落とします。香川選手、見事なトラップから最後は右足でゴール左隅に蹴り込み、ゴールゲット!1-0日本先制です。

 ダイレクトで落とした李選手、その判断は見事でした。あそこでトラップしていたら、チャンスは潰れていたかもしれません。よく香川選手の位置を確認していました。

 そして、香川選手です。もうさすが、としか言いようがありません。今の日本代表の大きな柱となりました。
 特に、あのトラップ・・・素晴らしいとしか言いようがありません。
 彼のトラップはただ止めるだけでなく、次の動きをイメージしていて、その動きに合わせたベストの位置にボールを置こうと意図しています。

 あのトラップ技術は、世界的に見てもトップレベルなのでは?
 あのトラップがあるから、変幻自在なドリブルも更に活きてきます。
 相手DFにとったら、とんでもなく嫌な選手でしょう・・・

 それにしても、我が浦和レッズ原口元気君は、もし日本代表に選ばれたら、彼とポジション争いをしなければいけないのか、そりゃ、大変だ・・・

 元気もまだまだレベルアップしないと簡単には追いつけません。
 高い壁なのは間違いないですが、いつか超えてほしい。頑張れ、元気!

 前半36分、怪我で負傷した岡崎選手に代わって若い清武選手が入ります。

 そのまま、日本が押し気味で前半終了です。

 後半開始。

 選手交代はありません。

 後半8分、左SBの駒野選手がドリブルでカットイン、PA内に侵入しそのままシュート!惜しくもGKに弾かれますが、それを逆サイドの清武選手が拾い、そのままダイレクトで斜め後方の本田選手へ流します。
 本田選手は、コースをしっかり狙って、ゴール右隅に左足でしっかり決めます。

 2-0、日本追加点です!

 シュートを決めた本田選手はもちろんですが、その前に果敢にドリブルで突っ込んで行ってシュートを放った駒野選手のチャレンジは見事でした。

 怪我で不在の長友選手の代役での出場ですが、見事そのチャンスを活かしました!
 
 気落ちした韓国に、日本は更に追い打ち。
 9分、中盤でボールを奪った日本がショートカウンターを仕掛けます。
 中央でボールを持った香川選手が右サイドを並走していた清武選手にスペースへパスを出します。
 そして、自らゴ-ル前に走り込んで、清武選手からのリターンを受け取り、そのままダイレクトでゴールへ押し込みました。

 3-0、日本リードを広げます!

 ここら辺のワンタッチのボールコントロールの素晴らしさ、香川選手らしさ全開です。
 素晴らしい!

 後半11分、駒野選手に代わって槙野選手が入ります。駒野選手、素晴らしかったです。
 後半21分、長谷部選手に代わって阿部選手が入ります。元浦和の欧州組同志の交代です。

 後半28分、遠藤選手に代わって家長選手が入ります。彼も今年から欧州を舞台に飛躍しようとしている一人です。

 人が多く入れ替わっても、日本の攻勢は変わりません。
 途中から入ってくる選手も、技術が高く、戦術をしっかり理解している証拠です。

 しかし、日本の中盤のボール回しや攻撃の組み立ては見事です・・・

 特に欧州組の逞しさは、際立っています。
 中盤の香川選手と本田選手、彼らが日本の攻撃を司っていますが、いつもお互いに相手の場所を意識しているようにプレーをしていました。お互いの長所をしっかり出し合って絶妙なコンビネーションとなっていました。

 右SBの内田選手も、ドリブルで独走で持ち上がり、自らシュートを放つシーンもありました。
 惜しくもポストに阻まれましたが、今までの彼には感じられなかった力強さが見られました。

 厳しい舞台で戦うことは、人間を強くします。

 そのまま、日本がしっかりボールを保持して試合終了となりました。 
 
 3-0で日本の勝利、結果と共に内容でも完勝といえる素晴らしい仕合でした。

 次はいよいよW杯3次予選、負けられない試合が続いていきます。

 しかし、この試合内容を見ると安心させられます。強敵韓国に完勝。
 これを更に磨いていけば、まず問題ないのでは・・・そんな思いを抱かせる試合でした。

 U-22も、なでしこもそれぞれ頑張っています。
 ザック・ジャパンもW杯本番での活躍をみんなが期待しています。

 震災からの立ち直ろうとしている日本の希望の光となってほしい。

 頑張れ!ニッポン!!

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サッカー女子W杯なでしこ悲願の初優勝!!

いよいよ、日本サッカー界にとって、記念すべき一戦が始まります。

 サッカー女子W杯決勝戦まで勝ち上がった日本は世界ランク1位のアメリカと対戦です。

 なでしこが過去20回以上対戦して、1回も勝てなかった強豪です。
 
 しかし、過去の戦績などは関係ない。今日は新しい歴史を作る日です。
 頑張れ、なでしこジャパン!

 スタメンはほぼ不動のいつものメンバー。
 GKは海堀。DFラインは、左から鮫島、熊谷、岩清水、近賀。中盤は、坂口と澤のボランチコンビ、その上に左に宮間、右に大野。FWは安藤と川澄。

 準決勝のスウェーデン戦と同じメンバーです。

 個々の身体能力と高さはアメリカの方が全然上。なでしこは、攻撃でも守備でも数的優位を作りたいところ。
 特にアメリカのエースストライカー、181cmのワンバック選手には要注意、両CBとボランチで自由を与えないようにしないと・・・

 さて、試合開始。

 序盤から、アメリカの猛攻が続きます。猛烈なプレッシャーを掛けてきて、両サイドからスピードのある突破を仕掛けてきます。

 何度も自陣深くまでえぐられて、シュートやセンターリングを打たれますが、体を張った守備で何とか防ぐ・・・そんな展開が30分過ぎまで続きます。

 28分には、警戒していたワンバック選手にバー直撃のシュートを打たれてしまいます・・・
 ヒヤッとするシーンが何度あったか分かりません。

 しかし、その時間帯を無失点で抑えた日本、徐々に自分達の攻撃の形を出せるようになってきました。
 元浦和の安藤選手の裏への飛び出しから何度かチャンスになります。安藤選手、相変わらず、キレのある動きをしています。

 アメリカのプレッシャーも若干弱まってきたか・・・日本のパスワークが機能し始めた感じもします。
 
 ここで前半終了・・・

 ちょっと、日本はミスが多過ぎですね。アメリカのプレッシャーが強烈なのは分かりますが、もっと出来ると思います。中盤でのボール回しが上手くいかないと、日本の良さは出ません。HTで気持ちを切り替えて、後半修正してもらいたいです。

 しかし、なでしこはよく耐えました。前半日本が打たれたシュートは12本・・・感覚的にはもっと打たれていたような気がします。それ位アメリカの攻撃は迫力がありました。スピードも高さも技術も全てトップレベルです。世界ランク1位も頷けます。しかし、なでしこにも勝つチャンスは必ずあります。最後まで諦めないで全力を尽くしてほしいです。

 後半開始。

 相変わらず、アメリカの攻勢の立ち上がり・・・でも、前半ほどやられっぱなしという感じではなくなってきました。

 日本のプレスもようやく効くようになってきました。

 後半21分、大野選手に代えて丸山選手。安藤選手に代えて永里選手を投入。

 川澄選手を中盤に下げて、その二人を2TOPに置いてきました。
 前線からのプレスを更に強める狙いでしょうか?
 
 後半24分。ロングボール1本から、モーガン選手に決められて0-1、日本先制されてしまいました。

 ここまで、耐えてきたんですが・・・
 
 しかし、これでなでしこは攻めるしかなくなりました。
 ボランチの澤選手がポジションをかなり上げています。点を取りにきています。

 後半35分、川澄選手のインターセプトから右に展開、永里選手がセンターリング、中央で丸山選手が潰れますが、アメリカのDFがクリアミス。そのボールを拾った宮間選手がGKの動きをよく見てシュート、見事ゴールに突き刺さりました。1-1の同点、日本追い付きました!

 いやぁ、見事でした!前線の選手が連動しての素晴らしい得点でした。

 こうなると、勢いは日本です。アメリカを押し込むシーンもしばしば・・・

 そのまま後半も終了、1-1のまま決着がつかず延長戦突入となりました。
 なんだか、すごい試合になってきました・・・

 延長前半開始。
 早めに勝負を決めたいアメリカが仕掛けてきました。プレスが強烈です・・・

 それを再び耐えていた日本ですが、延長前半14分にとうとうアメリカのエース、ワンバック選手に決められてしまいました。左サイドからのセンターリングに頭で合されました。警戒はしていたのでしょうけど・・・やっぱりすごい選手だ。

 サイドを変えた延長後半。
 もう、攻めるしかなくなった日本。
 ようやく、日本らしい流れるようなパスサッカーで猛攻を仕掛けます。

 またもや、この土壇場でなでしこが信じられない底力を発揮し、同点に追い付きます。
 延長後半12分、宮間選手の左からのCKに合わせたのは・・・やっぱりこの人、キャプテン澤選手でした。

 難しいボールでしたが、右足のアウトでコースを変えて流し込みました。
 この場面で、あのスーパーゴールを決めるんだから、本当に偉大な選手です。

 延長後半終了直前には、PA近くで相手の得点機をファールで阻害したということで、岩清水選手が一発レッドで退場になります。あれで退場ですか・・・ちょっと、厳しい判定ですが、仕方ありません。

 その後も体を張った守備で、アメリカにゴールを割らせなかった日本。すごい精神力です・・・

 延長戦でも決着が付かず、とうとうPK戦へ突入です。
 
 両チーム、死力を尽くした戦い。本当に歴史に残る激戦になりました。

 PK戦に入る前に佐々木監督を中心にして、選手とスタッフ全員で円陣を組んだなでしこ。この緊迫する場面でみんなの顔には笑顔が・・・”ここまで120分全力でやり切ったから、PK戦で負けても悔いはない。胸を張って日本に帰れる”という満足感があったのかもしれません。

 PK戦、固くなったのはアメリカの選手の方だったようですね。日本選手は普段通りの精神状態で臨めたのでは。
 アメリカは1人目から3人連続で外してしまいました。海堀選手の反応も素晴らしかった!

 日本は4人目、この試合でもワンバック選手相手に奮闘していたDFの熊谷選手がゴール右上に突き刺して、日本の優勝を決めました。
 
 この試合、何度も崖っぷちに立たされながら、その度にはい上がってきたなでしこジャパンの不屈の精神力。
 いや、常にベストを尽くし諦めないその姿に、本当に感動しました!

 日本本来のパスサッカーが組み立てられない中、体を張った全員守備で耐え抜いたことが一番の勝因です。
 
 MVPには、5得点で得点王となったキャプテン澤選手でした。誰も異存はないでしょう。
 この試合も、得点だけでなく、危ないシーンに幾度となく顔を出し、ピンチを未然に防いでいました。
 日本サッカーの歴史に残る名キャプテンになりましたね、名実ともに。

 このなでしこの快挙は、日本サッカー界だけでなく、震災で揺れる日本の国民全体を勇気付けるものです。

 「どんな逆境でも、力を合わせて、諦めずにベストを尽くせば、必ず道は拓ける」 
 
 そんなメッセージを自らのプレーで示してくれました。

 そして、”日本は決してこの困難に負けない”という強い意志を、全世界に発信してくれた。

 おめでとう!なでしこジャパン!!本当に感動と勇気をありがとう!

 そして、お疲れ様です。しばらくはゆっくりリフレッシュして、また、ロンドンでの金メダルを目指して頑張ってほしいですね。

 頑張れ、ニッポン!!

サッカー女子日本代表W杯いよいよ決勝へ・・・

  なでしこジャパン、やりましたね!眠気に負けず、早起きした甲斐がありました・・・

 ドイツで開かれているサッカー女子W杯の準決勝で、日本代表がスウェーデン代表を破り、見事決勝進出を決めました。オリンピック、W杯通じて初のメダル獲得が決定しました!

 試合が行われたのは、日本時間で朝方の4時近くからでした。

 目覚ましを3時半にセットしておいたが、起きれたのは4時半過ぎ・・・やっちまいましたね(笑)。

 おかげで、後半からの観戦となってしました。なでしこの皆さん、ごめんなさい・・・

 それでも、十分楽しませてもらいましたし、感動しました。
 
 ピッチで躍動するなでしこ達の姿はとてもまぶしかった!

 この試合、佐々木監督は今まで変えることがなかったスタメンを初めて変更してきました。
 
 FWの永里選手に代えて、同じくFWの川澄選手を抜擢しました。

 彼女のなでしこ1という豊富な運動量を買ってのことらしいですが、これが見事にはまりました。

 前半、パスミスから1点を失ってしまった日本ですが、すぐさま反撃、同点に追い付きます。
 宮間選手の左からの正確なクロス、それに川澄選手がDFと競り合いながら体ごと飛び込み、執念で、ボールを体に当て、ゴールにねじ込みました。

 この川澄選手、157cmのサッカー選手としては小柄な体が大柄な相手DFに囲まれて更に小さく見えましたが、全く臆せずプレーしていました。

 この試合に関しては、この1点が全てだった気がします。この1点でチームは落ち着きを取り戻し、後半は、素晴らしいパスワークと運動量で相手を圧倒していました。逆転は時間の問題という感じでしたね。

 案の定、後半早々日本が勝ち越しゴールを挙げます。

 決めたのは、やっぱりこの人、キャプテンの澤選手でした。
 実は彼女、前半に失点に繋がるパスミスをしていました。
 
 普通の選手なら、そこで動揺して普通通りのプレーが出来なくなるところですが、彼女は違います。それで落ち込むようなヤワではありません。

 澤選手は、HTでチームメートに、「ミスした分、点を取るから許して」と話したとか・・・

 さすが、10代の時から日の丸のユニフォームに身を包み、日本のエースとしてチームを牽引してきた彼女です。普通、失点に繋がるミスをした直後にそんなセリフは言えないでしょう。
 他の選手もキャプテンがそういう姿勢だと、”キャプテンのためにも・・・”と、更に気合が入ります。

 澤選手、本当に気持ちの強い、芯のしっかりした人です。これまでにも数々の過酷な状況を経験してきたのでしょう・・・それをしっかり自分の力にしている、尊敬しますね。

 W杯も最初の大会から5回連続出場、テクニックも抜群・・・そんな彼女がピッチの上にいることが、他のイレブンに与える安心感は言葉では表せないくらい大きいものです。

 今大会ではボランチとして、「チームの心臓」として大活躍、挙げた得点もすでに4つ!
 自他ともに認める、今回のなでしこジャパンの大黒柱です。

 さて、試合に戻ると、トドメの3点目が日本に入ります。
 得点者はまたしても川澄選手でした。

 飛び出していた相手GKの位置を冷静に確認して、見事なループシュートを決めました!

 ドイツ戦の丸山選手やこの試合の川澄選手のように、出番の少ない選手がピッチに入ってすぐに結果を出すところからも、チームの雰囲気の良さを知ることが出来ます。
 控え選手がピッチにいる選手と同じくらい集中して試合に入っているという証拠です。全ての控え選手がいつでも出れる状況に、心理的にスタンバイが出来ている。全員で勝利を勝ち取ろうという意識がチーム全体から伺えます。
 
 試合はそのまま危なげなく、3-1で日本の勝利に終わりました。
 4万5千人を超えるスタジアムの観衆も、なでしこ達の素晴らしい戦いぶりに拍手を惜しみませんでした。

 北京五輪での活躍もあって、今でこそなでしこジャパンの認知度はとても高いですが、それ以前の日本女子サッカー界の置かれていた状況は、かなりシビアなものでした。

 日本では抜きんでた存在の澤選手でさえ、バイトをしながら選手生活をしていた時期もあるそうです。
 今回のなでしこのメンバーのほとんどがそのような厳しい状況を経験しながら、サッカーを続けていたいうのは想像に難くありません。

 しかし、そういう状況に負けず、サッカーを続けてきた彼女達には、こういう注目される状況でサッカーを出来ることに、大きな喜びを感じて、感謝しながらプレーしているのが画面を通じてでも、とてもよく分かります。

 審判への異議もほとんどなし、ファールを受けても必要以上に倒れたままでいず、すぐに立ち上がりプレーを再開する・・・少しでも多くの時間、サッカーをしていたい、そんな気持ち溢れています。

 そんな彼女達のモチベーションを更に上げているのが、日本を襲った、「3.11」の大震災です。

 彼女達は、被災地の状況を知り、更にサッカーをプレーできること自体が恵まれていることを感じたことでしょう。そして、自分達が頑張って、震災の被災者の力になって、勇気を与えられれば・・・と、なでしこの強い団結力が更に固まったように思います。

 もともと高い技術力、パスワークには定評があった日本。それに、鉄の団結力と決して挫けない勝利への意思が加われば、そうは簡単には負けるものではありません。

 決勝進出も、全く意外でも何でもありません。当然の結果です。

 澤選手を中心にした流れるようなパスサッカー、決勝の舞台で更に世界を驚かせることになるでしょう。
 
 我が浦和レッズレディースの熊谷選手も巨漢の相手FW相手に空中戦でも負けていませんでした。
 元浦和のエースで現在ドイツのリーグで活躍中のFW安藤選手も、左サイドを何度も得意のドリブルで切り裂いていました。決勝では、彼女の得点も見てみたいですね。

 この試合では、途中出場だった永里選手は次のようなコメントを残しています。

「また、新たな苦しみを得られたことを本当に幸せに感じる。こうして今の自分が挑み続けられているのも、本当に沢山の人に支えられているから。それを、強く、深く、感じている。」

 選手達全員がそういう気持ちを持って、チームが一丸になって戦えば、勝てない相手はいません。

 決勝の相手は、世界ランク1位の米国です。日本が過去に20回以上戦って、一度も勝てていない相手です。

 しかし、なでしこ達に臆する気持ちはないでしょう。彼女達はドイツに居ながらにして、日本中からの応援を背中に感じているし、自分達がすべきこと、出来ることをしっかりわきまえているから。

 決勝の試合は、日本時間で18日の早朝です。
 その日は、海の日の祝日で多くの人は休日です。多少無理してでも、この試合を観ようという方が多いのでは。

 なでしこにとって、いや、日本サッカー界にとって千載一遇のビッグチャンス、是非、優勝を勝ち取ることを切に願っています。泣いても笑っても最後の試合、悔いを残さないよう、楽しんで、ベストを尽くしてほしい。

 頑張れ、なでしこジャパン!負けるな、ニッポン!!

 

サッカー女子日本代表W杯ベスト4進出!!

 今日も朝から暑いです・・・とうとう、関東でも梅雨が明けてしまいました。

 ”勝負の夏”が本格的にスタートです。原発事故に端を発した今夏の電力供給不足問題は、日本という国の総合力が試されています。国はほとんどあてにならないので、僕ら一人一人がやるしかない。

 出来ることを一つずつ・・・無理せずに続けていきましょう!

 今日は朝から嬉しいニュースが飛び込んできました!

 海の向こう、ドイツで開かれているサッカー女子W杯で、日本代表が3連覇を狙っていた優勝候補の筆頭、地元ドイツを延長戦の末破って、ベスト4進出を決めました。

 asahi.comの記事から(7/10付)

 完全アウェイの状況の中、体格やパワーで完全に上回っているドイツを相手に一歩も引かない熱戦だった、との報道です。

 全員が一丸となった攻守を延長戦までやり切り、最後はキャプテン・澤選手からパスを受けた途中出場のFW丸山選手がゴールを決めて勝負を決めました。

 いや、本当に素晴らしいです!
 彼女達の奮闘ぶりは、日本人もやり方次第で世界で互角に戦っていくことができることを改めて示してくれています。
 単純な力比べてはどうしても負けてしまいます。一瞬のスピード、クイックネス、献身性、チームワーク・・・
そういった日本人の強みを前面に押し出していけば、勝機はあるということです。

 これは、サッカーなどのスポーツに限ったことではありません。
 ほかの分野でも同様です。日本人ならではの個性が
 丸山選手は、以前、東京電力マリーゼに所属して、エースストライカーとして活躍していました。
 日本人にとっても意義ある1点でしたが、東電の社員、関係者にとっても勇気を与えてくれる意地のゴールとなりました。
 
 彼女は原発事故に関して、東電を擁護する内容の記事を自らのブログに載せて、物議を醸したこともありました。その後彼女自身が謝罪のコメントを載せて、事態は収拾しました。

 震災直後にブログにそのような記事を載せることへの是非についてはここでは置いておきますが、東電の1社員として一生懸命働いて、プレーをしていた彼女の気持ちも痛いほど分かるし、多くの東電の社員の皆さんもそのような気持ちを持たれている方も多いはず。

 謝罪はしたけれど、彼女の中にはやり切れない想いが溜まっていたことでしょう。

 それをバネにしての値千金の決勝ゴール、見事です!

 彼女の逆境に負けない強い気持ちが、全ての東電の関係者、特に、福島第一原発で日々奮闘する作業員、技術者にも届くことを願っています。

 なでしこ達は、

 「どんな強敵や困難に対しても怯むな、立ち向かえ!」

 というメッセージを自らのプレーで示してくれました。
 僕らも震災程度に負けてはいられません。
 
 次勝てば、念願の表彰台です。
 いや、もうここまで来たら、あと2つ勝って優勝してしまいましょう。
 世界に、日本は負けない、元気だ!というメッセージをもっと発信してほしい。
 そして、僕らにも勇気を・・・
 頑張れ!なでしこジャパン!!


 それに関連して、武田双雲さんの今日のブログの記事から。
 仰る通り、今出来ることを・・・・諦めるには早過ぎます、何事にも。

≪未来のことは誰もわかりません。

わからないから

希望を抱こうが

絶望にひたろうが

どちらも個人の自由。

未来は
わからないからこそ

確かな今日という一歩を大切にしたいもんです。

今の先に未来があるから。

 武田双雲の公式ブログ「書の力」の記事から(7/10付)  ≫

 「未来」は「今」の延長上にある。全ては繋がっています。 なでしこの活躍も、継続した努力の賜物です。

 「今」努力しない者に「未来」を語る資格はない。

 まだまだこれから・・・負けるな、ニッポン!!
プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

宜しくお願いします!

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