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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 名古屋グランパス』(’14 第34節)

 12月6日の土曜日。関東は日中、澄み渡った青空が広がりました。

 空気は身を切るように冷たいです。12月に入り、いよいよ冬本番という感じですね。

 この日、JリーグJ1の第34節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、名古屋グランパスとデーゲームでホーム・埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は、前節、後半アディショナルタイムの失点でサガン鳥栖と引き分けました。

 その結果、勝ち点でガンバ大阪に並ばれ、得失点差で2位につけています。

 自力での優勝が消え、非常に厳しい状況に追い詰められた浦和。

 それでも、可能性がある限り、あきらめるわけにはいきません。

 この試合に勝つことに全力を尽くし、他会場の結果を待ちましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 青木 阿部 宇賀神 柏木 梅崎 
 FW:李


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは阿部君と青木君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに李君。

 試合は開始早々に動きます。

 2分の浦和、左からのコーナーキックを得ます。

 キッカーの柏木君の左足から放たれたボールが、ファーサイドで待ち構えていた槙野君へ。

 槙野君、マーカーをうまく抑えながら、フリーで強烈なヘディングシュートを放ちます。

 ボールはクロスバーに当たり真下に跳ね、そのままゴールイン。1-0、浦和が先制します。

 槙野君、気迫でゴールにねじ込みましたね。

 電光石火の先制点。この試合に懸けている選手たちの気持ちが表れた得点でした。

 名古屋の最終ラインは4人。闘莉王選手とボランチのダニルソン選手を中心にセンターを固めます。

 攻撃は、1トップの川又選手に預けてから、両サイドに散らしての速攻が狙い。

 9分の名古屋、小川選手が右足で強烈なシュートを放ちますが、クロスバーに弾かれて得点にはならず。

 点をとった序盤こそ、浦和がサイドからリズムよく攻め込んでいましたが、徐々に態勢を立て直した名古屋に押される展開となります。

 名古屋は、両サイドの攻撃的MF、永井選手と小川選手がサイドバックと連携しながら、鋭いアタックを繰り返します。

 浦和は、両WBとボランチが守備に追われる場面が多く、前線と最終ラインが分断して攻撃を組み立てられない苦しい状況が続きます。

 34分の名古屋、矢田選手がカウンターから右サイド、かなり遠い位置からミドルシュートを放ちますが、右ポストを直撃。

 浦和はまたしてもゴールマウスに救われ、命拾いをします。

 結局、前半は1−0、浦和リードで折り返し。

 得点こそ浦和がリードしていますが、決定機の数や内容では名古屋が上回った45分でした。

 闘莉王選手が陣取る名古屋のセンターは、さすがに堅いですね。

 その前にいるダニルソン選手も効いていました。

 浦和は中央でなかなか起点がつくれず、ボールを失っては名古屋の切れ味のあるサイドアタックを受けてしまいました。

 リードしているとはいえ、1点ではまったく安心できません。

 浦和の選手たちも、前節、いやというほど思い知ったことでしょう。

 1点を守り切るのではなく、2点目、3点目を取りにいく。

 その強い気持ちが、奇跡を呼びます。選手たちの奮起に期待したいです。

 後半開始。

 52分に名古屋のディフェンスのキーマン、闘莉王選手が負傷退場。

 ここから試合の流れが一気に浦和に傾きます。

 中央で起点をつくれるようになり、攻撃の幅が広がり、持ち前の波状攻撃を仕掛けるシーンが増えます。

 65分の浦和、負傷した宇賀神友弥選手に代わって関根貴大選手が入ります。

 右WBに関根君が入り、左WBに平川君が回ります。

 68分の浦和、カウンターから右サイドの関根君が抜け出し、ドリブルでゴール前に切れ込みます。

 最後は横パスを受けた逆サイドの阿部君が狙いすましたミドルシュートを放ちますが、わずかに左ポストの外。

 72分、名古屋の左サイドからのコーナーキック。

 キッカーの小川選手の左足クロスに中央の矢野選手がヘディングで合わせます。

 タイミングよく叩きつけたボールは枠をとらえますが、西川君が横に跳んで左手一本でかき出します。

 しかし、そのこぼれ球を狙っていたのは牟田選手が、カバーに入った槙野君より一瞬早くボールに触り、ゴールに蹴りこみました。1−1、名古屋が同点に追いつきます。

 浦和は、前節に引き続き、またしてもセットプレーからの失点です。

 点を取るしかなくなった浦和は、すぐさま選手交代。

 74分、青木拓矢選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。

 柏木君をボランチに下げる超攻撃的なオプションを採用します。

 82分の名古屋、カウンターから左サイドを突破、中央の川又選手がフリーでダイビングヘッド。

 しかし、ボールは右ポストをかすめてゴールラインを割りました。

 86分、浦和は最後の交代カードを切ります。

 平川忠亮選手に代わって鈴木啓太選手。

 89分の名古屋、右サイド浦和陣内でパスをカットし、左サイドへ展開。

 ボールを受けた永井選手がドリブルで独走し、そのまま右足を振り切りました。1−2、名古屋が逆転に成功します。

 浦和は完全に前掛かりになっていたので、この形での失点は仕方ないですね。

 永井選手のシュートも素晴らしかったです。

 アディショナルタイムは5分。

 浦和は、最後の力を振り絞って反撃しますが、名古屋の堅い守りをなかなか崩すことができません。
 
 90+3分の浦和、李君の左足シュートが枠をとらえますが、相手ゴールキーパーが弾いて惜しくもゴールならず。

 結局、1−2で名古屋の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 今季を締めくくる最終戦は、主導権が行ったり来たりのハラハラドキドキのエキサイティングな試合。

 幸先よく開始直後に先制点を奪った浦和でしたが、その後に攻撃のリズムが悪くなってしまいました。

「勝たなければならない」という気持ちが、選手たちの意識の重心をほんの少し後ろに向かわせてしまいましたね。

 優勝争いという極度のプレッシャーがそうさせるのでしょう。

 先制してから名古屋ペースの時間帯が多かったですが、浦和にも決定的なチャンスはいくつもありました。

 とくに後半、闘莉王選手が負傷退場したあとは、いつ浦和が追加点を奪ってもおかしくない状況。

 ここで2点目をとれなかったことが、最大の敗因となってしまいました。

 今季の浦和は序盤戦から、先に点を奪ったあとに落ち着いてしまい、2点目がなかなかとれずに苦戦するという試合が目につきました。

 中盤戦までは、守備陣の頑張りによって覆い隠されていましたが、守備の集中力が落ちてきた終盤戦に徐々に目立つようになりました。

 そして興梠君の負傷離脱により、大事な最終盤に解決されていなかった問題が一気に吹き出した格好です。

 西川君を守護神として迎えた今季、守備力については目を見張る成長を見せてくれました。

 選手層は厚くなり、攻撃の組み立てなどミシャのサッカーの戦術に対する理解度も大きく向上しました。

 それでも優勝に手が届かなかった理由を挙げるならば、『勝負どころでの決定力』ということになるでしょう。

「ここで決めれば、相手に与えるダメージが大きい」

「ここで決めれば、相手は立ち直れない」

 そういう場面で決めきれず、相手に合わせてペースを落としてしまう、精神的な甘さが優勝を逃した最大の理由です。

 中盤まで大きな勝ち点差をつけて独走しながらも、最後に失速しての2位。

 主力選手を怪我や病気で欠くというアクシデントもありましたが、それは他のチームにもあること。言い訳にはなりませんね。

 優勝するための実力が不足していた。ただそれだけのことです。

 本当に悔しいですが、この悔しさをバネにメンタルの部分を鍛え直し、来季こそ、悲願のリーグ優勝を勝ち取ってほしいです。

 スタジアムに足を運んだ皆さん、お疲れ様でした。

 そして、優勝という夢をシーズンの最後の最後まで見せてくれた浦和の選手、スタッフの皆さんには感謝したいです。

 本当にありがとう! お疲れ様でした。

 惜しくも夢は叶うことはありませんでしたが、この苦い経験は、来季の終盤に必ず生きてきます。

 これまで積み重ねてきたサッカーに上積みをし、さらなる進化を遂げた、新しい浦和を見せてくれることを期待します。

 監督がミシャに代わって4年目の来季こそは、夢を夢のまま終わらせず、実現するシーズンに。

 Jの頂点、そして、アジアの頂点へ再び!

 2015年も、選手、スタッフ、サポ一丸となって、駆け抜けましょう。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『サガン鳥栖 vs 浦和レッズ』(’14 第33節)

 11月29日の土曜日。関東ではかなりしっかりした雨が降りましたが、西へいくほど天気は回復し、九州は晴れ。

 全国的に、この時期としては気温が高めの1日でした。

 この日、JリーグJ1の第33節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、サガン鳥栖とデーゲームでアウェイ・ベストアメニティスタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、2位につけるガンバ大阪との天王山に敗れて痛い星を落としました。

 対する鳥栖は、ここ2試合連勝して調子を上げてきています。

 首位の浦和と勝ち点差「5」の4位につけ、優勝への希望をつないでします。

 浦和は、鳥栖のアウェイ戦はここ2年、完敗を喫している“鬼門”です。

 しかし、ここまできたらそんなことはいってられませんね。

 過去は過去、ぜひとも勝ち点「3」を持って帰りたいところ。

 どちらも優勝のために負けられない試合。力の入った熱戦を期待したいです。
 
 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 青木 阿部 宇賀神 柏木 梅崎 
 FW:李


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは阿部君と青木君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに李君。

 3分の浦和、右からのクロスを李君が頭で逆サイドに流したボールを宇賀神君がダイレクト右足で強烈なミドルシュートを放ちますが、惜しくもバーを叩きます。

 鳥栖の最終ラインの4人とボランチの2人でブロックをつくって中央の守備を固めます。

 攻撃では、持ち味の手数をかけないシンプルな攻めを徹底しています。

 サイドから速攻を仕掛けて、早いタイミングから長身の1トップ豊田選手をターゲットにどんどん放り込んできます。

 立ち上がりから、アウェイの浦和がペースを握ります。

 高い位置を取ろうとする鳥栖のSBの裏のスペースを有効に使って、チャンスをつくり出します。

 33分の浦和、ハーフウェイラインあたりでロングフィードのボールに反応した李君が相手ディフェンダーと入れ替わって抜け出します。

 さらに1人をフェイントで交わしてドリブルで突進、カバーに入ったディフェンダーと競り合いながら左足でシュートを放ちますが、わずかに左ポストの外に外れます。

 試合が進むとともに、鳥栖が徐々に盛り返します。

 ダイナミックな縦への攻撃の繰り返しが、浦和の守備陣へのボディーブローとなります。

 鳥栖の圧力を受けて、浦和の重心が後ろに下がり、守から攻への切替が遅くなります。

 40分の鳥栖、右からのスローインの流れから菊池選手の強烈な右足ミドルシュートが枠をとらえます。

 しかし、このボールは西川君がしっかりとキャッチ。ことなきを得ます。

 結局、前半は0−0、スコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は浦和は3本、鳥栖も3本。

 内容もほぼ互角といってもいいでしょう。

 お互いの持ち味を出し合った、密度の高い45分でした。

 浦和は、ボールを支配し、サイドを起点に相手ゴールに迫りました。

 相手の最終ラインの背後をうまく突いてチャンスをつくりましたが、最後の精度を欠き無得点。

 鳥栖も数は少ないながらも、時折みせるカウンターは鋭いものがありました。

 左右から繰り出される正確なクロスに、前線の選手が体ごと飛び込んでいく。

 わかっているのに止めるのが難しい、そんな怖さが鳥栖の攻撃にはあります。

 お互いに守備の集中を切らさない緊迫した戦い。

 ミスをしたほうが負け。一瞬のスキが勝敗を分ける、そんな試合になりそうですね。

 後半開始。

 開始早々、浦和にビッグチャンスが訪れます。

 46分、右サイドを突破した森脇君がドリブルで最終ラインを突破、深い位置からマイナスに折り返します。

 逆サイドまで流れたボールを宇賀神君がシュートを打つと見せかけて、中央の李君にパス。

 フリーで受けた李君が左足でシュートを放ちますが、わずかにバーの上を超えていきました。

 51分の鳥栖、豊田選手が頭で落としたボールが池田選手の足元へ。

 池田選手が至近距離から右足でシュートを放ちますが、ボールはバーを越えていきました。

 65分、勝たなければならない浦和が2枚同時に選手交代のカードを切ります。

 梅崎司選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。平川忠亮選手に代わって関根貴大選手。

 マルシオは2シャドーの一角に、関根君は左WBへ入り、宇賀神君が右WBへ回ります。

 あくまでも点をとりにいくミシャ。

 その指揮官の思いが選手たちに伝わったのか、その直後、浦和に待望の先制点が入ります。

 68分、右サイドから斜めに走りこんだ李君が、ロングフィードに反応して最終ライン裏のスペースへ抜け出します。

 ペナルティエリアに入ったところで、相手ディフェンダーの後ろからのスライディングで倒されます。

 レフェリーの判定はファール。浦和がPKを獲得します。

 キッカーは、キャプテンの阿部君。

 プレッシャーのかかる場面でしたが、冷静に右足でゴール右隅に沈めました。1-0、浦和が先制します。

 この試合、味方がボールを持つたびに、相手の最終ラインの裏を狙う動きを繰り返していた李君。

 その献身的な動きが、この大事な場面でようやく実を結びました。

 この緊迫する場面でPKを決めた阿部君、さすがです。

 過去に多くの修羅場をくぐり抜けてきた経験がものをいいましたね。

 プレーでも精神面でも、なくてはならない存在。本当に頼りになるキャプテンです。

 このプレーで鳥栖の菊池選手が一発退場となり、浦和は、残り時間を1人多い状態で戦うことになります。

 浦和は数的優位を生かしてボールをキーブし、圧倒的に攻め続けます。

 決定機を何度もつくりましたが、鳥栖の体を張った守備にゴールを割ることはできません。

 残り時間10分を切ったところで、浦和は最後の交代カードを切ります。

 83分、宇賀神友弥選手に代わって永田充選手。

 長身の永田君を入れて、鳥栖のストロングポイントである「高さ」を封じる意図です。

 浦和は、ロングボールを放り込んでくる相手のパワープレーをはね返しつつ、数的優位を生かしてボールをキープして試合を閉めにかかります。

 このまま浦和がプラン通りに逃げ切るかと思われたアディショナルタイムにドラマが生まれます。

 90+4分、鳥栖は左コーナーキックを獲得します。

 キッカーの蹴ったボールが中央の小林選手の頭にピタリ。

 狙いすましたヘディングシュートがゴール左隅に吸い込まれました。1−1、鳥栖が土壇場で同点に追いつきます。

 ヘディングの強い選手がそろえた鳥栖のセットプレーは、浦和の選手たちは最も警戒をしていたはずですが、最後の最後にやられてしまいました。

 鳥栖がゴールキーパーの林選手まで参加させて執念でもぎとった同点ゴール。見事でした。

 その直後、試合終了のホイッスルが鳴り、結局、1−1の引き分けに終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 お互いに持てる力を出し切った熱戦は、痛み分けのドロー。

 両チームの選手たちのこの試合に賭ける気持ちが伝わるナイスファイトでした。

 ロングパスを主体に空中戦に持ち込もうとする鳥栖。あくまでパスをつないでゴールを目指す浦和。

 志向するサッカーのスタイルが正反対なため、やりにくさはあったでしょう。

 それでもお互いの良さを出し合った、見ごたえのある内容でした。

 浦和は、過去2年痛い目にあってきた鳥栖をしっかり研究していましたね。

 相手のエース豊田選手を那須君中心に徹底マーク、決定的な仕事をさせずに封じ込めました。

 攻めても、ラインコントロールが甘い鳥栖の守備の弱点を見事に突いて得点を奪うことに成功します。

 浦和は、主力選手を何名か欠いてベストのパフォーマンスを見せることができないなかでも、プラン通りに試合を進めていきました。

 残り数十秒、最後のワンプレーが本当に悔やまれます。

 しかしそれ以上に悔やまれるのが、数々の決定機を外し続けたこと。

 とくに先制点を奪った後、10人になって気落ちした相手に決めきれなかったことが勝ち切れなかった最大の原因です。

 1点リードで相手が1人少ないシチュエーションとなり、「もう大丈夫」と選手たちの気持ちが少しゆるんでしまったのでしょう。

 その甘さが命取りとなりました。

 優勝を狙うには、引き分けという結果は残念ですが、内容的には、この1年のチームの成長が感じられるものでした。

 昨季、同じ33節での対戦では鳥栖に完敗でした。

 浦和は、長いシーズンの戦いで体力的にも精神的にもスタミナを切らせてしまい、ミスを連発してカウンターから失点を重ねた苦い思い出があります。
 
 この日の浦和は、鳥栖のロングボールにも粘り強く対応し、集中を切らすことなく走り続けました。

 層が厚くなり、戦術理解もさらに深まったことで、選手たちがいつでも自分たちのサッカーをやり切れる自信を身につけたことが大きいですね。

 今季は今まで以上に、ベンチメンバーを含めた18人全員で戦っているという印象が強いですが、それを象徴する試合といえるかもしれません。
 
 選手の皆さん、スタジアムに足を運んだ皆さん、本当にお疲れ様でした。

 浦和はこの引き分けで、ガンバ大阪と勝ち点で並びましたが、得失点差で2位転落となりました。

 自力での優勝は消えましたが、優勝の灯が消えたわけではありません。

 最終節は、ホームで名古屋グランパスとの対戦です。

 今季を締めくくる集大成となる大事な試合。

 最終的な順位はどうあれ、浦和らしいサッカーをやり切って、勝って今年を締めくくりましょう。

 あきらめない気持ちが奇跡を生みます。

「人事を尽くして天命を待つ」

 可能性がある限り、ベストを尽くすだけです。

 閉じかけた優勝への扉を再びこじ開けるためには、下を向いている時間はありません。

 選手、スタッフ、サポが一丸となって、最後の最後まで全力を尽くしましょう!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs ガンバ大阪』(’14 第32節)

 11月22日の土曜日。関東は抜けるような青空が広がりました。

 風は穏やか、気温もこの時期にしては高め。絶好のスポーツ観戦日和でした。

 この日、JリーグJ1の第32節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ガンバ大阪とデーゲームでホーム・埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は、前節、横浜F・マリノスに競り勝ち、貴重な勝ち星を手にしました。

 今節、勝ち点差「5」で2位につける大阪を破れば、2試合を残して8年ぶり2回目の優勝を決めるという大事な一戦です。

 そういえば、初優勝を決めた2006年の最終節も、同じ対戦相手、同じスタジアムですね。

 浦和は、満員の埼スタで多くの名勝負を演じてきた“永遠のライバル”を下し、優勝を決めることができるか。

 最高の相手に、最高のコンディション。そして、最高のスタジアムの雰囲気。

 頂上決戦にふさわしい白熱した試合を期待しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 青木 阿部 宇賀神 柏木 梅崎 
 FW:李

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは阿部君と青木君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに李君。

 大阪の最終ラインは、フラットな4バックを敷きます。

 センターバック2枚とボランチが中央を固め、浦和に前線の起点をつくらせない守備です。

 攻撃は、ボランチの遠藤選手を経由して、手数をかけずに強力な2トップ(パトリック選手、宇佐美選手)にいい形でボールをつなげる狙いです。

 立ち上がりから、優勝のためには勝つしかない大阪が積極的に攻撃を仕掛けます。

 中盤で積極的にプレスをかけ、ボールを奪って、両サイドから鋭く浦和ゴールに迫ります。

 対する浦和は、体を張った守備で大阪の攻撃をはね返しつつ、得意のカウンターから両サイドを起点にチャンスをうかがいます。

 浦和は、高い位置をキープする大阪の両SBの裏のスペースを狙っていますね。

 両WBへのロングフィードを効果的に使って、攻撃の起点をつくっています。

 お互いに攻撃的な気持ちを前面に押し出しますが、守備陣が踏みとどまって失点を許しません。

 攻撃から守備への切り替えが速く、テンポの早い好ゲーム。

 42分の浦和、槙野君のクロスが相手選手に当たってそのまま大阪ゴールへ。

 しかし、相手ゴールキーパーが右手1本でかき出し、惜しくもゴールならず。

 44分の大阪、宇佐美選手の浮き球のパスに、パトリック選手がヘディングで合わせますが、西川君が横っ飛びで弾き出します。

 結局、前半は0−0、スコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は浦和は3本、大阪は5本。

 立ち上がりは大阪、徐々に浦和が盛り返してペースを握りました。

 内容的にはほぼ互角、がっぷり四つに組み合った見ごたえのある前半戦。

 集中を切らす選手もなく、ミスらしいミスがない引き締まった45分でした。

 この試合に賭ける両チームの選手たちの気迫が感じられます。

 一瞬でも気を抜いた方が負け、そんなピリピリした神経戦。
 
 両監督のベンチワークも勝敗の分かれ目になりそうですね。

 勝つしかない大阪は、後半さらに前掛かりにくるでしょう。

 浦和は、気持ちで受けに回らないこと。堂々と攻め合って、点を決めてほしいです。

 後半開始。

 先に動いたのは、ホームの浦和。

 次々と2枚の選手交代のカードを切ります。

 56分、梅崎司選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。

 64分、平川忠亮選手に代わって関根貴大選手。

 マルシオは2シャドーの一角に、関根君は右WBへそれぞれ入ります。

 持てる攻撃的なオプションをすべて使って、点を取りにいく浦和。

 対する大阪も、前線から浦和の最終ラインに圧力をかけて、前への姿勢を強めています。

 67分の浦和、関根君の横パスにオーバーラップした青木君が右足で強烈なシュートを放ちますが、わずかにバーの上を越えました。

 82分の浦和、マルシオの右サイドからのフリーキックに、柏木君がポストとなって逆サイドの宇賀神君に落とします。

 フリーでボールを受けた宇賀神君、狙いすまして右足でシュートを打ちますが、ここも相手ゴールキーパーの好守で得点ならず。

 85分の大阪、カウンターから右サイドをかけ上がった阿部選手が左足で強烈なミドルシュートを放ちます。

 ボールは枠をとらえましたが、ここも西川君が弾き出し、ことなきを得ます。

 気持ちは相手ゴールに向きながらも、守備の集中を欠かさない両チームの選手たち。

 球際の攻防もさらに激しさを増し、優勝争いにふさわしい大熱戦となりました。

 残り数分となり、スタジアムからは選手たちに最後の力を振り絞らせるべく、「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こります。

 浦和が「さあ、これから!」という雰囲気になったその直後、大阪に一瞬のスキを突かれます。

 88分の大阪、カウンターから左サイド、ボールを受けた途中出場のリンス選手がディフェンダーを引きつけてから、中央に折り返します。

 ゴール前で待ち構えていたのは、これも途中出場の佐藤選手。

 右足インサイドでコースを狙ったシュートが、西川君の手をかすめてゴール左隅に転がり込みました。0−1、大阪が先制します。

 アディショナルタイムは4分。

 浦和は、3枚目の交代カードに怪我明けの興梠君を使い、最後まであきらめない姿勢を見せます。

 何度も大阪ゴールに迫りましたが、大阪の堅い守備をこじ開けられません。

 逆に90+3分、大阪がカウンターから倉田選手がダメ押しの2点目を決めて、万事休す。

 結局、試合は0−2で大阪の勝利で終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 優勝を占う大一番、注目の直接対決は、2位の大阪が首位の浦和を下し、勝ち点「2」差に迫りました。

 両チーム、高い集中力を切らせない密度の高い、ハイレベルな一戦。

 両チームの選手たちのこの試合に賭ける気持ちが伝わってきて、思わず見入ってしまう好試合でした。

 浦和は、敗れはしたものの、多くの時間帯で試合の主導権を握りました。

 WBを起点にして、執拗にSBの裏のスペースを突くことで相手の最終ラインを下げさせることに成功します。

 さらに相手の2トップを徹底マークで完全に封じ込めたため、大阪が攻め手をなくす場面もしばしばでした。

 守備はほぼ完璧に機能していましたから、いくつかの決定機を生かせなかったことが悔やまれます。

 やはり、決めるべきときに決めなかったことが最大の敗因ということになりますね。

 途中出場の選手たちの活躍の差も大きな決め手となりました。

 大阪は、代わって入った3人の選手がそろって得点に絡みましたね。

 日本代表の試合の影響などで、3週間ぶりの試合となった今節。

 その間に大阪は、ナビスコ杯の決勝を戦っています。

 体力的には不利な面もありましたが、気持ちを切らせずに試合勘を保つという意味ではプラスに働いたのでしょう。

 逆に浦和は、休養十分で動きは良かったものの、最後の得点に絡む部分の感覚が鈍ってしまったのかもしれませんね。

 浦和にとっては痛すぎる1敗。これで優勝の行方はわからなくなりました。

 とはいっても、浦和はまだ首位です。

 これで終わりではないし、これからが本当の正念場です。

 自力で優勝を決めることができる優位な状況は変わりませんし、下を向く理由はまったくないですね。

 この日見せてくれたような、気持ちの入った試合ができれば、結果はおのずとついてきます。

 他のチームの結果を気にする必要はありません。

 残りは2試合、浦和のスタイルを貫き、全力を尽くすだけに専念するだけです。

 選手の皆さん、スタジアムにかけつけた多くのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした

 次節はサガン鳥栖とのアウェイ戦。

 強敵には違いないですが、勝てない相手では、もちろんありません。

 浦和が真に優勝に値するチームなのか?

 大きなプレッシャーの中、本当の強さを試される一戦です。

 選手は自分たちのサッカーを信じて、力を出しきること。

 サポは選手たちを信じて、彼らを最後の最後まで支えること。

 浦和を愛するすべての人が一丸となり、悲願の優勝を自らの力でたぐり寄せましょう。

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【Jリーグ観戦記】『横浜F・マリノス vs 浦和レッズ』(’14 第31節)

 11月3日の文化の日。関東は1日秋らしい気持ちのよい青空が広がりました。

 この日、JリーグJ1の第31節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、横浜F・マリノスとナイトゲームでアウェイ・日産スタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、鹿島アントラーズとの熱戦を引き分けました。

 ここ3試合勝ちがなく、足踏みが続いています。

 優勝のプレッシャーでしょう。

 それを払いのけるためにも、強敵・横浜を倒して、優勝に王手をかける勝ち点「3」を勝ち取りたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 啓太 阿部 宇賀神 柏木 梅崎 
 FW:李

 不動の1トップの興梠君が前節の試合で腓骨骨折、長期離脱となりました。

 浦和にとっては痛い戦力ダウンですが、他のメンバーでなんとかカバーしてほしいです。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と梅崎君。1トップに李君。

 横浜の最終ラインは4枚。

 中澤選手と栗原選手の強力なセンターバックコンビとボランチが固める中央は相変わらずの堅さです。

 攻撃は、1トップの伊藤選手を起点に、ワイドに開いた両ウイングの素早い突破からチャンスを狙います。

 浦和は、立ち上がりからボール支配率は上回るものの、前線で起点をつくれず、相手ゴール前に攻めこむことができません。

 しっかり引いて人数をかけて守る横浜のプレッシャーが厳しいこともあるでしょう。

 横浜も、ボールを奪ったあと速攻を狙いますが、プレイに正確性を欠いてチャンスをつくることができません。

 お互いに重心を後ろにかけたまま、相手のスキをうかかう、そんなジリジリした展開が続きます。

 27分の横浜、右サイドのタッチライン際、佐藤選手が槙野君からボールを奪い、そのままドリブルで独走。

 ゴールキーパーと1対1となり、右足で強烈なシュートを放ちますが、西川君が必死に弾き出します。

 これが両チーム通じて前半唯一の決定的なシーンでした。

 結局、前半は0−0、スコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は浦和は4本、横浜は6本。

 浦和の慎重さは、シュート数の少なさにも表れていますね。

 優勝を狙うチームにかかる心理的な圧力でしょう。

 安全な横パスやバックパスばかりを選択し、ゴールに直結する縦パスやロングフィードが本当に少なかったです。

 負けたくない気持ちは分かるし、「最悪、引き分けでもいい」という気持ちも分かります。

 でも、ゴールに向かう姿勢を出さないと、勝ち点「1」も取れないという最悪の事態になりかねません。

 途中から出場する選手も含めた、ピッチ上のすべての選手たちの奮起に期待したいです。
 
 後半開始。

 攻撃のリズムを立て直したい浦和は、ハーフタイムで選手交代のカードを切ります。

 HT、鈴木啓太選手に代わって青木拓矢選手が入ります。

 青木君は、そのままボランチへ。

 この交代が功を奏して、徐々に浦和の攻撃にキレが見られるようになります。

 52分の浦和、スルーパスに反応した左サイドの槙野君が最終ラインを抜け出し、左足で強烈なシュートを放ちます。

 しかし、相手ゴールキーパーの好守に阻まれ、惜しくもゴールならず。

 さらに畳みかけたい浦和は2枚目のカードを切ります。

 64分、梅崎司選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手

 マルシオは2シャドーの一角に入ります。

 67分の浦和、森脇君のスルーパスに反応したマルシオが抜け出し、右足ダイレクトでシュート。

 ジャストミートはしませんでしたが、打ったコースがよく、ゴールキーパーのいない横浜ゴールに向かって転がっていきます。

 しかし、ゴールライン寸前で相手ディフェンダーがクリアされ、ゴールならず。

 69分の横浜、齋藤選手がドリブルでゴール前に切り込み、右足でグラウンダーのシュートを放ちます。

 枠をとらえていましたが、西川君が横っ飛び、かろうじて左手に当てて外に弾き出します。

 両チームの動きが活発になり、球際での攻防が激しくなります。

 そんななか、ミシャが最後の交代カードを切り、勝負をかけます。

 76分、平川忠亮選手に代わって関根貴大選手。

 関根君はそのまま右WBへ。

 すると、代わったばかりの関根君が大仕事をやってのけます。

 79分の浦和、右サイドでボールを受けた関根君が斜めにドリブルで切れ込み、中央の阿部君へ横パスを送ります。

 阿部君、右足で強烈なミドルシュートを放ちますが、ゴールキーパーの正面へ飛び、パンチングで防がれます。

 しかし、そのこぼれ球が、ゴール前に詰めた関根君の目の前に。

 関根君、ダイレクトで思い切りよく右足を振り抜き、ボールはゴール右隅のサイドネットに突き刺さりました。

 1-0、浦和が先制です。

 関根君は、このプレーがファーストタッチだったのではないでしょうか。

 ミシャからは、「積極的に仕掛けろ」と送り出されてきたに違いありません。

 自分の役割を十分に理解して、すぐさま実行に移して結果を出してしまうのですから、たいしたものです。

 この重圧のかかる場面で、しっかり枠をとらえるシュートを打てる精神的な強さも見事ですね。

 その後は、浦和が、前がかりに攻めてくる横浜に一方的に押される展開が続きます。
 
 アディショナルタイムは4分。

 スタンドからは「We are Reds!」のコールに続いて、「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こります。

 サポの願いが1つになり、疲れきった選手たちに最後のひと踏ん張りの力を与えます。

 横浜の必死の反撃を、全員守備の浦和が体を張って守りきり、そのままタイムアップ。

 試合は、1−0で浦和の勝利となりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 最小失点を争う守備の堅い両チームの行き詰まる熱戦は、ワンチャンスをものにした浦和が制しました。

 横浜は、浦和の戦術をよく研究していました。

 ワントップの李君を徹底的にマークし、クサビのパスを入れさせませんでした。

 浦和のストロングポイントである両サイドの攻撃も、SBとウイングが連携して、しっかりスペースをケアしていました。

 いつもは変幻自在な動きで相手を惑わせる2シャドーも、横浜のボランチコンビに消された時間帯が多かったです。

 普段のサッカーができないなかでも勝ち切れたのは、やはり、ベンチも含めた選手層の厚さが最大の要因でしょう。

 どんな展開になっても、それに対応できる交代カードを手の中に持っている。

 それが浦和の最大の強みです。

 この日も、ミシャが攻撃的な選手を次々と投入することで、後半、攻撃的な姿勢を取り戻して勝利を収めました。

 3人目の交代に関根君を使ったのは、少々リスクのある賭けでした。

 それまで、守備力のある平川君が横浜の左サイドに張っていたドリブルの得意な齋藤選手の突破を防いでいました。

 経験の少ない関根君では、齋藤選手を止めきることができないかもしれない。

 それを承知で勝負どころでピッチに送り込んだミシャ。素晴らしい判断でした。

 そして、それに応えた関根君。

 見事としか、言いようがありません。

 興梠君の負傷による長期離脱という大ピンチを見事に救ってみせました。

 まさに、救世主のような存在になりましたね。

 浦和らしいサッカーがほとんどできなかったこの試合。

 それでも勝つことができました。

 このような泥臭いゲームを勝ち切るチームが本当に強いチームです。

 浦和が優勝するに値するチームであることを証明した試合といえますね。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、いよいよ2位ガンパ大阪との直接対決です。

 この日の勝利で、勝ち点差は「5」に広がりました。

 残りは3試合、セーフティリードといえる大差です。

 そうなると、戦う相手は、対戦相手ではなく、自分自身ということになるかもしれません。

 最も怖いのは、チームのなかに油断やおごりが生まれること。

 次節まで3週間のインターバルが空きます。

 もちろん、体力的には“恵みの雨”ともいえる中断期間です。

 しかし、メンタルの面ではメリットとデメリットの両方あります。

 気持ちをリフレッシュさせることも大事ですが、緊張感は完全に切らさないこと。

「勝って兜の緒を締めよ」

 まだ何も手にしていません。

 最後の最後まで、挑戦者の気持ちを忘れないように。

 チーム、サボ一丸となって目の前の試合に全力を尽くすだけですね。

 次、決めましょう!

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【Jリーグ観戦記】『鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ』(’14 第30節)

 10月26日の日曜日。関東は1日曇空。気温は比較的高め、日中は上着もいらないくらいの暖かさでした。

 この日、JリーグJ1の第30節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、鹿島アントラーズとナイトゲームでアウェイ・カシマスタジアムで対戦。

 浦和は、前節、下位のヴァンフォーレ甲府と痛み分け。勝ち点を取りこぼしました。

 このままずるずると失速しないよう、鹿島を叩いて勝ち点「3」を持ち帰りたいところ。

 対する鹿島アントラーズは、浦和と勝ち点差「7」の4位につけています。

 ここで勝たなければ優勝の可能性はほとんどなくなりますから、背水の陣で臨んでくるでしょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 青木 阿部 梅崎 マルシオ 柏木   
 FW:興梠

 マルシオは、今季初スタメンですね。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは青木君と阿部君のコンビ。

 WBは右に関根君、左に梅崎君。2シャドーに柏木君とマルシオ。1トップに興梠君。

 開始早々、浦和にビッグチャンスが訪れます。

 4分、マルシオのゴール前へ浮き球のクロスを受けようとした興梠君がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得します。

 PKのキッカーはマルシオ。

 右足でほぼ真正面に低く強いボールを蹴りこみますが、相手ゴールキーパーの足に弾かれてゴールならず。

 浦和は、絶好の先制のチャンスを潰してしまいます。

 鹿島の守備は、フラットな4バック。

 高い最終ラインで中盤をコンパクトに保ちながら、相手を囲い込んでボールを奪い、速攻を仕掛ける狙いです。

 対する浦和も、いつにも増して積極的なゴールに向かう姿勢を見せてくれます。

 両WBが、何度もドリブルで仕掛けことで、相手のSBを押し込んで試合を優位に進めます。

 鹿島は、逆に浦和のWBが上がってできたサイドのスペースを突き、カウンターからチャンスをうかがいます。

 攻守が目まぐるしく入れ替わる、動きの激しい展開が続きます。

 注目の先制点は、ホームの鹿島。

 39分、左サイドでパスを受けたカイオ選手が2人のディフェンダーのすき間を狙い、右足でシュートを放ちます。

 ボールは、必死に伸ばした西川君の手をかすめて、サイドネットに突き刺さりました。0−1、鹿島が先制します。

 カイオ選手、カーブをかけて左ポストを外から巻く、見事なコントロールショットでした。

 結局、前半は0−1、そのまま鹿島リードで折り返します。

 前半のシュート数は浦和と鹿島ともに7本ずつ。内容的にも、ほぼ互角でした。

 チャンスで決めきった鹿島と、決めきれなかった浦和の差が得点となって表れましたね。

 前半から激しくぶつかりあった両チーム。

 ビハインドを負った浦和は、さらに攻勢をかける必要があります。

 再三にわたってチャンスをつくり出したサイドから、鹿島の堅陣を突き崩したいところです。

 後半開始。

 点を取りにいく浦和は、いつもより早めの選手交代を仕掛けます。

 55分、関根貴大選手に代わって関口訓充選手。

 59分、マルシオ・リシャルデス選手に代わって李忠成選手。

 関口君は右WBへ。李君は2シャドーの一角へ。

 すると、代わって入った選手が早速、結果を出します。

 63分の浦和、相手ゴール前中央で横パスを受けた柏木君がディフェンダー2人を引きつけて、オーバーラップしてきた阿部君へ絶妙なスルーパス。

 最終ライン裏のスペースに抜け出した阿部君、右足でシュートを放ちます。

 ボールは相手ゴールキーパーが弾かれますが、そのこぼれ球に詰めたのは李君。

 右足で冷静に押し込んでゴールネットを揺らしました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 普段は、最終ラインでビルドアップに専念することが多い阿部君。

 しかし、この試合では、積極的に前線まで上がって攻撃に絡むシーンが目立ちました。

 ベテランのこの試合にかける気持ちが同点ゴールを呼び込みました。

 李君も、オフサイドに気をつけながらも、素早くこぼれ球に反応しましたね。

 同点になって、両チームの攻撃がさらに活発になります。

 中盤が間延びしてガードを下げての打ち合い状態となり、お互いのゴール前での迫力のシーンが増えます。

 83分の鹿島、コーナーキックの流れで左サイドからのセンターリングに豊川選手が左足で強烈なボレーシュートを放ちますが、ボールは西川君の正面でした。

 浦和は、ひやりとする場面でした。

 残り時間を見て「引き分けでも御の字」と考えた浦和は最後の選手交代のカードを切って、試合を閉めにいきます。

 86分、興梠慎三選手に代わって鈴木啓太選手。

 アディショナルタイムは5分。

 鹿島の必死の攻撃を、浦和が体を張った守備で何とかしのぎ切ってそのままタイムアップ。

 試合は、1−1の引き分けに終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 優勝に向けて負けられない意地とプライドを賭けた1戦は、両者譲らずドロー。

 お互いのゴールに向かう意欲が高く、テンポの早い引き締まった好ゲームでした。

 とくに、両サイドをめぐる攻防は見ごたえがありましたね。

 相手SBを押し込んだまま、攻撃の起点として、つねにWBを高い位置をキープしようとする浦和。

 それを逆手にとって、サイドからカウンターを仕掛けようと虎視眈々と狙う鹿島。

 局所、局所での球際のせめぎ合いは本当に激しかったです。

 両チームのこの試合に懸ける気持ちが伝わってきました。

 前半に先制されたものの、後半に追いついたことは、浦和にとって価値あるドローといっていいでしょう。

 点を取りにいって、取りきったところに、昨季からのチームの成長が感じられます。

 得点を決めたのは、交代出場の李君。

 ベンチにスタメンと遜色のない実力をもつ選手を置いている層の厚さが浦和の強みです。

 昨季は、リードされて相手に守られると、手のうちようがなくなっていましたが、今年は違います。

 これまでにも、何度も先制された試合を後半にひっくり返してきました。

 状況に応じてさまざまなオプションが使え、誰が入っても、高いクオリティのサッカーができるようになっています。

 浦和のサッカーが成熟し、完成に近づいてきた証拠といえますね。

 メンバーを固定して戦うこともなく、ポジションごとのローテーションもしっかり回しています。

 勝ち点差の余裕もありますが、優勝を争う他チームと比べて、かなり余力を残したまま最後の直線に突入できそうです。

 昨年のような急失速は、ありえないでしょう。
 
 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 残り4試合。対戦相手は、いずれも実力のある強豪チームばかり。

 ただ浦和のサッカーは、完全に引いてカウンター1辺倒のチームより、パスをつないで前に出てくるチームと戦う方が断然かみ合います。

 この試合をみても、それは明らかですね。

 次節は、横浜・F・マリノスとのアウェイ戦。

 浦和のスタイルを貫き、堂々と攻め合って、勝利をものにしたいですね。

 チーム、サポが一丸となって勝ち点「3」を積み上げ、ぐっと優勝を手元に引き寄せましょう。

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs ヴァンフォーレ甲府』(’14 第29節)

 10月22日の水曜日。関東は朝からずっと雨模様。気温もかなり下がって、上着が欠かせない1日でした。

 この日、JリーグJ1の第28節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ヴァンフォーレ甲府とナイトゲームでホーム・埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は、前節、格下のベガルタ仙台相手に痛い星を落としました。

 中3日で、しかも雨の中での戦いとなりますが、優勝のためには連敗は許されません。

 相手のヴァンフォーレ甲府は、前節の仙台同様、残留争いの当落線上にいるチーム。

 同じ失敗は繰り返さないように、気を引き締めて臨みたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 鈴木 阿部 梅崎 李 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に梅崎君。2シャドーに柏木君と李君。1トップに興梠君。

 立ち上がりから、ボールをキープして攻め続ける浦和が主導権を握る展開が続きます。

 甲府は、最終ラインに3人のディフェンダーを並べます。

 高い位置をキープする浦和の両WBにもマークをつけているため、ほぼ5バックともいえる布陣です。

 攻撃は、前線にスピードのある2トップ(キリノ選手と阿部(拓)選手)を配し、シンプルな中盤からの速攻が狙いです。

 甲府は、完全に引いて守るのではなく、前線からかなり厳しいプレスをかけてきます。

 浦和は、甲府の粘り強い守備にも手を焼き、パスがつながらず、前線で起点をつくれずに苦しみます。

 お互いにチャンスらしいチャンスをつくれないまま、時間が経過していきます。

 27分の浦和、カウンターから最後は、柏木君の絶妙なスルーパスに抜け出した李君が左足でスライディングシュートを放ちますが、ゴールキーパーに弾かれます。

 両チーム通じて、決定機といえるのはこのシーンぐらいでした。

 結局、前半は0−0、スコアレスで同点のまま折り返します。

 前半のシュート数は浦和と甲府ともに4本ずつ。

 浦和のシュート数が少ないですね。

 というよりも、シュートにつながるチャンス自体が少な過ぎました。

 ボール保持率では上回ったものの、相手のゴール前まで攻めこむシーンは少なかったです。

 浦和に思いどおりのサッカーをさせなかった甲府ペースの前半だったといえますね。

 点を取らないことには勝つことはできません。

 時間が経つほどに、得点へのプレッシャーが高まっていきます。

 浦和としては、早い時間に先制点を取って試合を動かしたいところ。

 後半開始。

 試合の流れは、前半と変わらず。

 両チームともミスが多く、ボールが落ち着かない不安定な展開が続きます。

 なんとしても点を取りたい浦和は、いつもより早めの選手交代を仕掛けます。

 62分、鈴木啓太選手に代わって青木拓矢選手。

 72分、梅崎司選手に代わって関口訓充選手。

 青木君はボランチへ、関口君は左WBへそのまま入ります。

 フレッシュな選手を相次いで中盤に投入したことで、浦和の攻撃に力強さが戻ります

 とくに、関口君の入った左サイドは活性化し、そこを起点にチャンスが生まれます。

 65分の浦和、横パスを受けた中央の槙野君が右足ダイレクトで強烈なシュートを放ちますが、惜しくも左ポストに弾かれ得点ならず。

 甲府守備陣に圧力をかけ、ゴールまであと1歩まで攻めこむ浦和ですが、決めきれません。

 浦和は、残り5分のところで最後の交代カードを切り、勝負をかけます。
 
 85分、平川忠亮選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。

 アディショナルタイムは4分。

 90+1分の甲府、カウンターからクリスティアーノ選手が抜け出して至近距離からシュートを放ちますが、ポストのわずかに外を抜けていきます。

 浦和は、ひやりとする場面でした。

 結局、試合はそのまま終了。0−0のスコアレスドローとなりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 雨の中、両チームの気迫のこもった熱戦は、勝ち点「1」をとり合う痛み分けという結果でした。

 終始押し気味に試合を進めたホームの浦和でしたが、甲府の体を張った守備に要所を締められて無得点。

『アウェイで最低でも勝ち点「1」を・・・・』という甲府のプラン通りの展開に持ち込まれてしまいました。

 中3日ということもあり、疲れもあったのでしょう。

 浦和の選手たちの動きがいつもより、少し重たく感じました。

 とくに、ボールを奪われた後、攻撃から守備への切り替えがスムーズにいきませんでしたね。

 中盤でプレスがかからず、浦和の選手たちは少しいらだっていたようです。

 気持ちの冷静さを失ったことで、攻撃にも悪い影響を与えてしまい、ミスが多い試合となってしまいました。

 逆にいうと、甲府が少ない中盤の人数で、マイボールを失わずに前線までうまく運んだということ。

 とくにマルキーニョス・パラナ選手とジウシーニョ選手の足元の技術の高さと存在感は光っていました。

 浦和にしてみれば、低調なパフォーマンスに終始し、勝ち点「2」を失ったという思いがあるかもしれません。

 しかし、やはり簡単に勝てるチームはありません。

 連敗しなかったこと、勝ち点「1」を奪えたことをポジティブに受け止めて、気持ちを切り替えたいところです。

 選手の皆さん、冷たい雨の中、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、再び中3日で、宿敵・鹿島アントラーズとのアウェイ戦です。

 厳しい戦いになるのは間違いありませんが、どこかで倒さなければならない相手。

 自分たちが優勝に値するチームであることを証明する絶好の機会でもあります。

 浦和というチームは、伝統的に実力のある強い相手との試合のほうが、実力を出しきれる傾向があります。

 なりふり構わずにくる残留争いのチームを相手にするよりも、しっかりと組み合う相手のほうがやりやすい部分もあるのではないでしょうか。

 堂々と真正面からぶつかって、勝利を持ち帰ってきてほしいです。

 いよいよ残り5試合。

 肉体的にも、精神的にも厳しい戦いが続きます。

 でも、条件はどのチームも一緒です。

 優勝に向けた最後の試練、チームとサポが一体となって乗り越えましょう!

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【Jリーグ観戦記】『ベガルタ仙台 vs 浦和レッズ』(’14 第28節)

 10月18日の土曜日。関東は朝から気持ちのよい青空。この時期らしい、爽やかなお天気が1日続きました。

 この日、JリーグJ1の第28節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ベガルタ仙台とデーゲームでアウェイ・ユアテックスタジアム仙台にて対戦。

 浦和は、前節、“雨中の死闘”の末、徳島ヴォルティスを下して貴重な勝ち点「3」を手に入れました。


 相手のベガルタ仙台は残留争いの当落線上にいるチーム。

 ホーム・アドバンテージもありますから、なりふり構わず勝ちにくるでしょう。

 気持ちで負けないようにしたいですね。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 鈴木 阿部 宇賀神 李 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と李君。1トップに興梠君。

 仙台は、最終ラインに4人がフラットに並び、引いてブロックをつくって守ります。

 攻撃は、キープ力のある2トップ(赤嶺選手、ウィルソン選手)にボールを素早く預けてからの速攻が狙いです。

 立ち上がり、ボールが落ち着かず、一進一退の攻防が続きます。

 注目の先制点はホームの仙台。

 19分、仙台は左からのコーナーキックを獲得します。

 キッカーのリャン選手の蹴ったボールは、ニアサイドの競り合いから流れ、逆サイドの石川選手が拾って左足でシュート。

 ボールはゴール前のウィルソン選手の右足に触り、コースが変わってそのままゴールイン。0−1、仙台が先制します。

 西川君が必死に手を伸ばしてセーブしようとしましたが、わずかに及びませんでした。

 ウィルソン選手、後ろ向きの状態で右足に当てて自分の股を通す技ありのシュートでした。

 仙台がさらに畳みかけます。

 22分、センターライン手前、右サイドでフリーキックを獲得した仙台。

 キッカーのリャン選手の蹴ったボールは、ゴールライン際、右サイドに流れたウィルソン選手に入ります。

 フリーでボールを受けたウィルソン選手、胸トラップから中を確認してセンターリング。

 このボールを、中央のスペースに入り込んだ野沢選手がダイレクト右足で押し込み、ゴールネットを揺らしました。

 2-0、仙台が突き放します。

 浦和の選手たちは、集中力を欠いていましたね。

 前線でウィルソン選手に自由にボールを持たせて起点をつくられてしまいました。

 野沢選手のケアもなく、フリーでシュートを打たれてしまいました。

 2点のリードを許した浦和は、ようやく目を覚まします。

 30分、右サイドでコーナーキックを獲得した浦和。

 キッカーの柏木君からのボールをニアサイドの阿部君が頭で後ろに反らせます。

 このボールをファーサイドに詰めていた興梠君がヘディングで押しこみ、ゴールネットを揺らしました。

 1−2、浦和が追撃します。

 浦和の得意とするパターンからの得点。3人の連携がはまった見事な得点でした。

 このゴールで勢いがついた浦和がさらに攻勢をかけます。

 37分、最終ラインの森脇君から右サイドの李君にロングフィードのパス。

 李君、ダイレクトで右足ヒールキックで逆サイドの興梠君へパスを送ります。

 興梠君、ワントラップしながら反転、左足で強烈なシュートを放ちます。

 ボールはゴールキーパーの股間を抜けて、ゴールに突き刺さりました。2−2、浦和が同点に追いつきます。

 李君、目の前でワンバウンドした難しいボールでしたが、後ろ向きで見事なヒールパスを送りました。

 何よりもパスを受ける前に、興梠君の位置をしっかり確認していたのが素晴らしいです。

 彼のダイレクトプレーの技術の高さとアイデアの豊富さは、攻撃的センスの高い選手がそろう浦和の中でも随一ですね。

 興梠君、途中、体勢を崩しかけましたが、トラップからシュートまでの一連の動きは鮮やかでした。

 前半はそのまま2−2、同点のまま折り返します。

 前半のシュート数は浦和と仙台ともに6本ずつ、そして得点もお互いに2点ずつ。

 お互いの持ち味を出しあった互角の内容でした。

 球際でのボールの奪い合いが厳しく、ショートカウンターの打ち合いのような展開。

 この展開はある程度予想していたのか、両チームとも、ボールを奪われてからの守備への切り替えが早かったです。

 お互いに相手の速攻を警戒していたこともあり、両チームのチャンスはほとんどがセットプレーから。

 優れたプレスキッカーがいる両チーム。後半も、セットプレーがカギを握りそうですね。

 後半開始。

 浦和はハーフタイムで選手交代。

 HT、平川忠亮選手に代わって永田充選手が入ります。

 永田君は右ストッパーの位置に入り、森脇君は1列上がって右WBへ。

 浦和は、立ち上がりから前半以上にボールを支配して、優位に試合を進めます。

 試合が動いたのは、思いもよらないミスからでした。

 61分、最終ラインの那須君から西川君へバックパス。しかし、西川君のトラップが少し大きくなります。

 それを赤嶺選手が見逃しませんでした。猛然とチャージをかけてスライディング。

 西川君、ボールを浮かせて赤嶺選手をかわそうとしますが、赤嶺選手の体に当たってそのままゴールに転がり込みました。

 3-2、仙台が一歩抜け出します。

 足元の技術の高い西川君にしては、信じられない不用意なミスです。

 余裕を持ちすぎて、パスを出す先に気を取られすぎてしまったのでしょうか。
 
 点をとりにいく浦和は立て続けに2枚のカードを切り、勝負をかけます。

 69分、鈴木啓太選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。

 73分、李忠成選手に代わって梅崎司選手。

 マルシオと梅崎君が2シャドーを組み、柏木君は1列下がってボランチへ。

 仙台はこの1点を守りきろうと、自陣に引きこもってゴール前に黒い壁を構築します。

 74分の仙台、右からのコーナーキックを石川選手が折り返し、赤嶺選手がフリーでシュートを放ちます。

 決定的な場面でしたが、宇賀神君がゴールラインぎりぎりで体を張ってクリア。ピンチを逃れます。

 必死の追い上げをみせる浦和に大きなトラブルが発生。

 81分、ドリブルで突破しようとした菅井選手を宇賀神君がファールで止めて、この試合2枚目のイエローカードを受けて退場となります。

 1点ビハインドの状態で、1人少ない戦いを強いられる浦和ですが、攻めの姿勢は崩さず果敢にゴールを狙います。

 アディショナルタイムは5分。

 前がかりになって薄くなった浦和の守備を仙台が突きます。

 90+1分の仙台、カウンターから左サイドのウィルソン選手からのセンターリングを受けた村上選手が左足で豪快に蹴りこみました。

 2−4、仙台が決定的な4点目を奪いました。

 結局、試合はそのまま終了。2−4で仙台の勝利に終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 両チーム、「負けられない」という強い思いを抱いて臨んだこの試合。

 自分たちのサッカーをやり切り、チャンスを確実にものにした仙台に軍配が上がりました。

 仙台は、浦和のサッカーをよく研究していましたね。

 伝統の堅守からの速攻が、この日もさえ渡りました。

 とくに突破力もキープ力もある2トップの動きには、浦和の守備陣は悩まされました。

 一方が浦和のWBが上がってできたサイドのスペースに流れて起点となり、もう一方がゴール前に走りこむ。

 そこに中盤のリャン選手や野沢選手が絡んで、シンプルながら鋭い攻撃は見事でした。

 最終ラインと前線の間を結ぶリンクマンの役割をする啓太が、サイドにひっぱり出されて守備に追われる場面が多く見られました。

 4バックにボランチを加えた守備のブロックも、相変わらずの堅さでした。

 それにしても、この日の浦和はミスが目立ち過ぎました。

 西川君のミスだけでなく、退場につながった宇賀神君の不用意なファール、セットプレーで相手をキープレーヤのマークを外すなど、集中力を欠くシーンが多かったのは残念でした。

 先制点を取られたあと、連続して失点してしまったのも頂けませんね。

 悪いときのクセがこの大事な終盤戦で顔をのぞかせてしまいました。

「相手は残留争いをしているチームだし、いつも通りやれば何もできないだろう」

 そんな慢心がどこかにあったのかもしれません。

 仙台はそんな浦和のスキを上手に突き、ホームの大観衆の前で見事な番狂わせを演じました。

 この時期、簡単に勝てる相手はいません。

 どのチームも死ぬ気でぶつかってきます。

 浦和も、それに負けない気迫で立ち向かわないと、勝ち点は積み上げられないということです。

 優勝を狙う浦和にとっては痛い敗戦ですが、これを糧にしなければなりません。

 この日の4失点で、浦和の選手たちは目が覚めたことでしょう。

 反省すべきところは反省し、気を引き締め直して次節以降の戦いに臨んでほしいです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、中3日、ホーム・埼スタでヴァンフォーレ甲府と対戦します。

 ここまでくると格上とか格下とかは、関係ありません。

「勝ちたい」という気持ちの強いほうが勝つ。それだけです。

 浦和の選手たちは、この日の試合で肌で感じたのではないでしょうか。

 残り6試合。これからが本当の正念場です。

 チームとサポが一丸となり、このまま優勝まで突き進みましょう。

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 徳島ヴォルティス』(’14 第27節)

 10月5日の日曜日。この日は朝からずっと雨。

 西からは台風も近づき、風が強めの荒れたお天気でした。

 この日、JリーグJ1の第27節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、デーゲームでホーム・埼玉スタジアム2002にて徳島ヴォルティスと対戦。

 前節、浦和はアウェイでセレッソ大阪に痛い黒星を喫し、連勝がストップしました。

 久しぶりのホームでの試合で勝利を収めて、立て直しを図りたいところ。

 相手の徳島ヴォルティスは最下位に沈んでいるチーム。

 わずかに残っているJ1残留の望みをつなごうと、必死に向かってくるでしょう。油断は禁物です。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 鈴木 阿部 宇賀神 李 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と李君。1トップに興梠君。

 降り続く大雨の影響で、ピッチの上にところどころ水たまりができる最悪のコンディションでのゲーム。

 大きく蹴ったボールがバウンドせず、そのまま止まってしまうこともしばしば。

 両チームの選手は、予測できないボールの動きと、滑りやすい足元に悩まされながらのプレーとなりました。

 そんな状況下でも、浦和はボールを支配して試合の主導権を握ります。

 簡単にボールを失わず、ドリブルに短いパスを織り交ぜて相手ゴールに迫ります。

 徳島の最終ラインは3人。中央をしっかり固め、ブロックを築きます。

 攻撃は、1トップの高崎選手をポスト役に、カウンターからの速攻狙いですが、足元にボールが収まりません。

 攻撃らしい攻撃はほとんどできないまま、自陣に張り付き状態になります。

 29分の浦和、平川君の浮き球のセンターリングに裏に抜け出した興梠君が頭で合わせます。

 コースを狙ったヘディングシュートは枠をとらえましたが、相手ゴールキーパーが間一髪で弾き出し、惜しくもゴールならず。

 攻めに攻めながら、得点を奪えない浦和。徳島に一瞬のスキを突かれます。

 33分の徳島、高崎選手が頭で落としたボールを佐々木選手が拾ってスルーパス。

 反応した衛藤選手がディフェンスの間に割って入って裏に抜け、スライディングしながら右足ダイレクトでシュートを放ちます。

 ボールはピッチを滑るように転がり、ゴール右隅に吸い込まれました。0−1、徳島が先制します。

 リードを許した浦和は、前への圧力を強めて力づくでゴールをこじあけようとします。

 その姿勢が実ったのは、前半終了間際でした。

 41分の浦和、森脇君が徳島陣ほぼ中央でファールをもらい、フリーキックのチャンスを得ます。

 キッカーは柏木君。

 狙いすました左足からの低い弾道のボールが、徳島の壁のギリギリ上を越えていきます。

 カーブしながら落ちたボールは左ポストを直撃し、内側に弾かれそのままゴールの中に飛び込みました。

 1−1、浦和がすぐに同点に追いつきます。

 柏木君はこの悪条件の中でも、イメージ通りのフリーキックを蹴れるのですから、本当に恐れいります。

 前半はそのまま1−1、同点で折り返します。

 前半のシュート数は浦和が8本に対し、徳島が1本。

 この数字が物語るように、内容では浦和が圧倒した45分間でした。

 ただ、スコアは1対1のイーブンです。

 徳島は、雨をうまく味方につけてワンチャンスをものにしましたね。想定通りの前半だったのかもしれません。

 浦和は、圧倒的に押し込みながらも最後の最後で決めきれずにチャンスを逃した場面が多かったです。

 浦和が獲得したコーナーキックの数は、じつに11本。いかに相手を押し込んでいたかを物語る数字です。

 ピッチコンディションの影響で、いつものテンポのいいパスワークがまったく通用しません。

 そのなかで、いかに点を取って勝ち切るのか。

 浦和の選手たちは、難しい課題を突きつけられましたね。

 ここは何としても自分たちの手で突破口を開いて、得点を重ねてほしいです。

 後半開始。

 陣地が入れ替わっても、浦和が主導権を握る展開は変わりません。

 試合が動いたのは、後半15分過ぎでした。

 63分の浦和、徳島陣内のやや遠い位置でフリーキックを獲得します。

 キッカーの柏木君が左足から放たれたボールは、ゴール前の李君へ。

 李君、相手ディフェンダーを背負いながら、右肩トラップで相手ディフェンス裏に落とします。

 このボールに反応したのは、ディフェンダーの那須君でした。

 右サイドから裏のスペースにスルッと入り込んだ那須君、ボールの落ち際を右足ダイレクトで叩きます。

 狙いすましたボールはゴールの天井に突き刺さりました。2−1、浦和が逆転に成功します。

 浦和らしい、素晴らしい連携からの得点でした。

 李君はボールを受けたとき、おそらく那須君の姿は確認できていなかったと思います。

 それでも、「誰かが走りこんでくれる」と信じて、裏のスペースに落としたのでしょう。

 そのあたりのセンスと技術の高さは、本当に素晴らしいです。

 那須君も、よくあの場面で裏のスペースに走りこんでいましたね。

 フォワード並のゴールへの嗅覚です。見事でした。

 本当にここぞという大事な場面で決めてくれますね。頼りになる選手です。

 リードを奪った浦和は、選手交代のカードを2枚同時に切ります。

 64分、平川忠亮選手に代わって梅崎司選手。鈴木啓太選手に代わって青木拓矢選手。

 梅崎君はそのまま右WBへ、青木君はボランチへ。

 フレッシュな選手を中盤に補強して勢いを増した浦和は、徳島を一方的に押し込み、追加点を狙います。

 しかし、徳島の体を張った守備もあって得点には至らず、時間だけが過ぎていきます。

 残り時間が少なくなると、浦和はボールキープに軸足を移し、そのまま試合を閉めにいきます。

 アディショナルタイムは3分。

 最後の交代カードも使い、時間を稼ぎながら難なく逃げ切ります。

 そのまま試合終了。2−1で浦和の勝利に終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 大雨の中の白熱した一戦は、ホームの浦和が首位の意地でなんとか競り勝ちました。

 浦和にとっては、自分たちの得意とするパスサッカーを封じられたなかの厳しい戦いでした。

 細かいパス回しや大きなサイドチェンジのパスといった武器をすべて取り上げられ、取っ組み合いの決闘となったこの試合。

 勝負を決めたのは、「セットプレー」という浦和に唯一残された武器でした。

 柏木君の精度のいいプレスキックは、この最悪のピッチコンディションでも健在でした。

 彼の左足が浦和を窮地から救い出してくれました。

 得点シーンだけでなく、90分間走り続け、ボールをキープして攻撃の起点として獅子奮迅(ししふんじん)の活躍でした。

 一流の選手は、どんな環境でも、与えられた仕事をきっちりこなす。

 柏木君は、それを身をもって示してくれましたね。

 柏木君に限らず、浦和の選手たちはこの悪天候の中、自分の力のすべてを出し切ってくれました。

 ピッチコンディションや天候などの条件が厳しくなるほど、力の差が表れるといいます。

 この試合は、浦和の選手たちの技術やメンタルの高さが際立たせてくれました。

 優勝に値するチームに、また一歩近づきましたね。

 相手チームに加え“雨”という難敵も、見事にはねのけて手にした勝利。

 負けた直後の試合ということも含めて、その価値は計り知れないものがあります。

 シーズン終了後には、「この試合がターニングポイントだった」と振り返るかもしれません。

 それくらい重要な一戦でした。

 選手の皆さん、大雨の中、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、アウェイでベガルタ仙台との戦いです。

 またしても、残留争いをしているチームとの対戦ですね。

 相手も必死ですから、難しい戦いになります。

 死にものぐるいで向かってくる相手に、こちらも気持ちで負けないこと。

 チーム、サボが一丸となり、勝ち点「3」を持ち帰りましょう!
 
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【Jリーグ観戦記】『セレッソ大阪 vs 浦和レッズ』(’14 第26節)

 9月27日の土曜日。関東は朝は晴れていましたが、だんだん雲が多くなっていく下り坂のお天気。

 台風の影響でしょうか、風が強い一日でした。

 この日、JリーグJ1の第26節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、ナイトゲームでアウェイ・ヤンマースタジアム長居にてセレッソ大阪と対戦。

 前節、浦和はアウェイでアルビレックス新潟を退け4連勝。首位を快走します。

 相手のセレッソ大阪は降格圏に沈んでいますが、もともと実力のあるチームです。

 とくに、前線に若く活きのいい選手がそろう攻撃は注意が必要ですね。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:平川 鈴木 阿部 宇賀神 李 柏木   
 FW:興梠

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に平川君、左に宇賀神君。2シャドーに柏木君と李君。1トップに興梠君。

 大阪は、4−4−2のコンパクトな陣形を敷いて、中盤で激しいプレスを掛けてきます。

 開始早々、大阪にいきなりのビッグチャンス。

 4分、カカウ選手とのワン・ツーから抜け出した杉本選手がゴールキーパーと1対1になります。

 しかし、至近距離から放った右足シュートは、西川君が体を張って弾き出し、得点にはなりません。

 勢いづいた大阪は、2トップの2人、杉本選手とカカウ選手が起点となって、サイドからの切れ味鋭い攻撃を繰り出してきます。

 浦和は、アグレッシブな大阪の守備にリズムを狂わされ、なかなかパスが前線までつながりません。

 相手の素早いパスワークに辛抱強く対応しながら、カウンターのチャンスをうかがう苦しい展開が続きます。

 25分過ぎくらいからようやく、浦和のエンジンがかかり始め、パスが回るようになります。

 43分の浦和、右からのコーナーキックの流れから、ペナルティエリアの中から森脇君が右足で強烈なシュートを放ちますが、わずかにポストの外をかすめていきました。
 
 前半は0−0。スコアレスのまま折り返します。

 前半のシュート数は浦和、大阪ともに4本ずつ。

 スコアやシュート数が示す通り、内容的にはほぼ互角の展開。

 ただ、狙い通りのサッカーができていたのは大阪の方です。

 中盤の激しいチェックで浦和のパスを分断して速攻を繰り出す。

 大阪は、何度もそんなシーンをつくり出していました。

 浦和の選手たちは、全体的に動きが重そうですね。

 連戦疲れでしょうか。気合で乗り切ってほしいです。

 どうにかして大阪の高い最終ラインの裏のスペースを突き、勝機をつかみたいところ。

 選手交代のカードも有効に使ってほしいです。

 後半開始。

 試合の流れを自分たちに引き寄せたいミシャは、いつもより早めの選手交代で勝負をかけます。

 54分、宇賀神友弥選手に代わって関根貴大選手。

 56分、李忠成選手に代わって梅崎司選手。

 関根君はそのまま左WBへ、梅崎君は2シャドーの一角へ。

 65分の浦和、興梠君とのパス交換から柏木君が左足で強烈なミドルシュートを放ちますが、わずかに枠の外。

 選手交代が功を奏し、少しずつ攻撃のリズムをつかみつつあった浦和でしたが、大阪に一瞬のスキを突かれます。

 68分の大阪、左サイドのスローインから杉本選手がヒールで落としたパスを、カカウ選手が右足でミドルシュート。

 西川君が左に横っ飛び、両手でブロックしようとしましたが、シュートの勢いが勝りました。

 手を弾いたボールがポストに当たり、そのままゴールイン。0−1、大阪が先制します。

 カカウ選手、ゴールまではかなり遠い位置でしたが、思い切りよく振り切りましたね。

 J1残留に懸ける大阪の執念が乗り移ったような素晴らしいシュートでした。

 浦和は、最後の選手交代にすべてを託します。

 71分、平川忠亮選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。

 梅崎君が右WBへ、マルシオが2シャドーの一角へ。

 攻撃的なオプションで、なりふり構わず点を取りにいきます。

 前掛かりになった浦和は、大阪を自陣に押し込み、数多くの決定機をつくりますが、大阪の体を張った守備にゴールを割ることができません。

 アディショナルタイムは4分。

 スタジアムの浦和サポからは「Pride of URAWA」の大合唱も始まり、選手たちの必死の反撃を強力に後押しします。

 際どいシーンもありましたが、相手ゴールキーパーの好守に阻まれてしまいます。

 最後は、マルシオのフリーキックが壁に弾かれ、万事休す。タイムアップの笛が鳴り、試合終了。

 0−1で大阪の勝利に終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 両チームの「負けられない」という意地がぶつかりあった熱戦は、ホームの大阪に軍配が上がりました。

 大阪は、浦和のサッカーをよく分析して、良さを消していました。

 最終ラインを高く保ち、全体をコンパクトにして、浦和のボール保持者に対し素早くプレスをかけてミスを誘いました。
 
 浦和の中央の3人をセンターバック2枚とボランチでケア、両WBは両サイドバックがしっかりフタをし、浦和に攻撃の起点をつくらせませんでした。

 浦和は、大阪の高い最終ラインの裏をとろうと、サイドチェンジやダイレクトパスも交えながら攻撃を繰り返しましたが、あと一歩が遠かったです。

 大阪の選手たちの1対1でのしぶとさ、球際の強さが印象に残りました。

 とくに、ゴールキーパーのキム・ジンヒョン選手のボールへの反応の良さは際立っていましたね。
 
 ただ、大阪の守備が良かったことを差し引いても、浦和の攻撃はいまいちでした。

 いいときの浦和ならば、プレスの網をかいくぐって、もっと相手ゴールを脅かしていたことでしょう。

 この試合での選手たちのパフォーマンスは、調子のよかったここ数試合と比べると、明らかに落ちていました。

 1週間に3試合のハードな連戦、加えて新潟から大阪の遠距離移動も重なり、選手たちに疲労が溜まっていたのでしょう。

 夏場の連戦の疲れが出てくるこれからの時期は、いかに選手たちのフィジカル・コンディションを整えるかがチームの成績を大きく左右します。

 しっかりリフレッシュして、万全の態勢で臨んでほしいです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 リーグ戦での敗戦は7試合ぶり。

 無失点での敗戦は、第2節のサガン鳥栖以来です。

 長いシーズン、こんな試合もあります。

 大事なのは、悪い流れを引きずらないこと。

 次節、浦和はホームで徳島ヴォルティスとの対戦です。

 相手は最下位に沈んでいるチームですが、もちろん油断は禁物。

 優勝のためには、連敗は許されません。

 今節の二の舞いだけは何としても避けたいところです。

 気持ちを切り替えて、残り試合を一つひとつ全力で勝ちにいきましょう!
 
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【Jリーグ観戦記】『アルビレックス新潟 vs 浦和レッズ』(’14 第25節)

 9月23日の火曜日。関東は朝からすっきりと澄みわたった青空。

 日差しは強いものの涼しい風が心地よく、すっかり秋の趣です。

 この日、JリーグJ1の第25節が各地で行なわれています。

 浦和レッズは、デーゲームでアウェイ・デンカビッグスワンスタジアムにてアルビレックス新潟と対戦。

 前節、浦和はホームで柏レイソルを退け3連勝。首位を快走中です。

 あまり相性のよくないイメージのあるビッグスワンでの試合ですが、連勝中の勢いで勝ち点「3」を持ち帰りたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 鈴木 阿部 梅崎 李 柏木   
 FW:興梠

 前節から両WBをそっくり入れ替えてきましたね。

 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。

 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは、啓太と阿部君のコンビ。

 WBは右に関根君、左に梅崎君。2シャドーに柏木君と李君。1トップに興梠君。

 新潟は、最終ラインの3人が浦和の前線の3人に張りつくマン・ツー・マン気味の守備。

 前線は1トップの指宿選手の裏にシャドー2人を配する布陣。

 新潟は、立ち上がりから激しいプレスをかけてきます。

 浦和は、最終ラインのビルドアップでボールを失うことこそありませんが、リズムを崩されてしまい、いつものテンポのよいパスワークを見せることができません。

 逆に新潟は、中盤でボールを奪ってからの素早い攻撃で浦和ゴールをたびたび脅かします。

 決定機も何度かありましたが、西川君の判断のよい飛び出しでことなきを得ます。

 新潟のペースで進んでいましたが、先制点を奪ったのは浦和の方でした。

 22分、自陣中央の阿部君からサイドチェンジのロングパスが右サイドの関根君へ。

 相手ディフェンス裏のスペースに抜け出した関根君、中を確認し、スライディングしながらダイレクト右足で折り返します。

 ゴール前に待ち構えていたのは興梠君。フリーで右足を振り抜き、なんなくゴールネットを揺さぶりました。1-0、浦和が先制します。

 関根君の裏に抜けるスピードは相変わらず抜群の切れ味ですね。

 マーカーを置き去りにし、余裕をもって正確なクロスを供給しました。

 関根君の動き出しをしっかりみて、ピンポイントのパスを送った阿部君もさすがです。

 興梠君も基本通りしっかり詰めていました。これが今季の10得点目、安定感の高さは抜群です。

 先制した浦和でしたが、その後も前線からのプレスに苦しみ、新潟にペースを握られる展開が続きます。

 42分の新潟、裏に抜け出したレオ・シルバ選手がゴールキーパーと1対1となり、右足でシュートを放ちますが、ボールはわずかにバーの上に外れます。

 新潟はアディショナルタイムにも、コーナーキックから指宿選手が至近距離からフリーで合わせますが、これもバーを越えます。

 結局、前半は1-0で浦和リードのままで折り返します。

 前半の浦和はシュート数は3本。新潟は5本。

 スコアこそ、浦和が1点リードしていますが、内容的には完全な新潟のペース。

 浦和は、新潟の前線からのプレスが厳しくペースをすっかり狂わされてしまいましたね。

 ボールを奪ってからターゲットの指宿選手に簡単に当ててくる速攻にも手を焼きました。

 最後は、相手のミスや西川君中心に体を張った守備で無失点で切り抜けることができましたが、リードされていてもおかしくない展開でした。

 後半、点をとらないといけない新潟はさらに前線から圧力をかけてくることでしょう。

 浦和は、それを逆手にとって追加点を奪い、試合を決めてしまいたいところ。

 後半開始。

 50分の浦和、右サイド深くまでオーバーラップした森脇君にロングフィードが通ります。

 森脇君、ドリブルでペナルティエリアに侵入、右足の切り返しでマーカーを振り切り、左足で強烈なシュートを放ちます。

 ボールは相手ゴールキーパーの右をかすめて、ネットに突き刺さりました。2−0、浦和が貴重な追加点を奪います。

 右WBの関根君が中央にしぼってできたスペースをうまく使った得点でした。

 右足で切り返してから左足でシュート、森脇君の得意な型ですね。フォワードも顔負けの見事な得点でした。

 60分の新潟、ディフェンダーと入れ替わった指宿選手がゴールキーパーと1対1となり、至近距離からシュートを放ちますが、ここも西川君が体を張って弾きます。

 新潟が、選手を入れ替えて4バックに2トップの型に戦術変更。

 浦和は、それに合わせるように浦和も次々と選手交代のカードを切って逃げ切りを図ります。

 66分、興梠慎三選手に代わって青木拓矢選手。

 73分、鈴木啓太選手に代わって永田充選手。

 82分、柏木陽介選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。

 ボランチの一角に青木君、右WBに森脇君が上がり、右ストッパーに永田君。

 李君の1トップに、マルシオと梅崎君が2シャドー。

 アディショナルタイムは4分。

 浦和は、終盤にやや疲れのみえた新潟の攻撃をしっかり抑えこみ、そのままタイムアップ。

 2−1で浦和の勝利に終わりました。

 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 スコアこそ2−0でしたが、内容的にはきん差の試合。

 決定の数は新潟が圧倒、浦和ゴール前に何度も迫りました。

 浦和はこれをことごとく防ぎ切り、逆に数少ないチャンスをものにしました。

 新潟の決定力不足に助けられ、なんとか勝ち取った薄氷の勝利でした。

 この試合のMVPはなんといっても西川君でしょう。

 素早い反応とタイミングのいい飛び出しで新潟の決定機を幾度となく阻み、無失点に押さえ込みました。

 まさに“守護神”というべき獅子奮迅(ふんじん)の大活躍。本当に頼りになる存在です。

 攻撃では、新潟のプレスに押されて見せ場は少なかったですが、決めるべきところでしっかり決めたのはさすがです。

 3バックのシステムは、両WBの後ろのスペースが泣き所となります。

 浦和の2得点はいずれも、新潟守備陣のウィークポイントをみごとに突いたものでした。

 相手の弱点を見極めたうえで、一瞬見えたスキを見逃さずに仕留める。

 まさに居合抜きの達人技を思わせるような浦和の得点でした。

 リーグ戦2度目の先発となった関根君が右WBで存在感を発揮していましたね。

 浦和の2得点は、いずれも彼のいた右サイドから。

 鋭いアタックを何度も仕掛けアシストも記録した攻撃はもとより、守りでも快足を飛ばして粘り強く対応、右サイドを制圧しました。

 関根君はフル出場。運動量が要求されるWBでも90分走りきれる体力があることが証明されました。

 今後の戦いでも貴重な攻撃的なオプションとなってくれるでしょう。楽しみですね。
 
 主力WBの2人をベンチの外に置いて温存。

 さらに、ほぼ出ずっぱりの替えの効かない選手たちを途中で交代させた上での余裕の勝利。

 内容はさておき、結果的にはアウェイでこれ以上ない最高の形での勝ち点「3」獲得となりました。

 いいサッカーをしながら結果を出すのがベストです。

 しかし相手もひとつでも順位を上げようと必死の覚悟で臨んできますから、なかなかそういう訳にはいきません。

 この日浦和が苦しみながら手にした勝利は、とても貴重で重いものです。

 後々になって大きな価値を持つ勝ち点「3」になるのではないでしょうか。

 この試合で浦和は、不利な展開でも泥臭く勝ちを拾える精神的な強さを身につけたことを証明しました。

 またひとつ、優勝に向けた課題をクリアしましたね。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサボの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節、浦和は2試合続けてのアウェイ戦、セレッソ大阪と対戦します。

 相手は下位に沈み、残留争いの真っただ中にいます。

 そういう相手こそ、死にものぐるいで向かってきます。油断は禁物ですね。

 気持ちで受けに回らないこと。集中して普段通りのサッカーをすればおのずと結果はついてきます。

 選手、スタッフ、サポ、すべての力を結集して、一気に優勝まで突っ走りましょう!
 
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プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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