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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs ガンバ大阪』(’15 チャンピオンシップ準決勝)

 11月28日の土曜日、J1リーグ・チャンピオンシップの準決勝。
 浦和レッズは、ガンバ大阪とホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。
 天気は快晴で風は穏やか。
 スタジアムは、両チームのサポーターが大勢詰めかけています。
 最高の舞台が整いましたね。

 リーグ戦の年間総合2位と3位のチームが対戦する、一発勝負の大事な一戦です。
 見事勝利し、決勝に進むのは、どちらのチームでしょうか。

 浦和は、2ndステージ最終節でヴィッセル神戸に大勝しました。
 21勝4敗9分の勝ち点「72」という堂々の成績を残し、年間総合2位でレギュラーシーズンを終えました。

 対する大阪は、前節、モンテディオ山形相手に完勝しました。
 前節まで年間勝ち点で3位につけていたFC東京が引き分けたため、土壇場で3位に滑り込み、チャンピオンシップ出場権を獲得しました。

 浦和と大阪のリーグ戦での戦績は1勝1敗の五分。
 この試合が、雌雄を決する試合となります。
 実力伯仲、Jを代表するチーム同士の白熱の試合を期待したいです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 那須 槙野
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:李


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップに李君。

 大阪の最終ラインは4人、高い位置でフラットに並びます。
 選手間の距離を密にしたコンパクトな陣形。
 センターバック2枚を中心に、ゴール前中央をしっかり固めます。
 ボールを奪うと、素早く司令塔・遠藤選手に預け、多彩な攻撃を仕掛けます。

 立ち上がりから、ホームの浦和が優位に試合を進めます。
 サイドを起点に攻撃を組み立て、大阪ゴールに迫ります。

 対する大阪は、カウンターで対抗。
 宇佐美選手が左サイドからの鋭い突破を見せ、浦和ゴールを度々脅かします。

 17分の大阪、カウンターから右サイド、パトリック選手からパスを受けた阿部選手が右足で強烈なシュートを放ちます。
 しかし、ボールは左ポストを叩いて、そのままゴールラインを割ります。

 その後も、お互いに持ち味を出しながら攻め合う両チーム。
 
 結局、前半はスコアレスのまま、0−0の同点で終わります。

 前半のシュート数は、浦和が8本、大阪が2本。
 この数字通り、浦和が優勢に進めた45分でした。
 浦和は、ボールサイドに絞る傾向がある大阪守備陣の弱点をうまく突きました。
 最終ラインからのサイドチェンジのパスで、多くのチャンスを作り出しました。
 とくに右ワイドに陣取る関根君のドリブル突破が目立ちましたね。
 浦和が獲得したコーナーキックの数は5本。そのほとんどは右サイドからでした。
 浦和の攻撃が、いかに機能していたかを示していますね。
 浦和は、後半も前半のいいリズムを保ったまま試合を進め、得点を奪いたいところです。

 後半開始。
 47分の大阪、相手のパスを奪った大森選手が右サイドを突破し、ゴール前中央にオーバーラップした今野選手にパス。
 フリーで受けた今野選手、ゴールキーパーと1対1となり、そのまま右足を振り抜きます。
 強烈なシュートが、西川君の脇を抜けて、ゴールネットに突き刺さりました。0−1、大阪が先制します。

 先制を許した浦和は、前掛かりの姿勢を強め、大阪ゴールを目指します。

 49分の浦和、左サイドオーバーラップした槙野君からのパスを受けた逆サイドの梅崎君、バックステップを踏んでダイレクトで左足シュート。
 ボールは枠をとらえましたが、ゴールキーパーの東口選手が横っ飛びで弾き出し、惜しくもゴールならず。

 59分の大阪、左サイド大森選手がパトリック選手とのワンツーから斜めにカットイン。
 右足で強烈なシュートを放ちますが、宇賀神君がスライディングで足を投げ出し、間一髪でブロック。ゴールを割らせません。

 点を取らなければならなくなった浦和は、2枚同時にカードを切り、勝負をかけます。
 64分、梅崎司選手に代わってズラタン選手。
 64分、那須大亮選手に代わって青木拓矢選手。

 ズラタンは1トップに、青木君がボランチの一角にそれぞれ入ります。
 李君が1列下がって、右シャドーへ。阿部君が1列下がって3バックの中央へ。

 ミシャは、超攻撃的なオプションで、勝負を掛けます。
 
 72分、右からのコーナキックを得た浦和。
 キッカーの柏木君の左足から放たれたボールはファーサイドの森脇君の頭へ。
 森脇君、ドンピシャのタイミングで頭で合わせてヘディングシュート。
 しかし、ボールはクロスバーを叩き、ボールは高く跳ね上がります。
 このルーズボールにズラタンが、ジャンプ一番頭から飛び込みます。
 ズラタン、ディフェンダーより頭一つ抜け出し、強烈なヘディングシュートを大阪ゴールに叩き込みました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 浦和は、最後の選手交代を行います。
 75分、宇賀神友弥選手に代わって平川忠亮選手。

 平川君は右ワイドに入ります。
 関根君が、左ワイドに回ります。

 浦和が同点に追いついたことで、試合はさらにヒートアップします。
 局面、局面でのボールの奪い合いが激しくなり、ピッチ上に倒れる選手も多くなります。
 ボールの動きも速くなり、お互いのゴール前での迫力あるシーンも増えます。
 しかし、両チームの守備陣の頑張りもあり、スコアは動かず、1−1のまま。

 アディショナルタイム4分も終わりに近づいたとき、浦和にこの試合最大の決定機が訪れます。

 90+4分、右サイドでボールをキープしたズラタンからの落としを受けた森脇君が右足でクロスボールを送ります。
 このボールに合わせたのは、ファーサイド武藤君。
 至近距離から渾身のヘディングシュートを打ち込みます。
 しかし、ボールは東口選手の正面に飛んでしまい、惜しくもゴールならず。

 その直後、後半終了のホイッスル。
 試合は1−1の同点のまま決着がつかず、前後半15分ずつの延長戦に持ち込まれます。

 延長に入っても、試合の流れは変わりません。
 ボールをキープして試合の主導権を握るのは浦和。
 大阪は、カウンターに活路を見出します。

 両チームの選手たちが、残った体力を振り絞って相手ゴールを目指します。
 しかし、守りも守りで、体を張ってゴールを死守し、得点を与えません。

 一進一退の攻防が続き、時間だけが過ぎていく延長戦。

「このまま、PK戦に突入か・・・・」
 そう誰もが思い始めた延長後半の終了間際に試合が動きます。

 118分の大阪、ゴールキーパーからつないで遠藤選手を経由し、中央のパトリック選手へパスが通ります。
 パトリック選手、ディフェンダーを引きつけて、右サイドの米倉選手へパス。
 中を確認した米倉選手は、ファーサイドを駆け上がった藤春選手へ、ふわりとした浮き球クロスを送ります。
 藤春選手、タイミングを合わせて右足ダイレクトでシュート。
 コースを狙ったボールが西川君の手をかすめて、ゴール右隅に吸い込まれました。1−2、大阪が勝ち越しに成功します。

 終了間際の失点に気落ちした浦和に大阪が追い打ちを掛けます。

 120+1分、浦和陣内中央でフリーキックを得た大阪。
 キッカーの遠藤選手がクイックスタート。
 浦和守備陣の不意をついてゴール前に飛び込んだパトリック選手に縦パスを送ります。
 パトリック選手、飛び出して防ごうとした西川君よりも、一瞬速くシュートを打ち、ゴールに流し込みました。1−3、大阪が突き放します。

 この直後、レフェリーの笛が鳴り、タイムアップ。
 結局、1−3で大阪の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 両チーム、死力を尽くしての総力戦は、大阪が試合終了直前の得点で浦和を振り切って勝利しました。
 両チームの選手たちのこの勝負に懸ける想い、気迫、プライドがひしひしと伝わる試合。
 勝敗を抜きにして、サッカーというスポーツの面白さ、プレーオフ独特の緊張感を楽しめた名勝負でした。

 試合通じてのシュート数は、浦和が23本。大阪が15本。
 終始押し気味に試合を進めていたのは、ホームの浦和。
 前半から、ピッチを広く使った分厚い攻めで、決定機を何度もつくりました。
 しかし、相手ゴールキーパーの好守もあって決めきれなかった。
 結果的には、それが最大の敗因となってしまいました。

 決勝点となった大阪の2点目は、大阪のディフェンダーのゴールキーパーへのバックパスが自陣のゴールポストに当って跳ね返ったところから始まりました。
 あわやオウンゴールの大ピンチが、十数秒後には、歓喜の瞬間に化ける。
 サッカーというスポーツの持つ魔力の恐ろしさを改めて教えてくれた試合でした。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 ミシャが監督となって4年目。
 長いリーグ戦を振り返ると、浦和のチームとしての成長を強く感じたシーズンでした。

 試合終盤で多くの得点を奪った集中力の高さ。
 先制されても、焦ることなく追いつき追い越せるメンタル面の強さ。
 何人かの選手が抜けても、それを補える選手層の厚さ

 1stステージの無敗優勝や昨季より大きく伸びた勝ち点に、それは結果として表れていますね。
 何より、シーズン最終盤にこの試合のような高いクオリティの試合をできたこと。
 それが、浦和の成長を示す確固たる証拠でしょう。

 浦和が今季、レギュラーシーズンで積み上げた勝ち点「72」は、2006年にJリーグ初優勝したときとまったく同じ勝ち点です。
 それにもかかわらず、またしても、優勝に手が届きませんでした。
 本当に、悔しい思いでいっぱいです。
 しかし、この悔しさが、より強いチームになるための肥やしになります。
 臥薪嘗胆。
 この苦い経験を糧に精進を重ねて、来季、再び同じ舞台に立ち、十倍にしてやり返しましょう。

 チームの進む方向に間違いはありません。
 大事なのは、とにかく「続けること」です。
 今の自分たちのスタイルを維持したまま、長所を伸ばし、欠点を克服していく。
 その先に、悲願の年間王者のタイトルがあります。

 優勝するために、あと必要なものは何なのか。
 監督、それに選手一人一人が、しっかり考えて、次の戦いに臨んでほしいです。

 来季こそ、最高の歓喜の瞬間が訪れることを信じて・・・・・。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs ヴィッセル神戸』(’15 2nd 第17節)

 11月22日の日曜日、J1リーグ・2ndステージの第17節。
 浦和レッズは、ヴィッセル神戸とホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。

 浦和は、前節、川崎フロンターレ相手との攻め合いの死闘の末に痛み分け。
 惜しくも勝ち点3を逃し、目標にしていた年間最多勝ち点の座は、限りなく遠のいてしまいました。
 しかし、可能性がある限り、あきらめずに全力を尽くしたいところ。
 まずは、この試合に勝つことです。

 対する神戸は、前節、松本山雅FCに後半ロスタイムの得点で劇的な勝利を収めました。
 攻撃陣が好調で、ここにきて上り調子のチームです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:加賀 永田 槙野
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 高木 武藤
 FW:李


 試合開始。
 浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、加賀君、永田君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に高木君、左に武藤君。1トップに李君。

 試合は早々に動きます。
 2分の浦和、相手のクリアを奪った阿部君が素早く右サイドの関根君に展開。
 関根君、最終ライン裏のスペースに抜け出してゴール前にグラウンダーのクロスを送ります。
 このボールに合わせたのは武藤君。
 相手ゴールキーパーの目の前で反転しながら右足のかかとに掛けます。
 鮮やかなヒールシュートが神戸ゴールに飛び込みました。1−0、浦和が先制します。

 これで勢いづいた浦和は、追い打ちをかけます。

 9分の浦和、右サイド、関根君からパスを受けた高木君。
 斜めに切り込みながら、絶妙のタイミングでスルーパスに反応したのは李君。
 高木君のつくったスペースにうまく使ってオフサイドギリギリで抜け出します。
 最後は、スライディングしながら左足でシュート。
 見事、ゴールに流し込みました。2−0、浦和がリードを広げます。

 こうなると、勢いが止まらない浦和。
 かさにかかって神戸に襲いかかります。

 13分の浦和、サイドチェンジのパスを受けた左サイドの宇賀神君が絶妙のスルーパスを李君に送ります。
 李君、このボールをフリックして前方の槙野君へつなぎます。
 最前線でポスト役となった槙野君、相手を引きつけてフォローした柏木君へ落とします。
 ゴール前中央、フリーでパスを受けた柏木君はダイレクトで右足シュート。
 難なくゴールを陥れました。3−0、浦和が一気に突き放します。

 神戸の最終ラインは3人。
 守備のとき、両ウイングバックが浦和の両ワイドをケアして5バックとなります。
 ボールを奪うと、素早くサイドに展開し、スピードと技術のある前線の3人(渡邉選手、森岡選手、石津選手)に託します。

 25分の神戸、安田選手がカウンターから左サイドを突破しセンターリング。
 渡邉選手がゴール前中央、ダイレクト右足で合わせます。
 ボールは枠をとらえましたが、西川君が横っ飛びのファインセーブ。ゴールを割らせません。

 しかしその直後、26分の神戸、カウンターから中央でワンツーのリターンパスを受けた石津選手がペナルティエリアの外から右足で強烈なミドルシュート。
 グラウンダーのボールが西川君の手をかすめて、ゴール左隅に飛び込みました。3−1、神戸がようやく一矢を報います。

 神戸は選手交代などで体勢を立て直し、浦和の攻勢をなんとか水際で防ぎます。
 ボールを保持して試合を主導権を握り続けた浦和でしたが、最後の部分で正確性を欠きます。追加点を奪うことはできません。

 結局、前半はそのまま3−1で浦和リードで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が6本、神戸が2本。
 この数字通り、浦和が終始、ペースを握った45分でした。
 立ち上がり、神戸は最終ラインと前線の間が空いてしまい、中盤のプレスが機能しませんでした。
 浦和は、神戸守備陣のスキを見逃しませんでしたね。
 緩いマークを難なくかわし、テンポよくパスをつないで得点を重ねることができました。
 ただ、相手は智将・ネルシーニョ監督。
 策を練って、後半巻き返してくるでしょう。油断は禁物。
 浦和は、決して気持ちで受け身に回らないことです。
 逆に、カウンターから得点を決めてトドメを刺してしまいたいところ。

 後半開始。
 立ち上がりから、リードを許した神戸が前掛かりになり、攻撃的な姿勢を強めます。
 試合の流れを引き戻したい浦和は、選手交代のカードを切ります。
 59分、高木俊幸選手に代わってズラタン選手。

 ズラタンは1トップに入ります。
 李君が1列下がって、右シャドーへ。

 65分の神戸、左サイド、浦和の最終ラインに圧力をかけてボールを奪った森岡選手がドリブルで持ち込み、ゴールキーパーと1対1に。
 森岡選手、西川君の動きを見て、冷静に右足シュート。
 ボールはゴール右隅に吸い込まれました。2−3、神戸が追いすがります。

 1点差まで詰められ、尻に火がついた浦和。
 2枚目の選手交代のカードを切って流れを変えます。
 71分、武藤雄樹選手に代わって青木拓矢選手。

 青木君は、ボランチの一角に入ります。
 柏木君が、一列上がって左シャドーへ。

 その直後、加賀君が相手との接触で足を痛めて負傷退場を余儀なくされます。

 浦和は、やむなく最後の選手交代。
 75分、加賀健一選手に代わって梅崎司選手。
 梅崎君は、左シャドーに。
 柏木君が、再びボランチへ。阿部君が一列下がって右ストッパーへ。

 77分の浦和、右サイド相手陣でボールを奪ってショートカウンターを発動。
 李君がドリブルで持ち上がりスルーパスを放ちます。
 このボールに、オーバーラップした青木君が反応し、右足シュート。
 見事、ゴール左隅に沈めました。4−2,浦和が再び突き放します。

 再び2点差となって気落ちした神戸に、浦和がたたみ掛けます。

 84分の浦和、中央でズラタンが相手ディフェンダーと競り合いながらもボールをキープし、後ろからフォローした柏木君にパス。
 柏木君、ドリブルで持ち上がりながら、右サイドを駆け上がる李君へサイドチェンジ。
 パスを受けた李君、ゴール前を確認してグラウンダーのセンターリング。
 このボールに梅崎君が右足で合わせてシュート。
 難なくゴールに突き刺しました。5−2、浦和がダメ押しの1点を奪います。

 アディショナルタイムは4分。
 すでに安全圏に逃げ込んでいる浦和は、自陣でパスを回して神戸をいなしながら時間をつぶします。
 そして、試合終了のホイッスル。5−2で浦和の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 合わせて7ゴールが飛び出した乱戦は、浦和が貫禄を示して大差で勝利。
 今季限りでの引退を表明した啓太の花道を、見事に白星で飾りました。

 試合通じてのシュート数は、浦和が11本。神戸が6本。
 久しぶりにホーム最終戦を白星で飾った浦和。
 結果としては申し分のない試合でしたが、内容的にはかなり課題の残るものでした。

 とくにゴールキーパーも含めた最終ラインの不安定さは、今後の戦いに向けての最大の不安材料です。
 失点場面以外にも、守備陣の連携の悪さから、決定機をつくられる場面がしばしばありました。
 この試合では、神戸の決定力不足に助けられ、2失点だけですみました。
 しかし、チャンピオンシップではそうもいかないでしょう。
 早急な対策が望まれます。
 怪我で今節出場できなかった、那須君と森脇君の状態も気になりますね。

 守備の不安定さは、攻撃にも影響を及ぼしました。
 最終ラインを高く保ったまま、前線に人数をかけて迫力のある攻撃は、見られずじまいでした。
 それでも大量点を奪えたのは、プレーの精度が良かったから。
 少ない人数で少ない決定機を確実にものにすることができました。
 11本のシュートで5得点、ものすごい効率の良さですね。

 ホームでの最終戦。シーズン最多勝ち点のかかった試合。
 5万人を超す大観衆。啓太の浦和での最後のリーグ戦。

 さまざまな要因が、選手たちの気持ちに火をつけ、集中力を高めたのでしょう。
 立ち上がり怒涛の3得点は、この試合に賭ける選手の想いがボールに乗り移ったかのようでした。

 神戸の守備のまずさにも、大いに助けられましたね。
 最終ラインに人数をかけたはいいけれど、浦和の1トップを抑えきれずに攻撃の起点を簡単に作られていました。
 ラインの統率もとれていなかったのでオフサイドもとれず、浦和の選手たちに簡単に裏のスペースに入り込まれました。
 さらに、前線と最終ラインの間は人数が少なくスカスカでした。
 浦和の中盤は、簡単にパスを回して攻撃を組み立てることができましたね。
 司令塔の柏木君も、この試合では思う存分ピッチを駆け回り、抜群の存在感を発揮しました。

 浦和の5得点は、いずれも流れの中でのもの。
 絡んだ選手の特長が活かされた、素晴らしいゴールばかりでした。
 得点者がすべて違うのも、どこからでも点がとれる浦和の良さです。
 武藤君、李君、柏木君、梅崎君。
 決めるべき人がしっかり決めて、気分よく“最後の決戦”に臨むことができますね。
 チャンピオンシップでも、期待したいです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次はいよいよチャンピオンシップ準決勝、1週間後の土曜日、宿敵・ガンバ大阪とホーム・埼スタで対戦します。
 負けたらそこで終わり。一発勝負の大事な戦いです。
 大阪とは、今季のリーグ戦の戦績は1勝1敗の五分。
 実力の拮抗したチーム同士の白熱の一戦となることは間違いありません。
 ホームアドバンテージを活かして大阪を倒し、広島が待ち受ける「頂上決戦」への切符を手にしましょう。

 ここまできたら、あとは「気持ち」の勝負です。
 自分たちのサッカーができれば、絶対に勝てる。
 浦和の誇りを胸に、最後まで浦和のスタイルを貫き通したいですね。

 選手たちは、最高のコンディション、モチベーションで試合に臨むこと。
 サポは、その選手たちを最後まで全力で応援すること。

 自分たちのサッカーができれば、絶対に勝てる。
 浦和の誇りを胸に、最後まで浦和のスタイルを貫き通してほしいです。
 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 川崎フロンターレ』(’15 2nd 第16節)

 11月7日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第16節。
 浦和レッズは、川崎フロンターレとホーム・埼玉スタジアム2002での対戦です。

 浦和は、前節、FC東京相手との点の取り合いの末に勝利。
 年間最多勝ち点争いになんとか踏みとどまりました。a

 対する川崎は、前節、横浜F・マリノス相手に攻めきれずに惜敗。
 順位を一つでも上げるため、連敗は避けたいところです。
 
 J屈指の攻撃力を持つチーム同士の対戦。
 プライドを懸けた激しい攻め合いを期待したいです。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:岡本 那須 槙野
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 興梠 武藤
 FW:ズラタン


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、岡本君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に興梠君、左に武藤君。1トップにズラタン。

 川崎の最終ラインは3枚。ボランチ2枚と中央を固めます。
 両ウイングバックが最終ラインまで下がり、浦和の両ワイドの上がりをケアします。
 ポール奪うと、司令塔の中村選手を中心に、緩急織り交ぜた多彩な攻撃を仕掛けます。

 立ち上がりは、ホームの浦和がボールを支配し、押し気味に試合を進めます。
 浦和は、フリーの選手をうまく使い、川崎の守備のスキを狙います。
 サイドチェンジを効果的に使った攻撃で、川崎ゴールに迫る場面を多く作りますが、川崎の守備の寄せが厳しく、最後まで詰め切れません。

 逆に、川崎の切れのあるカウンターに何度か危ない場面を作られます。
 しかし、こちらも守備陣が体を張った守備でしのぎ、ゴールを割らせません。

 25分の川崎、ゴール前でパスをつなぎ、左サイドを抜け出した車屋選手が左足でシュートを放ちますが、ボールはわずかに右ポスト外に外れます。

 28分の浦和、西川君のゴールキックをズラタンが頭で反らして、相手ディフェンスライン裏に落とします。
 このボールに反応した興梠君、マークする相手ディフェンダーを振り切ってゴールキーパーと1対1に。
 興梠君、飛び出してきたゴールキーパーの動きを冷静に読み、右足でふわりと浮かします。
 ボールは無人のゴールに飛び込み、見事なループシュートが決まりました。1−0、浦和が先制します。

 このゴールで勢いがついた浦和は、さらに攻勢を強めます。

 42分の浦和、ズラタンの落としから、関根君が右サイドを突破。
 ゴールライン際から、グラウンダーのクロスを送ります。
 ゴール前で2人が詰めていましたが、わずかに届かず。

 44分の川崎、右サイドの選手からパスを受けたゴール前の森谷選手。
 マーカーの槙野君を見事な反転で交わし、シュートコースをこじ開けて右足シュート。
 ボールは西川君の伸ばした手をかすめてゴール右隅に決まりました。1−1、川崎が同点に追いつきます。

 結局、前半はそのまま1−1の同点で折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が6本、川崎が4本。
 両チームが持ち味を出し合った見応えのある45分でした。
 浦和は、内容的にも、チャンスの数も、押し気味に試合を進めていましたが、川崎に一瞬のスキを突かれました。
 ただ、攻撃のリズム自体は前半を通して素晴らしかったです。
 とくに右サイドからの攻撃が目立ちましたね。
 岡本君と関根君、若手2人のはつらつとしたプレーが浦和の攻撃を活性化していました。
 2人には、後半も得点に絡むプレーを期待したいです。

 後半開始。

 53分の浦和、相手コーナーキックからカウンターを発動。
 興梠君がドリブルで持ち上がり、左サイドを駆け上がった武藤君へパス。
 武藤君、右足で強烈なシュートを放ちましたが、相手ゴールキーパーの好守に阻まれます。

 前半同様、球際で激しくせめぎ合う両チーム。
 攻守が目まぐるしく切り替わり、ゴール前での紙一重の攻防が続きます。

 ホームで勝ち点3がほしい浦和は、2枚の交代カードを同時に切ります。

 64分、関根貴大選手に代わって梅崎司選手。
 64分、岡本拓也選手に代わって青木拓矢選手。

 梅崎君は右ワイドに。青木君はボランチの一角に。
 阿部君が1列下がって、右ストッパーへ。

 最後のカードを切って勝負を仕掛けるミシャ。
 75分の浦和、ズラタン選手に代わって高木俊幸選手。

 高木君は右シャドーに。
 興梠君が1列上がって、1トップへ。

 残り30分を切ったあたりから、さすがに両チームの選手たちに疲れが見え始めます。
 中盤での守備の圧力が弱まり、両チームのカウンターが鋭さを増します。

 83分の浦和、梅崎君の狙いすましたミドルシュートは、わずかにクロスバーをかすめます。

 89分の川崎、カウンターから右サイドを突破した田坂選手がゴールキーパーと1対1となり、右足でシュート。
 しかし、ボールはクロスバーを越えていきます。

 アディショナルタイムは4分。
 死力を尽くした攻防が繰り返されます。
 しかし、両チームのディフェンスが最後の最後で踏ん張って得点を許さず。
 そのまま試合終了のホイッスル。1−1の引き分けに終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が12本。川崎が8本。
 プライドを懸けて攻め合った大熱戦は痛み分け。勝ち点1ずつを分け合いました。
 
 両チームの良さが随所に見られた質の高い90分。
 ボクシングに例えると、ノーガードの打ち合いで12ラウンドを戦い切ったという感じ。
 試合終了の笛と同時に、ピッチに倒れこんだ両チームの選手たち。
 それだけ、この試合にすべてを注ぎ込んだということでしょう。
 勝敗を抜きにして、サッカーというスポーツのエンターテイメント性を十分に堪能させてくれた試合でした。

 どちらに転んでもおかしくなかった緊迫した試合展開。
 浦和としては、前半にあったいくつかの決定機を決めきれなかったのが悔やまれます。

 前節から好調を維持する攻撃陣の中心は、やはりズラタンでした。
 川崎守備陣の厳しいマークに遭いながらも、最前線でボールをキープし、攻撃の起点となり続けました。
 相手を威圧し、味方を鼓舞する圧倒的な存在感は、まさに“動く要塞”です。
 ズラタンが最前線に固定されたことで、シャドーの2人、興梠君と武藤君の特長である裏への飛び出しがより威力を発揮しています。
「走りこめば、必ずボールが来る」
 その信頼感が迷いのないプレーを生み出しています。
 浦和の先制点は、まさにその形からの得点。
 ズラタンと興梠君の息がぴったり合った、スーパーゴールでした。

 この試合の最大の収穫は、右のストッパーとして久しぶりに出場した岡本君です。
 マークする相手選手に当たり負けすることなく、堂々と渡り合いましたね。
 時折見せたオーバーラップも効果的でした。
 重戦車のような強引な突進で、チャンスを演出しました。
 岡本君が中に切り込んで空いた大外のスペースを関根君がドリブルで突破する場面もありました。
「剛」の岡本君、「柔」の関根君。
 ユース出身の2人のコンビは、今後も浦和の右サイドを賑わせてくれるでしょう。期待したいです。
 残る課題は、スタミナ面でしょうか。
 この日のようなタフな試合を乗り切る体力をつけて、来季こそ、スタメンに定着してほしいです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節はとうとう最終節、2週間後の日曜日、ヴィッセル神戸とホーム・埼スタで対戦します。
 長かった今季のリーグ戦も、1試合を残すのみです。
 年間最多勝ち点争いでは、首位の広島と勝ち点「2」差。得失点差も大きく離されています。
 極めて厳しい状況であるのは間違いありませんが、可能性は残されています。
 浦和にできることは、たったひとつ。
 目の前の試合に集中し、勝ち点3を獲得することです。

 人事を尽くして天命を待つ。
 選手たちは最後まで全力で勝利を目指し、サポーターはそれを全力で後押しするだけです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『FC東京 vs 浦和レッズ』(’15 2nd 第15節)

 10月24日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第15節。
 浦和レッズは、FC東京とアウェイ・味の素スタジアムにて対戦。

 浦和は前節、ガンバ大阪相手に競り負け、痛い星を落としました。
 ここ2試合勝利から見放され、年間最多勝ち点獲得に黃信号が灯りました。
 これ以上の足踏みは許されません。

 対する東京は、前節、湘南ベルマーレ相手に競り負けました。
 こちらも、チャンピオンシップ出場に向けて、負けられません。

 最多勝ち点争いの2位と3位の直接対決。
 今季を占う重要な一戦にふさわしい熱戦を期待しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 那須 槙野
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 興梠 武藤
 FW:ズラタン


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に興梠君、左に武藤君。1トップにズラタン。

 東京の最終ラインは4バック。中盤もしっかり引いてゴール前を固めます。
 選手間の間隔を密にし、ボールサイドに人数をかけます。
 攻撃は、ボールを奪ってからの速攻が主体。
 サイドに素早く展開し、正確なクロスからテクニカルな2トップを活かします。

 立ち上がりから、アウェイの浦和がボールを支配し、押し気味に試合を進めます。

 11分の浦和、左サイド槙野君のロングフィードから宇賀神君が最終ライン裏のスペースに抜け出します。
 ディフェンダーを振り切り、ゴールライン際から左足でふわりとしたセンターリング。
 相手ゴールキーパーがなんとか触りますがクリアが小さく、こぼれ球がゴール前に詰めていた柏木君の足元へ。
 柏木君、至近距離から思い切り左足を振り抜いてシュート。
 ボールは、見事、ゴールネットに突き刺さりました。1-0、浦和が先制します。

 浦和は、気落ちした東京に追い打ちをかけて、さらに攻め込みます。

 14分の浦和、右サイドを突破した関根君からパスを受けた柏木君が、逆サイドの武藤君へ横パス。
 武藤君、右足ダイレクトで振り抜き、ゴール右上を狙ったコントロールショット。
 ボールはゴールマウスに吸い込まれ、右サイドネットに収まりました。2−0、浦和が突き放します。

 しかし、東京も反撃します。
 17分の東京、米本選手からスルーパスを受けた東選手がドリブルで右サイドを突破。
 東選手、ライン際の角度のないところから右足でシュート、西川君のニアサイドを抜いてゴールネットを揺らしました。2−1、東京が追撃します。
 
 27分の浦和、左サイド宇賀神君からパスを受けた武藤君。
 ドリブルで持ち上がり、逆サイドの関根君へグラウンダーのパス。
 関根君は、ドリブルでカットインし、右足でシュート。
 このボールは、相手ディフェンダーに阻まれますが、こぼれ球が再び関根君の足元へ。
 関根君、ダイレクトで右足を思い切り振り抜きシュート。
 グラウンダーのボールが相手ゴールキーパーが伸ばした手をかすめて、ゴール左隅に吸い込まれました。3−1、浦和が再び突き放します。

 その後も、中盤でボールを奪い合う両チーム。
 攻守が目まぐるしく入れ替わり、ショートカウンターの打ち合いとなりますが、お互いの守備陣が踏ん張って得点は動かず。

 結局、前半はそのまま3−1、浦和のリードで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が5本、東京が3本。
 スコアやシュート数が示すように、浦和が押し気味の45分でした。
 浦和の両ワイドがフリーになる場面が多く見られました。
 浦和の選手たちは、東京の守備システムの弱点を見逃しませんでしたね。
 両サイドを起点に、何度もチャンスを作り出しました。
 後半、東京は前掛かりに攻めてくることでしょう。
 気持ちで受けに回らず、前半のいいリズムのまま、早めにとどめの1点を奪ってしまいたいところ。

 後半開始。

 前半同様、ボール際で激しくせめぎ合う両チーム。
 中盤が間延びしたぶん、ゴール前での迫力のあるシーンが増えていきます。

 62分の浦和、中央の槙野君から武藤君を経由し、ゴール前のズラタンへ。
 ポスト役のズラタンは、ダイレクトで再び槙野君に落とします。
 フリーで受けた槙野君、右足ダイレクトで狙いすましたシュート。
 ボールは見事ゴールネットを揺らしました。4−1、浦和が決定的な得点を奪います。

 点差が3点に開いたところで、浦和は1人目の選手交代を行います。

 71分、ズラタン選手に代わって李忠成選手が入ります。
 李君は、そのまま1トップに。

 74分の東京、左サイドをえぐった太田選手が左足でセンターリング。
 このボールにゴール前の高橋選手がジャンプ一番、頭で合わせます。
 強烈なヘディングシュートを放ち、ゴールネットを揺らしました。4−2、東京が追いすがります。

 この1点でスタジアムの雰囲気が大きく変わります。
 ホームの大声援を受け、東京が攻勢に出ます。

 2失点目を見届けたミシャ、両ワイドを替えて中盤を活性化し、流れを引き戻そうとします。

 75分、宇賀神友弥選手に代わって梅崎司選手。
 78分、関根貴大選手に代わって平川忠亮選手。

 梅崎君は左ワイドに、平川君は右ワイドにそれぞれ入ります。
 しかし、東京に傾いた流れを引き戻せません。

 攻勢を続ける東京。 
 84分の東京、右からのコーナーキックを得ます。
 キッカーは太田選手。左足から放たれた正確なボールがゴール前中央の高橋選手の頭へ。
 高橋選手、ヘディングシュートを狙いますが、西川君と交錯して阻まれます。
 しかし諦めず、体勢を崩しながらも、足元にこぼれてきたボールを右足で押し込みました。4−3、東京がさらに追撃します。

 この1点でますます勢いづいた東京は、捨て身の攻撃で、浦和ゴールに襲いかかります。
 一方の浦和は、全員が自陣に引いて守りきる覚悟です。

 アディショナルタイムは4分。
 スタジアムの浦和サポからは、「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こり、選手たちを強烈に後押しします。
 90+4分の東京、左サイドから、東選手が強烈なシュートを放ちます。
 ボールは枠をとらえましたが、西川君が横っ飛びで弾き出し、チームを救います。

 東京の猛攻をなんとかしのぎ切った浦和。
 試合終了のホイッスルが鳴り、4−3で浦和の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が8本。東京が13本。
 両チームの意地とプライドがぶつかり合った熱戦。
 迫力のある点の取り合いは、浦和が決定力の差でわずかに上回り、勝利を収めました。

 90分の中で、試合の流れが大きく変わり、とても劇的な一戦でした。
 前半は、浦和が東京のシステムの不備を突いて、リードを広げる展開。
 後半は、逆に陣形を立て直した東京が、一方的に攻め続ける展開が続きました。

 試合の流れが変わったターニングポイントは、浦和の4点目。
 点差が3点に広がったことで、浦和の選手たちに「これでもう大丈夫」と、気の緩みが生じたのでしょう。
 わずかなスキを東京につけ込まれて、反撃を許してしまいました。

 加えて、ズラタンをベンチに下げたことが、火に油を注ぎました。
 浦和は、前線でボールをキープできなくなり、完全に自陣に押し込まれる形に。
 イエローカード累積がリーチのズラタンを温存する意図の交代でしたが、完全に裏目に出ました。

 ズラタンは、久しぶりのスタメンでしたが、最前線での存在感の大きさは、やはり抜群です。
 東京は、人数をかけてズラタンを封じようとしましたが、それでもしっかり足元にボールを収めて、攻撃の起点として機能していました。
 時折みせた裏への飛び出しにも、鋭いものがありました。

 前半の浦和は、両ワイドがかなり余裕を持ってプレーし、得点を奪うことができました。
 それもズラタンがゴール前で複数のディフェンダーを背負ってくれていたおかげです。
 得点こそなかったものの、『影のMVP』といえる活躍ぶりでした。

 残り30分で3点差、「勝負あり」と誰もが思ったそのときから、“ドラマ”がはじまりました。
 楽勝ムードが一転してヒヤヒヤの展開へ、終わってみればわずか1点差の辛勝。
 サッカーというゲームの怖さ、面白さを改めて感じさせてくれる一戦でした。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、2週間後の土曜日、川崎フロンターレとホーム・埼スタで対戦します。
 泣いても笑っても、リーグ戦はあと2試合。
 浦和にとって両方ともホームで戦えるのは、大きなアドバンテージですね。
 どちらも勝利して、年間最多勝ち点を争う広島の結果を待ちたいところ。

 終盤に大失速して優勝を逃した昨年、一昨年の悔しさを誰よりも感じているのは、選手たちです。
「今年の浦和は、今までと違う」
 選手たちは、それを勝利という結果を出し、自ら証明しました。
 チャンピオンシップも含めた残り試合もすべてを出し切ってほしいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!


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【Jリーグ観戦記】『ガンバ大阪 vs 浦和レッズ』(’15 2nd 第14節)

 10月17日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第14節。
 浦和レッズは、ガンバ大阪と、アウェイ・万博記念公園陸上競技場にて対戦。

 浦和は前節、サガン鳥栖と痛み分け、連勝が止まりました。
 年間最多勝ち点、2ndステージ制覇に向けてこれ以上の足踏みは許されません。

 対する大阪は、前節、川崎フロンターレとの点の取り合いに痛い星を落としました。
 チャンピオンシップ出場へ向けて、崖っぷちに立たされています。

 昨季のJリーグチャンピオンと今季1stステージのチャンピオンの一戦。
 お互いの意地とプライドがぶつかり合う熱戦を期待しましょう。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川
 DF:森脇 那須 槙野
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 試合は早々に動きます。
 7分の大阪、中央の赤嶺選手の落としたボールを、右サイドの阿部選手が左足でゴール前へクロス。
 オーバーラップした遠藤選手へのパスでしたが、遠藤選手は触れることなく、そのままゴール左隅に吸い込まれました。0−1、大阪が先制します。

 遠藤選手の動きがフェイクになり、西川君が反応できませんでしたね。

 大阪の最終ラインは4バック。フラットに並んで、中央を固めます。
 攻撃は、中盤の司令塔、遠藤選手を経由し、多彩な攻撃を仕掛けてきます。

 浦和は先制されて目を覚まします。
 ボール支配率を高め、試合を優位に進めます。
 柏木君を中心に、幅広い攻撃を仕掛けてチャンスをつくりますが、大阪の堅い守備に阻まれ、得点までは至りません。

 逆に先制した大阪は、重心を後ろ目にして、左サイドの宇佐美選手のドリブル突破を中心に、カウンターで反撃します。

 両チーム、中盤で激しく潰し合い、決め手がないまま時間が過ぎていきます。

 結局、前半はそのまま0−1。大阪のリードで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が6本、大阪が3本。
 この数字通り、浦和が押し気味に試合を進めた45分でした。
 しかし、得点は大阪がリード。
 大一番、しかもアウェイということで、少し硬くなってしましたね。
 最後のパスやシュートの精度が今ひとつでした。
 守備は、失点のシーン以外、大阪の攻撃をほぼ抑え込んでいました。
 あとは、点を取るだけです。
 交代出場の選手を含めた、攻撃陣の奮起に期待したいです。

 後半開始。
 ハーフタイムで、浦和は1枚目の選手交代のカードを切ります。
 HT、関根貴大選手に代わって高木俊幸選手が入ります。
 高木君は、右のシャドーに入ります。
 梅崎君が、右のワイドへ。

 このカンフル剤が効いて、浦和が立ち上がりから前掛かりに攻め込みます。
 高木君が入って活性化した右サイドを中心に、大阪ゴールに迫ります。

 しかし、得点を取ったのは大阪の方でした。
 59分の大阪、浦和陣内中央少し遠目の位置でファールを受け、フリーキックのチャンスを得ます。
 キッカーは遠藤選手。右足で浮き球のクロスを中央へ送ります。
 このボールに、途中出場の長沢選手が反応し、裏のスペースに抜け出して頭で合わせます。
 長沢選手、ゴールキーパーの位置を冷静に確認して、ヘディングシュート。
 ボールは、枠をとらえて左サイドネットを揺らしました。0−2、大阪が突き放します。

 点差が広がって苦しくなった浦和は、攻撃的なカードを切り、テコ入れを図ります。
 68分、武藤雄樹選手に代わってズラタン選手。
 ズラタンは1トップに入ります。
 興梠君が左シャドーへ。

 前掛かりになって、攻め込もうとしますが、この日の浦和の攻撃はぎくしゃくしたまま。
 出し手と受け手の意思の疎通が取れず、パスが大事なところで通りません。

 75分の大阪、右サイド遠藤選手からのクロスを受けた長沢選手が、ゴールキーパーと1対1となります。
 しかし、ここは西川君が身を挺してシュートをブロックして、事なきを得ます。

 78分の浦和、柏木君の至近距離から強烈な右足ボレーシュートを放ちますが、相手ゴールキーパーの好守に阻まれます。

 浦和は最後の選手交代のカードを切ります。
 89分、梅崎司選手に代わって青木拓矢選手が入ります。

 アディショナルタイムは3分。

 90+1分の浦和、右サイドの森脇君がゴール前に右足クロスを送ります。
 このボールにファーサイドの槙野君がダイレクトで折り返します。
 ゴール前に詰めていたズラタンが合わせます。
 ズラタン、右足で強烈なシュートを大阪ゴールに突き刺しました。

 さらに最後の力を振り絞って反撃をする浦和。
 90+3分の浦和、右サイド、森脇君の左足クロスにゴール前のズラタンが頭で合わせます。
 強烈なヘディングシュートが大阪ゴールを襲いますが、ボールは無情にもクロスバーを叩きます。
 さらに跳ね返りのボールを自ら押し込もうとしますが、わずかにクロスバーの上を越えていき、万事休す。
 タイムアップの笛が鳴り、1−2で大阪の勝利に終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が21本。大阪が7本。
 浦和は、相手の3倍のシュートを放ちながらも、奪ったのは1点のみ。
 決定力不足に泣き、シーズン終盤の大事な一戦を落としました。

 優勝を争うチーム同士の直接対決でしたが、内容的には物足りないものでした。
 大事な試合ほど凡戦になることが多いといいますが、その見本のような試合。

 両チームともミスが多く、攻撃の組み立てに苦労しました。
 お互いに相手のカウンターを警戒しすぎて、攻撃に迫力を感じません。
 へっぴり腰でパンチを打ち合うボクシングのようでした。

 特に大阪は、先制点を取ってから守備重視の姿勢が顕著でした。
 なりふり構わず、勝ち点3を取りにきましたね。リーグ連覇への執念を感じました。

 浦和の選手たちは、大事な試合で少しナーバスになっていました。
 2週間のインターバルがあったにもかかわらず、全体的に動きが固かったです。
 いつもの流れるようなパスワークがなかなか出せませんでした。
 後半、徐々に動きがよくなり、コンビネーションからチャンスをつくることができるようになりましたが、時すでに遅し。
 あと一歩が及びませんでした。

 勝敗を分けたポイントは、やはり先制点でした。
 浦和は、前半の早い時間帯に失点をしたことで、相手に引いて守る余裕を与えてしまいましたね。
 この日の浦和には、能力の高い大阪の守備陣を崩すのは、難しいミッションでした。

 重要な試合に対する重圧と早々の失点で、落ち着きを失った浦和。
 対照的に、大阪は押されながらも冷静に試合をコントロールしていました。
 その象徴が、司令塔の遠藤選手です。
 この大一番でも気負うことなく、いつも通りの飄々としたプレーぶりでチームを鼓舞しました。
 得点こそなかったものの、大阪の2点を“アシスト”する大車輪の活躍。
 まさに、チームの大黒柱といえる存在感でした。

 遠藤選手は、この試合がJ1通算500試合のメモリアルゲーム。
 数々の修羅場を乗り越えてきた経験が、この土壇場で生きましたね。
「違い」をつくれる選手がいるか、いないか。
 そのわずかな差が、勝敗を分けた一戦でした。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、来週の土曜日、FC東京とアウェイで対戦します。
 この試合も、今節同様、優勝を占う大事な一戦です。
 この日の敗戦は忘れて、フレッシュな気持ちで臨んで、勝ち点3をもぎ取ってほしいです。

 浦和は、決して悲観するほどの内容ではないです。
 この試合では決定力不足が響いて勝ち点を奪うことができませんでした。
 ただ、決して相手に力負けしたわけではありません。

 心身ともにスタミナを使いきり、急失速した昨季までとは違います。
 最後まで全力で駆け抜けるだけの余力を十分に残したまま、終盤戦を戦えています。
 チーム力が上がっている証ですね。

 残る大きな課題は、選手たちの精神面です。
「勝ちたい」という気持ちが強すぎるゆえのぎこちなさが、チームのリズムを悪くしています。
 この試合でも、失点を恐れるあまり、思い切りのよい攻撃が影を潜めてしまいました。

 点を取るためには、もっと自分たちからアクションをとる必要があります。
 両サイドのドリブルでの仕掛け、相手ゴール前でのダイレクトパスでの崩しなど、まだまだ物足りないです。

 高ぶる気持ちを抑えて、いかに平常心で戦うことができるか。
 選手たちにとっては、「心・技・体」の「心」を試される残り3試合。
 ハードルは高いですが、乗り越えてくれることを信じています。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs サガン鳥栖』(’15 2nd 第13節)

 10月3日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第13節。
 浦和レッズは、サガン鳥栖と、ホーム・県埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は前節、鹿島アントラーズを相手に接戦をものにし、リーグ戦3連勝を飾りました。
 年間最多勝ち点へ向けて視界良好。ホームでさらに連勝を伸ばしたいところ。

 対する鳥栖は、前節、ヴァンフォーレ甲府との残留争いの直接対決に敗れました。
 残留を確実なものにするためにも、勝ち点を積み上げたいところ。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 鳥栖は3−4−3の布陣。最終ラインの3人が中央を固めます。
 浦和の両ワイドに対して両ウイングバックが最終ラインまで下がって対応するため、守備のときは5バックのような状態となります。

 ボールを奪うと、すぐにサイドに展開。
 3トップの両ウイングアタッカーがワイドに開いて待ち構えています。
 浦和の弱点である両サイド裏のスペースを狙って速攻を仕掛けます。

 立ち上がり、ボールが足につかずに押し込まれた浦和でしたが、徐々に落ち着きを取り戻します。
 ボールを支配して分厚い攻撃を仕掛ける、いつものパスサッカーを展開します。

 23分、左からコーナーキックを得た浦和。
 キッカーは柏木君。左足で放たれたボールを中央の那須君が頭で落とし、ファーサイドに待ち構える武藤君へ。
 武藤君、うまくバウンドを合わせ、右足ダイレクトでシュートを打ちます。
 相手ゴールキーパーが体に当てて弾きますが、そのこぼれ球が興梠君の足元へ。
 興梠君、右足で難なく押し込み、ゴールネットを揺さぶりました。1-0、浦和が先制点を奪います。

 幸先よく得点を奪った浦和でしたが、鳥栖に一瞬のスキを突かれます。

 31分の鳥栖、右サイド吉田選手が水沼選手のスルーパスに反応、最終ラインの裏に抜け出します。
 吉田選手、ディフェンダーと競り合いながら中に切れ込み、そのまま左足を思い切りよく振り抜いてシュート。
 西川君が必死に体に当てますが、シュートの勢いが勝り、バウンドしてそのままゴールの中へ。1−1、鳥栖が同点に追いつきます。

 追いつかれた浦和ですが、試合の主導権は掴んだまま。
 次々と鳥栖ゴールに迫りますが、鳥栖ディフェンスの体を張った守備に阻まれ、ゴールを割ることはできません。

 結局、前半は、1−1のまま同点で折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が11本、鳥栖が2本。
 この数字通り、浦和が圧倒的に優位に試合を進めた45分でした。
 ただ得点はイーブンで、鳥栖がうまく守り切られた印象が強いです。
 浦和は、11本のシュートを放ったものの、決定的なチャンスはそれほど多くありませんでした。
 攻撃の起点となるボールが、思うように前線に入らなかったことも原因の一つでしょう。
 浦和は、前半の勢いそのままに、攻撃の質を上げて相手を突き放してしまいたいところ。

 後半開始。
 鳥栖は、前半にも増して、前線からのプレッシャーを強め、浦和の最終ラインに圧力を掛けます。
 その影響か、浦和のパスワークに乱れが生じます。
 鳥栖は、浦和のミスパスを拾ってカウンターを仕掛け、浦和ゴールを脅かせるようになります。

 流れを引き戻したい浦和は、いつもより早めに1人目の選手交代のカードを切ります。
 56分、関根貴大選手に代わってズラタン選手。
 ズラタンは1トップに入ります。
 興梠君が右シャドーへ。梅崎君が右ワイドへ。

 相手陣内にクサビのパスを打ち込みたいミシャの意図ですが、有効に機能しません。
 浦和はボールは保持するも、パスの出しどころに困り、攻撃は停滞したまま。

 浦和は、2人目の選手交代のカードを切ります。
 73分、那須大亮選手に代わって青木拓矢選手。

 青木君はボランチの一角に入ります。
 阿部君が3バックのセンターへ。

 76分の鳥栖、ゴールキーパーからのロングフィードから速攻、早坂選手がディフェンダーと入れ替わり、裏に抜け出します。
 ゴールキーパーと1対1になった早坂選手、右足でシュートを放ちます。
 このボールに西川君が冷静に反応、左足1本で弾き出します。
 浦和は絶体絶命の大ピンチでしたが、西川君のスーパー・ファインプレーにより救われます。

 両チームの中盤が間延びし、お互いにショートカウンターを撃ち合う、激しい展開に。

 どうしてもホームで勝ち点3がほしい浦和は、リスクを負って攻撃を仕掛けます。
 しかし、鳥栖はゴール前に人数を掛けて守り、これを跳ね返し続けます。

 浦和は3枚目の交代カードを切り、最後の勝負に出ます。
 84分、梅崎司選手に代わって高木俊幸選手。

 アディショナルタイムは4分。

 90+2分の浦和、左サイドの高木君がゴール前に右足クロスを送ります。
 このボールにファーサイドの武藤君が飛び込みます。
 武藤君、目の前でバウンドする難しいボールでしたが、うまく合わせてダイビングヘッド。
 しかし、この渾身のヘディングシュートは、無情にもクロスバーを叩きます。
 浦和、千載一遇の好機をあと一歩で逃してしまいました。

 結局、試合はそのままタイムアップ。1−1の引き分けに終わりました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が15本。鳥栖が4本。
 浦和は、終始攻め続けて相手の4倍近くのシュートを放ちながらも勝ちきれず、悔しさが残る一戦。
 鳥栖は、攻撃の核となる豊田選手を欠いていたこともあり、最初から「勝ち点1でも御の字」という守備的な意識で試合に臨んでいました。
 結果的には、鳥栖の思い通りの展開になってしまいましたね。

 何よりも悔やまれるのは、失点の場面。
 浦和の選手たちの間に、先制したことで、「これでもう大丈夫」という油断があったのでしょう。
 それまでほとんど何も仕事をさせていなかった鳥栖の攻撃陣に、簡単に裏を取られてしまいました。

 前半、あれだけシュートチャンスがありながらも、1点しか奪えなかった攻撃も問題です。
 鳥栖は、中央の守備を固め、さらにワイドの選手にもマークをつけ、攻撃の起点となるパスの受け手を徹底的に封じてきました。
 浦和は、その策略にまんまとはまりましたね。
 1トップを狙った単純な縦パスを繰り返しては、相手に跳ね返される。
 同じパターンの攻撃を繰り返しました。

 相手の球際に厳しい守りに合わせてしまったのでしょうか。
 むきになって、中央をこじ開けようとする意識が強かったように思います。
 浦和の選手たちには、攻撃のアイデア、工夫が足りませんでした。
 猛進する牛をヒラリとかわす、闘牛士のような気持ちの余裕がほしかったです。

 いつもは後半にギアを一段、二段と上げていく浦和でしたが、この日は逆にギアが下がってしまいました。
 交代カードも起爆剤にはなりませんでしたね。
 10月に入り、夏場の疲れが出て、体力的に厳しい時期なのでしょう。
 後半に入ってからの運動量の落ち具合、ミスの多さは、目を覆いたくなるほどでした。
 今後の戦いに向けて、不安を感じますね。

 この試合でも、チームを救ったのは守護神・西川君。
 相手との1対1を制してシュートをブロックしたシーンは、まさに神がかっていました。
 最後尾に彼がいてくれて、浦和はどれだけ助けられたことでしょうか。
 本当に心強い存在です。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、二週間後の土曜日、ガンバ大阪とアウェイで対戦します。
 2ndステージの優勝を目指す上ではもちろん、チャンピオンシップを見据えても、絶対に負けてはいけない相手です。
 コンディションを整えて、最高の状態で大一番に臨みたいですね。

 昨季、ここから力尽きて優勝を逃した悔しさは、選手たちが一番感じていることでしょう。
 リーグ戦も残り4試合、どれも厳しい戦いになることは間違いないです。
 ただ、この壁を越えないことには、目的の場所にはたどり着けません。
 今季の浦和がチャンピオンに値するチームであることを、自らの手で証明してほしいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ』(’15 2nd 第12節)

 9月26日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第12節。
 浦和レッズは、鹿島アントラーズと、アウェイ・県立カシマサッカースタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、清水エスパルスを相手に得点を積み重ねて快勝。
 リーグ戦2連勝とエンジンがかかってきました。
 年間最多勝ち点争いでも、再び首位に浮上しました。

 対する鹿島は、前節、ヴァンフォーレ甲府相手に競り勝ちました。
 ここ8試合で7勝(1敗)、失点はわずかに「6」と好調をキープしています。
 伝統の勝負強さが完全に復活してきましたね。手強い相手です。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 槙野 宇賀神 
 MF:関根 柏木 武藤 阿部 梅崎 高木
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、槙野君、宇賀神君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に梅崎君。シャドーは右に高木君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 試合は開始早々に動きます。
 3分の鹿島、金崎選手とのパス交換で左サイドを突破したカイオ選手が、左足でマイナスのクロス。
 このボールに中央のスペースに侵入した遠藤選手が、ダイレクトで左足を合わせます。
 狙いすましたシュートは、ゴール左隅に飛び込みました。0−1、鹿島が先制点を奪います。

 しかし、浦和もすぐに反撃。
 6分の浦和、左サイド裏のスペースに抜け出した宇賀神君に、武藤君から絶妙なスルーパス。
 宇賀神君、ダイレクト左足でセンターリング。このボールに飛び込んだのはファーサイドの高木君。
 左足でなんなく押し込み、ゴールを決めました。1−1、浦和が同点に追いつきます。

 鹿島はフラットな4バック。ラインの位置を高く設定し、4−4−2のコンパクトな陣形を築きます。
 ボールを奪うと、ボランチの小笠原選手と柴崎選手を起点に、流れるようなパスサッカーで浦和ゴールに迫ります。

 立ち上がりから、ホームの鹿島が押し気味に試合を進めます。
 鹿島の中盤でのプレスが厳しく、浦和は本来のパスワークを発揮できません。
 中盤でボールを失っては、弱点の両ワイドの後ろのスペースを執拗に狙われます。

 鹿島にゴールネットを揺らされ、「あわや」の場面も何度かありましたが、相手のファールやオフサイドの笛に救われます。

 防戦一方の浦和に、容赦なく攻め込んでくる鹿島。
 43分の鹿島、右サイドを突破した金崎選手がフリーになり右足で強烈なシュートを放ちます。
 しかし、西川君が右手1本でこれを弾き出し、ゴールを防ぎます。

 前半は、1−1のまま同点で折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が3本、鹿島が12本。
 この数字通り、鹿島が終始、試合を優位に進めた45分でした。
 浦和は、鹿島の出足の鋭い守備にパスの精度が乱れ、リズムがつかめないままでした。
 攻撃の起点となる前線への縦パスをことごとく封じられ、手も足も出ない状況。
 それでも、1対1のイーブンで前半を終えることができたのは、ラッキーでした。
 後半は、鹿島の厳しいプレスを支えている、高い最終ラインの位置も、徐々に下がるでしょう。
 前半同様、耐えるべきときは耐えて、必ず来るチャンスを確実にものにしてほしいです。
 切り札として投入される交代選手の活躍にも期待しましょう。

 後半開始。
 浦和は、ハーフタイムで2枚の選手交代のカードを切ります。
 梅崎司選手に代わってズラタン選手。
 高木俊幸選手に代わって青木拓矢選手。

 ズラタンは1トップに。青木君はボランチの一角に。
 阿部君が一列下がって、3バックの中央へ。槙野君が左ストッパーへ。
 宇賀神君が左ワイドへ。興梠君が一列下がって、右シャドーへ。

 さすがミシャですね。打つ手が早いです。
 2枚替えで勝負をかけた浦和でしたが、流れを変えるまでには至りません。
 鹿島の流れるようなカウンター攻撃に苦しめられます。

 55分の鹿島、左からのコーナーキック、金崎選手のヘディングシュートがクロスバーを叩きます。

 押され続けた浦和でしたが、思わぬ形で勝ち越し点が転がり込みます。
 72分の浦和、左サイドを突破した宇賀神君が相手陣の深い位置からセンターリング。
 相手ゴールキーパーが直接キャッチしようとしましたが、ファンブル。
 ボールは興梠君のちょうど足元へ。
 興梠君、ダイレクトで右足を一閃、見事ゴールマウスの天井に突き刺しました。2−1、浦和が勝ち越しに成功します。

 浦和は、3人目の選手交代のカードを切ります。
 77分、興梠慎三選手に代わって李忠成選手。
 李君は、そのまま右シャドーに入ります。

 リードを許した鹿島は、さらに前掛かりに攻め込みます。

 79分の鹿島、左からのコーナーキックにカイオ選手がダイレクト右足で合わせ、強烈なボレーシュートを放ちます。
 しかし、ここも西川君がしっかり反応してボールを弾き出し、ゴールを許しません。
 
 アディショナルタイムは5分。
 スタジアムの浦和サポからは「Pride of URAWA」の大合唱も始まります。

 90+1分の鹿島、左からのコーナーキックのチャンスに西選手がヘディングシュート。
 ボールは枠に飛びますが、またしても西川君。右手一本で弾き出し、ことなきを得ます。

 浦和は、体を張った守備で鹿島の捨て身の反撃をしのぎきり、そのままタイムアップ。
 2-1、浦和が勝利しました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合を通じてのシュート数は、浦和が10本。鹿島が27本。
 内容では、浦和の約3倍のシュートを打った鹿島が圧倒しました。
 しかし、勝ったのは終始押され続けたアウェイの浦和の方。
 少ないチャンスを確実にものにして、見事な逆転勝ちを収めました。

 浦和の勝利の立役者は、何といってもゴールキーパーの西川君です。
 鹿島が雨のように降らせたシュートをことごとくセーブし、最少失点に抑えました。
 まさに、“守護神”という言葉がぴったりの圧倒的な存在感を示してくれました。

 鹿島は対照的に、ゴールキーパーのキャッチミスから、痛恨の失点。
 両チームのゴールキーパーのパフォーマンスが、勝敗に直結したゲームでした。

 敗れたとはいえ、鹿島は浦和のサッカーを研究し、素晴らしいサッカーを展開しました。
 つねに高い最終ラインを維持し、中盤をコンパクトにしてのプレッシング・サッカー。
 複数の選手がボールホルダーに圧力を掛けることで、浦和のパスワークを分断しました。

 特に効いていたのが、ボランチの小笠原選手。
 浦和の攻撃のキーマン、柏木君を徹底的に抑えこみました。
 ボールを奪ったあとも、長短効果的なパスを放って、速攻の起点として機能していました。

 鹿島の両サイドバックの果敢なオーバーラップも、迫力がありましたね。
 両サイドハーフだけでなく、両サイドバックまでも前線まで上がったことで、浦和の両ワイドとシャドーの2人がかなり自陣に押し込まれた形になりました。
 浦和の攻撃が、思うように機能しなかったのは、鹿島に両サイドの主導権を渡したことも要因のひとつです。

 浦和は、内容では圧倒されながらも、勝ち点3を得ることができました。
 2ndステージの優勝や年間最多勝ち点を狙う上では、大きな勝利です。

 浦和の選手たちは本当に忍耐強く戦ってくれました。
 どこかで緊張の糸が切れてもおかしくないタフな試合でしたが、最後まで集中力を保って戦い切りました。
 この精神面での逞しさは、昨季までは感じることができなかったものです。
 劣勢の試合でいかに勝ち点を獲得するかは、優勝を狙うために大切な要素です。
 この日の浦和の勝利は、真の“勝者のメンタリティ”を身につけ、優勝に値するチームにまで成長した証といえるかもしれません。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、一週間後の土曜日、サガン鳥栖とホーム・埼スタで対戦します。
 リーグ戦の残りは5試合。相手は強豪ばかり。
 本当の戦いがいよいよ始まります。
 ここまできたら、問われるのは内容より、結果です。
 最後に息切れをして優勝を逃した昨季の苦い経験を活かし、頂点まで一気に走りきってほしいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『清水エスパルス vs 浦和レッズ』(’15 2nd 第11節)

 9月19日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第11節。
 浦和レッズは、清水エスパルスと、アウェイ・エコパスタジアムにて対戦。

 浦和は、前節、柏レイソルに1点差ではありましたが、内容的には圧倒して勝利を収めました。
 年間最多勝ち点争いも、首位と同勝点の2位と絶好の位置につけています。

 対する清水は、前節、サガン鳥栖相手にスコアレスドロー。
 2試合連続の引き分けと、調子が上がりません。
 年間勝ち点争いも、2ndステージ第10節を終えた時点で、降格圏内の17位と尻に火がついている状況。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 阿部 
 MF:関根 柏木 武藤 宇賀神 梅崎 高木
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、宇賀神君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に梅崎君。シャドーは右に高木君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 清水の最終ラインは4人、フラットに並びます。
 選手間の距離を密にし、中央をしっかり固めます。
 攻めては、強力2トップ、ウタカ選手と鄭選手の高さとフィジカルの強さを活かし、シンプルですが迫力のある攻撃を仕掛けます。

 両チームともボールが足につかず、落ち着かない立ち上がり。
 時間とともにアウェイの浦和がボールを支配し、主導権を握ります。

 22分の浦和、関根君の右サイドからのクロスに、武藤君が頭で合わせてゴールネットを揺らします。
 しかし、惜しくもオフサイドの判定でゴールならず。
 浦和は、このシーン以外にも、右サイド関根君の突破から何度か決定機を迎えましたが、決め手を欠きます。

 28分の浦和、清水陣右サイドでフリーキックを獲得します。
 キッカーは柏木君。左足から放たれたボールに、ニアサイドの阿部君が頭で逸らしてコースを変えます。
 ファーサイドに流れたボールに飛び込んだのは森脇君。
 フリーでヘディングシュートを放つと、ボールが相手に当たり、そのままゴールに飛び込みました。1-0、浦和が先制します。

 その後も浦和優位の展開が続きますが、清水がワンチャンスをものにします。

 38分の清水、左サイドからのコーナーキックを獲得。
 キッカーは大前選手。右足でのセンターリングに、鄭選手がマーカーを交わして飛び込みます。
 ドンピシャのタイミングで放たれたヘディングシュートが、ワンバウンドしてゴールマウスの中に。1−1、清水が同点に追いつきます。

 前半は、1−1のまま同点で折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が4本、清水が5本。
 シュート数はほぼ同じ。スコアも同点。
 しかし、内容的には浦和が優位に進めた前半でした。
 浦和は、攻撃から守備への切り替えが素早く、相手に自由な攻撃をさせませんでした。
 とくに、清水の司令塔、大前選手をしっかり封じることができましたね。
 相手の強力2トップを孤立させることで、清水の攻撃力は半減しました。
 攻撃は、サイドはしっかり使えているので、それを継続してほしいです。
 決めるべきチャンスを確実にものにしたいですね。

 後半開始。
 立ち上がりから、ホームの清水が前掛かりになり、攻勢を強めます。
 しかし、勝ち越したのは浦和。

 55分の浦和、左サイドの梅崎君から逆サイドを走る関根君にサイドチェンジのパスが入ります。
 関根君、右足ダイレクトでディフェンスラインとゴールキーパーの間のスペースに折り返します。
 ここに飛び込んだのは興梠君。
 ダイレクトで合わせてシュート。ゴールネットを揺らしました。2−1、浦和が勝ち越しに成功します。

 点を取らなければならない清水は、選手交代も行い、さらに前掛かりな姿勢を強めます。
 それに対して、リードをして余裕のできた浦和は、重心を後ろに移し、カウンター中心の攻撃に切り替えます。

 66分の浦和、カウンターからオーバーラップした森脇君が左サイド深くをえぐり、左足でクロスを送ります。
 このボールがファーサイドの武藤君に通ります。
 武藤君、ワントラップして冷静に右足でシュート。狙いすましたボールが、左サイドネットに吸い込まれました。3−1、浦和が突き放します。

 浦和は、立て続けに選手を投入し、追い打ちを掛けます。
 
 68分、高木俊幸選手に代わってズラタン選手。
 73分、興梠慎三選手に代わって青木拓矢選手。
 ズラタンは1トップに。青木君はボランチの一角に。
 柏木君が、一列上がって右シャドーへ。

 浦和は、清水の圧力をうまくいなしながら、カウンターのチャンスをうかがう余裕の展開。

 浦和は3枚目の交代カードを切り、試合を閉めにいきます。
 85分、関根貴大選手に代わって平川忠亮選手。
 平川君は、そのまま右ワイドに。

 アディショナルタイムは4分。
 90+1分の浦和、右サイドでボールを受けた武藤君が中央に折り返します。
 このボールに反応したのは柏木君。スペースに飛び込んで左足を合わせてシュート。
 ダイレクトで左足アウトサイドにかけたボールが、左サイドネットに飛び込みました。4−1、浦和がダメ押し点を奪います。

 試合は、そのままタイムアップ。
 4-1、浦和が勝利しました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が16本。清水が15本。
 終始自分たちのペースで進めた浦和が、粘る清水を後半に突き放して快勝。
 両チームが現在置かれた状況がそのまま結果に表れた試合となりました。
 
 勝敗を分けたのは、サイドでの攻防。
 清水は、浦和の中央突破を警戒し、中央の守備を固めてきました。
 その分、両サイドに大きなスペースが空くことが多かったですが、浦和はそれを見逃しませんでした。
 サイドチェンジのパスも有効に使って、清水の手薄なサイドをドリブルで切れ込み、チャンスを量産しました。

 とくに光ったのは右サイドの攻撃。
 右シャドーの高木君と右ワイドの関根君の関係が素晴らしかったです。
 高木君は、意識して中寄りのボジションを取っていました。
 張り出さずに相手ディフェンダーを引きつけることで、大外を関根君が突破するスペースをうまくつくりました。

 関根君は、抜群のドリブルの切れ味でしたね。
 スピードを活かした突破でマーカーを翻弄、つねに大きなスペースが与えられた状況で、いきいきとプレーしていました。
 槙野君の出場停止の影響で、左からの攻撃が控え目だった分、右からの攻撃の迫力が目立ちました。
 2人のコンビネーションは、これからも浦和の攻撃をリードしてくれるでしょう。
 どんなプレーを見せてくれるのか、楽しみですね。

 前半は相手に圧力を掛け続け、疲れの見えた後半にフレッシュな選手を投入し、一気に勝負をつける。
 ミシャのプラン通りのサッカーを90分間やり通しました。
 強い浦和が帰ってきましたね。

 今後の戦いに向けて、勢いをつける会心のゲーム。
 この日の勝利で、年間最多勝ち点争いで広島を交わして再び首位に立ちました。
 2ndステージの順位も、暫定ですが3位に浮上し、優勝を狙える位置まで上がってきましたね。
 残り6試合、本当に楽しみになってきました。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、一週間後の土曜日、鹿島アントラーズとアウェイで対戦します。
 今季の行方を占う大事な一戦ですね。
 厳しい戦いになるのは間違いありません。
 ぜひ、自分たちのサッカーを信じて、勝ち点3を持ち帰ってもらいたいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 柏レイソル』(’15 2nd 第10節)

 9月11日の金曜日、J1リーグ・2ndステージの第10節。
 浦和レッズは、柏レイソルと、ホーム・埼玉スタジアム2002にて対戦。

 浦和は、前節、横浜F・マリノスに完敗を喫しました。
 その後行われたナビスコ杯の準々決勝も、アルビレックス新潟とのホーム・アンド・アウェーに破れて敗退しています。

 対する柏は、リーグ戦至近4試合で3勝1敗、その間の失点はわずかに「2」と好調を維持しています。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:興梠


 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 柏の最終ラインは4人、フラットに並びます。
 選手間の距離を密に保ち、中央をしっかり固めます。
 ボールを奪うと、素早くサイドへ展開し、ターゲットのワントップ、工藤選手に当てて攻撃を組立てます。

 3分の浦和、右サイドでボールを受けた柏木君から、裏のスペースに走り込む関根君にスルーパスが通ります。
 関根君、裏に抜け出してゴールライン際からマイナスの折り返し。
 このボールに中央の武藤君が飛び込みますが、わずかに合わず。

 立ち上がりから、ホームの浦和がボールを支配し、主導権を握ります。

 25分の浦和、右サイド、ペナルティエリア内に侵入した関根君から中央で待ち構える興梠君へ横パスが通ります。
 興梠君、トラップで相手ディフェンダーをかわし、至近距離から左足強烈なシュート。
 ボールは枠をとらえますが、相手ゴールキーパーの菅野選手の好守に阻まれ、惜しくもゴールならず。

 浦和は、攻守の切り替えが早いですね。
 とくに、ボールを奪われた後の、相手へのプレッシャーの掛け方が素晴らしいです。
 柏のボランチ2人に、前線へのパスをほとんど出させません。
 逆に、インターセプトからショートカウンターを発動し、多くのチャンスをつくり出しています。

 ラインを上げたまま、分厚い攻撃を仕掛け続ける浦和。
 柏ゴールに何度も迫りますが、最後の部分で正確性を欠き、ゴールには結びつきません。

 43分の浦和、梅崎君の左からのマイナスのクロスにファーサイドの宇賀神君が右足ダイレクトで合わせます。
 シュートは枠をとらえましたが、ここも菅野選手の厚い壁に弾かれます。

 結局、前半は、0-0のスコアレスで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が10本、柏が3本。
 このデータが示す通り、浦和が柏を押しまくった45分でした。

 浦和の選手たちからは、前節の屈辱を晴らそうという気迫が感じられました。
 出足の良さで柏を圧倒していました。
 得点が奪えなかったのは残念ですが、いいリズムで試合をコントロールしています。
 このよいリズムを保てば、必ず決定機は訪れます。
 選手交代もうまく活かして、柏の黄色い壁を突き破ってほしいです。

 後半開始
 前半の流れを引き継ぎ、ホームの浦和が優勢に試合を進めます。

 分の浦和、右サイド、後方からのフィードを受けた柏木君が、見事なトラップからペナルティエリア内に侵入、そのまま強烈な左足シュートを放ちます。
 しかし、またしても菅野選手のビッグセーブが飛び出し、ゴールラインの外へ。

 この日の浦和は、ゴールが本当に遠いです。

 時間が経つにつれて、両チームの中盤が間延びし、カウンターを仕掛け合う展開。
 71分の柏、右サイドペナルティエリアすぐ外でフリーキックを得ます。
 キッカーはクリスティアーノ選手。右足の強烈なシュートが浦和ゴールを襲います。
 しかし、ここは西川君がしっかり反応し、枠の外に弾き出します。

 74分の柏、カウンターからクリスティアーノ選手が頭で折り返したボールをディフェンダーがクリア。
 しかし、そのボールが小さく、工藤選手の足元へ。
 工藤選手、素早く右足でシュートを放ちますが、ボールは右ポストを叩きます。

 浦和は、攻撃的な選手を次々と投入し、前線を活性化します。
 
 73分、興梠慎三選手に代わって李忠成選手。
 79分、武藤雄樹選手に代わって青木拓矢選手。
 84分、関根貴大選手に代わって高木俊幸選手。

 李君は1トップに。青木君はボランチの一角に。高木君は左シャドーに。
 柏木君が、右シャドーへ。梅崎君が、右ワイドへ。

 88分の浦和、左サイド槙野君がボールを持ち上がり、内側の高木君に横パスを送ります。
 高木君、見事なトラップで抜け出し、細かいステップで内側に切れ込みながら、右足で狙いすましたシュートを放ちます。
 ボールは、菅野選手が必死に伸ばした手の目の前でバウンドし、そのままゴール右隅に吸い込まれました。1-0、浦和が土壇場で均衡を破ります。
 高木君は、嬉しい浦和移籍後の初ゴールです。

 アディショナルタイムは3分。
 スタジアムの浦和サポからは、「Pride of URAWA」の大合唱が巻き起こります。
 浦和は、柏の必死の反撃を体を張って守りきり、そのままタイムアップ。
 1-0、浦和が勝利しました。


 ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が18本。柏が6本。
 終始押し気味に試合を進め、柏の3倍のシュートを放った浦和が、最後の最後にチャンスを決めて、接戦を制しました。

 久しぶりに浦和らしさが存分に発揮されたゲーム。
 前線からの守備はプレッシャーが厳しく、相手の出足をしっかり止めることができました。
 相手ボールを高い位置で奪えたので、得意のカウンターが冴えを見せました。

 前節精彩を欠いた攻撃のキーマン、興梠君と柏木君。
 この日は抜群のパフォーマンスでした。

 興梠君は、攻撃のスイッチ役として前線でボールを収め続けてくれました。
 センターバック2人の厳しいマークも、動き出しの良さで翻弄しました。
 相手の守備ラインの裏を突く動きも鋭く、決定機を何度も演出しました。

 柏木君も、攻撃の組立て役として中盤に君臨。
 長短織り交ぜたパスで、ピッチを広く使った浦和らしい攻撃を指揮していました。
 時折みせたオーバーラップも、攻撃のアクセントとして効いていましたね。

 そして、決勝点を挙げた高木君。
 サポーターも待ちに待っていた初ゴール。
 この大事な場面で、ついに出ましたね。

 ゴールシーンは、高木君の高い技術が凝縮されたものでした。
 見事なファーストトラップで2人のディフェンダーを交わし、さらにステップを踏んで、シュートコースを見つけ出し、わずかな隙間からコントロールショットを打ち込みました。
 この日の高木君には、スリッピーなピッチも味方してくれました。

 高木君は、1点取って気分的にだいぶ楽になったでしょう。
 さらにゴールを積み重ねてくれるはず。強烈なフリーキックも楽しみです。
 今後の活躍に期待したいですね。

 一歩間違えば、ワンサイドの味気ない試合になっていた試合を引き締めたのは、両チームのゴールキーパーでした。
 とくに、柏の菅野選手の集中力は素晴らしかったです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、一週間後の土曜日、清水エスパルスとアウェイで対戦します。
 この日の勝利を活かすためにも、しっかりと勝ち点3を確保したいところ。

 気温も下がり、すっかり秋めいてきたこの頃。
 試練の夏も乗り切り、これから本当の勝負が始まります
 ぜひ、充実した“実りの秋”としたいですね。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『横浜F・マリノス vs 浦和レッズ』(’15 2nd 第9節)

 8月29日の土曜日、J1リーグ・2ndステージの第9節が各地で行なわれています。
 浦和レッズは、横浜F・マリノスと、アウェイ・日産スタジアムで対戦。

 浦和は、前節、ベガルタ仙台に快勝し、3連勝を飾りました。
 対する横浜は、前節、サガン鳥栖に競り勝って、こちらも3連勝です。

 連勝を続けている好調なチーム同士の対戦。
 勝ち点を積み上げ、連勝を伸ばすのは、どちらのチームでしょうか。

 浦和のスタメンは以下の通り。

 GK:西川 
 DF:森脇 那須 槙野 
 MF:関根 柏木 阿部 宇賀神 梅崎 武藤
 FW:興梠




 試合開始。浦和のシステムは、いつもの3−6−1。
 3バックは右から、森脇君、那須君、槙野君。ボランチは柏木君と阿部君のコンビ。
 ワイドは右に関根君、左に宇賀神君。シャドーは右に梅崎君、左に武藤君。1トップに興梠君。

 横浜の最終ラインは4人、フラットに並びます。
 中央をしっかり固めて、浦和に攻撃の起点を作らせない守備。
 ボールを奪うと、中村選手が起点となり、突破力のある前線の選手を活かした速攻を仕掛けます。

 立ち上がりから、横浜のペース。
 横浜は、積極的な守備から、浦和のパスをカットしてカウンターを仕掛け、何度か決定機をつくりましたが、浦和の守備陣も体を張った守備で対応し、ゴールを割らせません。
 
 28分の横浜、ペナルティエリアすぐ外の中央、中村選手がファールを受け、フリーキックのチャンスを得ます。

 フリーキックのキッカーは中村選手。
 左足から放たれたボールは、壁のすぐ上を越えながら鋭く落ち、ゴール右隅に吸い込まれました。1-0、横浜が先制します。

 33分の横浜、右サイドに流れてボールを受けた伊藤選手がゴール前にクロス。
 このパスがスペースに走りこんだ齋藤選手に通り、ゴールキーパーと1対1となります。
 齋藤選手、右足でワントラップし、西川君の動きを見て左足でシュート。
 ゴール右隅に冷静に沈めました。0−2、横浜が追加点を奪います。

 45分の横浜、右サイドでボールを受けた中村選手が、左足でクロスを送り、伊藤選手がヘディングシュートを狙います。
 このボールは、西川君がかろうじて触り、クロスバーの上に弾き出します。

 前半は、2−0で横浜リードで折り返します。

 前半のシュート数は、浦和が2本、横浜が10本。
 このデータが示す通り、横浜が浦和を圧倒した45分でした。

 横浜は、守備が素晴らしかったです。
 浦和の攻撃のスイッチとなる縦パスをことごとく封じていました。
 攻撃の起点をつくれない浦和は、焦りからパスのリズムが悪くなり、相手にボールを奪われては、カウンターを受けてしまいました。

 浦和は、サイドからの攻撃がほとんどありませんでしたね。
 横浜に、あれだけ中央を固められているのなら、もっとサイドを起点に攻撃を組立ててもいいのではないでしょうか。
 とくに、出場停止明けで元気な関根君には、期待したいですね。

 後半開始
 ハーフタイムで、浦和は早くも1枚目の選手交代。
 HT、宇賀神友弥選手に代わってズラタン選手。
 ズラタンは、ワントップに。梅崎君は、左ワイドへ。興梠君は、右シャドーへ。

 立ち上がりから、リードを許している浦和が、前掛かりに攻め込む展開。
 ピッチを広く使った、本来の浦和のサッカーが繰り広げられるようになります。

 59分の横浜、中村選手からパスを受けたアデミウソン選手が右サイドを突破し、マイナスのグラウンダーのクロスを送ります。
 このパスを受けた齋藤選手、ワントラップし、左足を振り抜きます。
 ボールは見事、ゴール右隅に吸い込まれました。0−3、横浜が突き放します。

 64分の横浜、左からのコーナーキック。
 キッカーの中村選手が放ったボールは、ゴール前中央に後ろから飛び込んだファビオ選手の頭にドンピシャで合います。
 ファビオ選手、強烈なヘディングシュートを叩き込み、ゴールネットを揺らしました。0−4、横浜がダメを押します。

 浦和は、2枚目の選手交代。
 65分、興梠慎三選手に代わって青木拓矢選手。
 青木君は、ボランチの一角に。柏木君が、右シャドーに。

 攻撃的なオプションを使って、諦めずに点を取りにいく浦和。
 しかし、中央を分厚く守る横浜の守備を崩すまでには至りません。

 アディショナルタイムは5分。
 浦和は、最後の選手交代。
 90+分、関根貴大選手に代わって高木俊幸選手。

 浦和は、最後の力を振り絞って得点を狙いますが、青い壁を崩すことはできず、そのままタイムアップ。
 0−4、横浜が勝利を手にしました。

 


☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 試合通じてのシュート数は、浦和が14本。横浜が11本。
 0−4というスコアが示す通り、横浜がすべてにおいて、浦和を圧倒した、ワンサイドゲームでした。

 守っては、センターバック2枚とボランチ2枚で強力なボックスをつくって中央を固め、浦和の攻撃を跳ね返し続けました。

 攻めては、やはり、中村選手。圧倒的な存在感を放っていましたね。
 先制点となった直接フリーキックは、見事という他ない、スーパーゴールでした。
 それ以外でも、司令塔としてピッチを縦横無尽に駆け回り、前線にパスを配給し続けました。

 一方で、浦和の心臓部、柏木君はプレーの精度がいまいちで、低調なプレーに終始しました。
 両チームの要である、この2人のレフティーの出来が、そのままこの試合の結果となって現れてしまいましたね。

 浦和は、とにかく、パスミスが多過ぎました。
 前線にボールが収まらず、攻撃の糸口がつかめないまま、いたずらに時間を潰してしまいました。

 後半、ズラタンを前線に入れ、興梠君と2トップに近い形にして、強引に中央で起点をつくり、主導権を握りかけました。
 しかし、その時間帯にも得点を奪うことができず、横浜に3点目を奪われ、試合を決められてしまいました。

 横浜の浦和対策は、はっきりしていました。
 浦和に攻撃の起点となるクサビのパスを入れさせないこと。

 センターバックの2人がターゲットとなる興梠君を徹底マーク。
 前線な選手たちが、柏木君を始め、パスの出し手にプレッシャーを掛け、ボランチが縦パスのインターセプトとシャドーの飛び出しをケア。
 サイドバックがつねにワイドの選手をマークし、バスが通ってもカットインを許さないよう、粘り強く対応する。

 浦和は、横浜の術中にはまって、いつものサッカーを見失い、自滅した格好です。
 まさに、「完敗」という言葉がふさわしいゲームになってしまいました。

 対戦相手は、浦和対策として、浦和の前線の人数と同じ5人を最終ラインに並べるシステム(3バック+左右のウイングバック)を採用するチームが比較的多いです。

 ただ、浦和が実際に苦戦しているのは、この日の横浜のように、4バックで、中央の守りを固めてくるチームが多い気がします。

 ワントップの選手にクサビのパスが入らなければ、浦和の攻撃の威力は半減する。
 モンバエルツ監督も、そう考えて、この試合に臨んだに違いありません。

 今後、浦和と対戦するチームは、この日の横浜の戦術を参考にしてくるでしょう。
 浦和としても、この敗戦を糧として、対策を練る必要があります。
 ミシャの戦略家としての手腕に期待したいです。

 選手の皆さん、スタジアムまで足を運んだサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 次節は、ナビスコ杯準決勝2試合を挟み、二週間後の金曜日、柏レイソルとホームで対戦します。
 この日のワンサイドゲームだと、逆に、後を引かないのではないでしょうか。
 気持ちをしっかり切り替えて、自分たちのサッカーを思い出し、勝負の9月以降の戦いに向かってほしいです。

 選手、スタッフ、サボが一丸となって、悲願の年間王者に向けて突き進んでいきましょう!
 頑張れ!浦和レッズ!!

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ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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