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サッカー・ロンドン五輪世代にみた『最近の若者』論

 スポーツ週刊誌「Number」803号の記事からについてです。

 
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 5/24号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 5/24号 [雑誌]
(2012/05/10)
不明

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 今号は、開幕まで数ヶ月に迫ったロンドン五輪に出場を決めている、男子サッカーU-23日本代表の特集でした。
 ドルトムントの主力としてドイツブンデスリーガ制覇に貢献した香川真司選手をはじめ、宮市亮選手、酒井高徳選手などすでに欧州の主要リーグで活躍している若手らのコラムが巻頭を飾っています。
 
 日本の男子サッカー界は、彼らに代表されるように、二十歳そこそこの選手の活躍が目覚しいです。
 海外組だけでなく、国内でもすでにJリーグで主力として欠かせない戦力となって選手ばかりです。

 彼ら90年代以降に生まれた世代はいわゆる「ゆとり世代」と言われ、一般的に上の世代から「言われたことしかやらない」とか「 怒られるとすぐに逆ギレする」とか何かと批判されがちです。
 
 しかし、彼らの活躍ぶりをみると、それは偏見であり意外と期待ができるのでは・・・という気もしてきます。
 コラムの中の彼らのコメントを読むと「ゆとり世代」の特徴が見えてきます。

 もちろん彼らのような若者だけではないでしょうが、「ゆとり世代」の一般論としては興味深いです。

 以下、この年代の選手の特徴を簡単にまとめてみました。

 情報化社会の申し子

 彼らは物ごころついた時から、身の回りにパソコンや携帯などの機器が揃ってインターネット環境が充実して、それらになじんでいます。「デジタルネイティブ」と言われる新世代の若者達です。
 CS放送やインターネットの動画サイトで簡単に海外のサッカーを観戦できます。つまり、実際に欧州まで足を運ばなくても、本場の超一流選手のプレーを観ることができるわけです。

 彼らとほんの数年しか歳の変わらない槙野智章選手ですら、以下のように述べています。
 

  「えー、まず活躍の理由として思うのは情報の豊富ですよね。今の若い選手は、CS放送でヨーロッパの映像を見られる。クラブワールドカップも10日間かけて日本でやる。僕らの頃は相当頑張らないと映像は見られなかった。Jクラブのユースにいてもです。
 ~」


 「Number 803号」に掲載のコラム 「槙野智章の主張」より 吉崎エイジーニョ:文  文藝春秋:刊 


 小さい頃から常に世界最高峰の選手のプレーをイメージして練習できるのですから、技術的に上手くなるのは当然かもしれません。
 それにしても、IT技術の進歩の早さに改めて驚かされますね。

 自己主張をしっかりする
 
 現在、ドイツでプレーする宇佐美貴史選手はインタビューで以下のように述べています。
 

  ―― 口が悪いというのは、練習で言い合う?
 「だって自分の意見があるヤツばかりだから。みんなメディアに出ても、ちゃんとしゃべれますしね。それは日頃から思っていることを、ただ言っているだけ。いいですよね、へんに謙虚じゃないのは」

―― 謙遜しすぎないと。
 「思っていることを、そのまま言えばいいだけ。嫌われようが、好かれようが、みんなそんな気にしないと思います」


 「Number 803号」に掲載のコラム 「オレらの世代は向上心がすごいんで」 より 木崎伸也:文 文藝春秋:刊 


 2月に行われたロンドン五輪最終予選の大一番、ライバルのシリアとの直接対決で痛恨の黒星を喫したU-23日本代表でしたが、その敗因を一人で背負い込んだがGKの権田修一選手でした。

 このチームのキャプテンでもある彼は、「2失点はいずれも自分のミスだ」と潔く認め、以下のように述べています。
 

  「間接的に伝えようとする人、いるじゃないですか。でも、そういうのが嫌なんです。ミスはミス。だから自分もはっきり言うし、相手にもはっきり言ってもらいたい」

 「Number 803号」に掲載のコラム 「なんかスゴイぜ若者たち。」より 蓮實重彦:文 文藝春秋:刊 


 周りを空気を気にして、なかなか思ったことを口にできない日本人が多いですが、彼らにはそんな中途半端な気遣いはないようです。
 思ったことを言うことで一時的にその場の雰囲気が悪くなったとしても、わだかまりを次に引きずらないことが大事ということでしょう。
 本音で言い合った方がお互いの信頼感は増して意志の疎通が図れることを理解しています。

 ツィッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)の普及も見逃せません。
 彼らにとって、自分の意思や考えを他人に伝えたり、外の世界に発信したりすることはごく自然なことなんでしょう。
 
 冷静な自己分析ができる
 
 人生の全てをバブル崩壊後の「失われた20年」と呼ばれている不景気の時代に過ごしてきた彼ら。
 上の世代が思うより冷静に自分自身と周囲の状況を分析し、自分達の置かれた立場や実力をしっかりわきまえているようです。
 
 香川選手についての以下のコメントが印象的です。
 

  瀬田はあるとき、香川とバルセロナのサッカーについて話す機会があった。瀬田が「(香川選手も)その中に入れるよ」と冗談ぽく言ったところ、香川はこう返してきたという。
「そりゃやれますよ。だって、周りがいい選手ばかりですもん。走ったら必ず足元に、いいパスが来るでしょ」


 「Number 803号」に掲載のコラム 「カガワシンジが持つ「新世代の価値観」。」より 木崎伸也:文 文藝春秋:刊 


 バルセロナは、サッカーの本場・欧州でも一二を争う最高峰のチームです。
 そのチームの中に入っても、自分は十分やっていける・・・人によっては「自惚れ」や「過信」と受け取るかもしれません。
 しかし、日本での評価はともかく、ドイツでの香川選手の評価は、すでにフランス代表の主力であるリベリー選手やオランダ代表で活躍しているロッベン選手と同レベルとのことですから、過大評価とは言い切れない。

 むしろ、客観的で妥当な自己評価を持っていると言えるではないでしょうか。

 彼らは共通して自分を過大評価せず、過小評価もしない冷静な視点を持ち合わせています。

 そして、あくまで自然体です。自分をよく見せようとか、変に力んだところが全くありません。
 雑誌にも載っていますが、私服を身にまとった彼らは普通の若者と全く変わりないほどナチュラルです。

 判断の基準が彼ら自身のあるから、周りから持ち上げられて調子に乗ることもなく、評価されなくても腐ることはなく、それに一喜一憂することはないのでしょう。

 自分の長所と短所をしっかり見極めて、自分が勝負できるストロングポイントを磨くことを怠りません。
 ピッチ上で見せる彼らの自信に満ちたプレーは「これは自分は絶対に負けない!」という武器を持っているという自負からでしょう。

  個人主義をチーム(集団)に活かす

 彼らに共通するのは「自分がサッカー選手としてどこまでやれるのか」が一番の関心事であるということ。
 チームとしてどうこうという以前に、一人のプレーヤーとして成長したいという強烈な向上心が伺えます。
 他との比較ではなく、あくまで「最高の自分」になるための挑戦という感じです。

 多くの選手が海外を目指すのも、このような高い意識の表れではないでしょうか。

 その一人宇佐美選手は、移籍当時所属していたガンバ大阪ではすでにレギュラーの座を確保していました。
 それを投げ打って海外に移籍した理由について以下のように述べています。
 

  「今までに味わったことのがない苦しさを感じるだろうと思った。そこにあえて飛び込んで、一皮むけたかった。あえて苦しい思いをしにきた。まあ、もしここで競争のい勝てば、いきなり世界のトップに出られる、というところにも魅力を感じていたんですけどね」

 「Number 803号」に掲載のコラム 「オレらの世代は向上心がすごいんで」 より 木崎伸也:文 文藝春秋:刊 


 あわよくば、世界のトップへ・・・と考えるところが、なかなかしたたかですね。
 うまくいかなくても、貴重な経験が積めます。自分のプラスになることは間違いないと判断したのでしょう。

 彼らの基本スタンスは「個々の力を高めることがチームを強くする一番の方法」ということ。
 それぞれがストロングポイントを磨き、それをいかに組み合わせ、補い合うかということに力を注いでいます。

 浦和レッズに所属する原口元気選手を例にとりましょう。コラムには以下のような記事が載っています。
  

  得意のドリブルで相手ゴールに突進していく様は、時にわがままな少年の印象さえ与える。チームメイトを活かすことは彼の課題だが、しかしそれはアタッカーとしての独占欲ではなく、チームに貢献したいと願う強い気持ちに起因している。その言葉にも、彼なりの責任感が伴っている。
 「呼ばれるって決まってからは、自分に思いっきりプレッシャーをかけました。僕自身、それまでずっと、あのチームの力になることができなかった。チームが苦しい時に助けることができなかったので、絶対に結果を残すということしか頭になかった。偶然が重なってもらえたチャンスだったので、これを逃したら次のチャンスはないと思って。そういう覚悟でシンガポールに行きました」


 「Number 803号」に掲載のコラム 「なんかスゴイぜ若者たち。」より 蓮實重彦:文 文藝春秋:刊 


 彼もただ自分のエゴでドリブルをしている訳ではないんです。
 自分がドリブルを仕掛けることにより、相手のマークが自分に集中するし、ファールをもらえる可能性もある。
 自分を長所を生かし、チームの力になるには、ドリブルの威力を更に磨いて決定的な仕事に絡むしかない、と自分でもよく分かっているんでしょうね。
 
 時にわがままに見える彼のプレーも、彼なりに責任感を感じているし、ちゃんと理由があってのことです。
 
 普段、あまり感情を表に出さずに「何を考えているのか分からん」と言われがちなゆとり世代の若者達。
 意外と何も考えていないようで、意外と冷静に自分や周りのこともしっかり考えているのでしょう。

 もちろん、将来のビジョンもしっかりして、自己研鑽に励む若者が多いと聞きます。
 不景気しか知らない彼らは、自分の身は自分で守らなければいけないという意識がもともと強いのでしょう。

 彼らの中には、会社などの組織には最初から頼らない、というような自立した考え方の人も多いです。もちろん、海外に視線が向いている人もね。

 僕ら団塊ジュニア世代ももうかうかしてられませんね。追いつかれないようにしなければ・・・
 彼らからも見習うべきところは見習わないと。

 それはともかく、若い選手が世界で活躍することは、今の日本の数少ない明るいニュースであるのは事実です。
 ロンドン五輪でも、日本の将来を明るく照らす「ゆとりの星」達の活躍にも期待したいですね!
 
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浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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