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【Jリーグ観戦記】『FC東京 vs 浦和レッス』(’13 第25節)

 9月14日の土曜日。日中は晴れ間が多く、この時期にしてはかなり暑さを感じる一日でした。台風が近づいていることもあって湿度も高めでしたね。
 
 この日、JリーグJ1の第24節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、夕方のゲームでFC東京とアウェイ・国立競技場で対戦。

 浦和は、前節、アルビレックス新潟に競り勝って、首位と勝ち点差「1」まで迫っています。
 相性のいい東京から勝ち点「3」を奪い、勢いに乗りたいところです。
 東京は、前節、サンフレッチェ広島との競り合いを制しています。
 同じく優勝争いをしている浦和を倒して連勝を飾り、上位進出に望みをつなぎたいところ。
 
 浦和のスタメンは前節から変更あり。マルシオ・リシャルデス選手と鈴木啓太選手に代わって原口元気選手と山田暢久選手が入っています。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。
 啓太のいないボランチの一角には那須君。暢久は3バックの中央に入っています。

 試合は早々に動きました。
 8分、東京が右サイドの少し遠い位置でFKを獲得。
 キッカーの太田選手が左足で蹴ったボールに頭で合わせたのは、DFのチャン・ヒョンス選手でした。
 マーカーの前にうまく体を入れて、長身から叩きつけるような強烈なヘディングシュートを決めました。0−1、東京が先制点を奪います。

 この1点で目を覚ました浦和。
 ボールをリズムよく回して、サイドを中心に東京ゴールを目指して攻め続けます。

 12分の浦和、クリアボールを拾った槙野君がドリブルで切れ込んで右足でシュートを打ちますが、惜しくもバーの上を越えていきました。

 27分、相手のクリアミスを拾った興梠選手が少し遠い位置から右足でミドルシュート。これもわずかにバーの上でした。
 
 しかし、次の1点も東京に転がりこみます。
 36分、再び右サイドでFKを得た東京。よりゴールに近く、角度のない位置からでした。
 キッカー東選手の右足から放たれたボールが、DFの森重選手の頭にドンピシャのタイミングで合いました。0−2、東京が突き放します。
 シュート自体も素晴らしかったですが、マークが完全にはがされて、ほぼフリーで打たれてしまいましたね。

 44分、ゴール前で興梠君がクサビとなり、ゴール前の柏木君に絶妙なラストパスを送ります。
 柏木君、左足ダイレクトで振り抜きましたがジャストミートせず、相手ゴールキーパーに難なくキャッチされます。
 結局、前半は0−2。東京リードで折り返します。
 
 前半のシュート数は浦和が6本、東京が4本。
 攻撃の形がしっかりできていたのは浦和の方でした。決定機の数やボールの支配率でも浦和が上回っていました。
 東京はチャンスらしいチャンスは、得点につながった2回のセットプレーのみ。
 少ないチャンスをことごとく決めた東京と、チャンスを逃し続けた浦和。
 その差が得点差として表れてしまいました。
 浦和としては、前半のよい流れを引き継いで、早い時間帯で追撃の1点を奪い、反撃体制を整えたいところです。

 後半開始。
 
 後半に懸ける気持ちの差か、浦和が一気にペースを握ります。
 
 51分の浦和、ゴール前ほぼ中央で相手ファールを誘い、FKを得ます。
 キッカーは柏木君。左足から放たれたボールは、ふわりとした浮き球。
 このボールにゴール前で合わせたのは槙野君でした。
 絶妙のタイミングでジャンプし、首を左に振りながらヘディング。
 コースを狙ったボールがゴールネットを揺らしました。1−2、浦和が追い上げます。
 槙野君、マーカーを抑え込みながら、合わせるのが難しいボールをよくコントロールしました。
 
 さらに攻撃の手を緩めない浦和。

 53分、右サイドを破った平川君からのセンターリングに、ゴール前ファーサイドで合わせたのはボランチの那須君でした。
 相手ディフェンダーと競り勝って、頭でゴールにねじ込みました。2-2、浦和が追いつきました。
 那須選手、気持ちの入った力強いヘディングでした。相変わらず、ここぞというところで頼りになる選手です。

 浦和が同点に追いついたことで、両チームがさらにヒートアップ。球際でのぶつかり合いも激しさを増します。

 59分の浦和、左サイドをワンツーで抜け出した元気。ゴール前で相手ディフェンダーをフェイントで交わし、そのまま右足でシュートを放ちます。
 しかし、これは相手ゴールキーパーの好守に弾かれ得点ならず。シュートまでの動きは完璧。
 決まっていればスーパーゴールでしたが、最後の詰めが甘かったですね、残念。

 その直後に、今度は東京に決定機。
 62分の東京、スルーパスで抜け出した東選手がゴールキーパーと1対1となります。
 しかしシュートは順大が体を呈して防ぎ、事なきを得ます。

 浦和は1枚目の選手交代のカードを切ります。
 72分、原口元気選手に代わって鈴木啓太選手が入ります。
 啓太はそのまま元気のポジション、2シャドーの一角に入っていますね。
 
 両チーム、攻める姿勢を前面に出して激しくぶつかり合いますが、なかなかゴールが遠いです。

 浦和は終盤に相次いで攻撃的な選手を入れて、最後の勝負を仕掛けます。
 84分、宇賀神友弥選手に代わって梅崎司選手。88分、興梠慎三選手に代わって阪野豊史選手。

 その直後、国立に駆けつけた大勢の浦和サポからは「Pride of URAWA」の大合唱も始まります。
 最後の力を振り絞って戦う選手たちの背中を押します。

 残り時間がほとんどなくなり、「このまま引き分けか・・・」と思い始めた試合終了間際。
 浦和に落とし穴が待っていました。

 90分の東京、右サイドからのFKのチャンスを得ます。
 キッカーは太田選手。左足から放たれたボールがフリーで待ち構えていた途中出場の平山選手に合います。
 平山選手、倒れこむように頭から飛び込んで、ゴールネットに突き刺しました。2−3、東京が土壇場で突き放しました。

 アディショナルタイムは4分。浦和の必至の反撃も実らず、そのままタイムアップのホイッスル。
 試合は2−3で東京が勝利を収めました。
 
 勝敗は抜きにして、両チームの選手たちのこの試合への思いが伝わってくるナイスゲーム。
 ムダにプレーが途切れることもなく、お互いの持ち味を十分に出し合ったレベルの高い試合でした。
 試合展開も含めて、このような試合が増えていけば、Jリーグの試合のレベルも上がっていくでしょう。

 この試合、両チームに入った5点すべてがヘディングでの得点。
 しかも、そのうち4点はセットプレーからのリスタートから生まれた珍しい結果になりました。

 浦和は、3つの失点すべてが同じパターン。
 右サイド(浦和の左サイド)でのセットプレーから長身選手にヘディングで決められてしまいましたね。
 前々からセットプレーでの守備は課題だと言われてきましたが、その弱点がモロに出てしまった一戦でした。
 ヘディングの弱い選手が揃っているわけではありませんし、マークを完全に外されフリーで打たれてしまうことが多いので、戦術的な問題が大きいのではないでしょうか。
 このまま放置してしまうと、優勝争いの致命傷になりかねません。早急の対処を望みたいです。

 敗因をセットプレーの守備のまずさだけに求めるのは簡単です。
 しかし敗因は、別のところにもありましたね。
 それは、決定力の問題。つまり、決めるべきところで決めきれなかったことです。

 浦和はこの試合で2点を取りましたが、どちらもディフェンダーのヘディングでの得点です。
 流れの中での得点チャンスがなかったわけではありません。というより、いつも以上にありました。

 攻撃陣が決定機を逃し続けた浦和に対して、東京も決定機を外し続けましたが、途中交代で入ったフォワードがしっかり結果を出しましたね。
 両チームの勝敗を分けたのは、最後の最後、ほんの少しの差でしたが、その差がすべてだったともいえます。

 終盤戦に差し掛かりつつあるリーグ戦。これからは楽な試合は1試合もないでしょう。
 この試合のように、競った試合の最後の最後で決めきれるか、決めきれないかが最後の順位を決めます。

 今の浦和は相手をゼロに抑えて、最小得点で勝ちを拾うようなチームカラーではありません。
 多少のリスクは覚悟の上、やられたらやり返す。それこそ、倍返しにしてやり返す。そんな攻撃的なチームです。
 実際に、圧倒的な攻撃力でひっくり返して勝ち点「3」を奪った。実際にそんな試合も多かったですね。

 それぞれ絶好の得点機を得ながらも、決めきれなかった前線の3人には猛省してもらい、次節以降の試合に活かしてもらいたいものです。
 少し厳しいかもしれませんが、浦和の攻めの看板を背負っているのならば、こういう厳しい試合で決めてナンボです。
 厳しい声はサポからの「愛のムチ」です。
 「彼らならば、必ずやってくれる」。そう期待しているからこそです。奮起してほしいですね。

 両チームの選手の皆さん、残暑が厳しい中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん。本当にお疲れ様でした。
 残り9試合、優勝を狙う上では、重要でない試合は一つもありません。
 一試合一試合、勝ち点を積み上げて、最後に笑顔でシーズンを終えたいものです。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs アルビレックス新潟』(’13 第24節)

 8月31日の土曜日。ここ数日、影を潜めていた猛烈な暑さが戻ってきました。関東は、朝から肌を刺すような日差しが降り注ぐ1日。
 
 この日、JリーグJ1の第23節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、夕方のゲーム、アルビレックス新潟とホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は、前節、横浜F・マリノスにアウェイで完敗し、連勝が止まりました。首位の背中が少し遠のく痛い1敗。
 対する新潟は、至近2試合ホームで連勝と上り調子です。序盤は低迷していた順位も10位まで上げてきました。
 昨年まで浦和に在籍した新潟・田中達也選手の埼スタ凱旋試合でもあります。

 8月最後の日、達也の勇姿ととともに、思い出に残るようなエキサイティングなゲームを期待したいですね。

 浦和のスタメンは前節から変更あり。原口元気選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手が入っています。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。

 立ち上がりから、両チームとも前線から厳しいプレスを掛けて合います。
 好守が目まぐるしく入れ替わる展開となります。

 8分の新潟、自陣で浦和ボールを奪ってカウンター。最後は、中央少し遠いところから田中達也選手が振り向きざまの左足シュート。枠をとらえましたが、これは順大が何とか右手一本で弾き出しました。

 17分の新潟、浦和ゴール前で阿部君がスライディングでクリアしたボールがポストを直撃。跳ね返ったボールを順大がかろうじて押さえて事なきを得ます。ヒヤッとしたシーンでした。
 
 25分過ぎの浦和、左サイドに張り出していた啓太にボールが渡りそのままドリブルで進んでセンターリング。このボールはディフェンスに弾かれますが、マルシオが詰めてシュート放ちますが、体を張った新潟守備陣に阻まれます。

 その後も一進一退の攻防は続き、結局、前半は0−0のスコアレスで折り返します。
 
 前半のシュート数は浦和が4本、新潟が6本。
 シュート数や決定機の数も含めて、ほとんど五分と五分の内容でした。
 ただ、ディフェンスラインを高く保って、前線からプレスを掛けてボールを奪い、速攻を仕掛けるという自らのスタイルを出せていた新潟の狙い通りだったといえるかもしれません。
 浦和は、中央にボールを集めようとしていますが、なかなかうまくいきません。前節の反省を活かして、両サイドを上手く使いたいところです。

 後半開始。
 なかなか本来の攻撃のリズムが作れない浦和は、早々に1枚目の選手交代のカードを切ります。
 56分、鈴木啓太選手に代わって原口元気選手が入ります。
 柏木君がボランチに下がって、いつもの攻撃的なオプションです。

 62分の浦和、中央ボールをフリーでボールを持った柏木君がそのまま持ち上がって、ゴール前に待ち構えていた興梠君にグラウンダーのパス。興梠君は、トラップひとつで抜け出して、ゴールキーパーと1対1に持ち込みます。
 体を投げ出してシュートを阻止しようとするキーパーの上を越すループシュートを放ち、見事にゴールネットを揺らしました。1-0、浦和が貴重な先制点を奪います。

 柏木君がボランチに下がった効果が早速結果に結びつきましたね。新潟ディフェンスの穴を見逃しませんでした。
 興梠君、トラップを絶妙な位置にコントロールし、最後はキーパーの動きを冷静に読み切ってのシュート、見事でした。
 
 先制点を奪ったあと、すかさず2枚の交代カードを切る浦和。
 70分、マルシオ リシャルデス選手に代わって山田暢久選手。73分、柏木陽介選手に代わって梅崎司選手が入ります。
 
 柏木君に代えて、暢久をボランチに入れるミシャ。
 いつもと違って、まずはリードをしっかり守り切ろうという意図でしょうか。
 過酷なピッチコンディションとこの試合の重要性を認識しての采配なのでしょう。割り切っていますね。

 87分過ぎに浦和サポから大音量の「WE are REDs」のコールがスタジアムに響き渡りました。
 その後は渾身の力を込めた「Pride of URAWA」の大合唱。最後の力を振り絞って戦う選手たちの背中を押します。
 アディショナルタイムは4分。選手たちは、サポの大声援に力をもらいながらも新潟の反撃をしのぎ切りました。

 試合は1-0で浦和が勝利を収めました。
 
 内容は、とても褒められたものではありませんが、この試合で欲しかったのは、とにかく勝ち点「3」という結果です。
 前節、完敗した直後の試合、負けだけは許されない状況の中で、勝ち切ったことは評価したいですね。

 強烈な蒸し暑さに加え、試合前に芝生に水を撒けなかったことと、強烈な風が吹いていたというピッチコンディションの悪さを考えれば、上出来です。
 守備陣も、いつもよりかなり安全運転でしたが、新潟の前線からの猛烈なプレスに惑わされることなく、しっかり無失点で終わらせました。

 試合後には、埼スタ恒例となった選手たちのTシャツパフォーマンス。
 選手たちの胸には、黒地にテープで「残り10試合今日からの合言葉は王座奪還」の文字が描かれていました。

 選手の皆さん、平日にもかかわらずスタジアムに駆けつけて応援したサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 7月31日から始まった夏休み期間の連戦もこの試合で最後です。
 相手チームだけでなく、猛烈な暑さと蓄積する疲労戦い抜いた選手たち。
 この期間の浦和の戦績は5勝2敗、勝ち点「15」。首位との勝ち点差はわずか「1」。十分合格点といえる数字でしょう。

 浦和の選手たちは、優勝争いから脱落しないという夏休みの「宿題」をしっかり果たしましたね。
 サポも8月最後のこの試合に4万人の観客を集めるという選手からの「宿題」をきっちりこなしました。

 次のリーグ戦は、ちょっと間が空いて2週間後。週2回の連戦もなくなり、選手たちも体を休めることができますし、気温も下がって、コンディションも保ちやすくなることでしょう。
 残りはちょうど10試合。ここからが本当の勝負となります。
 「王座奪還」という最後の課題に向けて、チーム一丸となって突き進んでいきたいですね。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『横浜F・マリノス vs 浦和レッズ』(’13 第23節)

 8月28日の水曜日。晴れ間の多い一日でしたが、空模様はすでに秋めいて、厳しい残暑もだいぶ和らいできました。
 
 この日、JリーグJ1の第23節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームで横浜F・マリノスとアウェイ・日産スタジアムで対戦しています。

 浦和は、前節、清水エスパルスにアウェイで快勝し、首位に手の届く位置まで再び這い上がってきました。
 対する横浜は、前節、鹿島アントラーズとの接戦を落とし、首位から陥落しています。

 勝ち点「1」差、2位と3位の直接対決、優勝を占う上で重要な一戦。それにふさわしい白熱した試合を期待したいですね。

 浦和のスタメンは前節から変更ありません。5試合連続で同じメンバーです。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。

 開始早々、浦和にアクシデント発生。
 右ストッパーに位置に入っている森脇君が、相手との空中での競り合いでバランスを崩し、ピッチに左腰を強く打ちつけて試合続行不可能となり退場となります。
 1枚目の選手交代のカードを切ることを余儀なくされました。
 7分、森脇良太選手に代わって坪井慶介選手。

 両チーム、自陣からしっかりボールを回して、丁寧に攻撃を組み立てようという意図が見えます。
 相手のカウンターも警戒しているのでしょう。ゴール前での決定的なシーンの少ない、静かな立ち上がりです。

 試合が動いたのは、27分でした。
 横浜は、小椋選手が自陣ゴール前でパスコースを探してモタつく浦和ディフェンダーにプレッシャーを掛けてボールを奪います。最後は、中村選手が左足を振り抜いてゴールネットを揺らしました。0−1、横浜が先制します。

 小椋選手、浦和が最終ラインから大きく前に蹴らずに繋いでくることを分かった上で、積極的にチャージしてボールを奪うことに成功しました。
 浦和は、自陣ゴールの目の前でディフェンダーがボールを奪われるというあってはならないミスを犯してしまいました。
 試合開始直後のアクシデントで、ディフェンス陣の変更があり、意思の疎通に若干問題があったのかもしれません。
 しかし、それを差し引いても、お粗末な失点でした。

 先制点を奪われて動揺する浦和に、横浜がさらに追い打ちをかけます。

 29分、ペナルティエリアすぐ外、中央でボールを受けたマルキーニョス選手がドリブルで切り込み、切り返して体を一回転。マークしていたディフェンダーを振り切って右足でシュート。逆サイドのポスト際に吸い込まれました。0−2、横浜が貴重な追加点を奪いました。

 マルキーニョス選手、切れ味の鋭い切り返しでした。
 ディフェンダーを弾き飛ばしてコースを空けながら、ボールをシュートを打ちやすい位置に置いたところで勝負ありでしたね。相変わらずの技術の高さです。

 後がなくなった浦和は、攻撃的にボールを前に運ぼうとしますが、前線へのパスがことごとくカットされて、起点を作ることができません。
 
 前半は結局0−2で横浜リードのまま終了します。
 
 前半のシュート数は浦和はたった1本、横浜は5本でした。
 横浜の守備は4バック。センターバックの中澤選手と栗原選手を中心に、中央をしっかり固めています。
 興梠君へのクサビのボールをことごとく潰されてしまいました。
 逆に、両サイドの守備はそれほど厳しくはありません。特に右WBの平川君はフリーでいる場面が多いです。
 中央に固執せず、サイドを起点にして活路を見出したいところです。

 後半開始。

 「早い時間に1点を!」と意気込む浦和に、横浜が冷水を浴びせます。
 48分の横浜、左サイドからのパスを、中村選手がペナルティエリアの外、中央で受けます。
 右へボールを動かしながらマークを引き離し、そのまま右足でミドルシュートを放ち、見事ボールは逆サイドのネットに突き刺さりました。0−3、横浜が決定的な3点目を奪いました。

 中村選手、スーパーな右足強烈ミドルでした。ゴールからかなり遠い位置でした。マークしていた選手も、ゴールキーパーの順大も左足に持ち替えてからシュートのイメージを持っていたのではないでしょうか。
 相手の意表をつく見事なシュートでした。さすがですね。

 浦和は2枚の選手交代のカードを立て続けに切ります。
 52分、鈴木啓太選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手。56分、平川忠亮選手に代わって梅崎司選手。

 梅崎君は左WBに入ります。宇賀神君は左WBから右WBに。柏木君をボランチに下げて、攻撃的なオプションをとりました。
 このオプション変更でようやく目が覚めた感じの浦和の攻撃。立て続けにチャンスを作ります。

 61分の浦和、右サイドを抜け出したマルシオが横浜陣深くえぐってセンターリング。
 中央で興梠君が右足ダイレクトで合わせますが、惜しくもポストの外。サイドネットにかかりました。

 71分の浦和、興梠君振り向きざまに右足でボレーシュートを放ちますが、相手ゴールキーパーに弾き出されてゴールならず。

 さらに73分、宇賀神君の右からクロスを興梠君がワンタッチでゴール前の元気へ送ります。
 元気は背中越しから、しかも浮き球のパスをそのままダイレクトで右足で振り抜きます。
 枠を捉えていましたが、このシュートも相手ゴールキーパーのファインセーブにあって得点に至りません。

 しかし、浦和の反撃もここまで。
 その後は息切れを起こしてしまい、横浜にボールを回され続けます。
 浦和の選手たちは、ボールを追いかけていく体力も気力もすでに残っていない感じでした。

 アディショナルタイム3分もあっという間に過ぎてゲームオーバー。
 試合は0−3、横浜が勝利を収めました。
 
 スコア通り、横浜の完勝。浦和は為す術なしという感じでした。
 前半の早い時間帯に2点を取られて、その後は相手にうまくボールを回されて、反撃の糸口すら見出すことができませんでした。
 横浜の老練なサッカーにしてやられましたね。
 特に中村選手と中澤選手。横浜の攻守を支える二人の存在感の大きさを見せつけられてしまいました。

 浦和は、一方的にやられてしまったおかげで、現時点での弱点がくっきり浮かび上がりました。 
 守備では、ボランチを含む、ディフェンス陣のレギュラーが一人でも欠けると、とたんに連携がギクシャクしてボール回しが危うくなる弱点がこの試合でも露呈してしまいました。
 失点した直後に集中力をなくし、続けざまに失点を重ねてしまう悪いクセもなかなか治りません。
 バックアップも含めた、守備陣の全体的な底上げは大きな課題でしょうね。

 攻撃では、1トップの興梠君が完全に抑えられてしまったことで、攻め手を失ってしまいました。
 前線へのクサビのパスはことごとく横浜のディフェンス陣に読まれて、カットされていましたね。
 両WBのどちらかがフリーでいる場面が多かったですから、もっと思い切ってサイドチェンジを多用して、両WBを起点にして攻め続けてもよかったのではないでしょうか。
 各チームの浦和対策に対抗するためにも、攻撃の引き出しをもっと増やしておきたいところです。

 今の時期に隠れていた弱点が露わになったことを前向きにとらえ、この敗戦を糧にさらなるレベルアップを望みたいです。

 選手の皆さん、平日にもかかわらずスタジアムに駆けつけて応援したサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 優勝を争う相手に3点差の完敗。たしかに、痛い黒星であることは間違いありません。
 しかし、首位との勝ち点差はまだ「4」。リーグ戦は10試合以上も残っています。
 これからが本当の戦いといえるでしょう。
 2日後の土曜日には、夏の連戦最後の試合が控えています。落ち込んでいても何も始まりません。
 連戦と暑さで、選手たちの疲労もピークに達していることでしょうが、あとひと踏ん張りです。

 優勝するためには、とにかく連敗しないこと。結果にこだわってほしいです。
 このままズルズルといかないためにも、ホームで勝ち点「3」をしっかり確保して踏みとどまりたいですね。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『清水エスパルス vs 浦和レッズ』(’13 第22節)

 8月24日の土曜日。関東は朝から雲の多い天気でした。そのおかげで、連日の猛暑から少し解放されて比較的過ごしやすい一日でした。

 この日、JリーグJ1の第22節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームで清水エスパルスとアウェイ・エコパスタジアムで対戦しています。

 浦和は、前節、ヴァンフォーレ甲府を相手に0−3からの大逆転劇を演じ、貴重な勝ち点「3」を積み上げました。
 その勢いに乗って、連勝を飾りたいところです。

 対する清水は、前節、セレッソ大阪に完敗を喫しています。シーズン初めからなかなか調子が上がらず、下位に低迷しています。なんとか浮上のきっかけを掴みたいところでしょう。

 浦和のスタメンは前節から変更ありません。これで、4試合連続で同じですね。

 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。

 試合は早々に動きました。
 7分の浦和、啓太からの大きなサイドチェンジのパスを受けた左サイドの宇賀神君がダイレクトで中央の興梠君へ折り返します。
 興梠君がポスト役となり、後ろの宇賀神君にパス。フリーで受けた宇賀神君は、ディフェンスラインの裏へ浮き球のパスを出します。
 そこに飛び込んだのは柏木君でした。見事な胸トラップから右足を振り抜きました。1-0、浦和が先制しました。

 啓太、宇賀神君、興梠君、柏木君。4人が完全に連動した、美しい流れの中からの得点でしたね。清水の守備を完全に崩して得点でした。
 柏木君、トラップしたボールが少し流れてしまいましたが、バランスを崩しながらもよく右足でシュートしました。
 
 この先制点は、浦和にとって大きかったです。以降、浦和ペースで試合は進みます。
 浦和は、左WBの宇賀神君が起点となって、再三、清水ゴールを脅かしました。

 浦和は、再び宇賀神君が絡んで追加点を奪います。

 27分、那須君からのロングフィードに宇賀神君が反応します。ゴール前で絶妙なトラップから抜け出してシュート。
 このシュートは惜しくも相手ゴールキーパーに弾かれますが、そのボールに興梠君がしっかり詰めていました。
 スライディングしながら、右足でゴールに流し込みました。2−0、浦和が突き放します。
 
 宇賀神君、ほとんど真後ろから来た難しいボールを、うまく勢いを殺して自分の足元にコントロールしました。
 体のキレが抜群でしたね。この試合2アシストの大活躍。
 本来の持ち場の左サイドだけではなく、ときには中央に切れ込んでシュートを狙う神出鬼没な動きに相手ディフェンダーはついていけませんでした。

 興梠君、基本通りにゴール前きっちり詰めていました。これで、リーグ戦は4試合で3得点。いよいよエンジン全開ですね。

 34分の清水、右サイドからのコーナーキック。平岡選手の叩きつけるヘディングシュートは順大が右手一本で弾き出します。そのこぼれ球を拾った本田選手の左足シュートもポストを叩きました。
 
 前半は結局、2−0で浦和がリードのまま終了します。
 
 前半のシュート数は浦和が9本、清水が4本。このデータが示すように浦和が優勢に試合を進めました。
 浦和は早めに先制点を奪えたことで、後方からゆっくりと組み立てる自分たちのペースで試合をコントロールすることができましたね。
 守備では、清水の1トップのラドンチッチ選手をほぼ完璧に抑えこんで、攻撃の形を作らせませんでした。
 攻撃では、ディフェンスラインからのロングフィードを起点にチャンスを量産しました。
 清水の4バックは、両SBが中央に絞ることが多く、浦和の両WBのどちらかがフリーになることが多いです。
 浦和としては、後半もそのあたりを突いてダメ押しの3点目を狙いたいところです。

 後半開始。
 55分の浦和、右サイド平川君にロングフィードが通ってセンターリング。中央の元気が強烈なヘディングシュートを打ちましたが、わずかにポストの外。

 後半は序盤から、リードされて点をとらなければならない清水が、かなり前掛かりになって攻勢を強めてきています。
 しかし、2点のリードがある浦和は慌てずに、守備の組織を整えて対応します。まったく無理をしません。
 相手ボールのときには、しっかり引いてブロックを作り、マイボールのときには、中盤で奪われてカウンターを受けないように慎重なボール回しを続けました。

 残り20分を切ったところで、浦和はたて続けに3枚の選手交代のカードを切ります。

 71分、原口元気選手に代わりマルシオ・リシャルデス選手。
 79分、平川忠亮選手に代わり関口訓充選手。
 85分、鈴木啓太選手に代わって山田暢久選手が入ります。

 疲れの見えた選手を順次代えて、フレッシュな選手を同じポジションに入れる予定通りの交代。
 ミシャの意図通り、前線では代わって入った選手が活発に動き回って、清水の攻撃はほぼ完璧に封じ込めました。

 アディショナルタイムは3分。浦和は清水に反撃らしい反撃を許さず、そのまま悠々と逃げ切りました。
 試合は2−0、浦和が勝利を収めました。
 
 浦和はスコア通りの完勝です。前半のうちに得点を重ね、相手にほとんどサッカーをさせませんでした。
 終始、安心して見ていられる試合展開でした。

 完封試合は久しぶりですね。相変わらず、セットプレーからの危ない場面は目につきましたが、しっかりゼロで抑えきれたのは大きな収穫ですね。
 特に、自分より10cm以上高いラドンチッチ選手を完封した那須君の貢献度は大です。影のMVPといえる働きでした。

 攻撃では、ロングフィードを多用して、相手の弱点だった両サイドのスペースをうまく突くことができました。
 これから対戦するチームは、浦和対策を十分に研究して試合に臨んでくるでしょう。
 チームによって対策の仕方は様々だと思いますが、この日の清水のように必ず“穴”は見つかります。
 その穴をいかに見つけて、攻略できるかがこれから浦和が勝ち点を伸ばしていく上で大きなカギになりますね。
 相手の戦術を見極めて、素早く弱点を見破ることはもちろん、その弱点を突くべく、攻撃の引き出しをたくさん持っておくことが必要です。

 選手の皆さん、遠方まで足を運んで、暑い中スタジアムで応援したサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 夏休みも終盤戦。選手達の疲労もかなり溜まっているはず。暑さも連戦ももうしばらくの辛抱です。
 3位浦和以外の上位陣が軒並み勝ち点「3」を積み上げられなかったおかげで、上位3チームが抜け出す展開となりました。
 次節は、アウェイに乗り込んで2位の横浜・F・マリノスとの直接対決です。優勝を争うライバルを直接叩き、連勝の勢いをさらに強めたいところですね。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 大分トリニータ』(’13 第21節)

 8月17日の土曜日。関東はこの日も朝から青空が広がりました。
 連日、最高気温が35℃以上の猛暑日に見舞われ、体力的にもかなり厳しいものがありますね。いつまで続くのでしょうか?

 この日、JリーグJ1の第21節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームで大分トリニータとホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は、前節、名古屋グランパスエイトに完敗して連勝がストップしました。
 優勝を狙うためには連敗は許されませんし、ホームでの試合です。勝って上位を追撃したいところ。

 対する大分は、リーグ戦でここまでわずか1勝と完全にドロ沼にはまってしまっています。
 ただ、目標が「J1残留」とはっきりしているため、死に物狂いで勝ち点「3」を奪いにくるでしょう。
 格下が相手とはいえ、浦和は気持ちで負けないようにしたいですね。

 浦和のスタメンは前節から変更ありません。
 
 試合開始。浦和のシステムはいつも通りの3−6−1。
 大分も、3バックに1トップという浦和と同じようなシステムを採用しています。
  
 大分は守備のときに両WBがディフェンスラインまで下がって5バックとなり、その前に4人のミッドフィルダーが並び2ラインを敷き、万全の体制です。
 浦和が、大分の組織的な守りをどう攻略するかがポイントになりますね。

 序盤から、試合は大方の予想を裏切る驚きの展開を見せます。

 先制点はアウェイの大分に入りました。
 12分、大分は浦和ゴール前右寄りのいい位置でフリーキック。
 キッカーの蹴ったボールは、中央に陣取っていた梶山選手の頭に合います。梶山選手のヘディングシュートは、ゴールの隅に飛び込みました。0−1、大分が先制です。
 梶山選手、2人のディフェンダーに挟まれて、後ろに下がりながらのヘディングでしたが、よくコントロールしました。
 
 浦和の動揺したスキを突くように、大分の攻勢は続きます。
 15分の大分が左サイドからのコーナーキック。キッカーの蹴ったボールは低い弾道でしたが、ニアの選手がスルーし、中央の選手が潰れて抜けていきます。
 最後は、逆サイドで待ち構えていた若狭選手がダイレクト左足で豪快に蹴り込みました。0−2、大分が貴重な追加点を奪います。
 順大はボールに触りましたが、シュートの勢いが勝り、弾き切れませんでした。
 当然、ゴール前に浦和も人数はいましたから、逆サイドに流れてしまう前にクリアしきれなかったのは反省点ですね。

 しかし、浦和の“悪夢”はまだ終わりません。
 20分の大分、左サイドからのクロスにニアで松田選手がヘッドで合わせました。0−3、大分が浦和を突き放します。
 松田選手、少し距離があり、しかも難しい角度でしたが、よくコントロールしました。
 ディフェンスの死角から飛び出してフリーでシュートを打った駆け引きのうまさも光りました。
 
 浦和は、わずか8分の間に3失点。あまりに想定外の出来事に、スタジアムの浦和サポもあまりの出来事に何が起こったのか理解するのに時間がかかったのではないでしょうか。

 手痛いパンチを3発食らって、ようやく浦和の選手たちも目を覚ましました。

 21分の浦和、興梠君が大分陣のペナルティエリア内で粘ってキープ、最後はオーバーラップした平川君に預けます。しかし平川君の左足シュートはポストのわずか外をかすめていきました。
 得点には至りませんでしたが、このプレーをきっかけに流れは一気に浦和に傾きます。

 24分の浦和、槙野君が左サイドを駆け上がり、グラウンダーでセンターリング。宇賀神選手がスルーしたボールが興梠君につながります。
 興梠君は、左にボールを動かしシュートコースをこじ開けてから左足を振り抜き、見事ゴールネットに突き刺しました。1−3、浦和がようやく反撃のノロシをあげます。
 興梠君、目の前の2枚のディフェンダーの動きを冷静にかわす動きが素晴らしかったです。

 この1点で勇気づけられた浦和選手の動きがさらに良くなります。
 何度もゴール前に攻め込みますが、人数をかけて体を張って守る大分ディフェンスに防がれてなかなか追加点を奪うことができません。

 ロスタイム、浦和は右サイドを崩して、最後は啓太が右足でダイレクトで狙いますが、これもゴールキーパーの正面を突きゴールならず。

 結局、前半は1−3、大分の2点リードで終了です。

 浦和のシュートは8本、大分のシュートは4本。
 大分は4本のシュートで3点と、超効率的な点の取り方をしましたね。
 浦和にとってはまさに「魔の8分間」でした。
 逆にいうと、大分に攻撃らしい攻撃を許したのは、失点を許した短い時間帯だけということ。
 ピッチ上は風もあり涼しく、コンディションは思ったよりも良さそうな感じです。
 後半ガス欠する心配もないでしょう。2点差ならばまだまだいける点差です。
 浦和は前半終盤の勢いをそのまま持続して、ひたすらに大分ゴールを目指してほしいところ。

 後半開始。
 浦和はハーフタイムで選手交代を行いました。
 45分、原口元気選手に代わって、マルシオ・リシャルデス選手です。

 そのマルシオがいきなり大仕事をやってのけます。
 47分、浦和は大分ゴール前でファールを誘い、フリーキックを得ます。
 キッカーはマルシオ。右足から放たれたボールは、立ちはだかる4枚の壁の上を見事なアーチを描いて越えていき、大分ゴールに飛び込みました。2−3、浦和が1点差に詰め寄ります。
 マルシオ、代わって入ってからまだほとんどボールに触る機会がなかったのではないでしょうか。
 それでも決定的な仕事ができるのは、本当にさすがというしかないですね。

 56分、大分選手がペナルティエリア内でハンドの判定を受けて浦和がPKを獲得します。
 PKのキッカーは阿部君。キーパーの動きを見極めながら、冷静に右足でゴール隅に決めました。3−3、浦和がついに同点に追いつきました。

 押せ押せムードの浦和。「ここで一気に逆転を!」とベンチも動きます。2枚目の交代カード。
 66分、宇賀神友弥選手に代わって関口訓充選手が入ります。
 
 73分の浦和、右サイドからのセンターリングに柏木君が胸トラップから右足を振り抜きますが、相手ゴールキーパーが右手一本で何とか防ぎます。

 75分の大分、右サイドからのセンターリングにゴール前抜け出した松田選手がダイレクトで合わせてシュート。ゴールネットを揺らしますが、これはオフサイド。ヒヤッとしましたね。

 残り時間が20分を切り、お互いにゴール前の攻防が激しさを増していきます。
 一瞬たりとも気が抜けない展開が続きます。

 82分、浦和は最後の選手交代。鈴木啓太選手に代わって山田直輝選手が入ります。
 柏木君をボランチに下げ、直輝を2シャドーの一角に入れて、さらに攻撃的な布陣にして最後の勝負手。
 ミシャのこの試合に懸ける気持ちが伝わってきます。
 代わったばかりの直輝は、前線で執拗なチェイシングを仕掛けます。

 この交代の直後、指揮官や選手たちの想いに呼応するように、スタンドの浦和サポから「WE are REDS」の大合唱が起こります。埼スタが揺れんばかりの大音量が響きます。
 さらには、渾身の「PRIDE of URAWA」のロングコール。久々ですね。思わず背筋がゾクッと震えます。
 サポもここが勝負だとよく分かっています。

 そんな浦和サポの必死の願いが最後に通じました。
 84分、自陣のマルシオから右サイドに張り出していた森脇君にロングパスが通ります。
 森脇君の左足のクロスにゴール前で合わせたのは那須君でした。
 ディフェンダーに囲まれながら、ヘディングで合わせてゴールの隅に流し込みました。4−3、浦和がとうとう逆転に成功します。
 那須君、相手の足に当たりドライブ回転がかかって落ちてくる難しいボールでしたが、屈みながらもよく合わせました。
 今季6点目、すべて競っている場面、ここぞという場面で決めてくれる、本当に頼りになる選手です。

 浦和はその後も攻め続けます。追加点は奪えなかったものの、残り時間とロスタイム5分をきっちり締めました。

 試合は4−3で、浦和が大逆転の末、劇的な勝利を収めました。

 内容的には、浦和は、課題のセットプレーで失点を重ねるなど、守備に課題の残るものでした。
 しかし、3点差をつけられて負けを覚悟した展開から、うっちゃって、勝ち点「3」を確保したことの意味は、本当に大きいです。

 大分は、ボランチのロドリゴ選手と梶山選手を中心にしっかりボールをつないで攻撃を組み立てようとしていました。とても最下位を独走しているチームとは思えない内容でした。
 守備のときは一目散に戻って人数をかけて守り、攻撃はディフェンスラインからしっかりビルドアップして攻める。
 去年の浦和のサッカーを見ているようでした。しかし、この暑さの中これをやり切るのは、体力的に厳しいことは浦和も経験済みです。
 案の定、大分は後半に足が止まって、浦和の猛攻を許しました。

 もし、大分が3点リードした後、他の多くのチームと同じように、ゴール前をガチガチに固めてカウンター一辺倒の戦術をとっていたら、浦和としてはさらに厳しい展開となっていたかもしれませんね。

 それはともかく、選手とサポ、スタジアムが一体となっての大逆転劇。本当に見応えがあるものでした。
 サポも含めての浦和のチームとしての底力をまざまざと見せつけた試合でした。

 お約束となった試合後の選手たちのTシャツパフォーマンス。
 黒地のシャツの胸に黄色の文字で「夏休みの宿題!!8/31集めて埼スタに4万人」とありました。
 どんな展開になっても最後の最後まで諦めずにゴールを目指す浦和のスタイルを続けられれば、案外、簡単に宿題は片付くかもしれませんね。

 過酷なコンディションのなか全力でプレーした選手の皆さん、暑さの中、白熱した雰囲気を作り出したスタジアムの両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 8月も後半に入り、この暑さの中、連戦続きの選手達の疲労もピークを迎えているのではないでしょうか。
 選手たちの「夏休みの宿題」は、勝ち点を積み重ねて優勝争いに踏みとどまること。
 内容ももちろん大事ですが、それ以上に大事なのは結果です。
 この試合のように粘り強く、勝ち点を積み上げて、前を行くチームに離されずに食らいついていきたいですね。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『名古屋グランパス vs 浦和レッズ』(’13 第20節)

 8月10日の土曜日。関東は朝から青空が広がり、真夏の猛暑に見舞われました。
 立っているだけで、汗がじわっと噴き出してくるような蒸し暑さ。厳しい残暑です。

 この日、JリーグJ1の第20節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームで名古屋グランパスエイトとアウェイ・豊田スタジアムで対戦しています。

 浦和は、前節、首位のサンフレッチェ広島に快勝して、優勝争いに踏みとどまりました。
 いい流れをつないで、さらに連勝を伸ばし、今節も勝ち点「3」を確保したいところ。

 対する名古屋は、開幕から下位に低迷していましたが、徐々に本来の実力を発揮して現在4連勝中と好調です。
 来季のACL出場権内3位にいる浦和との勝ち点差は「10」。まだ諦めるような数字ではありません。
 ホームでその浦和を叩いてさらに上を目指そうと気合を入れてくるでしょう。油断は禁物です。
 
 浦和のスタメンは前節から変更ありません。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。

 名古屋の守備は4バックです。ディフェンスラインの位置がかなり高いですね。
 お互い、最終ラインからパスを回しながら、相手のスキを見つけて縦パスを入れようと虎視眈々と狙う、そんな展開が続きます。
 
 26分の浦和、左サイドに展開したボールを宇賀神君がゴール前にクロス。興梠君と柏木君の二人が飛び込みますが、どちらにも合わずにゴールならず。

 名古屋は、左サイド(浦和の右サイド)からの攻撃が多いですね。
 深くえぐってからクロスを上げてケネディ選手の頭に合わせてきます。シンプルですが迫力ある攻めです。
 
 浦和は、このあたりから攻撃のテンポがよくなり、徐々に主導権を握るようになります。

 36分の浦和、カウンターから元気が単騎で名古屋陣内に突進、ファールを受けてゴール前正面の絶好の位置でのフリーキックを得ます。
 柏木君の左足から放たれたボールは惜しくもポストの右に外れます。

 44分の浦和、那須君から出たロングフィードが柏木君に通り、そのボールをワンタッチでゴール前に叩きます。
 柏木君のパスに素早く反応したのは興梠君。右足ダイレクトでシュートを放ちますが、わずかにポストの左に外れました。

 アディショナルタイムに入った45+2分、再び浦和にビッグチャンス。
 左サイドで抜けだした元気が、ペナルティエリア内を中央にドリブルで切れ込む得意の形に持ち込み、相手を引きつけてから柏木君へパス。
 柏木君、至近距離から左足の狙いすましたシュートは相手ゴールキーパーの好守にあって、惜しくもゴールならず。

 前半は0−0のスコアレスで終了です。

 浦和のシュートは7本、名古屋のシュートは1本。
 このデータ通り、内容では浦和が押し気味の前半でした。
 名古屋の守備は、中央はがっちり固めていますが、どちらかのサイドが空くことが多いです。
 浦和としては、空いている方のWBにボールを集めて効果的な攻撃を続けたいところです。

 後半開始。
 
 前半とはうって変わって、名古屋ペースで始まります。
 50分の名古屋、左サイドからのクロスにケネディ選手が左足で放ったシュートはバーをかすめていきました。
 ケネディ選手、完全にフリーでしたが、目の前でワンバウンドしたボールにわずかに合わせきれなかったのでしょう。浦和としては助かりました。
 58分の名古屋、今度は右サイドからのクロスに藤本選手が頭で合わせますが、これもわずかにバーの上。

 浦和は、WBが上がった裏のスペースを突かれてピンチの連続です。
 ちょっと危なっかしいな・・・と思っていたら、案の定、名古屋にそのスキを突かれてしまいます。

 60分の名古屋、カウンターから左サイドで自陣からのロングフィードを受けた小川選手が抜け出し、左足で絶妙なグラウンダーのクロス。
 そのボールに玉田選手が合わせます。
 玉田選手、左足のトラップで順大もかわして、無人のゴールに流し込みました。0−1、名古屋が先制します。

 啓太がスライディングで何とか足に当てましたが、クリアしきれず。わずかに間に合いませんでしたね。残念。
 玉田選手、啓太の足に当ってバウンドが変わったボールを、冷静に左足でコントロールしました。さすがです。

 先制点を奪われて浮き足立っている浦和に対して名古屋がさらに畳み掛けます。

 64分、ゴール前中央でケネディ選手がポストプレーで玉田選手に落とします。
 玉田選手が右サイドを駆け上がっていた藤本選手を確認し、絶妙なタイミングでパス。
 ディフェンスラインの裏に抜け出した藤本選手がワンタッチでゴール前に折り返します。
 このボールを待ち構えていたケネディ選手が右足で難なく押し込みました。0−2、名古屋が突き放します。

 リードを許した浦和は、立て続けに2枚の選手交代のカードを切ります。
 67分、鈴木啓太選手に代わって山田直輝選手。
 73分、平川忠亮選手に代わって関口訓充選手。

 直輝は、久々のJリーグでのプレーです。公式戦は1年4ヶ月ぶりですか。
 おかえりなさい。「浦和の心臓(ハート)」!

 柏木君が一枚下がってボランチに、直輝が2シャドーの一角に入ります。
 関口君はそのまま右WBに入っています。

 前掛かりに攻めるものの、シュートすら打たせてもらえない浦和。
 徐々に焦りの色が濃くなっていきます。暑さと疲労からか運動量も減ってミスも多いですね。

 名古屋は守備的な選手を入れて、システムも3バックに変えて万全の逃げ切り体制を整えます。

 87分、浦和は最後のカードを切ります。
 宇賀神友弥選手に代わって、マルシオ・リシャルデス選手。
 マルシオはそのまま左WBに入り、さらに攻撃的な布陣となりました。
 
 しかし、アディショナルタイムは4分も、名古屋の老練なディフェンス陣に難なくあしらわられて、試合終了のホイッスル。
 結局、0−2で名古屋の勝利となりました。

 どちらが勝ってもおかしくない試合内容でした。むしろ、浦和が押している時間帯の方が長かった印象もありますね。
 勝敗を決めたのは、結局は決定力の差でした。
 浦和にとって悔やまれるのは、幾度かあった決定機を逃してしまったこと。
 サッカーに「たら」「れば」は禁句ですが、前半終了間際の2つのビッグチャンスのどちらかでも決めていれば、その後の展開はまったく変わったものになったでしょう。
 名古屋のガチガチに固めた中央の守りを崩せたことは連携面での成長の証ですが、やはり得点に結びつかなければ、意味がありません。
 攻撃陣には大いに反省してもらって、この苦い経験を次節以降に生かしてもらいたいものです。

 この試合の明るい話題といえば、直輝がようやく戦列に復帰したことでしょう。
 試合勘などは、まだまだこれからでしょうが、体の動きなどを見ている限り、怪我の影響は感じさせないハツラツとしたプレーぶりでした。
 この厳しいコンディションの中、直輝の豊富な運動量とボールを呼び込める動き出しの良さは、浦和の緻密なパスサッカーの大きな支えになりそうです。期待したいですね。
 
 過酷なコンディションのなか全力でプレーした選手の皆さん、蒸し風呂のような気候のなか声を出し続けたスタジアムの両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 この1敗はたしかに痛いです。でも、まだまだリーグは中盤戦。本当の勝負どころはまだまだ先にあります。
 浦和は、今は耐える時かもしれません。1戦1戦しぶとく確実に勝ち点を積み重ねて、上位陣に食らいついて優勝争いに踏みとどまりたいですね。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs サンフレッチェ広島』(’13 第19節)

 8月3日の土曜日。関東は夏らしい青空が広がりました。気温もかなり上がりましたね。

 この日、JリーグJ1の第19節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、夕方からサンフレッチェ広島とホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は、前節、苦しみながらジュビロ磐田に逆転勝ちしました。
 前節の勝利をムダにしないためにも、今節も勝ち点「3」を確保し、首位争いに踏みとどまりたいところ。

 対する広島は、リーグ戦5連勝中と絶好調。攻守がきっちりかみ合って首位を快走しています。
 強敵・浦和をアウェイで倒して、首位固めといきたいところ。

 両チームの勝ち点差は「5」。1位と4位の上位対決。今シーズンの優勝争いを左右する注目の一戦です。
 
 浦和のスタメンは前節から変更があり。原口元気選手と鈴木啓太選手が復帰しています。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。

 試合は早々に動きました。

 5分の浦和、左サイドのタッチライン際からのフリーキック。キッカーは柏木君。
 左足から放たれたボールはゴールから少し離れた位置の興梠君の頭にピタリと合いました。
 上体を反転させてジャストミートしたボールは、必死に伸ばした相手ゴールキーパーの手をかすめてゴールに飛び込みました。1-0、浦和が先制します。

 興梠君、角度のないボールにジャンプしながら、ほぼ真後ろにヘディングする技術的に難しいシュートでしたが、よく決めました。さすがです。

 両チームともカウンターを警戒して、前からプレスを掛けることなく、守備のときにはしっかり引いて陣形を整えます。
 同じシステム、同じ戦術のチーム同士、お互い手の内は知り尽くしています。
 ちょっとしたミスが命取りになることが、両チームの選手たちは十分理解しているでしょう。

 28分の浦和、前線でクサビのボールを受けた興梠君が後方から上がってきた元気にバックパス。
 元気はそのままドリブルで持ち上がり、右サイドを駆け上がった柏木君へスルーパス。
 柏木君はゴールライン際からダイレクトでグラウンダーのセンターリング。
 逆サイドの興梠君が合わせて放ったシュートは相手ディフェンダーに弾かれます。
 しかしクリアは小さく、そのボールを元気がスライディングしながら左足でシュートして押し込みました。2−0、浦和が貴重な追加点を奪います。

 前線の3人のコンビネーションだけで崩しての得点、1タッチ2タッチで素早くボールを回して広島守備陣を完全に翻弄しましたね。お見事です。

 その直後に広島の逆襲。浦和の右サイドをえぐった山岸選手からゴール前の高萩選手に絶妙の折り返しのパスが通ります。
 しかし、高萩選手の至近距離の決定的なシュートはゴールキーパー順大が体を張って何とかセーブ。
 
 前半は2−0、浦和リードのまま終了です。

 前半の浦和のシュートは4本、広島のシュートは2本。
 浦和は、守備がしっかり機能して、そこから効率的に得点を重ねることができました。
 広島のパスコースをしっかり切って、広島に前線のクサビのパスをほとんど通させませんでした。
 相手の1トップで得点源の佐藤選手にまったく仕事をさせずにうまく封じ込めました。
 浦和は、先制点を奪ったことで、自分たちから前に出ていく必要がなくなったのは大きいです。
 広島の出方を見ながら、カウンターからさらに得点を重ねたいところです。

 後半開始。
 
 55分の浦和、右WBの平川君が右サイドを突破し高い位置からのセンターリング。
 ターゲットは中央に待ち構えていた興梠君。
 ディフェンスラインの裏に抜け出し、左足を目一杯伸ばして直接押し込みました。3−0、浦和がさらに突き放します。

 平川君、相手が対応しづらいゴールキーパーとディフェンスラインの間に絶妙のクロスでした。
 興梠君、ディフェンスラインのすき間にうまく入り込んでボールに触りましたね。

 余裕の出た浦和は1枚目の選手交代のカードを切ります。
 63分、怪我から復帰したばかりの鈴木啓太選手に代わって、山田暢久選手が入ります。
 
 66分の広島、右サイドからのセンターリングに佐藤選手がドンピシャのタイミングでヘディングシュートを放ちます。
 枠を捉えていましたが、順大が横っ飛びで右手一本で弾き出しました。

 69分の浦和、今日2得点と大活躍の興梠慎三選手に代わって、阪野豊史選手が入ります。

 広島は、何とか得点を奪おうと前掛かりに攻めますが、焦りと疲れで集中力を欠き、ミスが多く攻撃の形がなかなか作れません。
 逆に浦和は、カウンターから効果的な攻撃を何度も仕掛けて決定機も作りますが、こちらも得点には至らず。

 アディショナルタイムは4分。
 
 93分の広島、コーナーキックから水本選手が豪快にヘディングシュートを決めました。3−1、広島が一矢を報います。
 しかし、広島の反撃もここまで。試合は結局、3−1で浦和の勝利に終わりました。
 
 スコアを見れば浦和の完勝ですが、両チームの実力にそれほどの差があったわけではありません。
 やはり、開始早々に先制点を奪えたことが、第一の勝因です。
 リードした後の浦和は、無理に前掛かりに攻めることなく、カウンター狙いを徹底することができました。
 この暑さの中、ムダな体力を使うことなく、効率的に得点を重ねることができたことは、次節に向けて大きなプラスです。

 ここ数試合、浦和が苦戦し続けた最大の原因も、相手に先制点を与えてしまったことです。
 先制点の重要性を改めて感じさせてくれるゲームでした。
 
 この試合、浦和の守備は終始安定していました。ビルドアップもほとんど問題ありませんでしたね。
 やはり、啓太の存在は絶大ですね。守備だけでなく、攻撃でも効いていました。
 一人の選手が入るだけで、チームはここまで変わるものか、と思い知らされました。
 替えの効かない選手です。怪我だけには気をつけてもらいたいです。

 試合後は、埼スタ恒例の選手も交えた「We are Diamonds」の大合唱。
 選手たちお手製のTシャツには、黒字に黄色く「Jを盛り上げるのは俺達だ主役は譲らん」の文字が書かれていました。
 
 選手の皆さん、蒸し暑い中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 まだまだ暑い夏は続きます。ここを乗り切ったチームだけが優勝の挑戦権を得ます。
 コンディションが悪いなら、悪いなりの戦い方を身につけて、しっかり勝ち点を積み重ねてもらいたいですね。
 
 頑張れ!浦和レッズ!!

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【Jリーグ観戦記】『ジュビロ磐田 vs 浦和レッズ』(’13 第18節)

 7月31日の水曜日。関東は朝から曇りがちでしたが、午後に入ってからは晴れて蒸し暑い一日になりました。

 この日、JリーグJ1の第18節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームでジュビロ磐田とアウェイ・エコパスタジアムで対戦しています。

 浦和は、前節、横浜・F・マリノスに競り負けて2連敗中。首位とは勝ち点差「5」の4位。
 優勝を狙う上で、これ以上引き離される訳にはいけません。

 対する磐田は、16位と下位に沈んではいるものの、至近5試合では負けなしと調子は上向き。
 この試合でのJ2降格圏からの脱出を狙います。
 
 浦和のスタメンは前節から変更あり。宇賀神友弥選手と森脇良太選手が復帰しています。
 東アジア杯から戻ったばかりの原口元気選手はベンチからのスタート。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。
 元気の代わりの2シャドーの一角には梅崎君。左WBには宇賀神君がそれぞれ入っています。

 両チーム、守備を意識して相手の出方を探りあう、静かな立ち上がりです。
 どちらも丁寧にボールをつないで、サイドから崩そうという攻撃の意図はみえますが、精度を欠いてなかなかチャンスに結びつきません。
 どちらにも、決定機らしい決定機のないまま時間が過ぎる、もどかしい展開が続きます。

 前半終了間際、浦和にアクシデント発生。
 梅崎君がヘディングで競った際、相手との接触で軽い脳震盪を起こしてしまい試合続行不可能となります。
 42分、梅崎司選手に代わって、原口元気選手が入ります。

 前半は0−0のまま終了です。

 前半の浦和のシュートは浦和が1本、磐田は2本。コーナーキックは浦和に1本のみ。
 蒸し暑さも手伝って、お互いに牽制しあい動きの少ない45分でした。
 浦和はここ数試合、相手に先制点を許して苦しい戦いを余儀なくされています。
 「先に点を与えてはいけない」という気持ちが強過ぎたのでしょう。
 浦和の生命線でもある両WBの攻め上がりがすっかり影を潜めてしまいましたね。
 後半は、気合を入れ直して、浦和らしい圧倒的な攻撃力を魅せつけてもらいたいものです。

 後半開始。

 立ち上がり、ホームの磐田がサイドを基点に、決定機を何度か作ります。
 
 反撃のきっかけを作りたい浦和は2枚目の交代カードを切ります。
 59分、宇賀神友弥選手に代わって、坪井慶介選手が入ります。
 森脇君が一列上がって左WBに、坪井君は右ストッパーに入ります。

 このあたりから、試合が徐々に動き始め、お互いのゴール前での攻防が多くなります。

 64分の磐田、右サイドからのスルーパスに反応した駒野選手が、ペナルティエリアに侵入し、右足で強烈なミドルシュートを放ちます。
 ボールはゴールキーパー順大の手をかすめて、見事にサイドネットに突き刺さりました。0−1、磐田が先制です。
 
 駒野選手、浦和ディフェンスにできた一瞬のスキを見逃しませんでした。
 絶妙のタイミングで中央のスペースに入り込んできましたね。さすがです。

 点を取らなければならなくなった浦和はすぐに最後の交代カードを切ります。
 67分、永田充選手に代わって、マルシオ・リシャルデス選手が入ります。

 マルシオは2シャドーの一角に入り、那須君が3バックのセンターに、柏木君がボランチにそれぞれ一列下がります。

 浦和の必死の反撃がようやく実ったのは、残り時間10分を切ったところでした。
 83分、左サイド深くで相手との競り合いを制した槙野君が浮き球のセンターリング。逆サイドの平川君がトラップしたボールが、ゴール前にいたマルシオの足元へ。
 マルシオが体を反転させて、必死に右足に当てたボールは、コロコロと磐田ゴールに転がり込みました。

 マルシオは、体勢を崩しながらも、きっちりゴールの隅に流し込めるシュート技術の高さはさすがです。
 
 同点になってさらに勢いに乗った浦和は、逆転を目指して磐田ゴールに迫ります。
 
 アディショナルタイムは4分。
 勝利を諦めないスタジアムの浦和サポからは、「Pride of URAWA」の大合唱も始まりました。
 
 このまま引き分けか・・・と誰もが思ったこの試合。最後の最後にドラマが待っていました。

 93分の浦和、柏木君からのサイドチェンジのパスが相手陣深く左サイドの槙野君へ通ります。
 槙野君は後方から上がってきた森脇君へマイナスのパス。
 ペナルティエリアのすぐ外、フリーでボールを受けた森脇君は、ワントラップし右足で渾身のミドルシュート。
 ボールは相手ゴールキーパーが必死に差し出した手の上を越えてゴールマウスに飛び込みました。2−1、浦和が土壇場で逆転に成功します。

 森脇君らしい思い切りのよい、気持ちでねじ込んだ豪快なミドルでした。
 相手ディフェンスに当たり、いい具合にドライブ回転が掛かったのも幸運でしたね。浦和サポの願いがボールに乗り移ったのかもしれません。

 試合はそのまま2−1、浦和の勝利で幕を閉じました。

 内容的には、浦和が負けていてもおかしくない試合。
 試合の主導権を握っていたのは磐田の方で、浦和は自分たちのサッカーをほとんどの時間帯でさせてもらえませんでした。
 それでも、最後の10分で逆転することができた浦和の勝負強さは本物ですね。評価されるべきでしょう。

 強烈な蒸し暑さの中連戦が続き、コンディションを整えるのが難しい今の時期、何よりも重要なのは「勝ち点を積み上げること」です。
 試合内容で負けていて、自分たちのサッカーができない中でも、きっちり勝ち切ったこの試合の意義はとても大きいです。
 
 とはいっても、課題も多く残ります。
 今節も含めてここ数試合、浦和が苦しい戦いを強いられている一番の原因は、守備の安定感のなさ。
 試合ごとに、ミシャは3バックとボランチのスタメンを変えて試合に臨んでいますが、なかなかしっくりする組み合わせが見つかりません。

 ビルドアップにもたつき、低い位置で相手にボールを奪われてヒヤリとするシーンもしばしば。
 ボール回しに余裕がないため、ディフェンスラインから両WBへの効果的なロングフィードもまったくといっていいほどありません。
 両WBも、自分が上がった後ろのスペースを気になってしまって、なかなか思い切った仕掛けができず、攻撃にも悪影響を与えてしまっていますね。

 柏木君がボランチに下がり、彼からサイドへの効果的な配給ができるようになってから、浦和の攻撃にリズムが出たのは間違いありません。
 実際にこの試合の決勝点は、柏木君のロングフィードが起点となりました。

 怪我で戦列を離れている啓太が復帰すれば、たちまちは解決する問題なのかもしれませんが、ちょっと不安ですね。
 誰が抜けても、安心して見ていられる高い守備レベルを維持できる体制を今のうちに作ってほしいです。
 
 選手の皆さん、蒸し暑い中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 今節からいよいよシーズンも後半戦に突入しました。
 勝ち点を取りこぼさずに、優勝争いにしっかり食らいついて、「勝負の夏」を乗り切ってほしいですね。

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【Jリーグ観戦記】『浦和レッズ vs 横浜F・マリノス』(’13 第17節)

 7月17日の水曜日。関東は相変わらずの強烈な蒸し暑さですが、午後から夜にかけて降った雨が暑さを和らげてくれました。

 この日、JリーグJ1の第17節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームで横浜・F・マリノスとホーム・埼玉スタジアム2002で対戦しています。

 浦和は、前節、川崎フロンターレに完膚なきまでに叩きのめされて久しぶりの敗戦を喫してしまいました。
 優勝を狙うには、連敗は是が非でも避けたいところです。

 対する横浜は、シーズン序盤の調子の良さに若干の陰りはみられますが、首位争いにしっかり踏み止まっています。
 前節首位の大宮を下した勢いで、再び上位いじめを・・・と意気込んでいることでしょう。

 両チームは前節終了時点で、勝ち点も得失点差もまったく同じです。
 総得点数でわずかに上回る浦和が3位、横浜が4位という優勝を争うチーム同士の直接対決。
 白熱した戦いを期待しましょう。
 
 浦和のスタメンは前節から変更があります。マルシオ・リシャルデス選手、森脇良太選手、宇賀神友弥選手に代わって永田充選手、坪井慶介選手、平川忠亮選手が入っています。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。
 浦和は前節の大敗を受けて、守備陣の構成が前節から大きく変わっています。
 3バックのセンターには怪我での長期離脱から復帰した永田君が、右ストッパーにはこちらも久しぶりのスタメン坪井慶介選手が入っています。
 阿部君とコンビを組むボランチの一角には那須君が入って、啓太不在の穴を埋めます。

 まずは守備をしっかりと・・・と意気込んでいた浦和でしたが、横浜に出鼻をくじかれます。

 10分の横浜、右サイドへスルーパスを通し、兵藤選手が中央へ折り返します。そのボールにマルキーニョス選手が頭で合わせてネットを揺らしました。
 この失点でようやく目を覚ました浦和。すぐさま反撃に出ます。

 17分の浦和、相手コーナキックのこぼれ球のクリアボールを興梠君が拾い、そのまま横浜陣内へ攻め込みます。
 興梠君は右に流れながら左サイドを並走していた元気に浮き球のパス。元気がダイレクトで中央のスペースへ折り返します。そこに走り込んでいたのは那須君でした。
 那須君が勢いそのままにダイレクトで左足を振り抜くと、逆サイドのゴールネットを揺らしました。

 クリアボールをしっかりキープした興梠君、フリーの味方選手を確認し、倒れながらもワンタッチでのパスを選択した元気、そして興梠君が右に流れて空いたスペースに走り込んで見事な左足ミドルを決めた那須君。
 それぞれが役割をきっちりこなし、絵に描いたような綺麗なカウンター攻撃でした。

 さらに浦和の攻勢は続きます。
 28分の浦和が左サイドからのコーナキックのチャンス。キッカーは柏木君。中央で阿部君がフリーでヘディングシュート。これはキーパーに弾かれますが、このボールに槙野君が詰めて右足で押し込みました。2−1、浦和が逆転に成功します。
 
 その後も、浦和が試合の主導権を握り、横浜がカウンターで応戦する展開が続きますが、どちらも得点には至りません。
 結局、前半は2−1で浦和リードで折り返します。

 前半の浦和のシュートは8本、対する横浜も8本。序盤は横浜、中盤以降は浦和のペース。
 形は違うものの、どちらも中央からサイドへの展開が攻撃の中心です。
 浦和は1トップの興梠君へのクサビのパスを当ててから両サイドへ展開。
 対する横浜は中盤の中村選手が散らして両サイドからの突破。
 どちらが、自分たちのスタイルを押し出して戦うことができるかが勝負の分かれ目になりそうですね。
 浦和は1点リードのメリットを十分に活用して、切れ味するどいカウンターから追加点を奪いたいところ。

 後半開始。
 
 リードを許している横浜が前掛かりに攻めます。浦和は何とか対応して、カウンターからチャンスをうかがう展開。

 63分の横浜、右サイドからのクロスに合わせた齋藤選手が左足でトラップしそのまま反転しながら右足を振り抜きグラウンダーのシュート。逆サイドのゴール隅に飛び込みました。2-2、横浜が同点に追いつきます。

 同点に追いつかれた浦和は、巻き返しのため選手交代のカードを2枚同時に切ります。
 67分、坪井慶介選手と永田充選手に代わってマルシオ・リシャルデス選手と森脇良太選手。
 マルシオは2シャドーの一角、森脇君はそのまま右ストッパーに入ります。
 柏木君がボランチへ。那須君が3バックのセンターにそれぞれ下がっています。

 71分、浦和は速攻のチャンス。柏木君が右サイドを自陣からドリブルで持ち込みます。
 ゴール前で興梠君、マルシオとつないで、最後は再び柏木君に渡って左足で強烈なシュートを放ちます。しかし、これは惜しくも相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれます。
 
 このあたりから暑さと疲れから両チームとも中盤がなくなり、足を止めたノーガードの打ち合いの様相を呈してきました。
 ゴール前からゴール前へ、目まぐるしく攻守の入れ替わる展開が続きます。

 76分、浦和が3枚目のカードを切ります。梅崎司選手に代わって宇賀神友弥選手。

 勝敗を分ける3点目を取ったのは、アウェイの横浜でした。

 82分の横浜、右サイドからのコーナーキックを得ます。キッカーの中村選手の左足から放たれたボールは、長身の栗原選手の頭に。ドンピシャのタイミングで合わせたヘディングは、順大が上に伸ばした手をかすめてゴールマウスへ飛び込みました。2−3、横浜が再逆転します。

 88分の横浜、カウンターからマルキーニョス選手がフリーで抜け出し左足で強烈なミドルを放ちますが、ポストに救われます。
 浦和はディフェンスラインをかなり高めにとって、カウンター覚悟の捨て身の攻撃に出ていますね。

 アディショナルタイムは4分。
 浦和は同点に追いつこうと必死に横浜ゴールに迫りましたが反撃は実らず。
 試合は結局、2−3で横浜の勝利に終わりました。

 どちらに転んでもおかしくない、内容の拮抗した試合。
 浦和にも横浜を突き放す3点目を取る決定機はいくつかありましたが、そこで決めきれなかったことが敗因となってしまいました。

 逆に、横浜は最後の最後でストロングポイントのセットプレーを活かして得点し、勝負強さを見せつけました。
 経験豊富な攻撃陣が、浦和の守備にできた小さなほころびを見逃してくれませんでしたね。

 優勝を争う上で、この連敗は非常に痛いのは確かです。しかし、収穫もありました。
 一番大きかったのは、啓太が不在のときのオプションとして、那須君のボランチ起用のメドが立ったこと。
 守備面での貢献はもちろん、攻撃参加時のボールを前に運ぶ推進力、ボックス内での決定力の高さは魅力十分です。
 那須君をボランチで起用することで、柏木君を2シャドーの一角として使えることのメリットも大きいです。
 キープ力もあり決定的な仕事ができる柏木君がゴールにより近い位置でプレーすることで、1トップの興梠君へのプレッシャーが分散されて、前線にしっかりボールが収まるようになります。
 個人技があり運動量豊富なマルシオを交代カードのジョーカーとして使えるのも大きいですね。

 選手たちを苦しめる蒸し暑い夏はこれからが本番です。
 チームとして安定したパフォーマンスを保つためには、どのポジションの選手も試合ごとに少しずつ入れ替えて、選手たちに休息を与えながら乗り切っていく必要があります。
 ポジションごとに特長のある選手が複数いて、どんな状況にも対応できる様々なオプションを引き出しを持つことができれば心強いですね。

 結果が出ずに苦しい状況が続きますが、浦和が安定感のある真の強豪チームにレベルアップするために、今は耐えなければならない時期です。温かく見守りたいところです。
 
 選手の皆さん、蒸し暑い雨の中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 
 この連敗で順位こそ4位まで落ちましたが、首位との勝ち点差は「5」。まだまだ挽回は十分可能です。
 この2週間の中断期間に、戻ってきた怪我人も含めて戦術の連携をさらに深めて、チームとしての熟成度を高めていってほしいですね。
 本当の勝負はこれから。連敗のことは忘れて、気分一新、シーズン後半戦に臨みましょう。

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【Jリーグ観戦記】『川崎フロンターレ vs 浦和レッズ』(’13 第16節)

 7月13日の土曜日。午後からは雲が多くなりましたが、それでもうだるような蒸し暑さは続いています。

 この日、JリーグJ1の第16節が各地で行なわれています。
 我が浦和レッズは、ナイトゲームで川崎フロンターレとアウェイ・等々力陸上競技場で対戦しています。

 浦和は、前節、2点リードを許しながらも終盤に粘りを発揮して引き分け、貴重な勝ち点「1」を獲得しました。
 この試合でもしっかり勝ち点を積み重ねて、首位を走る大宮に迫りたいところです。

 対する川崎は、シーズン序盤こそ勝ち星に恵まれませんでしたが、徐々に持ち前の攻撃力を発揮して、順位を7位まで上げてきました。
 浦和を倒して、混戦の優勝争いに名乗りを上げようと意気込んでいるでしょう。

 ともに攻撃力が売りの両チーム。今季のリーグの総得点数1位と2位のチーム同士の対戦に相応しい、点の取り合いを期待しましょう。
 
 浦和のスタメンには変更があります。前節、足の怪我で途中退場した鈴木啓太選手に代わって、マルシオ・リシャルデス選手が入り、平川忠亮選手に代わって宇賀神友弥選手が入っています。
 
 試合開始。浦和のフォメはいつも通りの3−6−1。
 
 川崎の守備は3バックです。
 横一線に並ぶ浦和の前線の5人にしっかりマークをつけ、自由にさせない守りをしています。
 浦和としては、選手が流動的に動いて、何とかスペースをつくり出したいところです。

 立ち上がりから、両チームとも中盤でのプレスを厳しくし、ボールを奪ってからショートカウンターをかけ合う展開です。
 一進一退の攻防ですが、浦和の攻撃は意思の疎通がチグハグで、パスが繋がらず、シュートチャンスすら作り出せません。

 21分の浦和、中央で細かいパス交換、最後はマルシオの強烈な右足のミドルシュートを放ちます。しかし、ボールはポストの外へ。
 これが浦和のこの試合最初のシュート。攻撃の組立てに苦戦している証拠ですね。
 
 注目の先制点はホームの川崎が奪います。
 28分、ダイレクトパスで裏に抜け出した大久保選手がディフェンスを引きつけて、ゴール前でフリーで待ち受けていた中村選手にパス。中村選手は冷静に右足でニアを抜きました。0-1、川崎が先制です。
 ゴールキーパーの順大が手に当てたものの、ボールの勢いが勝り止めきれませんでした。

 与えてはいけない先制点を与えてしまい、動揺した浦和。
 ディフェンスに集中力を欠いてしまい、そのスキを川崎攻撃陣に突かれます。

 30分、川崎は高い位置で浦和ディフェンスから奪ったボールを素早く左サイドのレナト選手につなぎます。
 レナト選手は遠目からフリーで強烈なシュートを放ちます。このボールはポストに弾かれますが、そのこぼれ球が再びレナト選手の足下へ。
 レナト選手は、中央に切り込んで強烈な左足のシュートを浦和ゴールに突き刺しました。0-2、川崎が突き放します。

 立て続けに2失点し、完全に浮き足立ってしまった浦和。
 ボールを失っては、川崎の鋭いカウンターを食らうという悪循環にハマってしまいます。

 43分、細かいパス交換から浦和の右サイドを切り崩し、最後は空いた中央のスペースにボランチの山本選手が走り込んで、右足ダイレクトで蹴りこみました。0-3、川崎が大きな追加点を奪います。

 浦和は集中力が切れてしまったのでしょうか。ゴール前であまりにも簡単にボールを回されてしまいましたね。
 前半終了間際の痛すぎる失点でした。

 結局、前半は0-3で終了です。

 浦和のシュートは4本、対する川崎は10本。スコア通り、川崎の一方的な展開でした。
 浦和は、川崎の3バックの守備を前に前線でまったく起点が作ることができず、決定機すらありませんでした。
 リードを奪った川崎は、中央の守備を固め、ボールを奪ってカウンターという得意のパターンを徹底してくるでしょう。
 浦和としては、川崎の守備を何とかかいくぐって、まず1点を取って反撃のノロシを上げてほしいですね。

 後半開始。
 
 開始早々、点を取りにいく浦和の反撃ムードに、川崎の鋭利なカウンターが冷水を掛けます。

 49分、ディフェンスラインの裏に抜け出した中村選手が、ゴールキーパーと1対1となり、倒されてPKを獲得します。
 PKのキッカーは大久保選手。ゴールキーパーの動きをしっかり確認し、冷静に右足で蹴り込みました。0-4、川崎がダメ押しとなる4点目を決めました。
 大久保選手はこの得点がJ1通算100得点目のメモリアルゴールです。

 とにかく1点がほしい浦和は、選手交代のカードを一度に2枚切ります。
 59分、原口元気選手に代えて矢島慎也選手、梅崎司選手に代えて関口訓充選手が入ります。
 矢島君はそのまま2シャドーの一角に、関口君は右WBの位置に入ります。宇賀神君は右WBから左WBに回ります。

 フレッシュな二人が入ったことにより、停滞していた浦和の攻撃が活性化しましたが、パスの精度の悪さは相変わらずです。
 逆に、川崎に高いディフェンスラインを突破され、何度も決定機を作られてしまいます。
 順大の好セーブやポストに救われなければ、失点はさらに増えていたでしょう。

 アディショナルタイムは3分。
 浦和の必死の反撃も、川崎に抑えこまれて試合終了。結局、0-4で川崎の勝利に終わりました。
 
 実力伯仲、上位チーム同士の対戦・・・のはずが、思わぬワンサイドとなってしまったこの試合。
 勝敗を分けた最大のポイントは先制点でした。

 川崎は先制点を奪ったことで、中村選手を中心としたカウンター主体の効率のよい攻撃に切り替えることができました。
 逆に、浦和は焦りやイライラも手伝って、中途半端な位置でミスパスを繰り返しては、川崎のカウンターの餌食になる負けパターンに陥ってしました。

 そして、何よりも浦和にとって痛かったのは、啓太の不在です。
 攻撃時に4-1-5となる浦和のシステムの「1」のポジションを担当することが多い啓太。
 相手にボールを奪われたときには、スペースを埋めて相手の速攻を遅らせるという重要な役割を引き受けていました。
 啓太不在でバランスを欠いた浦和は、ディフェンスラインとオフェンスラインの間のスペースを川崎に自由に使わせてしまいました。
 川崎の前線の3人、大久保選手、レナト選手、中村選手にいいようにあしらわれてしまいましたね。

 逆に川崎は、ボランチの稲本選手がベテランらしい読みと豊富な運動量で、スペースを埋めたりボールを奪ったりと、ピンチを未然に防いでいました。
 破壊力抜群の川崎の攻撃は、稲本選手の影での支えがあってこそです。
 
 浦和対策を万全にして臨んでくる対戦チーム、異常な暑さに加えて連戦の疲労、さらには怪我人・・・
 それらすべてに打ち勝って、前に進まないと「優勝」の二文字は見えてきません。
 ここが正念場です。チーム一丸となって、何とか上位陣に食らいついていきたいところです。

 選手の皆さん、蒸し暑い中、スタジアムに足を運んだ両チームのサポの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 真夏の連戦も、次節で一旦小休止です。
 この敗戦はすっきり忘れて、ホームでしっかり勝ち点「3」を奪い、気持ちよく2週間の中断期間を迎えたいですね。

 頑張れ!浦和レッズ!!

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プロフィール

ヨッシィー☆

Author:ヨッシィー☆
鉄鋼関係のエンジニアです。

浦和で生まれ、浦和で育った、浦和レッズ・サポ。

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